エキパイを取り付ける。

オイルパンがくっついたら、すべての取り付け作業が完了した後に速やかにオイルを注入できるように、忘れないうちにオイルフィルターを取り付けておきましょう。

IMG_1331エキパイがないので、ものすごくスムースに取り付けできました(笑)
ラジエータ(のファン)が邪魔なんですけどね・・・。

IMG_1332しかし取り付けやすい!すっぽりと手も入るし、オイルフィルター本体もなんの干渉をうけることなく装着できましたから。V4エンジンしかこんな風に整備したことがないから比較はできないのですが、多分これってすごく面倒くさい構造なんでしょうね~~。

さて、オイルフィルターを取り付けたらオイルまわりの作業は(オイルの注入を除いて)完了です。
引き続き、エキパイ(マフラー含む)の取り付けに入りましょう!
これがきちんと装着できないと色々と大変なコトになりそうですし!

IMG_1333エキパイ側とマフラー側のどちらから作業を始めるべきか迷ったのですが、どう考えたって重いのはマフラー側。
なので、まずはマフラーをステーに仮止めするところから始めることにしました。

IMG_1334仮止めなので、ステーのボルトはゆるゆるですし、固定用のゴムも取り付けてませんし、二本だしのマフラーそれぞれの間にはさむ固定具のボルトも取り付けてません。
ほんとにステーに引っ掛けてあるだけです。
でも逆に言えば、このゆるゆる状態だからこそ、マフラー側の位置をフレキシブルに修正する事ができるので、フロントエキパイとの接続がやりやすくなる・・・ような気がします。

IMG_1335エンジンとフロントエキパイとをつなぎ直す場合は、エキパイガスケットを新しくしなければならないそうなので、購入しておいたエキパイガスケットを手元に用意します。
隣のシリコングリスはエキパイガスケットの焼き付き防止・・・というよりも、エキパイガスケット装着時にエキパイガスケットが少しでもエンジンのガスケット取り付け場所から落っこちにくくなるようにという意味合いが強いのかも。

ところでガスケットを取り付けるということは、エキパイを取り外す前にもガスケットはやはりついていたはずで・・・。でもそんな部品は見かけなかったけど・・・?

と思っていたら。

IMG_1337高圧で圧着され、その後高温に晒されるからなのか、ガスケット取り付け位置にかっちりへばりついていました。
手やプライヤーでこじってようやく取り除くことに成功・・・(^_^;;

なるほど、確かにものすごい潰れ方だ。この潰れ方をするものなのだから、一回毎に取り替えなければダメだといわれるのがわかる気がする・・・。

IMG_1336新旧ガスケット。大きさはほぼ同じですが(当たり前)、色はもうまったく・・・。そして形状も・・・。

IMG_1339今日取り付けるこのピカピカな真鍮色のガスケットも、次に外す機会が訪れればこういう状態になって出てくるのか~。

さて、そうしたらいよいよガスケットの取り付け作業を開始します。これを取り付けないことには、エキパイがつけられませんからね。
まずはガスケットを取り付ける周辺をパーツクリーナーで磨けるだけ磨いて気持ち綺麗にします。
それから新しいガスケットにシリコングリスを塗り塗りして、ガスケット取り付け場所にピタッと押し込みます。

IMG_1340作業はまず奥側(写真では手前側。RVFの左側のこと)からスタートです。
これはラジエータをずらした際に右側が大きく開くのに対して、左側は作業できるほどのスペースを確保できないからです(先に右側をやってしまうと、左側が奥になるためますます作業がし辛くなる)。
エキパイは当然マフラーに向かって下側を這うため、ガスケットを取り付ける場所だって下向きになっています。
なので、素の状態でガスケットを取り付けようとしてもくっつくわけがありません(すぐに落っこちてしまう)。
そこでシリコングリスをぬって、ガスケットが(少しの間)エンジンにくっついていられるようにするわけです。
シリコングリスがないとイライラ倍増、と言われていたのはこういうことだったのですね。

もちろん、シリコングリスで一時的に密着していても、グリス自体はグルーでもなんでもないので、そんなに長時間止まってはくれません。
この後の作業もスムースに行えなかったため(だって初めての作業だし)、何度もガスケットが落っこちてしまい、その都度シリコングリスを塗りなおして押し付ける・・・を繰り返しました。
体感的には、シリコングリスでガスケットを止めておける限界は1分程度でしょう。

この間にエキパイを押し当て、ボルトを締めて仮止めしなくてはなりません。

IMG_1341ボルトにも固着防止用のシリコングリスを塗って、サササッと組み付け、ネジを回して軽く固定します。この時、固定具合が軽すぎると隙間からガスケットが落ちてしまいますので、ガスケットが落ちない程度まで締め付けます。

写真一番手前(つまり一番左側のボルト)がものすごくつけ辛かったです。こっち側はボルトじゃなくてネジ部分も一緒になっている方なので特に大変(これ、ホントにこういう孝蔵なのかな・・・?)。
左エキパイの右側はボルトだけなので、ネジ部分が突起になっているため仮固定して指で締めていくのは比較的簡単だったのに・・・。
ちなみにエキパイの形が非常にぐにゃぐにゃした変な形のため、持ちやすいようにエキパイを回してしまうとマフラー部分と接合できなくなってしまい、それを戻すためにボルトを緩めて・・・なんてことを延々繰り返すことに。
これ、右エキパイでも同様でした。あの独特の形状は仮固定して仮止めするという作業がものすごくやり辛い!(笑)
・・・ま、僕が不器用なだけかもしれませんが。

IMG_1342それでもなんとかエキパイをある程度固定できたら、今のうち(?)にマフラー部分とも仮接続しておきます。
マフラー部分もゆるゆるに留めてあるので、これは比較的やりやすい!
でもまだこの時点ではこの接続も軽く組み合わせただけです。だってまだ右が残っているし・・・(^-^;;

IMG_1343右側のエキパイも同じように作業します。こっちは一応作業上手前側になるので、ほんのちょっとだけやりやすい・・・けど、とにもかくにもラジエータが邪魔(これは左も同様)で、ほんとに作業し辛いったらありゃしない・・・orz
それでもなんとか仮組みしたら、こちらもマフラー側と仮接続。

IMG_1344どちらも仮接続でき、マフラーの位置などを確認して問題がなさそうだったので、この部分を本接続!
要するに、力を入れてグイッと押し込んで接続です。

IMG_1345これって、ホントはここにも何か(グリースとか?)塗った方がよかったのかな?

でも、とにもかくにもこれで一応はエグゾーストの形は出来上がってきました。その証拠(?)に。

IMG_1346オイルドレンボルト取り外し時のへこみもほぼぴったりの場所にきています(笑)

ここまできたら、いよいよ作業は最終段階へ入ります。
まずはフロントエキパイのボルトを規程トルクできちんと締め付けます。
しかし全部で四本あるボルトのうち、トルクレンチを使って既定値で締め付けることができたのは三本だけでした。
一番左にあるボルトはどうしてもトルクレンチが入らず、ここだけは感覚を頼りに手作業で締め付けざるを得ませんでした。
ダイジョブかな・・・???(~_~;;

ところで。
この作業を行っていた時に、不注意にもトルクレンチが手から滑って下に落ちてしまいました。
もっとも、締め付けていたのはエキパイのボルトですから、高さはそんなにない・・・はずだったのに!

IMG_1347ぐはぁっ!!
・・・割れた・・・orz
ま、幸い(?)にも割れたのは外側のガワだけで、中の電子部品は問題なさそうですし、液晶も割れずに済みました。しかしこれは結構凹むな~~~~OTL

IMG_1348でも、その甲斐(?)あって、ボルトはきちんと固定されているみたいです。
とりあえずは、ま、いっか。。。

エキパイがきちんと取り付けられた事を確認したら、最後にマフラーまわりを固定します。
マフラーまわりの固定作業は難しいことはなにもないんですが、唯一あげるとすれば、これかなぁ。

IMG_1349マフラーと、マフラーステーに取り付けるためにマフラーを被う金具との間に入れる、ズレ・振動・傷防止のゴム!
このゴムを金具にかませてマフラーを挟み込むようにして取り付けるのですが、はさみつける過程でマフラー本体との間に摩擦力を生じ(だってゴムですから)、はさみつけて閉じる部分でゴムが盛り上がってしまったりするんですよね~。
ま、これは本質的な問題ではないので、分かる人だけ分かってくれればいいんですが・・・(^-^;;

IMG_1350さて、こうして無事にマフラーの固定も終了したら、外した部品の組み付け作業はすべて完了です。
後は(走行会のじゃんけん大会でもらった)エンジンオイルと、不足分を買い足したエンジンオイルを注入するだけです。
今回はオイルフィルターも交換しているので、トータル2.5L使用します。
1Lで売っているのだから、使用量もリットル単位にしてほしいですね。。。

さて、そんなこんなでオイルの注入も完了、これでいつでも走り出せる状態になっているはずです。
しかし、エンジンをかけて大丈夫でしょうか。
いきなり爆音がしたりしない?
オイルがにじみ出てきたりしない?
色々な不安が頭をよぎりますが、始動させてみないことには始まりません。
恐る恐るイグニッションをONにし、エンジンをスタートさせると・・・。

IMG_1354一発でエンジン始動!聞きなれたエグゾーストノートが心地よく響き渡ります。どうやらエンジンは問題なく回ってくれているようです。

IMG_1352その状態でまずはエキパイ周辺の確認から。軽くてをあてがって見ましたが、排気漏れなどはなさそうです。

IMG_1353反対側も問題なさそう。異音もしませんし、すすが出るようなこともありません。これなら大丈夫そう?

最後に。

IMG_1355こちらもオイルがにじみ出たりもしていません。また、マフラー部との接続部分も気体が漏れ出ているようなこともありませんでした。
ということは、どうやら作業は無事に完了したようです。

後はカウルを取り付けて・・・となるのですが、実走行させてみないことには不安も残ります。
少しこのままにして状況を確認しつつ、時間が取れたら軽く試走してみることにしましょう!

丸一日がかりの作業になってしまいましたが、いやー、充実した一日でした♪

2件のコメント

  1. こんばんは♪

    ちゃんと書き込めてるか少々不安ですが!?

    ちょっとテストも兼ねて書いてみますf(^_^;

    中々、凄い事をやってますねぇ♪

    私も見習いたいものです♪

    Boota_chanさんのページは細かく記されてるから中々、勉強にもなりますd(⌒ー⌒)!

    1. Black angel さん
      こんばんは!
      コメント投稿、ありがとうございます!
      先ほど承認したので、これから先のコメント投稿は普通に反映されるはずです。
      お気軽になんでも書き込んでくださいね!(笑)

      いやー、バイクが好きなのはまちがいないんですが、恥ずかしながらメカの知識とかなくて(勉強もしなかったので)、
      些細な事でも細かく記録しておかないと不安なんですよね~。
      日常的にいじっている人から見たら、なんて幼稚な事を・・・と思われてしまうかもしれないんですが・・・。

      まぁ、できるところからコツコツやって、できそうにないところはちゃんとプロに任せよう、と割り切って考えるようにしてます(笑)
      これからも少しずつ自分でできるメンテの範囲を広げていきたいなと思ってますので、よろしくお願いします!
      ・・・まずはフューエルコックですね(笑)

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