冷蔵庫用のコンセント増設工事02:コンセント側工事

道具と用品は揃ったので、早速工事を開始します。
リフォーム当時からずっと温めていた企画だけに、何気に張り切ってます!(笑)

まずはスイッチボックスを当てて、罫書き線を引きます。水準器を当てて水平を出したほうが美しいのですが、冷蔵庫のためだけのコンセントで、しかも設置後は冷蔵庫の上(しかも後方)にくるため、ほとんど目にすることも(ましてや使うことなど)ないコンセントになるので、まぁ目測でいいかと・・・(^_^;;
自分ちですし、ね(笑)

うん、ほぼ水平でしょう!
罫書いたら、これをくり抜きます。くりぬいたら・・・もう後へは引けません!

エアコン設置工事の時にも活躍した鉄鋼用ドリルがここでも活躍します。

4箇所に穴を開け、あとはこれを切断してくり抜きます。切断するのに、通常のノコギリでは刃が入らないので、小さいノコギリ(引き回しソーというらしい)を用意しておきます。

僕が使用したのは、KAKUDAIというメーカーの引き回しソーで、606−600という型番のもの。替え刃式のタイプです。机の拡張を行った時に必要で購入しておいたものです。
どこの製品がいいのかわからなかったので、一番取り回しのよさそうな製品を購入しました。

石膏ボードなのでくり抜きにはさほど力も必要ありませんでしたが、石膏ゆえにかなり切りくずがでます。
それと、くりぬいた部分を奥側に落っことさないように気をつけながら引き抜きます。落としたら回収のしようがありませんから・・・。

埋め込みボックスをはめて具合を確認します。くり抜く穴が大きすぎると耳と引っ掛けで固定することができなくなりますので、小さめに開けて、入らない場合は少しずつ穴を拡張していったほうが無難でしょう。実際僕はそうしました。

ボックスが取り付けられることを確認したら、続いて天井裏の確認です。ここを引き回して、ボックスから見て一部屋向こうにあるブレーカーまでVVFケーブルを送り込むからです。

天井裏を覗けるようにしたら、先ほど開けた穴からVVFケーブルを天井裏に送り込んでいきます。
この箇所のリフォームの時に、この壁が2枚の石膏ボードを使い、間を空間にして製作されていたことは見ていたのでケーブルもスムースに送り込めるに違いない・・・と予想していたのですが、これがとんでもない!
実際、天井裏までケーブルを送り込むのにものすごく手間取ることに。
結局、壁そのものは空間を使って作成されていますが、天井裏との接続面も同様にボードなどでふさがれているらしく、かろうじて見つかった隙間からケーブルを無理やり送り込まなければなりませんでした。
しかしこのスペースはどうやら少し曲がりくねっているようで、かろうじてケーブルの頭を天井裏まで送り込むことはできたものの、この段階で穴からケーブルを押し込んで送り込むのは無理になってしまいました。

ムーミンに出てくるニョロニョロのように、かろうじて頭が見えているVVFケーブル。これを、現在覗いている覗き穴の方まで引っ張ってこなければなりません。
しかし天井裏は狭く、僕が入り込んでケーブルを引っ張るのはちょっと無理そう。
そこで。

久々にネジザウルス登場!(笑)
前に買ったものの結局使わなかった細長い木材の先端にネジザウルスをつけ、反対の取っ手に針金をつけて手元でクロスさせ、引っ張るとネジザウルスが閉じるようにしました。
これを天井裏覗き穴から差し込んでケーブルをつかみ、引っ張る作戦です。

途中引っかかったりしましたが、最終的になんとか引っ張りあげることができました。
しかし、このやり方って本当はケーブルを痛めるからマズイですね・・・(~_~;;

気を取り直して、続いてコンセントボックスの作成に入ります。
まずは埋め込みボックスの通し穴(ケーブルを通す)を開けます(プルタブのように、手で簡単に取れます)。

バリや縁でケーブルを痛めないようにゴムブッシュを取り付けます。このゴムブッシュも、練習材料に入っていたものです(笑)
あの教材セット、結構便利かも!

教材を使って練習した時に加工したコンセント(運用枠)を合わせてみます。VVFケーブルの加工があるので、まだ位置合せだけです。

化粧カバーも問題なく取り付けできそうです。ってゆーか、規格に則っているのですから、つけられなければいけないのですが。

そしたらVVFケーブルを加工して、コンセントにケーブルを接続できるようにします。
まずは皮膜を取り除きます。

VVFストリッパーは本当に便利です。これでサクッと外側の皮膜を剥くことができます。

中からケーブルが、さらに皮膜に覆われた状態でコンニチハ!
ちなみに、白い方が接地側です。PCとかのケーブルは(たしか)黒がGNDになるので、気をつけなければいけません。

長さを測り・・・(本当はメジャーできちんと測ればいいのでしょうが)。

再度皮膜を剥き・・・。

差し込む銅線の長さを切りそろえたら準備完了です。

剥いたケーブルをボックスのゴムブッシュに通します。

こんな風になるわけですね。そしたらいよいよボックスを固定します。

この部分と、その対角線上にあるネジを回していくと、耳が外側に90度倒れて手前側に進んできます。
そして引っ掛け部分とその耳とで石膏ボードを挟み込んで固定するわけですね。

固定完了。あとはここにコンセント(運用枠と化粧カバー)と取り付ければ、こちら側は完成です。

コンセントの裏側をよく見て、Wのある方を確認します。Wのある方が接地側になるからです。

なので、接続はこうなります。今回は一口コンセントなので、これで接続は完了。これをボックスに取り付けます。

ボックスの(運用枠固定用の)ネジで運用枠固定します。このネジは、ボックスを取り付ける前に外しておいた方が無難です。

化粧カバーの台座部分は、そのネジを運用枠の取り付け位置に合わせて締めるだけで簡単に取り付けられます。あまり強いトルクで締付けると樹脂の化粧カバーは簡単に割れてしまうので、ゆっくりゆっくり取り付けます。

最後に化粧カバーをはめ込んで、完成です!
若干コンセントの口から化粧カバーが浮いてしまっていますが、まぁ実用上問題はないでしょう!・・・たぶん。

こんな感じで、冷蔵庫の上側後方にコンセントが設置されました。ここから冷蔵庫の電源が取れれば、キッチン足元を這っていたコードの類がなくなるのでスッキリしますね!

次はいよいよブレーカー側の工事です!

3件のコメント

  1. コンセントがフルカラーでカバーがコスモシリーズですとコンセントが沈み込んでしまいます(経験済み)調べるとフルカラー用のコンセントとコスモシリーズのコンセントは2mm高さが違ったのです!

    1. CHOPM4N 様

      はじめまして、有用な情報をありがとうございます。
      規格ものなので、サイズは全て統一されているものだと思っていたのですが、そうではなかったのですね。
      だからコンセント(差込口)が若干陥没していたのか・・・(~_~;;

      もっとも、当該コンセントは冷蔵庫の電源供給のためだけのコンセントで、
      今のところ陥没が問題になるようなこともなさそうです。
      なのでこの部分はこのままにしておきますが、次にコンセントを増設するようなことがあれば、購入する製品の外寸等をきちんと確認してからにしようと思います。

      ありがとうございました!

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