前回法務局にて相談した結果、要するに法務局は登記を行う際の手続きについては相談できるけれども、個別具体的な金額等の相談はできませんよ、ということが分かってしまったため、税務に関する無料の区民相談の予約を入れて、贈与と売買のどちらが税制上有利なのかということを相談し直さなくちゃ、と言う結論にたどり着きました。
で、さっそく予約を取るために、（相談日の一週間前の9:00AMから受付開始だったので）開始と同時に電話をかけてみるも、案の定つながらず。ま、時期が時期なのでやむを得ませんね。
こちとらさほど急ぐわけではありませんが、だからと言っていつまでものほほんとしてるわけにもいきません。
で、そんな時役に立ってくれるのはやっぱりgoogle先生なわけで（笑）
google先生に尋ねたところ、民間でも無料相談できる事務所はあるようで、本日さっそく行ってきました（もちろん事前に問い合わせて予約をいれました）。
今回僕が訪れたのは、「司法書士 板垣隼 事務所」というところがやっている、「不動産名義変更手続センター」さん。同司法書士事務所が不動産名義変更を行う際の受付窓口がこのセンター・・・なのかな？
いずれにしても、マンションの一室にある事務所で、特に同司法書士事務所と同センターとの間には違いは無かったようです。
対応してくれた司法書士さんは気さくな良い方で、もし僕がお金がたくさんあって、でも時間が無くてしかもめんどくさがり屋だったら、きっと間違いなくここに依頼して手続きを進めていたと思います。
ただ残念（？）なことに、僕は貧乏で、今回の不動産名義変更に関しては特に時間的な制約がなく、しかも何となく手続きを自分でやってみたいという純粋な好奇心があるため、差し当たっては無料相談のみで利用させていただくことにしました。すみません・・・。
でお話をいろいろ伺ったところ。
- 贈与
固定資産税課税明細書にある評価額を元に、贈与税がかかるものの、贈与税は基礎控除額110万円を差し引いたその残りに税率を乗じて算出する。
今回依頼した物件だと、（土地が宅地ではなく山林扱いなのでちょっと面倒があるらしいけれど）贈与税なら概ね9万円程度であろう。 - 売買
これは物件の「実売価格」が分からなければ実際のところ取引額が決まらないので何とも言えないが、家族間での取引ということもあり、現実的には金銭の移動が発生しない（場合もある）ので、金額的な面ではこちらの方が有利であろう。
リゾートマンション購入時よりも現在の価値が著しく下がっていることを鑑みれば（路線価などで金額が決まらないので結構主観的に金額を決めても大丈夫なのでは、とのことでした）、仮に非常に安価な金額で売買を行ったとしても、国税庁の言う「個人から著しく低い価額の対価で財産を譲り受けた場合」には当たらない可能性もある。
ただ、一番確実なのは不動産鑑定士に依頼するか、不動産業者に見積もってもらう方が面倒はないだろう。 - 贈与にしても売買にしてもかかる事務的な費用
登録免許税（固定資産評価額で、建物2%、土地1.5%）が大体3万円がかけるくらい（27,000円くらいらしい）。
印紙代が400～500円くらい（あるいはそれ以下）。 - 固定資産税評価証明書の取得費用が数千円程度。
- 不動産取得税（税率3%）
という感じで金額がかかりますとのことでした。
もちろん、この事務所に依頼すれば、その事務所への支払いが別途かかります（金額を載せていいのかどうかちょっと分からないので、金額は表示しません）。ちゃんと贈与、売買それぞれで手続きパックになっていて、その書類にはきちんと金額や手続きの流れなどが説明されています。
話を伺ったかぎりでの結論としては、贈与税と売買代金とでどちらが金額が高くなるかということで判断することになりそう。
そこで考えてみると、まず家族間売買であること、現在のリゾートマンションの価格がそれほど高いわけがないこと（ものによっては10万円程度から出ていますからね～）からも、やっぱり現実的には売買を選択することになるでしょうね～。
というわけで、売買契約による譲渡で話を進めてみようと決心しました。
今日の無料相談では結構な収穫があったと思います。それに見合うだけのペイをこの事務所にしてあげられなさそうなのがちょっと申し訳ないのですが・・・。
罪滅ぼし（？）というわけではありませんが、関東近県にお住まいの方で、不動産の名義変更をお考えでしたら、ぜひこちら、「不動産名義変更手続センター」さんのウェブページを見ていただき、相談されることをおすすめします！
関東近県、と書きましたが、もちろん全国対応してくださいますので、関東近県でない方もぜひ！
さ、次は不動産の実売価格の調査だな～。
頑張ろう！