水がチョロチョロと止まらないというトラブルの原因がカートリッジの劣化であるとアタリをつけて交換用のカートリッジを用意し、越後湯沢の小部屋からウォーターポンププライヤーも回収してきたので、いよいよカートリッジの交換作業を行います。
パッキンの交換作業時にスパウトまでは外しているので、外す手順は理解しています。レバーを外し、ウォーターポンププライヤーを使ってカートリッジカバーを外していきます。これが結構硬いんですよね〜。しかもこの間の走行会の帰りにちょっとバランスを崩して右手首を負傷、力が入らないので尚更です・・・orz
それでもカバーを回して外せたらカートリッジを引っこ抜きます。カートリッジを引っこ抜いたら、最後に奥底に残っているバネ2つをピンなどを使って取り出して、交換するパーツが全て取り外せたことになります。
ここから折り返し!
ところで外し終えたカートリッジですが、なぜか外す際にバラバラになりました。外し方を間違えたというようなことはない(はずな)ので、そうなるくらい経年劣化していたということなんじゃないかと思います。だから水流を止める位置にレバーを戻しても水が止まらなかったのではないかと。
さて、それでは交換用のカートリッジを手元に用意して、いざ交換作業開始。
というか基本的に組み戻しなので、取り外したのと逆の手順で取り付けていくだけです。
一番奥底に入るバネを(向きを間違えないように)穴に差し込み、その上にフレアパッキンとリングを、これまた向きを間違えないようにして設置。なおフレアパッキンとリングは一体になっているので、青色のビニールの中にはこの一体物とバネがそれぞれ2組ずつ入っています。
青いビニールの中身をセットしたら、その上にカートリッジを乗せれば、カートリッジの交換という作業自体は完了します。あとは取り外したその他の部品を組み戻していくだけです。
その必要はなかったのですが見やすいようにスパウト部を外していたので、カートリッジをはめたらスパウト部を戻します。
そしてカートリッジカバーをねじ込み、そこにストッパーと抑え用の金具を取り付けます。この時、ストッパーのギアとカートリッジカバーのギアとがきちんと揃わないと、ストッパーをカチッと押し込むことができません。ストッパーの向きは切り欠きもあって変えられないため、ギアが噛み合わない場合はカートリッジカバーを(締める方向に)少し回転させてギアの位置を調整していきます。
そしてカートリッジとその周辺部品のセットが終わったら、最後にレバーを取り付けて作用終了!
最後に恐る恐る止水栓を開けてみると・・・。
水が流れ出ることはなく、きちんと止まっています。お湯の側も、水の側も。試しに吐水させてみると、これまでよりも軽やかにレバーが動き、水が流れ出てきます。
これで気持ち良く水道を使うことができるようになりました。カートリッジが何気に高額でしたが、業者にお願いしたらそこに工賃がプラスされるのでさらに高額な出費になったはずですから、部品代だけで済ますことができたのはまぁよかったのではないかと。ケチケチするわけではあるのですが(笑)、自分でやってみれば仕組みの理解がさらに深まりますし、小さいながらも達成感や充実感が得られます。
バイクや車のメンテナンスもそうですが、これこそがDIYの醍醐味ですよね!(^ ^)