レギュレート・レクチファイア取り付けた・・・んだけど・・・

レギュレート・レクチファイアの抵抗値がどうにも腑に落ちないながらも、せっかく新しいレギュレート・レクチファイアを購入したのだからとりあえず交換して、少し走って様子を見てみることにします。

そこでまずは新しく購入した純正レギュレート・レクチファイアを取り付けましょう。

でも、取り付け前に新旧を比較(笑)
純正とはいえ、型番が違いますからね(旧型は31600-MY7-600、新型は31600-MY7-305)。
でも、並べてみたところ、少なくとも外見は全く同じでした。不用意に並べるとどっちがどっちかわからなくなりそうなので、新しい方はそれを包んでいたプチプチの上に乗せておきました(製品上部のシルクプリントが若干異なることが後でわかりました)。

ではいよいよ新しいレギュレート・レクチファイアを取り付けます。まずは取り付け部位に、付属していたプレートを入れます。
そしてレギュレート・レクチファイアと本体側のカプラを接続したら、ボルトにレギュレート・レクチファイアの穴を通して・・・。

取り付け(笑)
最後に左右二ヶ所にナットをはめて締めれば装着作業は完了・・・だったのですが、ここで問題発生!

向かって左側(つまり前側)のボルトが捻じ切れました・・・orz
明らかに短くなってしまい、プレートを挟んでレギュレート・レクチファイアをかぶせるとボルトの長さが足りなくなって止めることができません・・・。

捻じ切れたボルトと、捩じ切った(?)ナット。ボルトがすっぽりとナットに入り込んで、フランジナットのフランジ部分からスッパリと切り取られています。
確かに、ラチェットで締めて行った時に、微妙な手応えだったんですよね。でも、レギュレート・レクチファイアの熱を本体フレームに逃がす構造になっていることから、できるだけ密着させたほうがいいので締めこんでしまったんです・・・orz
・・・どーすんの、これ・・・(T_T)

幸いなことに右側のボルトは生きているので、ひとまず片側だけで固定したらエンジンをかけてみることにします。
エンジン始動に先駆けてバッテリーの電圧を計測してみると、12.4Vあたりを指しています。これならいけるかな?
と、ドキドキしながらメインスイッチをONにし、セルを回すと・・・一回目は起動失敗。
そこで再度セルボタンを押したところ。

またまたいつものバッテリーアウトの音(「ブーッ」というアレ)が・・・orz

またバッテリーの充電からやり直しなのかよ・・・とがっかりしながらメインをオフにし、とりあえずシートカウルやシートの取り付けを済ますことにしました(ボルトやナットによる固定はまだせず、かぶせるだけです)。

(ボルト・ナット固定以外の)外装を全て取り付けたところで、もう一度だけエンジンをかけてみることに。
ただこの2回目では、電力不足でセルが回らないんだから、とりあえずヘッドライトを切ってみるべ、とカプラを外してからセルを回してみることにしました。
セルボタンを押し、弱々しいクランキングの聞きながら駄目元でアクセルをひねったところ・・・かかりました!エンジンがちゃんと回っています!(笑)

アイドリングが安定したらチョークを戻し(チョークをひかないと最初はエンジンがかからないんですよね〜)、軽くブリッピング。
マフラーが白い煙(水蒸気)を吐き出さなくなった頃合いを見計らってレギュレート・レクチファイアに触れてみると、ほんのり暖かくなっています。
ということは、少なくとも通電はしているということでしょう。

ここで不要にエンジンカットすると危険なので(笑)、エンジンをかけたまま外装の固定を行い、作業のために持ってきた工具類をしまって部屋に片付け、その足で出かける準備をしてRVFのあるバイク置き場に戻ります。
そう、いよいよ新しいレギュレート・レクチファイアでの試走を行うのです。

リアにブレンボを取り付けた時に少し走り回った距離+ヤマトのベース店までの距離(ここでエンジンが始動しなくなった)が地図計測で大体45km程度でしたから、少なくともそれ以上を走り回って再びエンジンが(普通に)かかれば、レギュレート・レクチファイアの交換によって状況が改善されたのだと判断できるはず。

そこで。

ぐるーっと大きく遠回りして、やってきたのは美女木の2りんかん(笑)
昨日も来たけど、昨日はフリードハイブリッド。今日はRVFです!
昨日も来ているのになぜまた目的地をここにしたのかというと、もし仮にエンジン始動ができなくなったとしても、ここなら併設のSOXでそのまま修理をお願いすることができると考えたからです(弱腰なんです)。
なのでいつもRVFに乗る時は必ずライディングジャケットを着るのですが、今日は普通に革ジャンにしました。
だって、もしかしたら帰りは電車になるかもしれませんから・・・。

2りんかん到着後、エンジンをカットしたら、すぐさま持ってきたテスターでバッテリーの電圧を計測。12.8V。お、少し電圧が上がってる?
これはレギュレート・レクチファイアがきちんと余剰電力をバッテリーに供給した結果と考えていいのかしら?
なお、バッテリー電圧計測のために取り外したシートの脇からレギュレート・レクチファイアに触れてみたところ、触れないくらい熱くなっていました。
けっこうぶん回してきたから、余剰電力を熱エネルギーに変えまくっていたということか!?

軽く店内をぶらつき、せっかくなのでちょっとした買い物も済ませ、30分くらいいたでしょうか。
そしていよいよ緊張の一瞬。RVFのエンジン再始動です。ちなみにここまでの走行距離はメーター読みで40kmくらい。前回はこれくらいの距離でエンジンがかからなくなったわけですが、果たして!?

一発で小気味良いエンジン音が轟きました!
とりあえず第一段階はクリアです。しかしこの状況が継続しなければ意味がありません。
このまま帰宅してしまうと、明日以降の確認となってしまいます。どうせなら今日のうちに何回かエンジンカット+エンジン始動を試しておきたいところ。そこでもう一ヶ所寄り道をしていくことにしました。

寄り道先は、新座にあるホンダドリーム。実はここがオープンした時に、開店記念のマグカップをもらいに行ったんですよね・・・(^ ^;;
でもそれっきり訪れていなかったのです。そこで、捻じ切れてしまったレギュレート・レクチファイアのボルトを治せるかどうかを聞きに行って、できるようならボルトの交換をお願いしようかと。うちからさほど距離も遠くないですし(ちなみにこのホンダドリームは例のヤマト支局に近いところにあります)。
それに、もし万が一ホンダドリームで状況が改善していないことが分かったとしても、そのまま修理をお願いして預けることもできますからね〜。

というわけで、これまた少し遠回りして美女木から新座に移動。
日曜日なのにお客さんが誰もいない店内(!)に入り、受付のスタッフに事情を説明したところ、メカニックさんが話を聞きに来てくれました。
他にお客さんが誰もいなかったので写真を撮ったりできなかった・・・(^ ^;;

そのメカニックさんの話によると、その部分のボルトは固定されているわけではないそう(僕も最初そう考えて残ったボルトを抉ってみたりしたのですが全く緩まなかったので溶接とかされているのかもと考えていた)。
なので、ショップに依頼してもいいけれど、結局ネジを切ってボルトを変えるだけだし、カウルの脱着から始めなければならない(これだけで3,000円程度かかるらしい)し、トータルすると10,000円を超えてしまうかもしれないからやめたほうがいい、と説明されました。
ラスペネを塗布して、ドライヤーで温めながら回せば外れると思います、とのことだったのですが、駐輪場にドライヤーを持参はできませんし、ラスペネも持ってません。ですが溶接されたりしているわけではないということなので、なら力業でなんとかなるかもしれません。

頭の中で作業の段取りを考えつつ、新座のホンダドリームを出発します。
あ、忘れてたけどこれって緊張の一瞬パートIIだ!(笑)
しかし結論から言うと、ここでも一発でスパッとエンジンがかかりました。
どうやらレギュレート・レクチファイアを交換したことで状況が改善されたと考えて問題ないようです。

・・・あとはボルトか・・・(~_~;;

さて、無事に帰宅することもできたので、早速作業開始です。

作戦としては、まずはこの短くなってしまったボルトの残りを削り取り(というかねじ切り)、あとは電動ドライバーに(ちょうど手持ちがあった)ネジ外しビットをつけてガリガリと削り取って外してしまおう、という具合です。果たしてうまくいきますでしょうか。

結論。
このボルトが思ったより硬く、なかなか削り取ることができません。
そこで作戦変更。

大急ぎで近所の島忠ホームズに行き、鉄工用のドリルビットセットを買ってきました。お値段900円ほど。安物買いの銭失いと言いますが、とりあえず今回の作業だけ仕上げてくれればいいので・・・。
チタン加工で強度が従来品の3倍とかなんとか。従来品の硬さがわからないのでなんとも言えませんが、期待していい・・・のかな?

時刻は夕方になり、日もだいぶ傾いてきました。ちょっと気持ちに焦りが出始めます。急いで作業しよう!

しかし、気持ちとは裏腹に作業は遅々として進まず、なかなか穴が貫通しません。ってゆーか、なんか台座部分とフラットな具合に綺麗な表面が形成されてきてしまいました(笑)

他に空いている穴の具合から想像して、ここだけネジが切ってあるとは思えません。かろうじて見える裏側はリベットの頭のような感じですから、多分差し込んであるだけなのではないかと(接着剤のようなものでくっつけられている可能性はありますが)。
とすれば、ここまできたらあとは削るよりも叩き出したほうが早いかも?
ということで少しトンテンカントンテンカンやってみたのですが、あまり状況は変わらない感じでした。

と、ここで日が暮れてしまいタイムアップ。
明日この続きを・・・と行きたいところですが、明日は用事があって出かけなければなりません。
とりあえずまだ寒い季節なのだし、フレームに固定することによる熱量の移動(それがどの程度の効果なのかはわかりませんが)が減ったとしてもすぐに問題になることはないだろうと考えて、明日の午前中でレギュレート・レクチファイアを(片側のボルトだけで)固定し、外装を組み付けて、この作業をおしまいにしようと思っています。

そのうちに何かいい方法を思いつくかもしれませんし?(笑)

とにかく、どうやらこれでいきなりエンジンがかからなくなってしまう(電圧不足に陥ってしまう)という現象は解決できたようなので、抵抗値の件も含めて少しモヤモヤは残るものの、そこそこ安心してRVFで出かけることができそうです。

これで今回の車検もユーザー車検で通すことができそう・・・かな?(笑)

2件のコメント

  1. bootaさん
    レギュレクの問題は解決したみたいでよかったですね
    一難去ってまた一難
    ネジ切れ問題、どの様に解決されますか、要注目です

    1. エアNC30さん
      いや〜、本当に一難去ってまた一難です。ぶっちゃけありえないです(笑)
      レギュレート・レクチファイアに関しては、計測した抵抗値の数値が非常に気になるところですが、走り回って熱を持つところを見るとおそらく部品としては機能しているのではないかと・・・。

      ですがさしあたっては直接目視で確認できる問題、ボルト捻じ切れ問題に注力しないとですね(笑)
      頭の中ではこのようにすればいいはずだという構想はあり、(このレスポンス投稿時点では既にその記事はアップ済みですが)若干イメージとは違うものの一応の解決にたどり着いたのではないかと思います。
      あとは実際に市販のフランジボルトとフランジナットできちんと固定できるかどうかを、モノを購入してやってみるだけですね!

      せめてこれはきちんと解決して欲しいところです(笑)

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