山中湖から道志道に入る交差点角にある飲食店「ジョイパティオ」。僕が学部生だった頃、合宿といえば山中湖だったこともあって、その都度入っていた思い出のあるお店。
そのお店がまだ当時の面影のままにそこで営業しているのを眺めてちょっと嬉しくなりつつ、山中湖という湖沿いの道から、山間部のワインディングロード、道志道に入っていきます。
といってもこの道だっていわゆる一般道ですから、普通に走る乗用車だって当然います。
もういい大人ですから、峠道でサーキットまがいの走行をするようなことはしませんし、他車の妨げになるような走り方もしません。
せっかくの楽しいツーリングですから、心おおらかに最終目的地の温泉を目指すのです。
そしてたどり着きました。今回のツーリングの最終立ち寄りポイント。
道志温泉「紅椿の湯」です。
その上空は、かなり雲は多くなったものの、まだまだ青空が覗いています。この分なら、雨に降られることなく帰路につけるかも!?
しかし念のため、バイクは屋根代わりがある立体駐車場の二階に留めておくことに。
後になってこの判断が正しかったことがわかるのですが・・・。
紅椿の湯は、すぐ脇を道志川の清流が流れる落ち着いた雰囲気の(比較的新しい?)温泉。
平日は1,000円で一日中滞在可能です。なので一度温泉につかり、その後広間でくつろぎ、再度温泉に入り・・・といったことを繰り返すことも可能です。
メンバーの一人は何度かここにきたことがあり、「必ずステテコ持参で来るように!」と事前に連絡がありました。なるほど、ステテコならそれを履いただけで館内をぶらぶらできるわけですね!(笑)
施設からも高低差のある川底がはっきりと見えるほど透明度の高い川の流れをつぶさに観察できます。
川の中を泳ぐ魚(イワナやヤマメでしょうか?)も肉眼で見ることが可能!
僕がもっと若かったら、絶対に川で泳いだことでしょう。
さて、入館の手続きを終えたら、早速ひとっぷろ浴びましょう!
ちなみにメンバーの一人がJAFの会員だったのですが、なんとJAFの会員証を見せると入館料が10%OFFになるという予期せぬ特典が!
今回は割引が利くシチュエーションが多いなぁ(笑)
温泉は内風呂に熱いお湯とぬるいお湯の湯船が。それと露天風呂にサウナ。
僕はぬるめのお湯にゆっくりじっくり浸かるのが好きなので、ぬるい湯船と露天風呂を行ったり来たり。
それから一度お風呂から上がって大広間で水分補給。それから再び露天風呂へ入りました。
で、この露天風呂に入ろうかというタイミングで。
なんか雲行きが怪しい・・・っていうか、かんっぺきにガスってます。
しかも遠くから地鳴りのような音が。
「また自衛隊の実弾演習の爆音ですかねぇ」なんて言ってた矢先に・・・来ました!
稲光り!雷鳴!なんだよ、雷かよっ!!
そしてほどなくして、iPhone5sで撮影してもその雨粒がわかるくらい激しい雨が!
降り方からして夕立でしょう。ということは一過性の通り雨。しばらく待てば止むはず。
なら果報は寝て待て・・・もとい、風呂で待て。
というわけで、この大粒の雨を全身に受けながら、露天風呂に浸かって大自然を満喫しました(笑)
大人になると雨に打たれるという経験をあまりしなくなるからかもしれませんが、なんか大雨の露天風呂はとても楽しい!
しかし読み通りこの夕立はやがて小降りになり、そしてうっすらと日が差し始めました。
露天風呂から雨上がりの空をぼーっと眺めていたら、空にはなんと虹が!
さすがに風呂の中にiPhone5sは持ち込んでいないので写真は撮れませんでしたが、肉眼で空のアーチが少しずつ消えていくのを露天風呂に浸かりながらじーっと眺めて。
こういうゆっくりとした時間って、最近なかったからな〜。必要ですよね、こういう時間。
さぁ、路面はウェットコンディションですが雨はあがりました。お天気は快方に向かいつつあるようです。
昨日せっかくチェーンルブをさしたばかりだったので湿った路面を走るのはいやですが、いつまでもここでまったりとしているわけにはいきません。僕以外の二人は明日仕事、しかも早番なのですから!(笑)
しかし、つくづく屋根付きのところに留めておいてよかったです。吹き込みや滴り落ちた水滴で少しは濡れてしまいましたが(屋根に該当する部分は本当は屋上階の床なので)、シートバッグ、ジャケットを含め大きな被害はなし。
ここでメットのシールドをライトスモークからクリアに交換し、いざ東京を目指します。
当初の予定ではここで自由解散のつもりだったのですが、雨宿りがてらこの後をみんなで相談し、結論から言うと、圏央道から中央道に入って帰ろう、ということで一致しました(当初は3人がまったく別々で、僕は関越、GSXは中央、ハーレーは東名の予定だった)。
圏央道の相模原ICから入ることにして、その手前でハーレーは今一度給油をし、それから最後に軽くお茶したら、後は高速に入り、各自がそれぞれのICで降りて帰宅しよう、ということに。
そこで道中のスタンドでハーレーの給油を済ませ、その少し先にあったGUSTOで軽くお茶タイム。
全員(といっても3人ですが)で揃うのはここが最後です。高速に入ったらSAなどには立ち寄らずに済ませることになっているからです。
そしてこのまったりタイムも終わりの時を迎え、いよいよ今回のツーリングの最終局面、帰路に入ります。
お家に着くまでがツーリングですから、最後の最後まで気をぬくことはできません。
気を引き締めて、まずは相模原ICに向かって進みます!