お参り散歩・泉岳寺♪

今日はいつもとコースを変えて、東京モノレールの天王洲アイル駅からお隣の浜松町駅までをお散歩してみることにしました。
少し遠回りになりますが、JR品川駅を突っ切って第一京浜に抜け、泉岳寺でお参りをしていくコースです。
モノレールの天王洲アイル駅～浜松町駅はなにを隠そう隣通しで、地図上のルート検索結果の距離で大体5kmほど。普段のお参り散歩が大体3～4km程度ですから、ちょっと距離が長めになるくらいかなぁと思っていたら・・・。
これに加えて品川駅経由になるわけで、そうすると（ルート案内上では）トータルは6kmを越えます。いつもより少し・・・というか、やや（？）長めのお参り散歩となりました。

天王洲アイル駅は普段は（空港快速に乗っているので）通過駅になっています。そう、つまり降りるのは（ほぼ）初めて、ということですね。
まずは間違えないように、天王洲アイルに停車する電車に乗らなくては。そして忘れずに下車しなくては・・・。

ベイエリアなんて言えば聞こえがいいですが、要するに埋立地にビルが林立する新しいエリアなので、必要以上におしゃれにできています。
最初どこが出口なのかわからずに困ってしまいましたが（笑）、近未来的な駅ビル直結の通路を通ってなんとか外に出ることが出来ました。

埋立地という立地も相まって、まわりには運河をはじめとする水辺が広がっているので、遊歩道にもどことなく港をイメージさせるような柵が。まぁ、”港”区だから当たり前と言えば当たり前？

水辺のテラスで食事ができるようなオープンカフェなんかもあったりします。ウォーターフロントなんて言えば聞こえがいいですが、所詮は埋立地(ry
ほんのりですが、潮の香りがしました。

ちょっと風が強かったのですが、それでも日向はそれなりに暖かく、カモがひなたぼっこをしていました。普通に水鳥がいるのは、やっぱり水辺という立地ならではですね（うちの近くじゃせいぜい鳩かカラスですから・・・）。

植え込みの柵（兼、車避け）も灯台の形をしていて何気におしゃれ～(^-^)

遊歩道は路面が木造になっていたりして、これまたナチュラルな雰囲気を作り出しています。天気がいいので木々の影が綺麗に写り込みます。

日曜日ということもあって、遊歩道には散歩をする人、ジョギングする人、ひなたぼっこする人などがたくさん！それに、先ほどのオープンテラスをはじめとして水辺でカフェや食事を楽しむ人の姿も散見されます。
そんな水辺をしばらく歩いたら、水際から離れて内陸に向かって歩き、まずはJR品川駅を目指します。

そしてたどり着いたJR品川駅。
なんとなく寒々しい色合いになっているのはビルその物の色合いというだけでなく、回りに高層ビルが立ち並んでいて日が当たらないからです（そしてもしかしたらウツコイに関係する場所だからという心理的な理由も・・・？）。
山間部は日暮れが早いといいますが、都心のこうした場所も状況としては山間部と同じなので、十分に日暮れが早いです（笑）

さて、とりあえずこの品川駅の向こう側に行きたいのですが、JR品川駅と言えば東京駅、上野駅と並んで東京の玄関口と言っても過言ではありません。そんなわけでこの線路をまたぐというのが一苦労！
だって線路の数（幅）が半端ない！
JRだけだってかなりの本数の線路なのに（新幹線もありますしね）、そこに京浜急行も入りますからますますです。
もちろん踏切なんてあるわけがなく（渡りきれない）、基本的にはこの駅ビルを突っ切って反対側に出ることになります（アンダーパスもあるようですが）。
そしてターミナルビルの中はごった返す・・・というほどではありませんでしたが、やっぱり日曜日。結構な人出でした。atreが入っているのでお買い物に来る人もかなりいるでしょうし。

品川駅を無事に跨いだら、すぐそこにあるのが国道15号線すなわち第一京浜です。ここまで出てくれば、今日の目的地である泉岳寺も、電車に乗り直すための浜松町駅も（ほとんど）この通り沿いなので、これを一直線に日本橋方面に進むだけです。
真っ正面に東京タワーが小さく見えますね！最終的にはあの辺までテケテケ歩くわけです。

視界の開けた交差点からふと目をやると、視線の先にはレインボーブリッジが！
もうちょっと進んだ先からは小さく「フジテレビ」が見えたのですが、さすがに50mm単焦点での撮影ではちょっと厳しいかな？というのと、個人的に見慣れている（通勤経路でほぼ毎日見るわけですから）のとで、写真は撮らずにスルーしました(^_^;;

天王洲アイルを出てから約1時間、ようやく到着しました。これは泉岳寺の表門（の看板）。泉岳寺本体はというと。

その奥にきちんとあります（笑）
当たり前ですね。

今回、表門も含めて泉岳寺の全体的な写真を撮るのをためらってしまったのですが、それは泉岳寺のすぐとなりに高層マンションが建設されるとかで、その反対運動のノボリやビラが至る所に掲げられていたから。
そんなのが写り込んでしまったら、ちょっとイメージが狂っちゃいますもんね・・・(^-^;;

手前にあったお地蔵さま越しに泉岳寺の正門を一枚。
表門からここまでの間に数件のお土産屋さんが並んでいましたが（浅草寺の仲見世をものすごく小規模にした感じ？）、お店のご主人たちは寄り集まって、どうやら例の反対運動の相談というか噂話をしていました。
・・・一応お客候補なんだけどナ・・・(~_~;;

お寺は音読み（だから「せんがくじ」）、神社は訓読み（たとえば「やすくにじんじゃ」とか）と聞いたことがあります。必ずしも全てがそうというわけではないでしょうけれども（「はちまんじんじゃ」とか「はせでら」とか）、おおよその傾向としてはなるほどと思えるかも？

中に入ってみると、泉岳寺も思ったよりコンパクトなお寺さんでした。忠臣蔵で有名なお寺ですから、もっと巨大なものを想像していたのですが、少し拍子抜け。そこへ持って先ほどの反対運動のノボリやビラがあちこちにあって、ただでさえ少ない撮影ポイントがますます少なく・・・？

松と屋根瓦。青空を背景に、これはなんか落ち着いた構図になったと思います。

本殿はこんな感じ。このすぐ下にお賽銭箱がありましたので、今回もいつも通りの金額を入れていつも通りのお願い事（笑）

ガラス戸に写り込んだ景色からも、泉岳寺もまた街中にあるお寺なんだなということがわかりますね。
ちなみに泉岳寺のすぐ裏手は学校、そしてすぐ脇には新興宗教の施設がありました。

柱飾りは象と獅子。綺麗に掘り込まれています。下から見上げるので気がついたのですが、獅子にはちゃんと肉球が！
ぷにぷにしたい！（笑）

さすがに桜にはまだ早すぎました（笑）
ちなみにこの桜の枝のすぐ裏手には檀家さんのお墓があるのですが、お墓や伽藍は撮影禁止、と立て札が。お墓はすぐに分かるからいいとして、伽藍ってなに・・・？
もしかして境内撮影禁止ってことだったのか？？

それでも気にせず（何も言われなかったし）撮影続行！
なんかだんご3兄弟みたいな三層構造が面白かったので撮ってみました。
ちょっと露出がオーバーぎみだったかもですね。

正門の鬼瓦（境内側から撮影）。花の咲く季節ならもう少し艶やかになるのでしょうね～。

泉岳寺と言えば忠臣蔵ですが、泉岳寺には四十七士のお墓があります。僕自身忠臣蔵をあまり良く知らないので（大まかなストーリーは知っていますが、映画や年末恒例の長時間ドラマは見たことがない）、さほど興味もわかず、唯一気になった墓所に至る通路の景色の面白さだけ撮影。

泉岳寺本殿全景。ここからもそのコンパクトさが分かると思います。

桜にはまだ全然早すぎましたが、梅は少し咲き始めていました。梅は咲いたか桜はまだか♪
露出補正を＋側に修正して梅の白を強調して撮影。この隣には赤い梅があったのですが、そちらは完全に日陰になってしまい、どうしても赤い色が綺麗にでなかったので載せないことにします・・・(^_^;;

境内から参道を臨む。奥に信号が見えますが、あの信号が先ほど歩いてきた国道15号線です。ね、すぐでしょ？

窓（と呼んでいいのか？）越しに見る青空。こういう景色はやっぱり雪が降っている方がそれっぽく見えるでしょうね（笑）

お参りと撮影を一通り済ませたら、いよいよ泉岳寺を後にします。
ちなみにこの門、くぐることができません。脇の通りから中には入るんですけど、なんででしょうね？
また、通常であれば門の左右には阿吽がいるはずなのですが、この門にはそれもありません。改装中か何かなのか？

参道には太鼓橋が。でも川は流れてません（暗渠だったらわかりませんが）。

さて、これで無事に今日のお参りも済ませましたし、もう浜松町駅目指してずんずん歩くだけです。道のりとしてはここでちょうど半分位？まだまだ先は長い！（笑）

第一京浜はいわゆる産業道路ですからさほど見るところもなく、また日曜日ということもあって会社やお店はしまっているところも多く、活気がありません。
なので脇目も振らず一心不乱に歩きつづけます。とにかくこの東京タワーを目指して！

撮影しながらではないので歩くペースは否が応にもあがります。泉岳寺から浜松町までは、天王洲アイルから泉岳寺までと同じくらい時間がかかるだろうと踏んでいたのですが、結果的には圧倒的にそれよりも早くつきました。
今日、荷物が届く（それも夕方の時間指定で）ので、ちょっと気が急いていたというのもあるかもしれませんが・・・。

しかし、いつもいつも増上寺の前を通り、東京タワーの脇を通り・・・というルートだったので、たまにはこうしてまったく違う道を歩いてみるのも楽しくていいですね！
途中、高輪神社なんていう神社も発見したりしましたし、これでますますお参り散歩の範囲が広がりそう？