今月末にはつくばが控えているので、ちょっくらRVFもメンテナンスだ~~、と軽い(?)気持ちでスタートした今日のバイクいじり。
それがまさかこんな結果になろうとは・・・。
いくつか気になる点はあったものの、全部を行うのはむりなので(ガレージもないですし)、今日は的を絞って
- ガソリンタンクのぐらつきの原因を調べる
- フロントエキパイを外す
- オイルパンを取り外す
- フロントブレーキパッドピンプラグの取り外しチャレンジ
をテーマに掲げて見ました。
で、まずは最初のガソリンタンクのぐらつきから。
ぐらつくと言っても、別にハングオフしたときにタンクがぐらついてグリップできないとかそういうことではないのですが、例えばRVFを手押しする際に、腰にタンクを当ててRVFを支えるとやっぱりグラグラするんですよね。
実はこの原因は何となく想像がついています。
それは、タンク全面下部に取り付けるゴム部品(パーツリストの名称ではフューエルタンクグロメット)。
前回タンクを外したときにこれがうまく取り付かず、どうもそれによってガソリンタンクとフレームとの間に微妙な隙間ができてしまって、そのためにタンクがぐらついているっぽいんです。
ですから、まずはガソリンタンクを取り外してこのグロメットを取り付け直すところからスタートします。
やっぱり点検整備は車両の上側からですもんね!(ホントか!?)
ガソリンタンクを外すには、ドレンチューブなどをはずさなければなりません。
ガソリンが駄々漏れにならないように、まずはコックをOFFの位置にし、それからフューエルチューブを外し・・・というのは慣れ親しんだ手順です。
はい、コックはちゃんとOFFになっていますね。指差で確認したら、チューブの類を外していきます。
手前にあるバキュームホース(だったかな?)を外し、その奥にある少し太めのフューエルチューブのクリップをずらしてチューブをコネクタから引き抜いたところ・・・。
ドバー。
ガソリンが流れ出てきました。
漏れ出る、とか、コネクタ内に残っていたガソリンが出てきたとか、そういうレベルではありません。まさに「流れ出る」といった勢いでガソリンが噴出します。
おかしい。だって、コックはちゃんとOFFになっているのですから。
しかし何度コックをいじってもガソリンはドバドバ漏れてきます。
最悪ガソリンを別容器に流し込んで仮対応するしかないかな~ということで(もしかしたらフューエルコックを交換か??)、とりあえずガソリンタンクまわりは今回のメンテから外すことに。
のっけからこんなことで大丈夫でしょうか・・・orz
ちなみにそのフューエルタンクグロメットですが、見える範囲で確認して見たところ、それ自体が見当たらない・・・orz
おいおい、これも買い替えかよ・・・(^-^;;
気を取り直して。
もともとの目的は、オイルパンを取り外してそのガスケットを交換することです(ガスケットは購入済)。
で、オイルパンをとりはずすためには、フロントエキパイをはずさなければならず、そのためにはラジエータをずらさなければならず・・・ということで。
まずはラジエータをずらし、エキパイにアクセスできる環境を作り出します。
フロントエキパイを止めているスペシャルナットは、パーツリスト上では6mmのはずなのですが、なぜか実サイズは10mm。ま、10mmはちょうどラチェットで持っていたのでむしろ好都合だったのですが、大丈夫でしょうか。
そういえば、左のエキパイを止めているこのナット、二つある内の一つはずいぶんとゆるかったな~・・・。
外してみて分かったのですが、片一方はネジがついてきて、もう片一方はネジがついてこない(ナットのみ)なんですね。
これって、こういう仕様なの?それとも固着か何かして、偶然左右で揃っただけなの??
ちなみに、フロントエキパイを外すためには、その前にマフラー部分(エキパイ後半部分)も取り外せるようにしておかなければダメでした。
あわよくばマフラーには手をつけず、フロント側だけをコリコリと外せるんじゃないかと考えていたのですが、甘かった・・・orz
で、これが外したフロント側。V4なので、フロント側は二本だけです。
おまけ。
エキパイ後ろ側(とマフラー部分)。もちろんフロント側だけなので、二本だしのうちの一本だけです(リアの方はつなぎっぱなしです)。
そういえば、取り外したフロントエキパイのジョイント部分(リアエキパイとの接続部分)に、銀色の、明らかに異なる素材のものがへばりついていて、ポロポロ取れたんですけど、これもガスケットだったのかな?
サービスマニュアルとかだとガスケットはエンジンとエキパイの接続部分にしか使わないみたいなんだけどな~・・・。
ちょっと見づらいですかね。真ん中らへんについている銀色の奴。手で触ってポロポロはがれ落ちるところと、固いものでこすり取ることで取れる部分とがありましたが、一応綺麗に削り取っておきました。
久しぶりに見る一本だし(風)のRVF。これはこれでかっこいいなぁ。
ところでフロントエキパイがなくなると、俄然やりやすくなるのがオイル交換。
だって、オイルドレンボルトを遮るものが何もないんだもの! しかし、こうやってよく見渡せるようになると、漏れでているオイルがやっぱり気になる訳で(見えなくたって気にはなるけど)。
オイルパンガスケットの交換でこの症状が収まるのかどうかは分かりませんが、対応できる(であろう)ことから一つずつ潰していかないことにははじまりません。
まずはエンジンオイルを抜いて、オイルパンを取り外しましょう!
エキパイをへこませる心配はなし。エキパイにオイルが付着してしまう心配もなし。そして、指で用意にアクセスできるドレンボルト。
これは・・・いいっ!(^-^)
・・・でも、オイル交換のたびごとにフロントエキパイを外すのは現実的ではないような気もします。エキパイのガスケットはエキパイを外すごとに交換しなければならないようですし・・・。
そしてオイルがドバーっと。
前回交換した時はもっと真っ黒でしたが、今回は走行距離もあまり伸びていないせいか、まだ茶色味が残っていました。も、もちろん、だからと言ってこれをまた戻して使おうなんて思ってませんよ!?
さて、オイルが抜けるまで時間がかかるので、その間にもう一つの懸案事項を片付けてしまいましょう。それは。
フロントブレーキパッドピンプラグの取り外し!
前回思いっきりネジ穴を潰してしまいましたからね~。その対処で購入したネジザウルスはまったく役に立ちませんでしたが(少なくともこの用途では)、今回新たに導入したネジ外し剤はどうでしょう?
その前に現況確認。
いやー、もうばっちりつぶれてますね。マイナスドライバーはほとんど引っかかりません(うまい具合に力が抜けるように斜面を形成してしまっている)。
スクリューキャッチをたっぷりと塗りこんで・・・。
ドライバーを差し、押し付けながらネジを回すと・・・なんとっ!
・・・状況はまったく変わりません出した・・・orz
金額から見てもそんなに大きな期待はしていませんでしたが、案の定ダメでした。そして、そう思ってもやっぱりがっかり感はかなりあったりします。
いずれにしてもこのパッドピンプラグが外れてくれないとパッドにアクセスできないので、なんか方法を考えなくては。
やっぱりドリルで破壊するのが一番なのかな~。
・・・電気ドリル、買うか・・・(~_~;;
そんなこんなしているうちにオイルの大半が抜けたようなので、忘れないうちにオイルフィルターも取り外します。
これも、みてみてっ!
エキパイが邪魔をしないので、フィルターレンチがカポッとオイルフィルターにジャストフィット!!
あっという間に、しかもあっさりとオイルフィルターを外すことができます。
あー、やっぱりエンジン下部をいじるときはエキパイは外すべき・・・なのか・・・??
オイルフィルターを取り付けていた場所からもオイルが(結構)大量に出ますから、これが出きるまでしばし待ちます。
オイルが出きったら、いよいよオイルパンを取り外す作業にかかります。
オイルパンは12コのボルトで止められているので、その一つ一つをラチェットで緩めていきます。サイズは8mm。全部を少しずつ緩めていって、そうしてすべてのボルトを外します。
外したら、オイルパンがカポッと外れるのかと思ったら、とんでもない。
ボルトがなくてもしっかりくっついているじゃないですか。
しかも、手で揺すった位ではびくともしない!
マヂかよー、どーすりゃいーんだよー、と途方に暮れることしばし。
ガソリンタンクのメンテがダメで、オイルパンも外れなかったら今日は一体何のためにRVFを裸にしたんだよー。
というわけで、このまま引き下がっては男がすたります。
サービスマニュアルには特に接着剤などを用いて接着するなどの記載はありません。ということは、ボルトによる圧着でへばりついているだけのはず。
そこで、ドライバをあてがい、ドライバのお尻を叩いて衝撃を(下方向に)加えてみることに。
ガン!ガン!ガン!
こんなんじゃ埒があかないかもなー、と諦めかけたその時。
これが外れたオイルパン。ざっと拭き取ってみました。縁が緑色っぽくなってますが、これが多分オイルパンガスケット。でも、僕が新規に購入したそれはグレーでしたが・・・。圧着して使っていく内に色味が変わっていくものなのでしょうか?
よくよく見ると、結構オイルパンの内側にも小さいヒビ(のようなもの)が入っています。
外側まで貫通しているようなヒビや穴はありませんので、とりあえずこれをそのまま使用しますが、ここで次なる難題。
オイルパンガスケットは、どうやって綺麗に剥がせばいいんだ??
というわけで、とりあえず今日の作業はここまで。
後はGoogle先生とかにガスケットの(綺麗な)はがし方とか、ガソリンタンクから上手にガソリンを抜く方法とかを調べつつ、明日引き続き作業に入ろうと思っています。
初めまして、エアNC30と申します
いつも楽しみに拝見させて頂いております
私ごときが恐縮ですが、一点お伝えさせて頂きます
ボルトなどのサイズはネジ部の径で説明されます
てすのでM6はネジ径が6mmで頭が10mmになります
例外もあるので注意は必要ですが
これからもバイクのメンテナンス頑張って下さい
エアNC30 さま
コメントありがとうございます!
また、いつもご覧いただいているようで恐縮です。
毎度毎度サーバトラブルがあったりして、亀レスで申し訳ありません・・・orz
ところでボルトのサイズのご教授、ありがとうございます!
そうだったのですか、ボルトサイズのMの表記はネジ径(内径?)表記なのですね~。
M6だと頭は10mmなんですね、勉強になりました!
何か規則性があるのですかね、ネジ径と頭のサイズとの間には・・・(あとでgoogle先生に利いてみよう!)。
これからもできるだけRVFの話題をお届けできるようにがんばります!
「こいつ、分かってないな」と思うことがありましたら、ガンガンコメントでご指摘くださいませm(. .)m