オイルパンを取り付ける。でもその前に。

オイルパンは(自分的には満足がいくくらいに)ピカピカになりました(接続面は)。
しかしよく考えてみれば、オイルパンにあれだけオイルパンガスケットがこびりついていたのですから、オイルパンが接続されるエンジン側にだってオイルパンガスケットがこびりついているんじゃないのか・・・?

IMG_1317というわけで確認してみると・・・案の定ガスケットがこびりついていました。
重力に逆らう側だから、オイルパンを叩き落とした時に綺麗に剥がれてくれるのではないかという甘い期待は見事に打ち砕かれ・・・orz

というわけで、RVFの脇に新聞紙を敷いてゴロッと横になりながらスクレイパー片手に作業開始です。
ただ、こちらは抜ききれなかったエンジンオイルがいい感じでガスケットに染み込んでいて、リムーバーなしでも比較的簡単に削ることができました。
もっとも、仮に削るのがもっと大変だったとしても、この場所にリムーバーを吹きつける勇気は、僕にはありませんが・・・(^-^;;

そうして格闘すること数十分。スクレイパーの扱いにもだいぶなれてきたからなのか、結構作業がはかどりました(笑)

IMG_1318これまたなかなか綺麗に削り取れたと思いませんか?
スクレイパーで綺麗にガスケットを剥がしたら、その後最後にやらなければならない作業があります。
それがスクレイパーが残した傷跡を(可能な限り)平坦化する作業、そう、オイルストーンを使っての平面化です。
オイルストーンはあらかじめ(残っていたエンジン)オイルにつけておいたので、これを使ってスクレイパーを当てた面をコシコシと軽く擦っていきます。
これまたあまり力を入れすぎるとダメなんだそうで、やさしーくやさしーーくこすっていきます。
上を向きながら(この作業もゴロッと寝っ転がりながらやっているので)オイルを染み込ませた砥石をあてがっていくので、当然指先はオイルまみれ。
なのでオイルストーン使用中の写真はなしで・・・(^-^;;

IMG_1319

そしてオイルストーンで磨き上げたエンジン部分。なかなかいい感じに磨き上がった・・・んじゃないかな?
しかし、オイルパンの上側ってこんな複雑な(近未来的な)感じになっているんですねー。
滅多に見ることない(もうこの先見ることはないかも?)ので、今のうちにじっくり見ておこう(笑)

さて、エンジン側が終わったら、当然オイルパン側もオイルストーンできちんと面出しを行います。なんて格好良く書いてますが、所詮素人のぶっつけ作業。面出しなんて適切にできるわけがなく、何となくの気分的作業なんじゃないかなーと思いつつも、それでも可能な限り愛情を注いでオイルパンの接続面を綺麗に磨いていきます。

IMG_1320

磨き上げたオイルパンの接続部分。スクレイパーを当ててガスケットを削り終えた時も「綺麗にできたなー」と思いましたが、オイルストーンで研磨するとさらに「・・・綺麗だ・・・」と思えるようになりました。
えぇ、えぇ、もちろん自己満足による美しさ検知が90%以上でしょうとも!

IMG_1321接続面が互いに綺麗になったら、後はこれを結合させてオイルを入れるだけ。
でもオイルを入れるためにはドレンボルトでドレンをしめておかなければなりません。
オイルを入れる段でドレンボルトをしめてもいいのですが、一番やりやすい状態になっている今がオイルドレンボルトを締め付ける好機なのでは!?と考えて、先にオイルドレンボルトを取り付けることにしました。

IMG_1323ドレンボルトが締め付けられたオイルパンの内側。これはレア画像だよねっ!(笑)
それにしても、遮るものがなにもない状態で作業をすると、ドレンボルトを締めるというたったそれだけの作業でもこんなに楽で早くて楽しくなるとは・・・。
・・・でもオイル交換の度にまさかオイルパンを外すわけにもいかないし、エキパイを外すわけにだっていきませんからねぇ・・・。
なお、ドレンワッシャーは当然新品のものに交換しています。これだけはきちんと行うように気をつけてますから(笑)

←これまで自分でできる作業はオイル交換くらいしかなかったからね~・・・。

IMG_1324取り付け作業の下準備がすべて整ったら、いよいよ真打ち登場です。
その名は・・・オイルパンガスケット(新品)!こんな部品でも開封時はドッキドキ♪

IMG_1325封を開けて中身を取り出し、オイルパン側にセット。あ、この色!
なるほど、裏側(というか、表側?)がこういう色だから削り取ったガスケットもこの色だったんだ!

IMG_1326慎重に位置合わせを行い、まずはボルトで仮止めします。この時、ガスケットの輪っかがずれないように気をつけます(ボルトがガスケットの輪をきちんと通るようにする)。

IMG_1327

こんなふうにちゃんと輪っかをボルトが通っている事を確認したら、すべてのボルトをまずは手で締められるところまで締め付けていきます。
オイルパンを締め付けるボルトは(どのボルトもそうでしょうが)締め付けのトルクがきちんと定められているので、最終的な締め作業はトルクレンチを使って行うからです。

IMG_1328すべてを仮止めしたオイルパン。
なんか、このままでも充分いけそう?(笑)

でもこれを規程のトルクで締め付けていきます。
規程のトルクを管理してくれるスーパーアイテムが、こちら!

IMG_1329KTCのデジラチェです!
オイルパンのボルトで使用する値は他の箇所でも頻繁に使用する値なので既にプリセット済み。
そのメモリを呼び出したら締め付け開始です。

IMG_1330すべてを既定値で締め付け終わったオイルパン。ボルトは全部で12本ですから、うまく対角になるように全体をまんべんなく締め付けていきました。
念のため最後にガスケットまわりをパーツクリーナーで脱脂洗浄してオイルパンの取り付けは完了です。

あー、早くエンジンかけてみたい!
でも、まだオイル入ってないし、そもそもフロント側のマフラーがついてない!
今エンジンをかけたらヤヴァイ!!

はやる気持ちを抑えつつ、次の作業にレッツゴーです!

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