ブレーキキャリパーを取り外すにあたってはブレーキフルードを抜き取らなければなりません。
通常ブレーキフルードを抜き取るには、ブリーダバルブを緩めてレバーを握り、ブリーダバルブを閉めてレバーを戻し、同じことを延々繰り返すという、結構大変な作業だそう。
そこで、単独で作業を行うにあたって少しでも簡単に行えるように、バキュームポンプを自作して、それを利用することにします。
元記事(『おまかせ牧田のバイクメンテスタートマニュアル』から)はフルード交換ですが、交換ってことは抜き取りと充填のそれぞれに使えるはずですし(ホントか?)。
まずは昨日紹介した、100円ショップで購入したハンドソープ用のポンプボトルを用意します。
底の方から吸い上げられるように、ポンプの管はボトル底面近くまで伸びていますが、今回吸い上げるのはブリーダーバルブからですから、適当な長さでこの管を切断。
ついで、ボトル本体に穴を二つ開けます。
内径5mmの耐油ホースを通すのですが、内径5mmということは外形は8〜10mm程度でしょう。
そして手持ちのドリルビットで一番太いものが9mm。穴一つに対してホース一本のみを通すことができる関係で、穴を二つ開けるのです。
そしてこれが真空ポンプの完成図。
ボトル内のポンプの管から伸びた耐油チューブが穴を通って外に出て、これがブリーダーバルブとつながります。
通常液体が出てくるポンプ出口にも耐油チューブをつなぎ、そこから吐き出される液体をボトル内部に誘導させます。
こうすれば、ポンプを操作することでブリーダーバルブからブレーキフルードを抜き取り、抜き取ったブレーキフルードをボトル内に溜めていくことが可能になるわけです。
さぁ、これで準備は整いました。
いよいよブレーキキャリパーの取り外し作業に入ります!
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