前回に引き続き、今回のお参り散歩も東京タワーとは反対方向、築地方面に進みます。
今日の目的地は、築地本願寺。
おおよその距離はもう分かっていますから、ポカポカ陽気(だけどちょっと風が強い)の中、ちょっと急ぎ足でレッツゴーです!
なんで急ぎ足なのかは・・・また後ほど!
いつもはぐんぐんと目の前で大きくなっていく東京タワーが、今日ははるか彼方に。もうじき高速道路、鉄道、高層ビルに隠れて見えなくなってしまいそう(ってゆーか、見えなくなってしまいます)。
東京タワーを覆い隠すかのように、りんかい線(ゆりかもめ)が走ってきました。
次の停車駅は汐留ですが、汐留と新橋って目と鼻の先なんですよね。なんでつながなかったんだろう?
ゆりかもめの下を新幹線(700系?)が軽やかに駆け抜けて行きます!
飛行機と新幹線、どっちで旅がしたい?と聞かれたら、迷うことなく「新幹線!」と答えることでしょう(笑)
←そんな僕は空港勤務・・・orz
ベイエリア(なんて言えばかっこいいけど、要するに海っぺりですね)は新しく開発されたということもあり、街路樹や草木もたくさん植えられています。
ピンク色の綺麗な花が連なって咲き誇っていました。
ちなみに今日の設定は絞り優先モード。
F1.8の面目躍如、なるか!?(笑)
抜けるような青空が広がっています。
でも、その青いキャンバスを高層ビル群がズバズバと切り取ってしまい・・・。
東京には空がない、と行ったのは高村光太郎の奥方様でしたっけ。
ビルの谷間にも分け隔てなく降り注ぐ日の光は、道路の印象を春先のそれに変えてくれます。地面に写る影も日に日に濃くなっていきますしね♪
まるで南国のようです。濃い緑に赤い花。美しいコントラストです。
そんな街路樹散策を楽しみながら進んでいくと。
竹林!
木漏れ日ならぬ竹漏れ日?
先ほどまでのポカポカ、のどかな雰囲気がここで一変!急にあたりが静寂に包まれたような気がします。
開放Fで限界までシャッタースピードをあげてみました。かなり目で見た感じに近いです。
僕は今日こういう色を見てきたんですね~。
しかし、街路樹に竹が植えられている場所なんて始めてみました(少なくとも東京で)。
確かに竹は強固に根をはるので、地震対策としても有効という話を聞いたことがありますが、これだけの竹で竹以上に林立する超高層ビル群を支えきれるのか・・・?(~_~;;
ま、心が落ち着くから、いいか!
(筍があったらまた別の意味で心が騒いだかも!)
左真ん中ら辺に白い物体がありますが、あれは撮影した時にはいなかった・・・まさかUFO!?
・・・なんてことはあるはずもなく。
飛行機が飛んでいましたから、それでしょう。シャッタースピード的には止めて撮れていますが、いかんせん開放F値(F1.8)ですからねぇ。
同じように空を切り取るのに、竹や木々が切り取った空とビルが切り取った空、一体何がそんなに違うというのでしょう。
これは難しい問題・・・か?
そういえば「神は直線を作らない」といいますから、その辺に両者の根本的な差異があるのかも!?
こんな風にぶらぶらと歩道を散策していきます。
ちなみに今日は首都高速都心環状線の手前側を歩いています。渡った反対側の歩道がちょうど前回少し写した浜離宮恩賜庭園なんですね。
ですから、ここをもう少し進むと・・・。
築地市場につきます(^-^)
でも今日の目的地はここではないので、今日は場外市場での食べ歩きはなし!
いずれ中にある「吉野家一号店」に行ってみたいと思ってはいますが。
風が強いせいか、空はここでもまだまだ真っ青!
今日は本当にお散歩日和です。明日の出撃がなければもっとゆっくり色々と回ってもいいのですが(勝鬨橋とかね)、明日は久しぶりのRVF出撃日。
やっぱりそっちが最優先になっちゃいますよね!(笑)
へへへ、これが急ぎ足の理由です・・・(^-^)
場外市場に隣接するもんぜき市場を、今日は外側から眺めます。なんだ、あのマグロ!?
まるで「とーれたて ぴーちぴち カニりょうり~♪」みたい!
そのままさらに少しすすんで晴海通りとの交差点を渡れば、はい到着♪
今日のお参り予定地、築地本願寺です。
中を見渡してビックリしたのですが、およそ「寺」にふさわしくない(というか、これまで普通にイメージしていた「寺」とはまったく違う)建物です。
だって、普通お寺っていったら木造建築じゃありません?
それが、本願寺は完全に石造り。
建物の造型なども、東洋的というよりもむしろ西洋的。
「寺」というより「教会」とか「モスク」とか言った方がしっくり来ます。
桜(だと思う)がちょびっとだけ咲いてました。
ここも開放F値で撮っちゃいましたが、本願寺がボケボケに。F4くらいまで絞れば良かったのか・・・。
とにかく驚いたのは、いわゆる境内っぽさがないこと。
路面はコンクリートばりで、印象としてはお寺の境内というよりはホテルのエントランスみたいでした。
そして本堂に目を向けてみると・・・。
たぶん、狛犬。
でももう犬というより、ほとんどガーゴイルです。羽も生えてるし。
でもちゃんと阿吽になってますね。だからやっぱり狛犬なんでしょうね。
ちなみに、本堂の入り口とは別に、本堂直属(というのか?)の狛犬もいました。見てください、この筋肉!
とにかく、凛々しい。
上の狛犬を見ても、下の狛犬を見ても、もう、本当にひたすら凛々しい(笑)
筋肉の表現の仕方とかも心なしか西洋的に思えます。写実的と言えばいいのでしょうか。二つ上の写真みたいに、横方向から光を当てるとその立体的な造型がますます際立ちます。
凛々しいけれどちょっと愛嬌のある狛犬をくぐると、本堂に続く石段です。
石段脇の形状も極めて西洋的な感じです(写真奥にいるのが先ほど紹介した直属?の狛犬です)。石段の柱に掘られているレリーフも、やっぱり西洋的。というより、アラビア的・・・なのかも。
なんか、沙漠っぽいイメージが。
あ、それは石の色合いのせいかも・・・?(笑)
そして本堂入り口。
ところで今日は3月11日。今日のこの日付、3.11を思い起こせば、中で行われている法要も想像がつきますね。
そして、それをしていることは十分に納得です。
では本堂に入ります。
本堂の本当の入り口は法要中で、もちろん私語も撮影も禁止。なのでその手前の物を少し撮影しましょう。
本堂の壁面にあった色々なイベント案内やお寺の説明なんかを見ていると、どうも善光寺とも関係があるらしく・・・?
だから牛なのかな?
ステンドグラス状のものも。
やっぱり西洋風に感じてしまいます。模様とかもね。
こうして改めてみると、やっぱりお寺っぽくないですね(笑)
撮影の間も中からお坊さんの読経の声が流れてきます。
撮影はこれくらいにして、お参りを済ませてしまいましょう。
いつもは自分のことばかりをお願いしていますが、今日この日だけはさすがにそうではなく、被災地の一日も早い復興をお願いしました。
お賽銭は・・・相変わらず10円ですが・・・(^_^;;
やや神妙な気持ちになって外に出ると・・・気がつきました。
狛犬は、空を見上げているんだ!
ところでまったくの余談ですが、このところ僕は本当に上を向いてあるいています。
なぜなら、この季節ですから。
そう、花粉ですよ、花粉!
迂闊に下を向くと・・・垂れてしまうんです・・・orz
こうして、最初から最後まで石造りという初めての経験を楽しみながら(始めてきたので、まさかこういうお寺だとは想像もしていなかった)、きちんと今日この日にふさわしいお参りをして、本願寺を後にします。
この後はもう銀座を突っ切って有楽町まで一直線。
翌日のこともあるので、最後に本願寺を一枚、正面にある歩道橋から撮影して、カメラは収めます。
もう少し後になったら、この歩道橋から本願寺は拝めなくなってしまいますね、きっと。
この後、銀座アップルストアの前を通ったのですが、せめてその写真くらいは(iphone5sで)撮っておけば良かった?(笑)