さらばD80。

2006年9月15日に発売され、ほぼ発売日に購入した初めてのデジタル一眼レフ、D80。あれからもう10年以上が経過するわけですが、先日とうとう僕のD80にも異常が発生するようになってしまいました。
具体的には、モードなどを表示する液晶パネル部分に「err」という表示が出て、フォーカスやシャッターモードなどの操作の一切が行えなくなってしまうというもの。シャッターは生きているようなのですが、いかんせん一切のモード操作ができないため、事実上撮影は不可な感じ(ネット上の情報によると撮影の記録もできないらしい)。

すでにNIKONの修理対象機種のリストからも外されていて、修理に出すとどの程度の金額がかかるのかははっきりしないのですが、過去に同様の現象で修理に出した人の情報を見る限りではだいたい10,000〜15,000円くらいで修理できるみたいでした。
しかし発売から10年以上経つD80に、果たしてその金額を出すだけの価値があるかどうかは正直微妙なところです。
もちろん、思い入れとしてはそれだけの価値はあるものの、機械としてみた場合、中古で程度のいいD80が2,000〜3,000円で出回っていることを考えれば、さすがに桁が一つ上がる金額を出して修理するのは腰が引けてしまうのも事実。
かといって、3,000円出して「他人の」D80を使い続ける気にもなれません。それはあくまで「他人の」D80であって、「僕が使ってきた」D80ではありませんからね〜。

そこでネットで調べてみたところ、モードエンコーダと呼ばれる部品の変形が原因らしく、これを直せば(ほとんどの場合)復活するそうです。
となると、D80を分解しなければなりませんが、この分解手順はyoutubeにアップされているので、ひとまずその動画を参照しながらD80を開けてみることに(この時点で修理という選択肢は外れることになります)。

で、そこそこまで分解して気が付きました。これ、僕には無理・・・orz

iPhone5Sのバッテリー交換とはやっぱり違いますね。
圧倒的に部品点数が多い(それはD80がそれだけ古い機械であることの証でもありますが)、そして物理ボタンやダイアルなどが多く、そのほとんどがフィルムケーブルで縦横無尽に伸びているのです。
それよりなにより、一番問題だったのは件の「モードエンコーダ」なるパーツが本体のどのあたりに位置するのかがわからず、どの程度まで分解する必要があるのかのめどすら立たなかったこと。

それでもできるところまで開いてみたものの、途中で断念しました。
実は分解の途中で予期せぬ部品が応力で弾けてしまい、それがどこのどの部品がどのように組み込まれていたものなのかがわからなくなってしまったからです・・・orz
(それまではすべて外すごとに写真を撮っていたのに・・・)

はい。この時点で復元は不可能になりました。
ならばととにかく徹底的に分解し、「モードエンコーダ」なるパーツがどこにあるのかだけでも確認しておくことに。
結果的にその場所は特定でき、そのパーツを取り出すこともできたのですが、どうやら上記リンク先で言われているような不具合箇所は見受けられず、もしかしたらここが原因ではなかったのかもしれません。

ちなみに、レンズの接点を清掃すると直るという情報もあったのでそちらは分解前に試してみましたが、もちろんそれで状況は変わりませんでした。

いずれにしても現状のままではどのみちエラー表示が出て撮影できなくなっていたのは事実ですし、1年ほど前からそろそろAPS-Cではなくフルサイズのデジタル一眼が欲しいなと思っていたこともあって、これはもしかしたら「そろそろ買い替えたほうがイイんじゃない?」という天の啓示なのかもしれない、と前向きに捉えることに(幸いD80のキットレンズ以外はすべてFXレンズなので)。

というわけでいろいろ考え中なのですが・・・。

  1. ファインダーを覗いて撮影を楽しむために、フルサイズの一眼を新規に購入(手持ちのレンズは使い続けられるので、投入したコストを無駄にすることがないが金銭的な負担は一番大きい)
  2. 散歩やツーリング時の負担を減らすために、ミラーレス一眼に乗り換え(レンズは処分するので金額的な±は0に近くなるはず)
  3. いっそ撮影環境もiPhone5Sに統一する(レンズ処分による金銭的な利益が見込まれる)

趣味を取るか、実用面を取るか、折衷的に行くか。どれも一長一短があるので正直なかなか決めかねていたりもします・・・(~_~;;

ま、とりあえず年末年始も使ってゆっくり考えてみることにしますか!

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