日頃の行いが良いからなのかそれとも悪いからなのか、公休がちょうど台風の影響をまともに受けての大雨にあたるらしいので、梅雨の合間の晴天が続いていた昨日15日(投稿しているのは翌16日です)、カメラ片手に久方ぶりのお参り散歩をしてきました。
今回訪れたのは、東京大神宮です。
東京生まれの東京育ちですが、恥ずかしながら初めて知ったこの神社。どんな所なのか、行ってみるのがとても楽しみです♪
最寄りの駅は飯田橋になるようですので、今回のお散歩コースはいつもの浜松町〜桜田門ではなく、有楽町〜飯田橋にしてみました。距離的には問題なさそうですね!
問題があるとすれば・・・猛暑日で熱中症注意情報も発令中の東京都心を、一番暑くなるであろう真っ昼間に散歩をするということ・・・ですかね??(笑)
そんなこんなでスタートします。
まずは有楽町からお隣の東京駅に向かいます。東京駅を背後に背負ってまっすぐ進めば皇居。そして皇居にそって北の丸へ移動、大きなタマネギをかすめつつ飯田橋方面に向かう。大まかにはそんなルートです。
少し前まで、車ではよく通っていた道でもありますが、歩くのは初めて。
まずは東京駅をファインダー越しにのぞいて撮影モードに入りましょう!
きれいに水平も出たようですし、うん、なかなか。
でも本当は、東京駅の真っ正面に立つことができるので、左右対称の美しい駅舎を全面に入れたかったのです。
じゃぁなぜそれをしなかったのかというと。
一つは焦点距離の問題なんですが、より実際的な理由としては、これ。
東京駅の真ん前がちょうど工事の真っ最中だったからです(笑)
残念!
東京駅からまっすぐのびる石畳。真夏の日差しだけでも肌が痛いくらいなのに、白みを帯びた石畳からの照り返しで痛さ倍増!
ちょうど時間がお昼(少し)過ぎということもあって、左右の街路樹の木陰では数人の人がお弁当を食べたり飲み物を飲んでいたりしてました。
測道に目をやると、緑濃く街路樹が繁り、涼しげな影を落としています。木陰には多くの人が憩ってました。
この石畳を振り返れば、そこはもう皇居。皇居の敷地内は緑が多いのですが、その周りはコンクリートジャングル、天下の国道1号線です(笑)
遮るものがなく、さらに交通量が多いので、これまたさらに暑い!!
かろうじて地下鉄の入り口が作っていた日陰に入って皇居の方を眺めると。
夏空だ〜。
ホントに明日は雨(というか、暴風雨らしい)なのかな?
皇居はお堀に囲まれていますから、当然敷地内にはいるには橋を渡らなければなりません。で、あちこちに○○門という交差点があるわけですが、その交差点にはこうやって大抵橋が架かっています(門ってのは入り口ですから当たり前ですね)。
そして皇居といえば東京の観光名所の一つ。とくれば当然に多くの外国人観光客が訪れます。僕と同じようにカメラを手にした外国人が、あちこちで橋を渡ってぶらついていました(笑)
思ったより欧米系の外国人が多かったのですが、アジア系の外国人はやっぱり名所観光よりも買い物なんですかね?
皇居の橋にて。
欄干にかかる木々の影も色濃く、日差しの強さが伺えますね。
和田倉門にかかる橋を渡ると、その先に和田倉噴水公園があるので、まずはその公園に行ってみることに。
で、橋を渡っているときに、ふと下を見たら。
亀が気持ち良さそうに泳いでいました(^ ^)
こう暑いと、水の中はさぞかし気持ちのいいことでしょう。でもまさかお堀に飛び込むわけにも行きませんので(捕まっちゃいますし、そもそも水が汚くてとても飛び込む気にはなれない)、ここはグッとこらえて先に進みます。
人には人の乳酸菌涼み方。
和田倉噴水公園というくらいですから、もちろん噴水がメインです。
僕が訪れたときに丁度噴水が一気に吹き上がりました。水しぶきが気持ちいい〜〜♪
そうして噴霧が終了。穏やかな水柱だけが残ります。噴霧は時間で発生するのかな?
そういえば今日(投稿日の16日)にたまたま読んだ雑誌に、水滴を美しく撮るには+0.7EV程度露出補正するといい、みたいなことが書かれていました。
・・・もっと早く知っていれば・・・orz
噴水のおかげでとても涼しげな感じがしますが、そのすぐ脇にある石壁は強い日差しを浴びてはっきりとした影を受け取っています。
やっぱり今日は暑いんだ〜(笑)
そうだよね、だってこんな感じの空だもの。
すぐに道具に頼るのは悪い癖なのかもしれませんが、こういう景色を撮影しだすと、やっぱりPLフィルターが欲しくなっちゃいますよね〜。うー、でもガマンガマン!
和田倉門の先にある広場から。
わかります?
画面真っ正面、ビルとビルの間に、いつも見慣れた東京タワーが!
細っ!(笑)
ちなみにこの広場を皇居に進むと桔梗門という門があります。
そこから皇居に入れるのですが(少なくとも構造上は)、この桔梗門は関係者以外立ち入り禁止のため、一般の人はここから中に入ることができません。
観光客はお隣の大手門の方から入るように指示されます。
実際多くの外国人がそこから入ろうとしてお巡りさん(皇宮警察かな?)に「入れません」と説明されていました。
今日の目的は皇居の散策ではないので、東京タワーを見つけたら(笑)、そのままお堀に沿って皇居を回ります。
ジョガーやランナーの聖地(とまでは言えないか)だけあって、かなりの数の愛好家が気持ち良さそうに汗を流していました。
膝さえ悪くならなければ、僕も一度くらいはここを走りたかったのですが・・・(T_T)
しかし叶わないものは叶いません。
「こんなガス臭いところを走ったって、気持ちよくなんかないさ」
というサワーグレープをつぶやきながら、一路飯田橋(というか、東京大神宮)を目指します。
こうしたモニュメントなんてほとんど気にしたことはないのですが、なんでこれが目について写真に収めたのかというと・・・。
テレビ東京というローカル局で全国各地にあるこの道標を探す、という番組があって、それを見てたからです(笑)
まさか実物をこの目で見ることになろうとは思いもしませんでした(そもそもここにそれがあることだって知りませんでしたからねぇ)。
なんだかんだで、テレビの影響力はまだまだ健在!?
街路樹もどことなく南国っぽく見えるのは、照りつける太陽のせいでしょうか(もちろん+補正しているということもありますが)。
神は直線を作らないそうですが、人は好んで直線を作りますよね。
手持ち撮影なので若干角度がついちゃったかもですが、可能な限り平行を出して撮影してみました。
さしずめタイトルは「シベリア」か?(笑)
春日通り(東京ドームのある後楽園や、おばあちゃんの原宿と言われる巣鴨に続く)との交差点を超え、竹橋でお堀を渡ります。上を走る首都高速もまた目線をまっすぐ横切っていって。
東京は直線で構成されているということを再認識。
そのすぐ先にある国立近代美術館をかすめていけば、第一チェックポイント(?)の北の丸です。
北の丸で今度は先ほどの首都高速をまたぐのですが、そこからは今度は東京スカイツリーが見えました!
さすが東京の中心!
新旧の日本一がどちらも見えるんだ〜(笑)
首都高速をまたぐと、そこはもう北の丸公園の敷地です。
少し奥に進めば・・・。
科学技術館!
窓ガラスが星の形になっています。ちょっと目がチカチカしますね(笑)
そしてさらに奥に進むと〜。
九段下にある大きなタマネギ(映像)といえば、もうお分かりですね。爆風スランプを知らない世代の人には、ゴメンナサイですが。
コンサートのメッカ・・・になりつつある気がしないでもない、武道館です!
今日は何のイベントも行われていませんでしたが、その内容次第でここに黒山の人だかりができるのか〜。
だんだんと雲が大きくなってきましたが、相変わらず強烈な日差し。
そろそろ喉が渇いてきましたが、ここが目的地ではありません。喉を潤すのは、お参りを済ませてからにしましょう!
田安門を抜けて北の丸公園を出れば、目的地の東京大神宮までは後少し!
暁星、和洋九段、白百合などの有名校が立ち並ぶエリアを通りぬけて進むことになります。(東京近郊の)受験生にはなじみのある学校名が並びますね〜。
でもそうした学校エリアを通る前に左手に見えてきたのは・・・。
靖国神社。
靖国神社というと何となく市ヶ谷というイメージがあったのですが、よく考えてみれば市ヶ谷と飯田橋はお隣同士ですもんね。
ですが、今いる交差点が靖国通りとの交差点だなんてイメージしていなかったので、ちょっとびっくり。
でもこの感じなら、靖国神社にもお参り散歩できそうですねぇ。
いえばもうじき御霊祭りですし。
ただ、靖国神社にはあまりいい思い出がないからな〜・・・(~_~;;
なんてことを考えながら、学校エリアをあえて一方通行の裏路地みたいな道を選んで進みます。
というのも、地図で確認した限りでは、その道を道なりに進んでいけば東京大神宮の参道にぶつかるはずだから。
そしてその途中。
ちょっと良くないですか?
自分が子供の頃に見たような夏のイメージがそこにありました。AEロックを使って電線をうまくつぶし、イメージに近くなるように撮影。なかなか満足の行く絵になったと思います。
どうですか?蝉の声が聞こえるような気がしませんか?(笑)
・・・って、実際にこれを撮影していたときに今年初めての蝉の声を聞いたからそう思うだけなのかもしれませんが・・・(^_^;;
ちょっと郷愁的な気分を味わいながら、日の当たる路地の坂をゆっくりと下って行きます。
すると。
見えました!東京大神宮です。
・・・え〜、なんか・・・思ったより小さいです・・・(^_^;;
詳しく読んだわけではありませんが、祀られているのは天照大神で、お伊勢さんと関係が深いようですね(分祀されているってことなのかな?)。
鳥居をくぐったすぐ先にはお稲荷さん。お稲荷さんというのは、神社、お寺問わず併存しているものなのですね。こういうところは、宗教的に寛容な日本人の面目躍如なのでしょうかね。
そして今回のベストショットが、こちら!
参道ど真ん中を塞いで撮影したので、他の人の邪魔にならないように手早く撮影しなければなりませんでしたが(要するにそれくらい狭いのです)、それにしては平行も出ていますし、狙った石畳の影にピントもあっていますし、背景もきれいにぼけたと思います。
参拝者がソフトに溶けていますが、それが石の表面の光沢にきれいに反応して、まるで水面のようです。
鳥居から本殿までほとんど距離がないとても小さな神社ですが、どうしてどうして。
ひっきりなしに参拝客が訪れます。
本殿の隣でおみくじなどを販売している巫女さんも忙しそう。
そして境内(というのか?、神社でも)に設置されたミスト器とベンチでくつろぐ人々。
格式云々よりも、地域密着な感じがして好感が持てます(^ ^)
ただ、残念なことに被写体となる素材がほとんどないんですね〜・・・。
なので軽く撮影を済ませたら、二礼二拍手一礼でお参り。滞在時間は15分もいなかったくらいかも・・・orz
それでもいつもと違うお散歩コースで楽しめましたし、よしとしましょう!
(正直、途中色々な景色を撮影しておいてよかったと思いました 笑)
あっという間にお参りは終わってしまいましたが、ちょうどのどの渇きも限界に近かったですし、すぐ近くにあるセブンイレブンで(久しぶりに)コーラなんか買って飲んじゃいました(笑)
ただ一つ残念だったのは、そのセブンイレブンのすぐ先にミニストップがあったこと。
・・・アイスにすればよかったな・・・(~_~;;
それはさておき、コーラでのどを潤しながら歩くことしばらく。JR飯田橋駅を見かけたらその改札を素通りして地下鉄の飯田橋駅に向かいます。
昼日中の時間帯なので、電車もそんなに混雑していません(すわれました)。
明け勤務の眠い体(と頭)を抱えて炎天下の中お参り散歩ですから、それなりに疲労も蓄積。
もう若くないですからね〜〜〜。
なわけで、帰りの電車ではあっという間に夢の中。
乗り過ごさなくてよかった〜。
このコースにも靖国神社をはじめ、参拝できる場所がいくつかありました。これは新しい発見、収穫ですね!
次回以降、こちらのコースも選択肢に入れることにしましょう!
ところで言うまでもありませんが、帰宅してから再びのどの渇きを潤しましたとも!
もちろん、ビールで!(笑)