今年最後の親孝行旅行〜銀山・苗場・松之山〜 01:初日(東京〜銀山温泉)

今夏、関東の雄である上高地帝国ホテルに宿泊したわけですが、そんな今年を締めくくる旅行として、同ホテルと双璧をなすであろう関西の雄、奈良ホテルへの宿泊を計画していました。
以前に宿泊したことはあるのですが、それはもう随分と前のことなので・・・。

しかし。

などの複合的な理由(笑)から、今年最後の旅行は雪を求めて東北地方をめぐる計画に変更。

そこで有休と公休を組み合わせ、12月18日〜21日までの3泊4日で今年最後となる親孝行旅行に行ってきたのでした。
埼玉県・栃木県・福島県・宮城県を通って山形県(銀山温泉)で一泊、同県から福島県を経て新潟県(苗場)で一泊、さらにそこから比較的近場で日帰り入浴のみしたことがある松之山温泉(新潟県)で一泊し、群馬県を経由して帰京するというルートです。
母を連れて行くので、もちろんRVFではなくフリードハイブリッドでの旅行です。ってゆーか、そもそももうRVFで東北地方は無理ですから!(笑)

前日までに給油や荷物の積み込みなどを完了させておき、18日、晴れ渡る東京の青空を見ながら外環道→東北道で最初の宿泊地、銀山温泉目指して出発です!

9:00AM頃にのんびり実家を出発、和光ICから外環道に乗って川口JCTへ、そこから浦和料金所を経て東北道に入ります。
東北道走るの、なんか久しぶりな感じ!(笑)

その東北道では最初に栃木県の上河内SAに立ち寄りました。先は長いのでまずはトイレ休憩も兼ねてドライバーのリフレッシュです。フリードハイブリッドはRVFと違って200km毎に給油の必要がないため、気をつけないとひたすら走り続けることになってしまいます。
休憩はこまめに取らないと、危険ですからね!

栃木県といえば那須、那須といえば御用邸。御用邸といえば・・・やっぱり銘菓(?)「御用邸の月」ですよね〜。
この「萩の月」もどきの味わいが、たまらない!(笑)

もともとの計画段階ではこの上河内SAあたりでお昼ご飯の時間になるかな?と想定していました。その場合、お昼に餃子を食べることができるのでいいかも♪と思っていたのですが、時計を見れば時刻はまだ11:00AM。お昼ご飯を食べるにはちょっと早すぎるので、ここでは御用邸の月(と、なぜか干し芋)を買って、先に進みます。
今栃木県ですから、次の休憩は・・・福島県に入ってからですかね〜。

そして入りました福島県。思い出深い白河ICを通り過ぎ、郡山ICを過ぎたあたりで時刻はそろそろお昼に差し掛かりました。
では、ランチも兼ねて少し長めの休憩をどこかのSAで取ることにしましょう!

というわけで、立ち寄ったのは安達太良SA。

ウルトラマンがお出迎えなのですが・・・なんでだ?
そんな疑問をよそに、まずはSAの建物内へ。
1階のフードコートで手早く食事を済ませなければならない理由が今回は全くないので、せっかくですから2階にあるレストランで食事をとることに。
なお、エレベーターも設置されているので、母でも2階のレストランに行くことができます。
その2階のレストラン「あだたら亭」に入ると、階下のフードコートとは違って結構空いています。これならのんびりと食事を楽しむことができそうです。
なにか地のものはあるのかな?

美味しそうだったので迷わず輪箱飯の定食にしてみたのですが、輪箱飯って福島県の名物だったっけ??
調べたところ、伊達鶏という鶏肉が福島のブランド鶏で、そのお肉を使っていることがわかりました)
ま、そうでないとしても、お料理はとても温かく、輪箱飯も豚汁もホクホクと美味しくいただけました(ちなみに母は鍋焼きうどん)。
今日は結構寒いので、こうした温かいお料理はいいですね〜(^ ^)

お会計場にあったウルトラマン。なんであちこちでウルトラマンがお出迎えなのか、その謎がここでようやく解けました(笑)
円谷監督がこの辺りのご出身だったんですね〜。勉強になりました。

食事も終えて体も芯から温まったところで(食事中は汗までかいてしまった!)、少しSA内をぶらぶらします。
せっかく安達太良SAにいるのですから・・・。

安達太良SAから安達太良山を臨むことができるそうなので、展望台に行ってみることに。
結果的には安達太良山は雲に隠れてしまっていましたが、なかなかの絶景でした。
しかし、肉眼でこの風景を見ると、安達太良山などの山腹は手前にある建物と比較してその3倍程度の高さがあるように見えたのですが、写真にするとこの通り、山の高さは建物のほぼ2倍。
地平線近くにある月が大きく見えるのは目の錯覚なわけですが、山が大きく見えるのも目の錯覚であることを改めて認識です(笑)

ところで安達太良SAは福島県。福島県といえば、言わずと知れた銘菓がありますよね。それも、二つ!

言わずと知れた、柏屋の「薄皮饅頭」と三万石の「ままどおる」。福島に来たら、これは絶対にはずせませんよね〜。
なのでSAの売店で迷うことなく両方購入です。
・・・そして早速ままどおるは食べてしまった・・・(^ ^;;

あ゛〜〜〜、超満足♪

福島県を堪能したところで(笑)先に進みましょう。次のチェックポイントは、最後の休憩SA/PAとなる場所がある宮城県です。
東北道を大衡ICで降りるので、そこに近すぎない程度に手前にあって比較的大きいところを選択した結果、導き出されたのが菅生PA。懐かし〜

ところでなぜ大きめっぽいPAにしたかというと、上河内PAで「もどき」を食べたので、やっぱり本物も食べたいなと思ったから。
そう、宮城といえばこれまた言わずと知れた銘菓「萩の月」ですからね〜。菅生PAから仙台はあと少しですし、ここいらでは一番有名(だと思う)なPAですから、きっと萩の月が置いてあるはずだと考えて、ここを最後の休憩ポイントに選定したのです。
したのですが・・・。

結論から言うと、こちらでは萩の月は扱っておりませんでした・・・orz
確かに、薄皮饅頭だって福島県の全てのSA/PAで扱われているわけではありませんものね〜。
もしかしたらSAだったら取り扱いがあったのかもですが、宮城県に入ってから大衡ICまでの間にはSAはありませんし(手前にあるのは国見SAですが、こちらは福島県)、これは仕方がないかもですね。事前にiPhone5Sで取り扱いSA/PAを確認しておけば良かったのかも。

そんなわけで菅生PAは軽くトイレ休憩だけとなったのですが、実はここ菅生PAに着く少し前にケータイの呼び出し音がなりました。特に「電話」がかかってくる心当たりがなかったのですが、ちゃんと留守電にメッセージが吹き込まれており(なった時は運転中で電話を取れなかった)、確認すると今日宿泊するお宿からの電話でした。
そこで菅生PAを出発する前に折り返しで連絡を取ったところ、Webで説明されている「車での来訪」と少し異なる部分があるとのことで、その説明を受けました。
なるほど〜。

電話での説明を受け終わったので、菅生PAを出発しましょう!
ここから一気に大衡ICまで走って東北道を降り、県道を抜けて国道347号線に進み、同国道を山形方面に走ります。

東北道を走っている時はそうでもありませんでしたが、一般道に降りて山形方面に向かうに従って、少しずつ雪深くなってきました・・・。

山形県との県境まであと少しという場所でちょっと車を降りて周りを散策。後々調べたところ、どうやら漆沢ダム湖畔公園というちょっとした広場のようでした。

だんだん雪が深くなってきて、付け替えたばかりのWM01がいい仕事をしてくれるであろう期待が高まってきます♪

枯れ木に花を咲かせましょう・・・とはよく言ったものです。本当に枯れ枝に花が咲き誇っているみたいです。

関東地方とは違って空はだいぶ雲で覆われていますが、それでも青空が顔をのぞかせ、あたりはほんのり明るい感じ。でもここはもう山間部。これからあっという間に日が暮れてしまうでしょう。
今現在の時刻はだいたい16:00。
今日宿泊する銀山温泉の旅館のチェックイン時刻は18:00でお願いしてありますから、まだ少し時間にゆとりはあります(そして銀山温泉までの距離はあと一息くらい)。ですがこの先もっと雪が深くなるかもしれませんし、暗くなってしまえば少なくとも運転しづらくなることだけは確かです。早めに行動するに越したことはありません。
外気にさらされて身も心も目覚めたことですし、出発しましょう!

道中、さすが東北と思わされるような景色を眺めつつ、今日の目的地である山形県に入り、いよいよ銀山温泉の入り口まで無事にたどりつきました。

交差点名はそのものずばり「銀山温泉入口」なのですが、ストビューで見るとそうした交差点名は掲示されていませんでしたから、最近になって設置されたのかも。ちょうどJR東日本でも「ワンダFULL 冬の銀山温泉」ってキャンペーンをやっていますし、観光客の誘致に力を入れているのかもですね。

で、この交差点を銀山温泉方面に道なりに進み、しばらくすると事前に電話で説明を受けていたとおり、本日宿泊するお宿「旅館 藤屋」さんの駐車場が見えてきました。
銀山温泉のいわゆる温泉街は車両乗り入れ禁止なので(そもそも車両が乗り入れられるような道幅ではない)、旅館まで車で行くことはできません。
そこでこのような離れた場所にある駐車場に車を止めて、宿の方に迎えに来てもらうのです。と言っても、その送迎の車だって旅館前までは連れて行ってくれません。送ってくれるのはあくまで銀山温泉の温泉街入口までです(そしてそこからお宿までは徒歩で移動するしかない)。

駐車場に車を止めたら宿に連絡を入れ、お迎えが来るまでしばらく待ちます。
その間、駐車場から見える白銀を楽しんだり、足の下の雪の感触を楽しんだりして待ちます。しかし不用意に足を踏み入れるとこんな具合にはまってしまいます(笑)
雪深いっ!

そして待つこと数分。お迎えの車が到着したら荷物を持って(正しくは持ってもらって)車両に乗り込みます。事前の電話で説明を受けましたが、ここでも改めて説明されました。
「忘れ物をすると取りに戻るのが大変なので、忘れ物がないように注意してください」と・・・(^ ^;;

お迎えの車で走ること数分、銀山温泉の温泉街入口に着きましたが、ここからは徒歩での移動です。
幸いなことに雪は降っていなかったので傘などは必要ありませんでしたが、ここから雪の残る足場の悪い道を歩かなければならないため、両手に杖をつかないと歩けない母にはなかなか大変です。
銀山温泉が規模の小さな温泉街でよかったです。この入口から宿泊する藤屋まではさほど距離がなかったため、母も(少し疲れたようですが)ゆっくりと歩いてたどり着くことができました。

さて、チェックイン手続きを済ませたら、お部屋に案内してもらいます。

通されたお部屋は、まるでデザイナーズルームのようなおしゃれなお部屋でした(今回のプランはお部屋お任せのプランだったので、どのようなお部屋に泊まるのかは事前にはわからなかった)。
しかし、中年息子が老年母を連れて泊まるには、ちょっとおしゃれ過ぎます(笑)

今回宿泊する旅館藤屋は部屋数が8つのみ。
そして温泉(お風呂)もいわゆる大浴場はなく、貸切の個室のお風呂がそれぞれ独立して5つあるという構造です。
この貸切のお風呂は、先客がいなければどのお風呂に入っても構わないというゴージャスな仕様!
5つのお風呂それぞれがイメージの異なる様式になっているそうです。楽しみ!
なお僕が宿泊した時は我々を含めて6組の宿泊とのことだったので、これならお風呂がかち合うことはなさそうです。

さて、そしたらご飯前に早速僕と母それぞれ貸切風呂を堪能することにしましょう!

僕が一番最初に入ったのは、地下に降りていく石風呂。
素っ裸になって石段を降りていくと、そこに湯船が。
貸切風呂なのでとてもこぢんまりとしています。ただ、石(というか、コンクリート)に囲まれた地下空間、それもどちらかといえば圧迫感を受けるような小さいお風呂なので、なんとなく拷問室みたいな印象を持ってしまいます・・・(^ ^;;
でも、お風呂はとても気持ち良かったです。湯温もさほど高くなく、天然水でうめる必要はありませんでした。
ここを皮切りに、5箇所全てのお風呂を制覇したいところですが、できるかな?(笑)

のんびりとお風呂に浸かって体を奥から温めつつ前進を洗い流してきれいさっぱりしたら、旅行のもう一つのお楽しみ、お食事の時間です(^ ^)

藤屋では食事は原則お部屋食なので、仲居さんがお部屋に食事を運んでくれます。ちなみに仲居さんは外国籍の方でしたが、街中で見かけた宿泊客の半分以上が外国人であることを考えると、ネイティブスピーカーの従業員がいた方が何かと便利なのかもしれませんね。
もちろんその仲居さんは日本語もバッチリなので、話が通じないというようなことは全くありませんでした。

食べるのに夢中になってしまったため、食べ始めてから写真を撮り忘れたことに気がついたりしたものもあってナンですが(笑)、全て美味しく平らげました。
写っていませんが、もちろん生ビールで乾杯もしました(おかわりもしちゃいました)。

一通り食事が済んでゆっくりしていると、お部屋にお布団敷きの方が来てお布団を敷いてくれます。さぁ、こうなればあとはゴロゴロするだけ・・・なのですが、せっかく銀山温泉に来ているわけですし、なんと言っても銀山温泉は夜景が売りの温泉街です。
これは撮影しないわけにはいかないでしょう、たとえ撮影機材がiPhone5Sしかないのだとしても!(笑)

というわけで、一人でぷらっと銀山温泉温泉街を散策しました。

銀山温泉の入口から(冬季に行くことのできる)どん詰まりまで、撮影しながらかなりのんびりぶらぶら往復して歩いても、1時間かかるかかからないかくらい。
その間に雪が降ったり止んだりしましたが、天候はどうであれ、ただひたすら寒い!
これ、バッテリー交換前のiPhone5Sだったら間違いなくバッテリーアウトしていましたね〜。本当に交換してよかった(^ ^;;

さて、この寒空の下で街中を歩き回れば当然に体は冷えきります。ダウンジャケットを着ていようが、オーバーズボンを履いていようが、そんなものでは太刀打ちできないくらいに寒いのです。
となれば、戻ってきてやることは一つですよね!(笑)

あ〜、あったまる〜〜(^ ^)
さぁ、これで2/5をクリアだ!
あと1日で残り3つ、制覇なるか!?(笑)

フロントをほんのりと照らしていたガラスのライトに見送られながらお部屋に戻ります。
もうお布団は敷かれていますから、ホカホカの体が再び冷えてしまう前にサクッとお布団に潜り込んで、もうあっという間に夢の中へ・・・。

二日目に続く

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