八丈島空港に無事着陸し、保安エリアを抜けてターミナルに入ったら、まず真っ先にすることは今日の宿泊場所への連絡です。
というのも、八丈島（八丈町）が運営している町営バスの運行ダイヤは、なんと空港への飛行機の到着時刻とはまったく無縁に運行されており、最終便で到着すると移動手段はタクシー（か、あるいは徒歩）しかなくなってしまうからです。
ご丁寧に「東京から八丈島への飛行機でご到着された方に合うダイヤは、現在ありません。空港や港からは、タクシーのご利用が便利です」と説明されていますが、これは地元業者への配慮なんでしょうかね？（町営バスが飛行機の到着時刻に合わせて空港に来ちゃったら、タクシーを利用しない人がでてきちゃいますもんね）
しかし、観光を主な産業にするなら、そして島に訪れる方法が船もしくは飛行機しかないなら、それらを利用して島を訪れる人に安価な交通手段を用意しておかないと、次からこなくなっちゃいますよね・・・(~_~;;
とまぁそれはさておき、そんなわけで移動手段が限られてしまうわけです。
しかし今日宿泊する宿は、事前に連絡しておけば空港までお迎えに来てくれる（しかも無料！）ということだったので、じゃらんで予約を入れたときに合わせて迎車もお願いしておいたのでした。
さらに同僚の一人が先に来てあちこち巡っていたので、あらかじめ飛行機の到着時刻に合わせて空港から宿泊施設の道中で落ちあい、彼も拾ってもらうように交渉を済ませておいたのです。
えらいっ！（笑）
無事に宿泊所の人と会えたので、車に乗せてもらいました。
空港から宿までの間にあるバス停で、先に来ていた同僚と合流することになっていたので、そこでしばらく待ってもらうことに（彼も飛行機の到着時刻は分かっており、それに合わせて町営バスに乗って移動していたため、おおよその時間は合わせることができた）。
その時になんとなく通りを一枚。
南国って雰囲気が、ここからも伝わってきませんか？
バス停のある交差点で待機していたのですが、その交差点には神社があって、ちょっとお参りしようかなと思っていた所・・・。
気になる看板を発見。
・・・いったいどんなお寿司なんだろう・・・(^_^;;
ちなみに「あそこ寿司」さんは何気に有名店なんだそうです（八丈出身者 談）。
そして待つこと数分（僕等の方が待ち合わせ場所に少し早くついたわけですね）。
先に来て島めぐりをしていたもう一人の同僚が乗ったバスが到着！
後ろの窓を開けて手を振っているのが確認できます（笑）
この後、バス停を降りた彼を連れて、宿の車に乗り込み、再び宿泊手続きに向かいます。
ちなみに、今回お世話になるのは、こちら。
「ペンション シェルトーン」さんです（シェレトーンではありません！）。
なぜかシェルトーンのサイトで宿泊予約をするよりも、じゃらんで宿泊予約を入れた方が価格が安いのでした（笑）
一泊朝食付きのプランで予約しましたが、大人3人（一部屋）で、お値段税込み12,000円（一人当たり4,000円）！
これはお安いっ！
既に決済は完了しているので、チェックイン時に簡単な説明を受けたら鍵を受け取り、お部屋に荷物を置きます。
窓を開けると、すぐ目の前は海。底土港という港です。船できたら、下船後すぐにたどり着けそうですね（船がこちら側の港につくとして、ですが）。
さて、荷物を置いて少し休憩を入れたら、さっそく夜の街に繰り出します！
っていうほどお店があるわけでは無いのですが、先ほどの「あそこ寿司」さんの近くにある、これまた地元でも食べログでも評価の高いお店、「梁山泊」さんに予約を入れてあるのです。
そちらで島の名物をたくさんいただく予定なのです！（笑）
さっきは車でブーっと来たため、あっという間についてしまいましたが、シェルトーンから梁山泊へは徒歩。距離にして大体1kmくらい、しかも上り坂。
飛行機の緊張もあって（僕は飛行機苦手なので・・・）、ほどよく疲れ切った（？）あたりで見えてきました。
こちらが今日の夕食をお世話になる（というか、飲み会でお世話になる）「梁山泊」さんです。
さっきのシェルトーンもそうですが、梁山泊も独自ドメインを取得していてちょっとビックリ（笑）
ま、普通の人はそんなことは気にしないのでしょうけれど・・・。
リンク先のホームページにもありますが、八丈島名物の島寿司は要予約。そしてもちろん予約は入れましたとも（笑）
落ち着いた感じの店内ですね～。カウンター席もあるんですね（僕等は予約を入れた団体・・・と言っても3人ですが、だったのでもちろんお座敷席でした）。
ちなみにお座敷席は掘りごたつ！これはナイス！
箸袋にも「八丈島郷土料理」という文字が入っている所を見ると、基本観光客をメインターゲットにしているのでしょうか？
お通しの切干大根をつまみつつ、パカパカオーダーを開始します！予約は入れましたが、特にコース料理とかではありませんので、食べたいもの、飲みたいものをそれぞれ適当に注文していきます。
ちなみに上の写真はお刺身の盛り合わせと島豆腐。
一杯目は普通に生中でしたが、二杯目以降は島の名物、あしたばビールで乾杯です☆
色合いはちょっと微妙ですが（ラジエータ不凍液みたい）、味はいけます！
程よい疲れと一杯目のビールが効いて、あんまり明日葉を味わったとは言い難いけれど、クイクイ飲めました。
奥にあるのは明日葉とさつまいもの天ぷら（いも天は別の呼び方でしたが）。
こちらはトビウオを使った薩摩あげだそうです。トビウオ料理も名物らしいですね。お刺身の盛り合わせにもトビウオが入ってましたし。
そして。
メインの島寿司が、こちら！
2人前で4種類が3貫ずつ。島寿司は独特の臭みがあるという評判だったので、同僚が電話で予約した際に食べられないかもしれない可能性を考慮し「一人前で」とお願いしたら、二人前なら4種類が3貫ずつで、3人でちょうど分けて食べられますよ、と営業されたらしく（笑）
・・・商売上手なんだからぁ・・・(^-^;;
でも実際に食べてみたらとてもおいしかったです。はっきり言って、二人前で大正解！
メイン料理パート２！
いわずとしれた、クサヤですね・・・(^_^;;
もっともクサヤは焼いているときが一番臭いらしく、食べてみた限りではそれほど気になる匂いというほどでもなく（酔っていたからということもあるでしょうが）、なるほど独特の匂いはありますが、決して食べられないほど臭いということはありませんでした。
ま、積極的に食べたいかと言われると、正直ちょっと微妙ではありますが・・・。
こんな風に、いろいろと島の名産を食べ尽くして2時間近く過ごしたでしょうか。
これだけ飲んで食って賑やかにやって、お値段はだいたい16,000円前後。事前に食べログで調べた限りでは、平均予算は5,000～6,000円／人とのことだったので、なるほど納得ですね。ちなみに支払いにはEDYが使えます（笑）
気の合う仲間との飲み会なので、まだまだ飲んだり喋ったりできるのですが、正直な所を申し上げると、都心のいわゆる居酒屋さんほどにメニューがあるわけではありません（居酒屋チェーン店はあらゆる種類の料理が揃ってますからねぇ）。
なので一通り気になるものをいただいてしまったら、なんとなくツマミ不足になってしまいました。
なので、一次会はこれにて切り上げて、後は部屋で飲み直そう、ということになったのでした（笑）
これだからのんべぇは・・・ねぇ（笑）
しかしここで問題発生。
「じゃ、二次会は部屋で飲み直そうぜ！」となったら、普通はコンビニで酒買って、ツマミ買って・・・となりますよね？
でもここは八丈島。東京都であることは間違いありませんが、何といっても孤島です。陸の孤島ではなく、純然たる孤島なんです。
ということは・・・そう！
いわゆるコンビニやファストフードなんてものは無いんです！
道すがらの自動販売機でビールを売っていることは確認しましたし、最悪シェルトーンの中にも酒の販売機がありましたから、アルコールはそれで何とかなりそう。
でも、食べ物は・・・？
どうしてもダメなら、テイクアウトでつまみをお願いしようかと本気で考えていた所、梁山泊の店員さんがすぐそこの交差点を曲がればスーパーがありますよ、と教えてくれました。
ありがたい！
もちろん、スーパーと言ってヨーカドーやイオンみたいなものを考えちゃーダメですョ！
いわゆる個人商店、「ブーランジェリー」さん。個人商店っぽいのですが、なんと23時まで元気に営業。しかも朝は7:30から営業してるじゃないですか！
これはいいお店を紹介してもらいました（笑）
というのも、そのわけは・・・また次回に！
いわゆるお惣菜みたいなものはありませんでしたが、やたらと菓子パンやケーキ（一切れがものすごく大きい！）が充実してました。
よく考えたら、ブーランジェリーってフランス語でパン屋さんのことですから、パンやケーキが充実しているのは当たり前なのかもしれません（笑）
しかし、既に時刻は19:30頃。そろそろ値引きを始めないと、商品が結構売れ残ってしまうのでは・・・？
と心配になってしまうくらい大量に販売中なんです。
そういえば明日の朝、シェルトーンで朝食がつくといっても非常に簡単なものらしいので、きっと足りないでしょうから、調理パンをいくつか買っておきましょう！
そんな感じで乾き物やビールなんかもバンバン買って、再び1kmの道中をぶらぶら散歩しながらほろ酔い気分でシェルトーンに戻ります。
途中ふと空を見上げたら、星がたくさん出ていたな～。とても東京の空とは思えないくらいでした（笑）
20:00過ぎには部屋に戻り、二次会スタート。
この二次会が、なぜか2:00AM頃まで続き・・・果たして明日無事におきることができるのでしょうか！？
明日の予定は、9:30頃のバスに乗るので、遅くとも9:00にはチェックアウトしないと大変だぞ！！
・・・というわけで、2日目に続くっ！