いつもは浜松町からスタートするお参り散歩ですが、今日は一つお隣、新橋駅からスタートし、山王日枝神社で参拝を済ませて永田町に抜ける、初めてのルートです(^-^)
日本の政治の中枢を突っ切って行くので、至る所にお巡りさんが。
平日の昼日中、スーツ姿のおじさんたちがお昼休みを終えて仕事に戻ろうとする中、カジュアルな(というか、ものすごくラフな)格好をしたおっさんがカメラ片手にうろついて、職質されたりしないだろうか・・・(~_~;;
というわけで、新橋駅前スタート。新橋駅前にはSLが展示されていて(SL広場と呼ばれています)、待ち合わせに重宝します。
さて、このSL広場を出たら、外堀通りを虎ノ門方面にまっすぐ歩くだけ。
外堀通りは途中で新虎通りと合流するので、新橋駅から少し浜松町側に戻って虎ノ門ヒルズを眺めつつ・・・というルートでもよかったのですが、今日の目的地はそこでは無いので、おとなしく最短の直線ルートで行くことに。
そのため、道中であえて撮影するようなものもなく(首相官邸とかありますが、とってもつまらないですしね・・・)、てくてくとポカポカ陽気の中を歩き続けます。
ちなみに今日は東京の日中の最高気温は19度!
あまりに暑いので、上着をデイパックに無理やり押し込んで、身軽(というか、涼しい)格好で歩きます。格好は涼しくなりましたが、デイパックはむしろ重くなってしまった・・・orz
まわりを見回せば、もう半袖の人もいたりして、春ですね(^-^)
溜池交差点を越えて少し進めば、外堀通り沿いに見えてきます。この立派な白い大鳥居が。
燦然と輝く「山王日枝神社」の文字。そういえばこの辺は溜池山王ですもんね~。なるほど、その山王なのか。
いわゆる参道はいくつかあるようなのですが、僕は一番わかりやすい(だって通りに面していて一番最初に目にする)こちらの参道から境内に入りました。
それなりの段数の階段を登るのですが、ここが表玄関の扱いなのか、なんとこの脇にはエスカレーターが!
(※神社正面という意味での表玄関はこちらではありませんでした。マップで確認)
階段を登りきると、中には入るための小さな門が。こちらは南神門というのだそう。
わざわざ「南」とつくのは、それとは別に本物の(?)神門があるからですね(笑)
南神門内から境内を臨む。
奥に見えているのは、藤棚だそう。藤の季節にはまだ全然早いので、近寄ってみてもただの枯れ枝にしか見えませんでした。残念。
境内はさほど広くなく、南神門をくぐってすぐ左にもう本殿がどーんとそびえていました。すぐ脇に、やっぱり超高層ビルが・・・(^_^;;
境内には先の藤棚くらいしか人目を引くであろう花園が見当たりませんでしたが、社務所のすぐ脇でひっそりと小さな桜が咲いていました(桜・・・ですよねぇ?)。
まだ満開ではない・・・のか、もう満開ではなくなった・・・のかが僕には分かりませんが、それでもたくさんの花が咲いていて、この一角だけ艶やかな雰囲気を作っています。
問題はそれが「結び所」の裏手になってしまっていること。
近接撮影がしづらいんですよね~。ま、そのために植わっているものではないのでしょうけれど。
でも、奥にあるちょっとした竹林のグリーンに、うすピンクの花びらは愛らしくていいですね♪
さて、境内に目を向け直すと。
これ、銅でできた灯篭だそうです。掘り込まれている(のか、プレス加工されているのかは分かりませんが)龍の造詣が光の陰影を作り出していていい感じです。
お猿さんが神様として奉られているようですね。そういえば猿田彦神社が末社にあって、お猿さんは神様の使いだとかなんとか。
斜めに光が差し込んで、藤棚の枝の影が朱の柱に伸びていて、ちょっといい雰囲気です。こういうイメージ、好きですねぇ。
さて、大まかに境内を回って撮影をしたら、そろそろお参りを済ませておきましょう。
神社ですから、二礼二拍手一礼。作法に乗っ取りお参りを済ませます。
唯一作法にしたがわなかったのは、心の中で唱える唱和ですかね・・・。ほら、今年はとにかく自分の事をお願いする、ということにしているもので・・・(^-^;;
ちなみに本殿から振り向けば、本当の「神門」があります。言うなれば神社のメインゲートですな。
今回の撮影は露出優先モードで、F4の露出補正なしをベースにして、撮影画像を確認し適宜補正を加えて再度撮影、という手順を踏んでます。
明るい花びらは、やっぱりプラス補正すると透明感が際立っていいですね!
境内にはいるときは南神門からだったので、出るときは神門からにしてみました。
そして神門の外から再び境内を臨む。
平日の昼間なのに、断続的に参拝客がやってきます。特に何でもない普通の日だと思うのですが、これなら6月のお祭り(山王祭)が江戸三大祭に数えられるのも納得という所でしょうか。
さて、日枝神社内にはこの本殿以外にも、先の猿田彦神社や稲荷神社など、他の神社が神門の外に点在しています。
なにかおもしろい景色に合えるかもしれません。少し門のまわりをぶらついてみることにしましょう。
神門に通じる参道。こちらにある鳥居も立派です。
別に奥のCBRを撮りたかったわけではありませんよ!?
お稲荷さんが奉られています。お稲荷さんの赤い御旗って、これがまた神社の雰囲気によく合うんですよね。神秘的っていうか。
この中に山車が入っているそうです。
でも、山車その物よりも、シャッターに描かれたこの模様の方が面白みがある!?
末社のすぐ脇にあった御神木。しめ縄にはマイナス補正がよく似合う。
撮影が難しく諦めたのですが、この御神木に、セミの抜け殻が一つ(一つだけ!)残されていました。
まさか昨日今日のものではないでしょうから、昨夏の名残り・・・ですよね、きっと。風雨に負けずそこに残っているのだとしたら、きっと御神木のご利益があったからなんでしょうね~。
撮影している間、それなりに人通りがありましたが、誰も足を止めることのない植え込みに見つけた花。
カメラを持って歩いていると、こうした何でもないものにもつい興味を惹かれてしまいます(^ ^)
そして(神社から見て)裏側にある、小さな朱塗りの鳥居。
なんとなく表玄関(?)から入ってきたため、こちらは裏口、というか「出口」なイメージですが、こちら側だって立派な参道。稲荷参道です。
御神木のすぐ脇にお稲荷さんが奉られているのです。
建物越しに祠は見えていたのですが、なんか入っていいのかどうかわからずにうろうろしていたら、お参りの方が出入りしていたので、どうやら入ってもいい場所らしいことが判明。
サクッと入って撮影だけさせてもらいました。
わかりますかね?しめ縄の上にはお狐さま。
左右にはきちんと狛犬が配置されていました。犬と狐って、喧嘩しないのかな?
僕は出口として使ってしまいましたが、これが稲荷参道。本来は向こう側から登ってくるための石段ですね。朱色の鳥居がズラーっと並ぶ石段は、まるで京都のそれを思い起こさせます。
下から見上げるとこんな感じ。
ちなみに最上段に足が見えていますが、あれは観光で訪れていたらしい外人さん。
最初、僕が上から撮影していた時に下から登ってきて、やたらと「Wow!」とか「Great!」とか感嘆しながらスマホ(もしくはタブレットかな)で録画していました。
その後しばらく上にいて撮影を続けていたみたいです(笑)
その鳥居の外側。
本当はこんなに暗くありません(だって時刻はまだ14:00くらいですから)。
露出補正のマイナス幅を大きくして、赤い旗が際立つようにしてみました。
なるほど、写真ってただ写すだけじゃなくて、イメージを作り出す物でもあるんだな~、ということを改めて実感。
山王日枝神社全体の裏門(とは言わないかもしれないけど、神社の本殿に対して裏側の門)に鎮座していた石碑(でいいのかな?)。
こちらの鳥居には狛犬が。
ということは、ここがメインの参道ということ?
この鳥居をくぐって外に出ると、そのすぐ目の前が外堀通り。
つまり僕が入るときにくぐった鳥居の少し先に出てきたわけですね。
後は外堀通りをもう少し進み、永田町までひと歩き。電車に乗って帰るだけなのですが・・・。
左手に赤坂見附駅のビックカメラを眺めつつ、その先の青山通り(国道246号線。神奈川方面に進めば玉川通りになりますね)との交差点角に、東京メトロ永田町駅の入り口があります。
はー、やっとついた~。
ここからすぐに電車(僕は有楽町線を使います)に乗れる・・・と思ったのもつかの間。
この入り口から永田町駅に入ると、有楽町線まで遠い遠い!
案内板によると約500m先になってました。
複数路線が駅を共有することで乗り換えなどを便利にするのはいいのですが、あまりに遠すぎませんかね?
有楽町線に乗るために、半蔵門線のホームをまるまる渡りきって、さらにそこからしばらく歩くのですから、もういっそのこと別の駅にしてもらった方がいいんじゃないかと(笑)
幸いにもこの時間帯、有楽町線はあまり混雑しないのと、永田町駅は降車客が多いのとで、座席が空くんですね。
無事に座って、ウトウトしながら帰ってくることができました。
さて、桜、というか、ソメイヨシノの開花予想は、東京で大体3月下旬~4月上旬でしたから、花を楽しむにはまだちょっと早かったかな?という感じでした。
でもこの分なら最終、再来週あたりのお参り散歩で桜を楽しみながらのお参りができそう。
桜の季節になったら、これまで訪れた神社仏閣に、もう一度桜を見がてらお参りに行こうと思っているので、ちょっと楽しみですね!
特に、東京タワー周辺は桜が多いので(^ ^)v