匙は投げられたっ！？

相変わらずトラブルが解決しない我がRVFですが、スターティングモーターまで電力が供給されていないという状況で、もう僕にできることなどなにもなく。
桜井ホンダにも（わりとあっさり）見放され、四面楚歌（？）な現状で、とうとう匙が投げられました・・・もとい、賽子が投げられました。
それが、先月末近くの29日の出来事。

すっかり手慣れた押しがけでRVFに火を入れ、やっぱりスターティングモーターいらないかも？なんて嘯きながら自宅を出発です。
いや、別に今生の別れの最後のツーリングということではなく、目指したのは環状7号線と駒沢通りとの交差点周辺。柿の木坂といえばわかりやすいでしょうか。
環八方面から駒沢通りに入り、駒沢公園を越えた少し先、目的地手前のファミマでプチ休憩をとりながら、目的地を目指します。
ちなみにファミマに立ち寄った時、エンジンを切るべきか散々迷いました（笑）
結局エンジンカットして買い物をし、押しがけで再始動しましたけど・・・人目があるところで押しがけするのはちょっと恥ずかしい・・・(^ ^;;

そのファミマから坂を下ってすぐが、今日の目的地。訪れた先は、こちらのショップ。DECOBOCOさんです。
会社の同僚（ベコ男）の知り合いの方がやっているショップで、旧車のメンテナンスを中心に行っているそうです。オーナー兼メカニックの方はその筋では有名な方だそうで、請け負ってもらえればまず間違いなく綺麗にレストアされるからとわざわざ紹介してくれたのでした。

実は既に一度電話でお話をさせていただき、症状は説明済み。そしてその際に引き受けていただけるとのお返事はいただいていました。
そしてこの日が予約日だったので（意を決して）自走でやってきたのです（レッカーでくると思っていたらしく、自走してきたと話したらちょっとびっくりされました）。
既に状態についてはお伝え済みなので、現場では簡単に状況を簡単に説明するだけにし、軽くRVFの状況（電気回路関係）を確認してもらって預けてきたのでした。

お一人で切り盛りされているので多少時間が掛かるという話は聞いていました。で、ちょうど車検が１ヶ月半ほどで切れることもあったため、この際ですから継続の手続きも合わせてお願いして、気長に待つことに。
直ってくれるといいな〜。
結局のところ、セルフメンテナンスでは目で見てすぐにわかる故障（折れた、とか、割れた、とか、取れた、とか）ならば目に見える形で直せたかどうかわかりますし、その後の経過も確認が容易にできるのですが、電気という目に見えないものにまつわるトラブルは直ったかどうかの判断を「その不具合が起こらない」という形でしか判断できず、結果本当に直ったのかどうか常に疑問（不安）を抱き続けたまま乗らなくてはならなくなります。
そんな不安を抱えながら乗り回すくらいなら、ここらで一度プロの手に委ねて安心を手に入れてから改めて自分でいじっていけばいいのではないかと。
このBLOGを通して受け取ったご助言やこれまでの自分なりの経験（とか工具とか）を生かして自分で対処できないのはなんとも残念なのですが、ここは名より実をとるべしという苦渋の決断なのです。

さて、DECOBOCOさんとの約束が13時で、ほぼほぼオンタイムで到着。軽く状況説明をし、修理のお願いをしてショップを出たのが13時半ころ。
実はちょうどこの日、用賀の近くに別用で家族がフリードハイブリッドできていました。そこで時間を合わせて落ち合う殊になっていたのですが、時間に随分と余裕があったことから、柿の木坂から用賀までぶらぶら散歩しながら向かうことに。
柿の木坂の近くにはちょうど駒沢公園がありますし、時期的に桜が満開ですから桜見物（というか、花見客見物？笑）しながらのんびり歩き、途中で（遅めの）お昼でもいただきながらいけばいい頃合いでたどり着けそう。

暖かい陽気に誘われて、駒沢公園の木々の新緑も萌えていますが、そんな木陰を少し歩けば。

園内に設置されている案内図にあった桜並木が見えてきました！
平日でしたが、満開の桜に誘われた花見客が所狭しと並び、飲んだり食べたり談笑したり。楽しそう！

トラブル絡みでスタートしている2018年ですが、殊さくらに関しては青空を背景に眺める機会が多く、その意味では幸先が良い・・・のかも？

その側面を車両で通過したことは何回かありましたが、駒沢公園の中に入るのは実は初めて。さすが（旧）東京オリンピックに合わせて整備された（らしい）だけのことはあって、とても広々としています（ただ立派な施設が建っているので、原っぱのような広がりは感じませんでしたが）。
また、ジョギングコースやサイクリングコースなどもきちんとコース分けされていて（進行方向も一方通行で設定されていました）、桜見物でぶらぶら歩きながらでも運動目的の人とニアミスすることもなく。

ソメイヨシノに目を奪われがちですが、しだれ桜も随分と色付き始めていますし、その他の木々や草花も生き生きと咲いています（黄色いのはレンギョウ・・・じゃないよな・・・？）。

こんな感じでぶらぶらと公園を突っ切り、駒沢通りから園内に入って駒澤大学正門方面へ出てきました。
すぐ目の前には国道246号線（玉川通り）が走っています。
大学の近くということもありますし、もともと玉川通り沿いには飲食店も多いので、ここいらで遅めのお昼をいただこうかと思ったものの、玉川通りは何を隠そうひたすら首都高速の下を走っています。
散歩のルートがこれではせっかくお天気が良いのにちょっと残念な感じですよね。
それに、玉川通り沿いって桜が植わっている印象がありませんし（高速道路下ですからね〜）。
なのでここはひとまず玉川通りを突っ切り、世田谷通り方面へ直進してみる事に。
そちらに進んでも大学周辺であることは変わりませんし、きっとおいしそうなお店があるだろうと踏んだのですが、結果的にこれが大失敗でした。

玉川通りを越えた少し先からは完全な住宅街に入ってしまい、目につくのはコンビニくらい。まさかコンビニおにぎりとかじゃつまんないですし、世田谷通りまで出れば何かしらのお店があるはずなのでもうちょっと辛抱して先へ進む事にしました（ひとまず世田谷通りを目指します）。

そして、世田谷通り。
世田谷通りを環八方面に向かって歩き、最終的には関東中央病院脇の桜並木を歩いて目的地（というか、待ち合わせ場所）に行くのですが、道中には東京農業大学などもありますから飲食店も期待できそう。距離的にはそれほどでもありませんが、東急世田谷線の駅近くも通りますし、きっと何かありますよね！

待ち合わせまでちょっと時間にゆとりがあるので、できればいわゆる町の洋食屋さんみたいなお店で食後にコーヒーでまったり・・・を希望しちゃったりなんかして、そういうお店がないかな〜と街歩きが続きます。
いろいろな飲食店の看板が目につくようになってきて・・・。

そして。

結局イメージしていたようなお店は見つからない上に、時刻が14時を回ったこともあって、個人経営の飲食店はそのほとんどがお昼休憩に入ってしまったのでした！せっかく飲食店の看板が普通に現れ始めたのに、どこもかしこもお休み中・・・orz
数軒ファミレスがあったのでもういっそそこで・・・と心が揺らぎましたが（コーヒーのお代わりとかも普通にできますし）、それじゃわざわざ駒沢周辺に来た意味がないしな〜・・・なんて思って、ついついスルー。

だんだん疲れもたまってきて、そもそも自分が今何を食べたいのかもよくわからなくなってきて、もうメニューはなんでもいいやと思い始めて歩き続けた結果、お昼ご飯はこういう羽目に。

・・・銀だこかよ！（笑）

さすがにこれだけでは寂しいので（足りない・・・）、イートインでたこ焼きをいただいた後に、銀だこに隣接するサミットストア店内のベーカリーでドーナツとコーヒーを購入、桜見物しながらデザートタイムを楽しむ事にしました。
食べ始めてから、どちらも揚げ物であることに気がついてちょっとショックを受けたり（笑）
でもこれじゃ、コンビニでおにぎりとスイーツを買っても同じようなメニューになったのではないかとしばし自問自答・・・。

右手に関東中央病院を望みつつ、最後の桜並木の散策開始！

今日はまさに満開と呼ぶにふさわしい盛りでしたが、風がそこそこあって桜の下では時折大量の桜吹雪が。
そして道路には桜絨毯が敷き詰められていくのでした。

この通りの桜ですが、世田谷通り近くの幹はまだ細く、枝も弱々しく小さな広がりになっているだけ。なので桜のトンネルと呼ぶのはちょっとはばかられるのですが、奥に進むにつれて幹も太くなり、だんだんとそれっぽい雰囲気になっていきます。
以前この道をよく通っていた時にはもっと大きな桜のアーチがずっと続いていたように思っていたのですが、ちょっと拍子抜け？（笑）
植え替えか何かをしたんですかね？

こうして散々桜を見物した後、予定時刻より早めに待ち合わせ場所にたどり着き、フリードハイブリッドに乗って帰ってくることができました。

さぁ、これでしばらく手元にRVFがない生活が始まります。
僕の愛車は果たして直るのか？そして、直るとしてそれはいつなのか？
ツーリングするのに一番いい季節なので早く直ってくれればいいのですが、お一人で職人気質のオーナー兼メカニックが切り盛りするお店なので、そうそう催促するのも気が引けます（しかも知人の紹介ですからね）。
ま、今年の前半はちょっと片付けなければならない事も多いので、RVFが手元にないこの期間に、そうした雑務を全て処理しきってしまえるように、がんばりましょー！