ちょっと時間があいてしまいましたが、3/5分のお参り散歩投稿です♪
いつもいつも東京タワー側からでは芸がない(?)ので、今回は浜松町を海側に回って、東京の食の台所、築地を抜けてお散歩してみることにします。
今日のお参り先は、築地の波除神社(なみよけじんじゃ)です。
波除神社の由来はこちらにある通りですが、ようするに「災難を除き、波を乗り切る」ことをお願いできるということ。
・・・どうか人生の荒波を乗り越えていけますように・・・。
さて、浜松町駅から出てJRの線路をくぐったそちら側(東京タワーと反対側)はシオサイト。
その一角にあった街路樹も、綺麗に花を咲かせていました。東京はこの日、お天気は下り坂だったのですが、まだ青空のほうが広く、絶好のお散歩日和!
メジロと思しき小鳥が飛んだり跳ねたりしていましたが、いかんせん50mm単焦点レンズなのでその姿を収めることは出来ず。残念!
汐留ビルディングのすぐ脇に首都高都心環状線が走っていますが、その下を走る一般道を築地方面(銀座方面)に向かって歩きます。
汐留ビルから首都高沿いを歩いてすぐに目に飛び込んできたのが、東京臨海新交通臨海線いわゆる「ゆりかもめ」。苦来ちゃんが乗り物酔いした、360度ループ状の軌道があるあの電車ですね・・・と言って分かるヤツは、まちがいなくヲタですね・・・(^_^;;
首都高都心環状線はこの投稿をしている3月7日午後4時に山手トンネルが一般開通を開始することでいよいよ全線が開通するんだとか(さっきニュースで言っていた)。それに合わせてなのか、この場所も橋脚工事(補強工事)の真っ最中のもよう。
天井面が金属のケージ(鉄蓋みたいなの)ですっぽりと被われています。なんか、寒々しいけど都市っぽい感じです。
かつてそこに水辺があった場所にはそれが分かる名前がつくらしいですが(例えば「泉」とか「沼」とか「池」とか。あるいは「汐」や「浜」みたいにサンズイのつく漢字)、このあたりはここがもと海辺だったことがよく分かる地名がつけられていました。
・・・なんのひねりもない(笑)
そんな海っぺりに、ガラス張りの超高層ビルが林立しているんですが、大丈夫なんでしょうか・・・??
かつての海岸沿いを右手に見つつしばし進むと、やがて浜離宮恩賜庭園が見えてきます。しばらくはその脇で散策を楽しめます。
石垣に貝がへばりついていた所を見ると、このお掘(?)は海水なのかも(実際、地図で確認すると東京港とつながっています)。
さすが恩賜庭園だけあって、緑豊か!
浜松町駅のすぐ脇にある旧芝離宮恩賜庭園は入ったことがあるんですが、こちらはそれより規模がでかい!!
だからなのか、心なしか大空に向かって自由気ままに枝を広げているようにも見えます。絡みついた蔦がすごい!
椿ですかね?それとも山茶花ですかね?真紅の花が深緑に混じって映えていました。
昨日の東京は最高気温が19度近くまで上がって、今シーズン一番の暖かさだったのですが、その尾を引いているのか、今日も結構なポカポカ陽気。
草木も少しずつ芽吹いてきているようですね~。
セカンドゲートというのでしょうか、小さいながらも浜離宮への入り口がありました。ちなみに入園料は300円!
いずれ訪れてみたいですね~。
首都高をはさんだ反対側にはコンラッドホテルの青みを帯びたガラスが一面に日差しを受けて輝いていました。ここに泊まれば、浜離宮が一望できますね。
・・・ってゆーか、東京港を一望できますね・・・(^-^;;
汐先橋交差点にある、浜離宮のメインゲート。橋を渡って入園する方が、なるほど確かに雰囲気があります。石造りの橋も重厚感があっていいですね!
この入り口をかすめてもう少し進むと・・・。
そこがもう築地市場です!
東京オリンピック・パラリンピックまでに築地市場は豊洲に移転されてしまうそうですが、はたして・・・。
この看板のあるあたりは市場関係者が出入りする、いわゆる作業場。
一般人が買い物などを楽しむ場外市場はもうちょっと先になります(見学などで立ち入ることはできるようですが)。
そしてたどり着いた、場外市場を含む「一般人が楽しむ築地」!!
鮮魚を扱っているお店があるのはもちろん、それに関係するものを扱っているお店もたくさん!
例えば包丁などの刃物を扱っているお店、お茶椀などを扱っているお店、お箸を扱っているお店などなど。
ぶらついてみるだけでも楽しいかも♪
場外市場の看板。
この通り沿いにあるお店の一覧が並んでいるのではないかと推測されます。ちなみにこの看板の一番右、つまり先頭に来ているのはなんと「波除神社」!
平日の真っ昼間だというのに、結構な人手です。外国人観光客の姿もたくさん見られました。
幟がはためいていて、ここが市場であることを強く印象づけます。
ところで、恒例となっているこのお参り散歩で願掛けする際、お賽銭は毎回10円と決めています。これはあまり多額なお賽銭を続けるだけの財力がないからなんですが(貧しっ!)、この時お財布の中には困ったことに100円玉しか入っていませんでした。
ここで100円をお賽銭として使用するのはこれまでの慣例に反します(し、ダメージがでかい!)。なんとしてもこれを10円玉に崩さなければなりません。
しかしお店がたくさん並んでいるとはいえ、両替をお願いするのは気が引けます(コンビニとかでは両替に応じてくれないところもありますし)。
としたら、やっぱりこうなりますわな(笑)
場外市場ではいわゆる食堂以外にも、食べ歩きできるようなものもたくさん売っています。おにぎりなんかはその典型ですが、そんな中見つけたのが、厚焼玉子!
ふわふわで熱々の卵焼きが、お値段120円!
商品名は「ほか玉」だそうです。
これならせっかく訪れた築地を味わったことにもなる(?)し、10円玉をゲットできる!
ちなみに購入したお店はこちら。
老舗って感じですね!
お味の方はというと、ふっくらというよりもどちらかといえばぎっしりした印象で、甘味は控えめでした。そういえばお寿司屋さんの厚焼玉子ってそんなに甘ったるくないですもんね。
熱々でおいしかったです!
この場外市場の通りを一番奥まで歩くと、そのどん詰まりに見えてきます。
ここが今日のお参り目的地、波除神社です。もっとひっそりと立っているのかと思ったら、思ったより存在感があってビックリ!(笑)
神社の奥は隅田川なので、これまで見てきた神社やお寺みたいに、直近に超高層ビルが立っているというロケーションではありません(一つ前の写真の左にある建物は立体駐車場です)。
堂々とした鳥居で、立派な門構え・・・というか、面構え?
神社の敷地はさほど広くないというか、ぶっちゃけ狭いですが、それでも観光客と思われる人たちがちょくちょく出入りしてお参りしたりおみくじを買ったりしていました。
これで人生の荒波を乗り越えることができるのかもしれないと思うと撮影にも力が入ります。
ってゆーか、そうしたいなら撮影じゃなくてお参りに力をいれなければダメですね・・・(^_^;;
こぢんまりとした神社故、花が咲き乱れ・・・というのは(時期的にも)ちょっと望めません。でもそれゆえに、健気に咲いている花はかえって美しく引き立てられるのかも。
葉を落とした樹木の中、この花だけが唯一生きている感じを与えてくれる被写体でした(笑)
鳥居のすぐ脇にあり、御神木に絡みつくように枝を伸ばしています。
なお、御神木は「枝垂れ銀杏」だそうで、ということはきっと秋に来たら見事な紅葉が見られるのかもしれませんね。
花の撮影を終えたらまずはお参りを済ませ(社務所にいた巫女さんに確認したところ、二礼二拍手一礼でいいそうでした)、続いて文化財の撮影開始!
本殿脇の金細工です。本物かな?
築地といえば鮮魚ですが、なるほどさすが築地です。石碑が立っていますが、この石碑はお魚を弔うためのものでした。
後で出てきますが、これ以外にも「なるほど、築地だ」と思わせる石碑がいくつかあって、他の神社では見ることが出来ないものばかりなので一見の価値ありです。
石碑に並んで干支の石像が並んでいました。十二支すべてを撮ってもよかったのですが、僕は子年なので、ひとまずこれで。
波除神社は元々お稲荷さんだったらしいのですが、だからでしょうか。お狐さまも祭られていました。波除神社のホームページによれば、由来は定かではないらしいのですが・・・。
江戸前なら天ぷらもありますもんね。そりゃ、魚だけじゃなくて、エビだって弔ってあげなければ片手落ちというものですよね。
なんとお寿司まで!
確かにお寿司の具材はそのほとんどが海のものなのですから、全般的に祀ってもいいのかもしれません。お寿司とお刺身は別物ですし、ね!
玉子よ、おまえもか!(笑)
でも卵焼きの玉子は無精卵なんじゃ・・・と思ったけど、イクラやタラコ、子持ち柳葉魚みたいなものだって玉子だよなぁと思い直した次第。
50mmなので一部を切り取るようにしか写せませんでしたが、玉子塚はちゃんと(鶏の)玉子の形をしています。
あれ、じゃやっぱり無精卵なんじゃ・・・?
鳥居の左右にはお獅子が祀られています。入って左にいるお獅子は御歯黒をしています。
露出をあげるとこんな感じです。日の光が当たるとお獅子もなんとなく和らいで見え、手前の花といい雰囲気・・・でもない?
それだけではありません。
これは本殿内ですが、ご本尊の左右にやっぱりお獅子が。しかも左は白虎、右は青龍とあります(波を起こすのは雲と風を司る龍と虎と信じられていたからだそうです)。
だからといって鳥居の両脇にいたお獅子は玄武と朱雀ではありません(左のお獅子は赤かったけれど、あちらは弁財天なんだそうで)。
本殿の社号。縁が波打っているようなデザインになっているのは、やっぱり名前が波除だからでしょうか。
途中、学生さんからシャッターを頼まれたり(スマホでしたけど)しながら、境内をうろうろ。
それでも時間もだいぶいい頃合いになってきました。
最後に外から柵越しに一枚撮って、波除神社を出発します。
今日は用事があってちょっと銀座にも立ち寄る予定なのです。
波除神社を出てすぐ、ふと上空を見ると。
カモメ(かな?とにかく海鳥ですね)が3羽、輪を描いて飛んでいました。
海沿いなんですねー、ここは・・・なんて思いを新たに。
そして市場でもあるんですよね、ここは。こういう車両が普通に路駐されていて(笑)
場外市場ではない道を歩いていますが、こちらが参道になるのでしょうか。
神社をメインにする場合のメインストリートはこちらなんですね、きっと。
場外市場での買い物ついでのお参りでは、たしかにちょっと失礼ですもんね、祀られている神様に・・・(^_^;;
波除神社から少し進めば、そこはもう晴海通り。神社を背にして、左にいけば銀座、日本橋方面。右にいけば勝鬨橋です。勝鬨橋も見たかったけれど、今日は銀座に用事があるのでそれは断念し、晴海通りを左に折れます。
少しはなれたところに奇妙な建物が。
あとで地図で確認したところ、あそこは築地本願寺のようです。次のお参り散歩で訪れる予定です!
晴海通りは場外市場の通りと平行して走っているので、両者をつなぐ側道にもお店がたくさん並んでいて、むしろ僕が通った場外市場通りよりも賑やかで人出も多いくらい。
電線が張り巡らされていて、この雑然とした雰囲気が古き東京というか、昭和の空気といった感じでしょうか。
場外市場の入り口だったもんぜき通りの反対側です。
ま、普通はこちら側からくるからでしょう、こちらの入り口の方が華やいだ感じがします。
そのまま晴海通りを歩き、都心環状線を再び越えるとその先にはこれが見えてきます。
そう、言わずと知れた「歌舞伎座」。
僕は歌舞伎を嗜まないのでよく知らないのですが、確か建物は建て替えて、後ろに近代的なビルがセットになったんじゃなかったでしたっけ?
このそびえ立つビルも確か歌舞伎座だったはず。
昔ながらの様式の建物と今時の建物が寄り添っている、これが東京っぽいといえば東京っぽいのかも。
そして東京に住んでいると、別にこれを奇妙な光景だとも思わないんですよね(笑)
正面から一枚。
晴海通りをはさんで撮影ですが、悲しいかな50mm単焦点ではやっぱり全体を収めることは出来ず。もっとも、通りをはさんでいるため、この写真の下側には信号待ちのクルマがずらーっとならんでしまっているんですけどね・・・(^_^;;
そして歌舞伎座の先の大きな交差点を越えたらそこはもう銀座です。
もう少し進めば見えてくる、日本で一番地価が高い鳩居堂や和光。
ぶらつくなら銀座よりも秋葉原という僕ですから、あまり銀座をうろうろしたりはせず(昔は銀座のデパートでバイトしてましたけどね)、今日の用事を済ませるためにその場所であるソニービルに直行、そのまま買い物を済ませて有楽町駅に向かい(ソニービル自体は銀座というよりも有楽町ですからね)、帰宅の途につきます。
カメラ片手に銀座をぶらついたら、なんかお上りさんみたいでちょっと恥ずかしい気がしてしまいますので・・・。
こんな風に、この日はいつもとは違うルートを楽しみながら満喫♪
たまにはこんなお散歩もいいですね(^-^)
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