昨日紹介した36mmソケットは、実はRVFのリアホイールの着脱に必要で購入しました。
昨日のうちに試用できればよかったのですが、ちょっと時間的に難しかったので、台風接近中の今日、雨風がやってくる前に試用してみることに。
まずはインパクトソケットをインパクトレンチに装着です。ピンとリングは19mmのものを流用・・・と思っていたら、ソケットを装着する角は12.7sqで同じでも、ピンを差し込む部分の直径が全く異なるため流用できず(笑)
なのできちんと製品に同梱されてきたピンとリングを利用して固定しています。
なお、ここで一点。
インパクトレンチはMakitaのTW280DZ(バッテリーレスモデル)。こいつの締め付けトルクは最大で255Nm。これだけの締め付けトルクがあれば、RVFのどのナットも脱着可能なのですが、取扱説明書にはこうあります。
締め付け能力
通常ボルト:M10〜M20
高力ボルト:M10〜M16
すなわち、通常ボルトの場合はナットのサイズで17mm〜30mm(高力ボルトはよくわかりませんでした。M16で27mmらしいのですが・・・)。
要するに、リアアクスルナットの36mm(M24)というサイズは締め付け能力を完全にオーバーしているということ。
念のためMakitaのサポートに問い合わせてみたところ、当たり前ですがモーターが焼付く恐れがあると言われ、36mmのナットを脱着するなら18vのシリーズを使ってくださいと言われました。
当然ですよね・・・(^ ^;;
ですが、今回脱着するリアアクスルナットはサイズこそ36mmですが、締め付けトルクは120Nm程度(12.0kg−m)。
TW280DZの締め付けトルクの255Nmの半分以下ですから、きっと大丈夫だろうと自分を納得させて使ってみることに。
さて、結果は!?
まずはベータピンを外し、それからインパクトレンチをセット。緊張の一瞬です!(笑)
問題なし!(実際に問題がないのかどうかはわからないんですけどね)
くぅ〜!いっぱしのメカニックみたいで、カッコイイ!(笑)
完全に自己満足の世界ですが・・・(^ ^;;
ちなみに、ホイールは軽く押さえておいた方がスムースにリアアクスルナットを外せます。センター一点止めだからでしょうかね?
リアアクスルナットが緩んだら、あとは手で回して外します。それからワッシャーを外し、センターロックスペーサも外します(これらはそのまま引き抜くだけです)。
そしてリアホイールが外されました。初めてまじまじとプロアームの内側を眺めます(笑)
台風さえきていなければ、このままプロアーム部分を洗いたい・・・。
外した部品は無くさないようにまとめておきます。
リアホイールの取り外しは、もちろんそれ自体も目的の一つなのですが、そこからさらに派生する別の作業のための準備でもあったりします。それが何かはおいおい触れていく予定ですが、それはさておき。
せっかくリアホイールが外れたので、少し綺麗にしておきましょう。
左が外したてのリアホイール。右が磨き終えたリアホイール。心なしか締まって見える・・・ような気がする・・・。
実際、様々な洗剤その他を用いて一生懸命、雨が降り出す前に洗い終えようと頑張ったわけですが、それなりに満足のいく輝きが戻ってきたと思います。これまた完全に自己満足の世界ですが(笑)
それでは外したときと逆の手順でホイールを装着していきましょう。最後にリアアクスルナットは手で絞められるところまで締め付けて・・・。
ちょっと見づらいですが、インパクトレンチの打撃力を最小にセットして、一気に締め付けます!
く〜、もう気分は8耐!(笑)
最小の打撃力で締め付けることでトルクをかけすぎる状態を防ぐわけですが、逆にトルクが弱すぎても困ります。
そこで最後に。
トルクレンチと36mmソケットの登場です。
トルクレンチのメモリをきちんと120Nmに揃えて・・・。
コキン!と手応えのあるところまできちんと締め付けます。
なお、トルクレンチを使って締め付けるときには、ホイールの供回りを防ぐためにメンテナンススタンドからRVFを下ろしておきます。
そして最後にベータピンを取り付けて、作業は終了!
完成!
リアホイールが綺麗になったおかげで、なんとなく引き締まった感じがします。自己満足ですが(笑)
ただ、サービスマニュアルを精読したら、本当はリアアクスルナットを取り付けるときにはグリスアップしなければいけなかったそう。
こりゃ、近日中にもう一度脱着しなければならないかもです(笑)
じゃ、せっかくだからリムステッカーでも貼ろうかな〜。ホイール単体でなら、貼りやすいですし!
マキタのインパクト最弱にセットした後の本締めトルクレンチの手応えはどんなだったんでしょう?
大ちゃん 様
コメントありがとうございます。
電動インパクトを使って最弱で締めた状態からだと、
だいたい数ノッチで規定トルク(この記事のトルク量は実は間違っているのですが)に達しました。