先日棚板部分の切断は済ませたので、今日は側面部分の作成に入ります。
もともと今回の本棚は当初、すべての棚を文庫用にして作成するつもりだったのですが、手持ちの書籍の(ほぼ)すべてをこの本棚に収納しなければならず、するとどうしても本の高さや奥行きがマチマチに。
というわけで、(僕にとってはとっても難しいであろう)奥行きに段差をつけて切断することに。
難しそうだな・・・(~_~;;
でもそれをしないと、結局奥行きの深すぎる文庫棚になってしまい、スチールラックの時と変わらなくなってしまいますからね~。
何はともあれ、棚板を接続する部分に罫書きを入れます。棚板は13mmと18mmの二つの厚があるので間違えないようにしないと・・・。
長辺方向への罫書き(これは棚板の奥行きに合わせて側面を(段々に)切断するため)は既に書き込み済みなので、これで棚板と奥行き調整の罫書きの交点を使って段々を作成できるようになります。
罫書きを入れたら切断準備に入ります。
長辺方向なので、TスライドIIを使ってガーッと一気に切断!
ガイド定規では長さが足りませんからね~。
ブレードの厚みも考慮して、慎重に罫書き線に合わせていき、TスライドIIの長さも調整し、固定します。
ところで、木材を長辺方向に(TスライドIIを利用して)切断する場合、クランプで木材を押さえることができません。
クランプで押さえてしまうと、TスライドII(や電動丸鋸本体)がクランプと干渉してしまうからです。
しかしそのままの状態では切断中に木材がずれてしまう可能性が高く、なので下にすべり止めのゴムマットを敷くことにしました。
これで少しは木材の不意なずれを防ぐことができますから。
辛うじてクランプで固定できそうだったので、気持ち固定・・・(^_^;;
←長辺方向で最後まで切断するのではなく、途中までで電動丸鋸を止めるからできました。
そして切断!
ちなみに短辺方向は普通にガイド定規を使って切断しました。
なお、電動丸鋸だけでこのような直角の切断は(当たり前ですが)できません。
切断部分直前まで丸鋸を進めますが、丸鋸はノコギリ部分が丸いため、切断面下方は切断予定部分に到達していないのです。
だから最終的には残った接続部分は手鋸を使って切り落としました。
用途に応じて道具を使い分けることができるようになってきた(そういうことを前提として考えることができるようになってきた)のは、少しは日曜大工に慣れてきたということなのでしょうか?
段差はもう一段作らなければならないのですが、この一段のために切り落とす端材は幅がものすごく狭く、切断時に電動丸鋸のベースにすっぽりと被われてしまうため、TスライドIIを先ほどのようにセットして切断することができません。
しかし大丈夫!
TスライドIIを反対側にセットし、幅の広い方で調整してあげればいいのです。
そして最終的に出来上がった側面部がこれ。
うん、なかなか直線的に段々になっているじゃないの!(笑)
側面ですから、当然二つ必要になります。なのでもう一方も同じ手順で切断切断!
ざっとヤスリをかけたら側面部の完成です。後はこれに棚板を固定していくだけです・・・が、実はそれが一番難しいのかも!
棚板の厚み部分を均等にわけて、厚みのセンターラインとの交点を作り出しておきます。
この交点にドリルで穴を開けてネジで棚板を固定するわけですね。
両方の板のすべての交点に電動ドリルで穴を開けます。
棚板自体に厚みがあるので、多少曲がってもたぶん大丈夫!
あまり神経質になるのは止めましょう・・・orz
ドリルを当てた側も、貫通した側もそれぞれバリがでますので、もう一度軽くヤスリをかけてバリを取り除きます。
そうしたらいよいよ棚板の固定に入ります。
棚板にボンドをつけて側面部につけ、そのまま電動ドライバでネジ止め。この作業が一番大変で難しい!
協力者がいればもっと楽ちんなのですが、いかんせん独り身なので・・・。
部屋が狭い上に(だから色々なものが写り込んでしまい、グレーで塗りつぶしました 笑)、棚板も微妙にその長さが異なるため、棚板をセットしただけでは側面部が安定しないという体たらく(これは床に敷いた断熱吸音材や木目調のロールによる歪みなども影響していると思います)。
・・・ま、ほら、素人仕事ですから・・・。
そんな状態ですが、まずは片側にすべての棚板を固定してしまいます。
所詮(?)は本棚ですから、あまり厳しく水平が出ている必要はありません(まっすぐであることに越したことはありませんが)。
ここでもあまり神経質にならずにサクサクネジ止めしていきます。
そして反対側も同様にボンドとネジで固定して、ひとまずは完成です!
両方の側面部に棚板がきちんと固定できたところで、立ててみましょう!
うん、見てわかるようなバランスの悪さはなさそう。水準器とか使って水平を測ったら多分水平が出ていないと思いますが・・・。
それでもよくよく注視してみると、素人仕事の面影が見えてきます(笑)
棚板だって微妙に長さが違いますし、側面部の段々だってこれまた微妙に高さが違ってたりします。
上部4段は文庫用の棚なのですが、ここはその奥行きの板が無かったため、150mmの板を電動丸鋸(とTスライドII)を使って130mm幅に切断しましたが、これまたやっぱり微妙に差が出てしまっています。
それでも木材の持つ柔軟性のおかげでそれっぽく組みあがりました。
またこの手作り感が、なんか自分でやったんだな~~という気持ちをより強くしてくれたり(笑)
自分の本棚なんだな、っていう思いがふつふつと湧き上がって来ます(^-^)
それではさっそく本を収納して・・・となりそうなのですが、各棚板を縦方向に補強する部分が実は無く(棚板はすべて側面部へのネジ止めのみで固定されている)、強度的に不安があります。もちろん本を載せたくらいでいきなり壊れてしまうようなことはないはずですが、ずっと重さをかけつづけることで大きな歪みが出てしまうかもしれません。
そこで最後に、背面部にベニヤ板を張り付けます。
できれば、一枚板のベニヤで。一枚板のベニヤだと、それを取り付けるだけで結構な強度を確保できるらしいので、明日ホームセンターへ行ってそれを調達予定(無ければ複数枚のベニヤを合わせます)。
背面を取り付けたら最終的に本棚の完成となります。
あー、今からちょっと楽しみだぞ~♪
これで少し部屋が片付くな~~(^-^)