フリードハイブリッドのCVTフルード交換(+後処理)

ポツポツと必要な部品その他を揃え、その準備を整えてきたフリードハイブリッドのCVTフルード交換作業。
その後、僕が頼ってばっかりのメカニックさん(!)から、ディーラーでの点検・交換作業を勧められ、本気でどうしようか迷っていたのですが・・・。

不要不急の外出を控えるステイホーム週間であること、できるだけ他の人間と接触する機会を減らすこと、仕事が一時帰休でやたら時間だけは余っていること、必要な工具、用具、材料はすでに揃っていること、そしてなにより・・・。

やってみたい

という好奇心(良い言い方をすれば、探究心?)に抗うことができず、子供の日の今日、とうとうCVTフルード交換作業を行なってしまいました。

スキル以外の必要な全ては揃っているわけで、もし最終的にディーラー預けになったとしても、ここまでのコストで経験を買ったと思えばそれはそれで充実したお金や時間の使い方だとも言えますし(モノよりコトを買った、と思えばいいわけですね!)。
もちろん、この作業でフリードハイブリッドの具合が良くなってくれればそれはそれでよしですし、そうでなければディーラーで再度点検や交換等を含めたチェックをしてもらうわけですから、ある意味ダブルチェックになって安心も2倍みたいな・・・?
(ディーラーによってはCVTフルードは2回入れ替えを行なって作業完了とするところもあるそうなので、2回目をディーラーでやってもらう、みたいな考え方も不可能ではない)

というわけで、いざ!
まずはフリードハイブリッドをジャッキアップし、CVTフルードのドレンボルトを緩めてCVTフルードを抜き取ります。

なお、このドレンボルトはエンジンオイルのドレンボルトなどと形状が異なり、ラチェットやスピンナのスクエア部分を直接はめ込む構造になっています。
ずいぶん前に購入していた(実は購入していたことをすっかり失念していた)KTCの9.5sqスピンナハンドル(BS3E)がここで大活躍!(笑)
ボルトに嵌め込み、ガッと力を入れて一気に回します!
締め付けの規定トルクが49N・mなので、何気に固い!
気合で回しましたが、これ、ダメだったらインパクトレンチを使っちゃおうとか密かに考えてました(手、ちょっと怪我しました)。

フルードの交換作業に先立って、交換時のフルードの量をサービスマニュアルで調べておいたところ、そこには2.8Lと記載がありました。しかしいろんな情報(というか、サイト)を見ると、3L越えという話もちらほら
いろんな情報があってよくわからなくなったので、抜き取った量だけ補充することにしました。これが一番問題がなさそうなやり方ですもんね。
排出されるフルードを直接ポイパックにいれず、(エンジンオイル交換で使っていた)3Lジョッキに注ぎ込ませ、最終的な量を確認しようという目論見です!
受けのオイルジョッキをポイパックにつつんでセットしたら、ドレンボルトを抜きフルード排出。時折、注入口のレベルゲージをレベルゲージパイプから抜いて少しでもスムースにフルードが抜けるようにしつつ、垂れがなくなるまで気長に待ちます。

その間にドレンボルトを整えておきましょう。
抜き取ったドレンボルトには鉄粉がびっちり・・・というほどでもないような気もしますが、まぁそこそこモサっという感じで鉄粉が付いているので、これをきれいに拭き取ります。
ついでドレンワッシャを外し、先日ようやくの思いで購入した新しいドレンワッシャに付け替えて準備OK。
しかし、新しいドレンワッシャ(左下写真の下のワッシャ)ですが、全体的に痩せている気が・・・。
装着した状態を見比べてみても、心なしか小さいですねぇ。ま、内径側がぴっちり入っているので大丈夫なんじゃないかとは思いますが、やっぱり多少コストがかかっても純正品にしておいた方がよかったのかな?
(エンジンオイルのドレンワッシャも社外ですが問題ないので多分平気だと思いますが・・・というか、そう思いたい・・・)

フルードの垂れがほとんどなくなったらワッシャを交換したドレンボルトを仮止めしてフルードを止めます。
そうしてからポイパックに包んだオイルジョッキをこぼさないようにゆっくりと引っ張り出すと・・・。

・・・黒い・・・。コーヒーゼリーの元みたいな黒さです。
そしてなぜか3Lオイルジョッキの3L目盛を超えてフルードがなみなみと入ってます。
これ、測らずにサービスマニュアル通りに2.8Lしか入れなかったら足りなかったんじゃ・・・??
ずいぶん以前に、インフォメーションディスプレイ上に要交換みたいなメッセージが出てディーラーで交換してもらったことがありますから、総容量は適切な量で入っていたはず。
そのはずですから、ここは抜き取った分(だいたい3.2〜3.3L)を補充することにします!

フルードを補充する前に、ドレンボルトを規定値でしっかり締め付けましょう。49N・mのメモリにトルクレンチ(CMPB0503)を合わせて締め込みます!
緩めるのも大変でしたが、締めるのも(狭くて)大変でした(笑)

ところでフリードハイブリッドのCVTフルードのレベルゲージ(レベルゲージパイプ)は結構奥まったところにあり、以前手持ちのオイルジョッキで試したところ、まったく届きませんでした。
そもそも、CVTフルードはデリケートで、エンジンオイル交換とかで使ったジョッキを使ってはいけません、とどこかに書かれていたように記憶していたので、それ用にロングノズルタイプのオイルジョッキ(2L)を用意しておきました。
用意したのは古川薬品工業の90-012。大きいサイズ(5L)もあったのですが、大きすぎると取り回しに困るでしょうし、そこに3L近くのフルードを入れたらきっとこぼすだろうかと・・・(^ ^;;
このオイルジョッキに1Lを3回と0.2〜0.3Lを1回入れてフルードを規定量(というか、排出量)補充します。

もちろん注入するCVTフルードはホンダ純正のHMMF。これ以外を使うと結構トラブるらしいという情報もありますし、オイル関係はやっぱり純正が安心ですよね(RVFだって今はちゃんとホンダ純正を入れてますから!)。
それにしてもHMMFってまるでストロベリーソースのような綺麗な赤なんですね〜。これがコーヒーゼリーの元みたいな黒に変わってしまうのか・・・なんか恐ろしいな・・・。

サービスマニュアルによれば、HMMFを交換したらしばらくエンジンを回しっぱなしにしてラジエターファンが2回回るまで待て、とあったのですが、待てど暮らせどファンは回らず(気温は25度くらいあり、直射日光の下で作業していたんですけどね)。
軽くアクセルをあおってアイドリングの回転を上げたりしたのですが、20分程度ではファンは回りませんでした。
ですが敷地内の駐車場で作業をしている関係でいつまでもエンジンをかけたままにはしておけません(車両後方は別宅がありますし)。
一応エンジンはあったまってるんだし、まぁ大丈夫だろうということにしてCVTのレベルゲージを確認。HOTとCOLDの間に入っていればいいはずですから、どうやら問題ないようです(レベルゲージの上下限の印がわかりづらい・・・)。

さて、CVTフルードを入れ替えるという物理的な交換作業が終了したら、次にHMMFメンテナンスリマインダシステムのリセット作業を行います。これをしないととんでもない時にリマインダに指摘されることになってしまいますから。

サービスマニュアルに従い、キーオフ状態からステアリングホイール脇のSEL RESETスイッチを押しながらキーをON(II)まで回し、同スイッチを10秒押し続けます。
すると写真左の表示に変わるので、セレクター等でリセットを選択し、SEL RESETスイッチで決定(ちなみにあと8100kmでリマインダーが起動するようでした)。
すると「メンテナンスリセット完了しました」と表示されてリセット作業は終了、いつもの表示(写真右)に戻ります。
・・・本当は「メンテナンスリセット完了しました」の画面を写真に撮りたかったのですが、間に合わなかったのです(笑)

サービスマニュアルにある作業はここまでなのですが、調べてみるとこの後に「当たりつけ」という作業を行った方がいいという情報が散見されました。
この「当たりつけ」というのはミッション内部のスタートクラッチに新しいフルードを馴染ませる作業で、「すり合わせ」とも呼ぶそう。呼び方は違えど、行う作業は同じです。

  1. サイドブレーキを目一杯引く、ブレーキを目一杯かける、Dレンジに入れてアクセル全開を3秒間キープ
  2. Nレンジに入れて3000回転を20秒間キープ
  3. サイドブレーキを目一杯引く、ブレーキを目一杯かける、Dレンジに入れてアクセル全開を3秒間キープ
  4. Nレンジに入れて3000回転を20秒間キープ
  5. サイドブレーキを目一杯引く、ブレーキを目一杯かける、Rレンジに入れてアクセル全開を3秒間キープ
  6. Nレンジに入れて3000回転を20秒間キープ

を2セット行う、というもの(Rレンジではなく最後もDレンジという情報もあり)。
しかし住宅街にあるマンションの駐車場で、短い時間とは言え空ぶかしを数回行う(しかもアクセル全開!)のは、今回だけとは言っても後々トラブルになりかねません。
なので近くにある広い公園を貫く一本道まで出向き、そこで当たりつけを行いました(この間、当たりつけを行わない状態で走行したわけですが、これだけでもなんか調子いいかも?)。

規定時間、規定回数行ったのでたぶんできていると思うのですが・・・(1の作業時、アクセル全開にしてもエンジン回転数はレッドゾーンまで上がらないものなんですかね?)。

これがおわったら最後にスタートクラッチフィードバックメモリーの学習(初期化?)を行います。これは難しくなく、平坦な道を実走行で時速60kmになったらアクセルをオフにして5秒待てばいいそう。複数回行った方が効果的だそうなので、僕も可能な限りこれを行いながら近場の公園から自分家の駐車場へ引き返してきました。

後半に行った一連の作業「当たりつけ」と「スタートクラッチフィードバックメモリーの学習」ですが、どちらを行っても例えばインフォメーションディスプレイ上に何らかのメッセージが表示されたりするわけではないため、実際のところ適切に行えているのかどうかがまったくわかりません。
心なしかフリードハイブリッドの加減速がマイルドになった気はしますが、これは自分でCVTフルードを交換したという満足感からくるプラシーボである可能性も十分にあるので・・・。

当たりつけはともかく、何らかの学習機能の初期化などは、できれば可視化できるような仕組み(ボタン操作でリセットが行える、みたいな)になっていると、メンテビギナーとしては助かるんですけどね〜。

というわけで、とりあえずフリードハイブリッドのCVTフルード交換作業は完了しました。
あとは実際に乗り回してみて、初動時にクラッチがつながらないあの症状が落ち着いてくれるかどうか・・・ですが、これは少し時間をかけて確認するしかないですね〜。

でも、とりあえずやれることはやったので、ひとまずは大満足なのでした!(笑)

そういえば、こういうのもあるそうなので、仮に問題が解決していないっぽかったら、このSOD-1ってのを試してみてもいいのかも?

2件のコメント

  1. スタートクラッチの当たり付けとか、ネットで出てるんですね
    これやらなくちゃダメなんです
    発進時のジャダーは解消したんじゃないでしょうか
    でもこれやり過ぎるとクラッチが焼け過ぎて要交換となりますのでお気を付けを…
    あとドレンボルトからオイル排出しても全容量は排出し切れないので次回のHMMF交換を早めにやっても良いと思います(画像はかなり汚れていましたからね)
    オイル交換を目的とするのではなく、不具合事象解消の為、または未然に防止する為のオイル交換と意識してれば迷わないですよ

    1. エアNC30 さん

      色々とご助言いただいたのにこめんなさい、好奇心に勝てずチャレンジしちゃいました。
      交換後数回乗ってみましたが、信号待ち(アイドリングストップ)からの発進でガクガクすることもなくなり、
      心なしか変速もスムースになったような気がします(後者は気持ちの問題かもですが、前者は実感できてます)。

      当たり付けは、結構ドキドキでした。
      フリードハイブリッドでフルスロットル(とは言わないか)は経験なかったですし。
      本当は私有地で行うべきだったのでしょうが、事情もあって車通りのない道路でやってしまいました。
      時期的にも情勢的にも公道にはほとんど車両がいませんでしたし、
      たまに通る車がある時にはその車が完全にいなくなってから行うようにしたので、多めにみてもらおうと・・・(^ ^;;

      約6Lの容量に対して抜けたオイルが3Lちょっとでしたから、綺麗さ50%。
      なので僕もまた夏のオイル交換あたりでもう一回交換して綺麗さ75%まであげようかな、と考えてました。
      やっぱりした方がよろしいのですね〜。

      いつもありがとうございます。おかげさまで少しずつできることが増えてきている気がします。
      とても助かっております!

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