フリードハイブリッドに純正の革ステアリングカバーを装着!

はるか昔、(一世代前の)オデッセイに乗っていた時。
オデッセイのハンドルに、市販の(オデッセイ用の)革ハンドルカバーを巻きつけたことがありました(リンク先のと色は違いますが、同じメーカーのです)。
ハンドルが革になることで高級感が出ましたし、なにより手にしっとりとなじむ感じがしてとても心地よかった思い出があったので、色々あって乗りつぶすことにした現在の車、フリードハイブリッド(2013年モデル)のステアリングにも、革のカバーを編み上げることにしました。

しかしフリードハイブリッド専用の市販の革ステアリングカバーってのが見当たらず。
汎用品はあるのですが、いかんせん僕は不器用なのでそれだと失敗するリスクが高く、どうしようか迷っていたところ、HONDAの純正オプションで革ステアリングカバーがあることを知りました。
もちろんそれはディーラーで取り付けてもらうことが前提になっている商品なのですが、そこはそれ。インターネットを活用すればその革ステアリングカバーだけを入手することは普通にできます。しかも、通常の販売価格よりもお安く(笑)
(車両の年式によってハンドルの形状が異なる点だけ注意が必要です)

で、実は先月にこの革ステアリングカバーを入手していたのでした。
その取り付けを実は昨日、半日がかりで行ったのでした。

編上げタイプの革ステアリングカバーの取り付け方についてはネットでも色々な車種で情報がありますから、適宜そちらを参照していただくとして(笑)

こちらも散々見させていただきました↓

こちらの動画は、下で紹介するマニュアルの製品を販売している橋本商事さんの動画です。

これらの情報を頼りに、いざ!

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まずはフリードハイブリッドに乗り込みます。
うちは車は本当に日常の足なので(3年で大体40,000kmくらい走る)、日常の足っぽく色々とごちゃごちゃしたものが乗っかっていたり取り付けられていたりしますが、その辺は無視してください(笑)

で、革ステアリングカバーを取り付ける前に、まずはハンドルを綺麗にします。
綺麗にすると言っても水拭きで汚れを落とす、ということではなく、アルコールを使って消毒し、革がダメージを受けないようにするのです(そうする方がいいと書いてあった)。

しかし僕は洗浄用のアルコールを持っていません。最悪、中性洗剤で拭き取ればいいかな〜と思っていたのですが、よくよく家の中を見てみると。

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消毒用のアルコールがあった!
とりあえずこれでふきふきしてみることにしましょう。

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で、これが拭き取った後。
わかりづらいかもしれませんが、結構綺麗になりました。というのも、ふき取りに使用したウェスがものすごく真っ黒になりましたから・・・orz
僕の車ではあるのですが、実家に置いて両親がメインで使っている関係上、なかなかメンテナンス(というか、洗車)が行われず、どうしても汚れがたまるのですよ・・・と言い訳してみるテスト。

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で、これが先月届いた革ステアリングカバー。特に壊れるものは入っていないのですが、こわれもの扱いで届きました。

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中身はこう。
革ステアリングカバー本体と、編上げ用の糸、そして乾燥用のシリカゲルです。
取り付け用のマニュアルなどは一切入っていません。そりゃまそうですよね。だってこれはもともとディーラーにて取り付けてもらうためのパーツなのですから。

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フリードハイブリッド専用のステアリングカバーなので取り付けはそんなに苦労しないはずです。
それにしても革のいい香りがします。

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そしてこれが付属していた糸。
黒い革ステアリングカバーに対して、最も黒なのである意味目立たなくていいのかもしれませんが、なんかちょっと地味すぎますし、黒い革に黒い糸じゃハンドルカバーとして安っぽく見えてしまうような気がします(この辺は好みの問題です)。
というわけで、ここは別の糸を調達してアクセントにすることに。
一般的に黒いハンドルカバーを止める時には赤い糸が鮮やかでかつスポーティな感じがして綺麗なのですが、フリードハイブリッドはあくまでファミリー向けのミニバン。スポーティではかえってミスマッチというべきでしょう。
そこで考えました。
車両の色がアイスブルーなので、最もそれっぽい色にしてみようと。

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しかし実際のところ、革製品を編み上げるための糸はどのような糸がいいのか全くわかりません。釣りで使用するナイロン製の糸がいいという情報もあったのですが、それも本当かどうか正直微妙です。
そこで近所の手芸屋さんに付属の糸持参で行って、「これと同じような素材の糸で、カラーバリエーションのあるもの」がどれか相談することにしました。餅は餅屋。やっぱりプロに聞くのが安全ですよね!
もちろん革製品を編上げますと伝えました。そして教えてもらったのがこちらの商品でした。
一つで約4mの長さ。滑りが良くなるようにワックスコーティングもされてます(されてない糸を使う時は蝋を塗らないと大変らしい)。お値段は100円もしませんでした。
僕のことなので、きっと途中で失敗するであろうことなどから、念のため2個(トータル8m!)購入。これならよっぽどのことがない限り、足りなくなることはないでしょう!

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さて、綺麗になった(はずの)ハンドルに早速革ステアリングカバーを合わせてみます。
スポークの位置も含めて、さすが専用品。ぴったりです。

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とりあえず一番下に来るスポーク部分を両面テープで固定(テープはステアリングカバー本体に取り付けられています)。

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編み方は・・・こちらをプリントアウトして参考にすることに(リンク元失念)。編み方というよりも、編み始めと編み終わりをどう処理すればいいのかがわからないので(玉結びをして止めればいいのかな?)色々ネットで調べた時に見つけたマニュアルです。
汎用の革ステアリングカバーをあつかっている会社の製品マニュアルでしたが、これを参考にしてみることにしましょう!

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簡易マニュアルでもいいから、製品に同梱されていればな〜。。。
ちなみにこのマニュアルは先の動画を公開されていた橋本商事さんの製品用のものです。web上にあったのですが、改めて探したところ、リンク先を見つけられませんでした。

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それでは両脇のスポーク部分の両面テープも貼り付けてハンドルに革ステアリングカバーを(ほぼ)固定して、いよいよ編上げ開始です!

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先ほどの説明書にはハンドルの半分を巻くのに大体2.5m程度必要とありました。
とりあえず短い下側から縫い始めることにして、それなら1.25mもあれば十分のはず。
でも長さを測るものを持っておりなかったので、じゃ2mでやればいいやと購入した糸を半分に折って切断、その片方を使って編上げ開始です!
玉結びで止めるのではなく、糸を三重に巻くことで止められるそうです。

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もくもくと編みあげていきます。ハンドルの向きはやりやすいように時折回します。
そして・・・。

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無事最後まで巻き上げ、最後の三重巻固定部分まで無事終了し、もう少し強く巻きつけておくかと糸を引っ張ったらなんと!
後ろ側の穴が切れてしまいました・・・orz

切れてしまったものは仕方がありません。ここはひとつ手前の穴で固定することにしましょう。

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完成図。まだ全体の1/4程度にしかなりませんが、まずまず?
シワが寄っていたりするのはDIYの醍醐味!と自分に言い聞かせて次の箇所に進みます。
しかし、やっぱり糸が長すぎたようです(笑)

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そして頑張って下側の反対方向も巻き上げ完了!
なかなかいい感じ!?
・・・でもこの後衝撃の事実が明らかになります。結構凹みます!?

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残った大物の上半分も同じ要領で黙々と巻き上げていきます。この上半分は、新しい4mの糸を使って編上げました。これまた糸が長すぎて結構大変でした。
ま、足りなくなるよりはいいということで・・・(^-^;;

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あまった糸を処理して切り取れば、こんな感じ!
ぱっと見は上出来です。神は細部に宿るのですが、この際そんなことは言ってられません。やり遂げた、ということだけが重要なのです!(笑)

ちなみにここまでの作業時間は大体3時間(途中休憩で抜けたりしてますが、それも含めてです)。
作業を始めたのが16:00近く。そのころはまだ明るかったのですが、一通り巻き上げ終えて休憩がてら食事を取りに行き、帰ってきたのが18:00過ぎ。少しずつ薄暗くなっていて。その薄暗い中余り糸の処理を行いました。
近頃めっきり視力が衰えてきた僕には、この薄暗い中での作業は結構大変でした(笑)

(だから前半と後半で色味が違うのです)

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革ステアリングカバーを取り付けたことで、当然ハンドルの握り幅が変わります(太くなる)。
その分掴みやすくなりましたし、なによりハンドルを握った時の革独特の感触が得も言われぬ心地良さです。結構嬉しい♪

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そして判明したのです。とんでもない事実が。
こちら、ハンドル下側の左半面。

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同右半面。
わかりますかね?

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両方いっぺんに見ればわかりやすいかも?

そう、なんと右と左で編み目が逆になってしまったんです!!
つまり糸の通し方が右と左で反対になってしまったということ。これは作業しやすいようにハンドルを回転させたことによる弊害・・・ではなく、単純に僕が不器用な上に全くそれを意識していなかったことに起因しています・・・orz

ま・・・まぁ、握った時に違和感はないし、そもそもこの場所を握り続けることは(少なくとも僕の運転スタイルでは)ありませんから、まぁ良しとしましょう!
どうしても気になるようなら、また巻き直せばいいだけの話ですもんね!(ちょっとそれは嫌だけど)

というわけで、ハンドルは無事に革巻きになりました。これだってディーラーに頼めばそれなりの工賃が発生しますし、何より糸は黒ですからちょっとねぇ。。。
ま、僕が調達した糸も、束になっていた時は車体の色と同じ色味だったのですが、一本になるとほとんど白と言ってもいい感じで、それはそれでちょっと誤算だったりするわけですが・・・(^_^;;

時間と手間はそれなりにかかりますが、かなり満足度の高いDIYだと思います。
これだけで車に乗る時に新しい感覚が味わえるわけですからね〜(^ ^)

次はシフトノブの部分を革に変えようと思っています。これも純正オプションがちゃんと用意されているので、それをパーツ購入してDIYする予定です。

車に乗ってどっか行きたくなってきた!(笑)

2件のコメント

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