ここが例のオイル漏れの元凶と睨んだウォーターポンプ(のOリング)。
今日、とうとうその交換を行いました。ウォーターポンプの交換に伴って行った作業は、エンジンオイルの交換とラジエータークーラントの交換。後者は初めての作業なので、ちょっとドキドキ。
大まかな手順をここで確認しておくと、
- ラジエータークーラントの排出
- 水道水の注入(洗浄用)
- 水道水の排出
- エンジンオイルの排出
- ウォーターポンプの取り外し
- ウォーターポンプの取り付け(交換)
- エンジンオイルの注入
- ラジエータークーラントの注入
この順番で行うのが(たぶん)一番効率的ではないかと考えました。
それではさっそく作業を始めます。
まずはRVFのシートカウルを取り外します。これはラジエータークーラントを抜き取る際に、ラジエーターリザーブタンクにもアクセスする必要があるからです。
見たところ、特に液量が減ったということはなさそうですね。入れたばかりの希釈済みクーラントですから、やっぱりここは手を付けずに済ませたい・・・。
ここを外すのは初めてです。このネジ(ビス)を外してキャップを回せばラジエーター液が見えるはず。今は場所の確認だけです。
ラジエータードレン。ここを外すと、ここからラジエーター液がドバッと出てくるそうです(ただしラジエーターキャップを外さないとちょろちょろとしか出ないらしい)。
サービスマニュアルの記載によると、ラジエータードレンだけではなく、フロントシリンダからもラジエーター液を排出しなければなりません。
その場所は、サービスマニュアルの写真と比べながら確認すると、どうもこの部分(画面中央に見える暗っぽいボルト)のようなのですが・・・。
反対側は、このボルトっぽいですね。
フロントシリンダのこの二つのボルトを外してここからもラジエーター液を抜けとあったのですが、ここで問題発生。
・・・レンチが入らない・・・orz
これを外すにはエキパイどかさなきゃ無理じゃね!?
そこでiphone5sを使って今一度ネットで確認すると、ラジエーター液の交換で特にフロントシリンダのここにアクセスしている情報が見当たりません。みんなラジエータードレンから排出、しか書いてないんですよね。
というわけで、どのみち開けられませんから僕も多くの人にしたがって今回はラジエータードレンからのみ排出させることにしました。
なんか既に出足でつまずいている気がする・・・。
ドバッと出てくるそうなので、それを綺麗に受け止めなければなりません。環境負荷の高い物質らしいので、可能な限り回収し、適切に処理したいという思いだけはちゃんと持っているからです。
オイルを買ったときに付いてきた注ぎ口を上手くあてがって、ラジエーター液をそのままペットボトルに誘導してしまおうという算段です。
しかしサービスマニュアルに拠ればラジエーター液の容量は2100cc。ペットボトルは2000ccですから、こぼれてしまう可能性が。そこで下にバケツを置いて、こぼれた分はここで回収します。
果たして上手くいきますでしょうか。
毒性の高い物質らしいので、きちんと薬剤耐性の高いゴム手袋を(昨日100均で買いました)装着!
ラジエーターキャップのネジを外し、キャップをねじって蓋を開けます。
うわっ!
毒々しい!
でも、ちょっとメロンソーダっぽくも見えますね(^_^;;
そしてラジエータードレンを外すと・・・ほんとに出た!それもドバドバッと!可能な限り受け止めましたが、あまりに勢いがよすぎてペットボトルの口から吹きこぼれちゃいました。バケツとウェスを置いといてよかった~。
そしてここで気がつきました。ドレンからは全部抜けるわけじゃないんだと。
だってペットボトルは2000ccですが、その3/4くらいしかないんです。つまり500~600ccくらいがまだRVFの中に残っている計算ですね。そしておそらく、これを抜くためにフロントシリンダのボルトを外せっていうことだったんだろうな~。
しかし開けられないものは仕方がありません。
一通りドレンから排出したら、まずは古いドレンボルト(とシーリングワッシャ)で蓋をします。
エンジンをかけるので、リザーブタンクから吸い込まないようにとりあえず斜めにして流れでないようにしておきます。本当はここの液も抜かなくちゃいけないんでしょうけど、なんといってもここは補充したばかりなので・・・。
結構な勢いで入っていきます。でも、しばらく待ったり、ちょっとマシンを揺すったりするとコポコポと空気が出てきて液面が下がります。
空気が出て液面が下がったら水道水を足し、また下がったら足しを繰り返して、大体口いっぱいくらいになるように水を入れます。
入れることが出来たら、ここでRVFに火を入れます!
エンジンかけるの久しぶりなのでちょっとワクワク♪
エンジンが掛かったら、水道水の液面を確認。
アクセルを煽ったりすると液面が下がるようですね。でも大きな変動はないかな~。
もっとも、水道水は洗浄用、つまりラジエーター液が流れる経路を洗い流すのが目的。そのためにエンジンをかけてポンプを回し、液を循環させるわけです。
なお、この作業は必要ない、という情報もありました(排出したラジエーター液があまりに汚れていたとかであればやったほうがよい、ということらしい)。
でも、本番のクーラントを入れる前に、どんな風に液体が入っていくのか、空気を抜くとはどんな感じなのかを見ておきたいじゃないですか。できれば、害のない液体で。
はからずもポンプがきちんと回っているんだな~ということを確認。
そう。透明なはずの水道水が、うっすらと緑色になってきました。これがおそらく残っていたクーラントなんでしょうね~。
だからこの作業を何度も繰り返せばいずれ限りなく濃度0に近いクーラント(水道水)で満たすことが可能になりますね。
アクセルを軽く煽って循環を促進させます(それで循環のペースが上がるのかどうかはわかりませんが)。
水温計に変化はありませんが、エンジンが温まったらとりあえず終了しましょう。だってどこまで回していればいいか、わからないから。
そして一回目と同じ手順でドレンから液を抜きます。心なしか色の薄い液体が取り出せたように感じますが、気のせいかもしれません。
しかしよく考えたら、これだけしか排出されないということは、取り出せなかった分のクーラント(しかもかなり薄めた濃度のもののはず)が中に残っているということですよね?
その分の濃度と残量とを計算しなかったのはまずかったかも・・・。
一抹の不安を覚えながらも、引き続きの作業に入ります。
そう、エンジンオイルの排出。これは比較的回数をこなしている作業なので、それなりに順調に進みます。
こうして、まずは各種液体を「排出する」という段階が終了しました。
ここからがいよいよ本丸。
ウォーターポンプの交換作業及びラジエータークーラントの充填作業です!
しかし分量が長くなりすぎるので、まずはここまで。
おぉ~( 〃▽〃)
プロっぽいです(^q^)
狭い所はラチェットとエクステンションでいけそうですねぇ♪
Black angelさん
エクステンション!
その発想はありませんでした~(笑)
いちおうサービスマニュアルの写真とにらめっこして見比べて、多分これだろうというボルトを特定したのですが、
いかんせん本当にそれなのかどうか自信が持てなくて・・・(^-^;;
排出された古いクーラントにさびが混じっていたりといったこともなかったので、まぁ今回はいいかとスルーしてしまいました。
何気に水温計をデジタルにしたいな~という気持ちはあるので、その際にはまた改めて液を抜くことになりますから、
その時にはフロントシリンダのドレンボルトを外すことになるかもしれませんね(^_^;;