喉元を過ぎて熱さを忘れてしまわないうちに、バッ直を決行することにしました。
エアNC30さんから、電圧降下による光量不足ではないのではないかという貴重かつ適切なご指摘をいただいたのですが、何を隠そうすでにコード、スイッチなど諸々を買ってしまっていたというのと、なんてことはない、ただそれをやってみたかった、というそれだけの理由で(!)、公休が祝日と重なった今日、バッ直してみることにしたのでした。
もう、計画性も何もあったものではありませんね・・・。
さて、実際にRVFに配線をするに先立って、あらかじめコード間の接続やその他もろもろを済ませておきました。
まず最初に開封して手をつけたのがヒューズホルダー。ミニ平型タイプです。
こいつの蓋を開けて、ヒューズを取り付けるのです。
取り付けるヒューズはこれ。同じくエーモンの1275。ヘッドライトの仕事量は120W(35/60Wx2)なので、電圧12Vで電流量は10A。
そこから導き出された許容電流量が15Aというわけですね。
許容量以上の電気が流れれば、この真ん中のつながりが切れるんですね、きっと。
差し込みます。結構強くムリクリに押し込むようにしないとかっちりはまりませんでした。壊れたりしないだろうな、と不安になる程力を入れて押し込んで。
部品が小さいだけに、力を入れて押し込むのが大変!
そしたら蓋をして、コードの両端に必要な端子を取り付けておきます。
片方はバッテリーのプラス側につなげるので丸形の裸端子。反対側にはリレーに電力供給するためのコードがくっつきます。
電源に近い側をメスにする、という基本ルールに則って、ギボシのメスをつけます。
ちなみに、裸端子にカバーをつけるのを忘れてしまったため、一度切断して再度取り付け直しました・・・orz
なので片方が少しだけ短くなっています・・・(^_^;;
それから、こいつとリレーを繋ぐコードにも加工を施します。
赤いのがプラス側、黒いのがマイナス側。そのそれぞれに必要な加工をしておくわけです。
赤い方にはギボシのオスを取り付けて、ヒューズホルダーと接続です。
リレーにつながる赤いコードの反対側はまだ加工していません。
それからアースに繋ぐ黒いコードにもクワ型の裸端子を取り付けておきます。こちらもリレーにつながる反対側はまだ未処理です。
ここまでを事前に済ませておきました。
なので今日はRVFにこれらのコードを配線するという実地作業になります。
まずはバイク置き場に行きます。
そうしたら久々にRVFを裸に剥きます・・・って書くと、なんかちょっとエロい・・・(#^_^#)
電気関係をいじる時は、バッテリーのマイナス側を外すのが鉄則。不用意に金属等に接触しないように(接触しても影響が出ないように)絶縁した上で、動かないように固定しました。
ヘッドライト周りの配線はあらかじめ確認していたので、左ハンドルから伸びる白いコードが今回切断するコードであることもわかっていますが、可能な限りヘッドライトに近い側で切断したほうがリレーの固定をしやすいかも・・・と考えて、ちょっと辿ってみました。
エアクリーナーボックスを外して覗き込めば、目的のカプラーは見えるものの、その周囲に加工するのは現状では不可能。
キャブレターを外したりすればいけるのかもですが、それはまだ未経験なので、潔く諦めます。
というわけで、左ハンドルのスイッチと先ほどのカプラー(カプラーから伸びるコードでヘッドライトにつながっている)の間にある部分をばっさりと切断することに。
そう、こんな風に!
さぁ、もう後には引けません!!
そしたらここにリレーをかませます。リレーはこちら、エーモンのリレー、1245。
こいつを接続するのですが、なんかかっちり奥まで入りきらなかった・・・。
それでいいのでしょうかねぇ?ちょっと不安・・・?
このそれぞれに適切なコードをつないでいくことになります。
パッケージの説明書きによれば、
青=リレー動作用電源
黒=アース
赤=バッテリープラス
黄=電飾品(今回であればヘッドライト)
というつなぎ方になるようです。
つまり、イメージとしてはこんな感じ。
黄にヘッドライト側からの白いコード、青にスイッチ側からの白いコード、赤にバッテリーからのコード、黒にアースへのコードがつながる、ということです。
切断した従来の白いコードに所定のギボシをつけたら黄と青にそれぞれ接続。
ヒューズホルダーにくっつけた丸形の裸端子はバッテリーのプラス端子のそばに配置。
そしてハーネスに沿う形で配線を引っ張っていきます。
ちなみに電源から引っ張ってくる赤いコードは防水・耐熱の意味も兼ねて、結束テープで巻きました。なのでコードはすでに黒になっています(笑)
何かと「結束」させているわけではないのですが、エンジン近辺を這わせることになるので少しでも耐熱性能を上げることができればと(電線の温度が上がると抵抗が増える)。
そしてリレーの方に引っ張り出します。
そしたら手頃なところで切断し、所定のギボシをつけてリレーと接続。
さぁ、残るはアースのみです。
サービスマニュアルを使ってあらかじめボディアースの位置を確認しておきました。ボディにつながっている金属製のネジであればどこでもボディアースになるらしいのですが、ボディアースは可能であれば一箇所にまとめておいたほうが電気の流れがスムースになる(というか、美しい)らしいので、マニュアル記載のボディアースを利用することに。
ここに、配線コードのクワ型端子を接続します。
もちろんこちらのコードにも結束テープを巻いておきました。
このコードを、電源からのコードと同じようにうまい具合にフレームの中を這わせてスイッチ近くまで引っ張り出します。
これで全ての配線の接続が完了です。
そうしたらバッテリーのプラスに丸形端子を接続します。この時、コードが出る向きに注意します。
端子カバーはその側面部にのみ切れ目があり、ここに合わせてコードを出さないとうまくカバーできません。
この向きでつければぴったり!
と、ここまで出来たところで通電確認をしておくことに。
ボディアースとバッテリーのマイナスをつなぎ、アッパーカウルを仮止めしてヘッドライトのカプラーを接続。
そしてメインキーを回すと・・・。
点いた〜〜〜(^-^)
正直、真昼間なので明るくなったのかどうかわからないのですが・・・(笑)
ライトがついたということは、少なくとも接続は間違っていないということですから、あとはRVFを組み上げていくだけです。
ですが実際のところ、先の取り付けではどうやってもリレーを安定的に設置することができず。
そこでやむなく上の写真のように、コードにゆとりのなかったスイッチ側、ヘッドライト側との接続(つまり白いコードとの接続)部分に延長コードをかませることで対応。
ハンドルを両側に目一杯切ってもコードが引っ張られたりしないことを確認したら、ハーネスをフロントフォークに固定します(ハーネスはもともとタイラップでこの場所で固定されていたからです)。
でも、せっかくバッテリーから直接電力供給を受けられるようにしたのに、延長コードをギボシ接続したのでは、その分だけ抵抗が増えていますよね。
本末転倒か!?(笑)
そしてリレーは邪魔にならないこの位置に。
こちらもタイラップでかっちり固定して、走行中の振動でずれたり落ちたりしないようにしました。
RVFはヘッドライト周り(というか、メーター周り?)にこうした空間がたくさんあるのがありがたいですね〜(笑)
で、せっかくなので(用事もあったので)夜間にちょっと走り回ってみました。
これはまったく個人的な感想に過ぎませんが、なるほど確かに明るくなったと感じました。
でも、例えばこれをする前とこれをした後とで、同じ場所でヘッドライトや照らし出す先の写真を撮って比較するなどすれば、本当に明るくなったのかどうか判断できるのですが、夜走るのも久しぶり、バッ直前後で乗り比べたわけでもないとなると、正直なところ明るくなったと断言できないところがちょっと残念。
確かに明るくなったという印象は強いのですが、プラシーボと言えなくもないな・・・みたいな?
ま、「暗いな」という印象がなくなったのは、実際の明るさはさておくとしても精神衛生上は非常に好ましいと言えましょう。
ただ、よく考えたらもともとの白いコードとつながっている(延長)コードを、リレーを介さずにつなぎ直せば前と同じ状況がすぐに再現できるわけです。
なら、そのうちそれで明るさ比較(もちろん測定機器などによる厳密なものではありませんが)なんかをやってみるのもいいかなぁ・・・なんて思っています。
さて、これでなんとなく気になっていた(よく言われる)ヘッドライトの暗さに、自分なりの対処ができたのではないかということで、かなり気分的にいい感じ♪
これならハイビーム側もバッテリーから直接電力供給をさせてみてもいいのかも、なんて考えてます。
気分的なものに過ぎないとしても、です。
夏になれば夜に走り回る機会も多くなるもの。これで少しは夜通しツーリングも、安全になる!?