ミンクオイルを使う

キョーレツに残念な結果に終わってしまった筑波の走行会ですが(ってゆーか、そもそも参加すらできませんでしたからね・・・)、もともとは当日雨が降ることは週間天気予報などで想定済みでした。
ギリギリまでツナギで行くかどうしようか迷ったのですが、ウェットコンディションならやはり転倒のリスクが高くなるだろうと考えて、ツナギにレインウェアを着込んで参加することを決めたわけです。

しかし、ツナギは革製品。濡れれば相応のダメージを被ります。
もっとも、天候が天候ですからそもそも「濡れない」という選択肢は考えられません。そこで、ある程度は濡れてしまうことを想定して、濡れた後のお手入れをどうすればよいのかを下調べして、準備を整えておくことにしました。
そこで、2りんかんさんで購入してきたのが、前回紹介したミンクオイル(RS-TAICHI)。

結果的に走行会に参加しなかったため、ツナギは手首のあたりがうっすらと湿り気を帯びる程度の濡れ具合で済んでいるのですが、それでもお手入れだけはしておこうと思い、今日初めてミンクオイルを使ってみました。

でも、今持っているツナギは私にとっては一張羅。これ一着しかありません。なので、いきなりミンクオイル塗布の実戦投入はためらってしまいます。
そこで、手持ちの古い革ジャン(もう20年以上前に知人からいただいたモノ)で試してみることに。

まず、これがざっと拭き掃除をした状態の革ジャンです。

DSC_0001全体的にくすんだカンジになっています。ま、スマホカメラの写真じゃよく分からないかも知れませんが。
別に皮が固くなってしまっているというようなことはありません。
かつてTOPGUNがヒットしたときに流行ったMA-1と併せてバイクに乗るときによく着用し、結構酷使した割には(そしてその後放置されていた割には)状態はいいのではないかと思います。
今日はこの革ジャンにミンクオイルを使ってその使い勝手などを確認してみよう、というわけです。

正直なところ、今はバイクに乗るのに革ジャンを着ることもなくなってしまいましたので(ちょっとしたお出かけでもライディングジャケットを着用しているので)、かつてバイクに乗っていた期間から今の今まで結構長い間ハンガーにぶら下がったままだった革ジャン。
これがもしかしたらミンクオイルで息を吹き返す・・・のかしら?

DSC_0002ドキドキしながらミンクオイルの缶のふたを開けます。
こうしてみると、なんかカスタードクリームみたいですね。色は萩の月・・・というより、カモメの玉子の黄身部分の色?
事前に調べた情報ではものすごい臭気を放つらしかったのですが、格段にキツイニオイは無し。いわゆる脂のニオイが少しするくらいでしょうか。
こいつを乾いた布にこすり取り、それを革ジャンの表面に塗り込んでいきます。
状態を確認するために、まずは革ジャンの前面、左手側(写真の場合は向かって右側)にのみミンクオイルを塗布してみました。

DSC_0003そしてこれが塗布したての状態。
なんとなく向かって右側が光りを強く反射しているように思えるのは、気のせいではないでしょう。
しばらく放置したらから拭きをしなければならないようですが、この「しばらく」というのがどれくらいの期間なのかわからないので、とりあえず15分ほど放置して、拭き取りに入ります。

DSC_0001これまたどれくらい拭き取ればいいのかわからないのですが、触ってみてオイル特有のべたつきが無くなるまでひとまず拭き取ってみます。
そうして拭き取ったのが、こちら。向かって右(手前側)がミンクオイルを塗って拭き取った側、左(奥側)がまだ何もしていない側です。

写真では伝わりづらいのですが、なるほどミンクオイルで処理した方はつやがきめ細やかで、見た目にも触ったカンジもしっとりと柔らかくなりました。
ミンクオイル処理前も革の感触は比較的柔らかかったのですが、もっとこう、なんと言えばいいのでしょうか、さわり心地のよい柔らかさというのでしょうか。

DSC_0002アップにしたらもうちょっと伝わりますかね?
向かって右がミンクオイル処理済み、左が未処理。左側から窓越しに日の光が差し込んでいる状況なのですが、光源に近い左側よりも、遠い右側の方がきれいに光りを反射しているように感じませんか?

なるほど、これがミンクオイルの効能なのかー。

しかし、ミンクオイル自体は(たとえて言うなら)冷蔵庫に入れておいたバターのような状態で、こそげ取るのも結構たいへん。もっとオイリーなのかと思っていたら、なかなかに固形状なので、塗り込むのも結構たいへん。
でもそれ以上に、拭き取りがかなり大変(笑)
今のところ革ジャンの前面左手側だけですが、これだけでも結構な重労働。
革ジャンなら後右前面と背面全体だけで済みますが、これ、ツナギだと下半身もあるしかなり大変なんじゃないかと今からちょっとびびってみたり。

でも、拭き取った後の状態はかなーり満足度の高いモノになりました。今日はとにかくこの革ジャンをミンクオイルで処理しよう!

ネットで調べてみた限りでは、拭き取りが不完全だとそれが返ってカビの原因にもなってしまうんだとか。
気をつけて、入念に拭き取らなくちゃ!

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