忘れないうちに、初めて行ったユーザー車検、それも構造変更手続きの一連の流れを書き留めておこうと思います。
次回の車検が構造変更になるかどうかはともかく、ユーザー車検の大まかな流れを記しておかないと、なにぶんこの手続きは2年に一回しかやらない(はずな)ので、そうしないと次の時にはきっと忘れているから・・・(^-^;;
さて、構造変更にしろ継続車検にしろ、バイクのユーザー車検で一番の鬼門となるのはライトの光軸周り(光量と光軸調整)であることは多くのBLOGやWebページで紹介されているとおりです。
僕のRVFは、前回NAPSで車検を通してから光軸なんていじったことはありません。その一方で洗車のためにヘッドライトアッセンブリを外したりといったことはしていますから、当然光軸は大きくずれているものと思います(光軸を調整しておいても、そのままにしておくとバイクの振動その他で必ずずれていってしまうものなんだそうです)。
このまま行っても車検をパスすることはできそうもありませんし、かと言って自分で調整するのは難しそう。
もちろん光軸をいじるだけなら簡単です。でも、車検に通るように光軸を調整するのが難しいわけですね(大まかに合わせることはできても、結構厳密さが要求されるという話も聞きますし)。
余談ですが、2りんかんなどでも光軸調整は行なってもらえます。でも、その但し書きには車検場の光軸検査機材と異なるため、車検を通過させるための光軸調整は行えない旨の記載がありました。
あわよくば2りんかんで・・・と思っていた矢先の出来事。
じゃあどうするかというと。
ユーザー車検を受ける人のため(?)に、ちゃんと車検場の周りにはテスター屋さんが点在しています。
僕が車検を受けに行った練馬車検場の近くにも複数のテスター屋さんがありましたが、今回僕がお世話になったのは練馬車検場から一番近い(?)、中島モータースさん(BLOGはこちら)。
ネット上で検索して見つけたのですが、特に悪い評判もみかけませんでしたし、バイクの光軸調整も行なってくれるとのことだったのでこちらに決めました。
念の為車検予約日前日に電話をし、翌日(つまり車検当日)の13:30頃にバイクの光軸調整をお願いしたい旨連絡をしておきましたが、特にその際に名前をきかれたり予約番号をもらったりすることはありませんでした。
実際に当日訪れてみると、その場ですぐに作業にかかってくれました(予約の有無などは全く訊かれませんでした 笑)。
初めての光軸検査、ドキドキです!
この検査が車検で最も不合格になる場合が多いものだそうですから・・・。
まずは言われたとおりにライン上にバイクをまっすぐに止めて準備をします。
RVFはライトが2灯なので、それぞれをチェックしてもらったところ・・・。
指示に従っていよいよエンジンスタート。ライトをハイビームにセットします。
しかし・・・。
実際に照射して光量を測ってもらっているところです。
前方にある画面の右上に赤い数字が表示されるのですが、車検に通るためにはここの数値(明るさの数値のようです)が220以上なければ難しいそうです。
なのに我がRVFはアクセルを煽っても200を超えるか超えないかくらい。
テスター屋さんによれば、この光量では絶対に車検に通らないとのこと。
RVFのライトは前回の車検(つまり2年前)にNAPSで通してもらった際に光量不足だか色温度不足だか(というか社外品のヘッドライトがついていた)で純正品に交換してもらっている旨説明したところ、2灯じゃなくて1灯で通したのかなぁ云々・・・となり、それなら1灯で実験してみようという事になりました。
ヘッドライト周りを見て、配線の脱着がすぐに行えるような状態になっていることから、多分そうやって前回も通したんじゃないかというテスター屋さんの推測を信じ、まずは1灯仕様に変更です。
ただ、2灯式ではあるので、ハイビームにした時だけ1灯になるようにしなければダメかもとのこと(走行会の時のようにコネクタ自体を外してライトそのものがつかないようにしてしまうと、車検場の検査官に指摘されるかもとのことでした)。
そこでコネクタそのものを抜くのではなく、ライトの配線単位で脱着を行いました。
具体的にはこの部分を外して、ポジションはつくようにしておきながら(ロービームはつくようにしておきながら)ハイビームはつかないようにしました(多分そのようになっていたはず)。
サービスマニュアルを持っていかなかったので、どの配線が何の線なのかがわからなかったんですよね。そこで片一方ずつ外してみて、ハイビームがつかなくなる方を探しました・・・orz
なお、それぞれの光量を測ってもらったところ、右の方が明るかったそうなので、左の配線を外しています。
ひとまずこの状態で光量を測ってもらうと・・・今度は230を少し超えるくらいまで光量が増えました。
2灯に分散していた電力が1灯に集まることで明るくなったわけですね。でも、ほんとにこれでいいのか・・・?
テスター屋さんいわく、これなら多分通るだろうけれども、なにぶん2灯なので検査官に何かしら指摘されたりする可能性も残っていることだけは注意されました。
何度も「車検に通ることを約束はできないよ」と念を押されましたが、まぁその時はその時でまた考えるという事で。
最後にテスター屋さんはRVFのヘッドライトをこのようにしてくれました。
ハイビームがつかない方のヘッドライトにダンボールで覆いをつけてくれたのです。
これにどのような意味があるのかはわかりませんが(ハイビームはつかないという意味なのか?)、車検場に実際に行って検査ラインに並んでみると、2輪でも4輪でも同じようにダンボールや厚紙でライトの一部を覆っているクルマがたくさんありました(覆っていないクルマのいました)。
じゃーきっとなにか意味があってのことなんでしょう・・・(~_~;;
←どうやらロービームを隠す目的で貼っつけるみたいですね。
つまりこの場合なら、ロービームは両方つくけれども、ハイビームは右のみ点灯なので、光軸検査の時に左のロービームが影響しないように隠しています、みたいな意味になるようです。
ちなみに中島モータースさんではこの光軸調整の金額は900円!
他のテスター屋さんの情報を見ると、2,500円くらいするところもあるようなので、随分とリーズナブルです!
ぜひ次回もこちらで光軸調整を受けようと思います。
練馬車検場でユーザー車検をされるなら、そして事前にテスター屋さんのお世話になろうとお考えなら、中島モータースさん、お勧めです!(^-^)
こうしてひとまず車検を受ける下準備が整いました。
テスター屋さんについたのが13:20くらいだったでしょうか。色々と調整に手間取りましたが、テスター屋さんで調整していたのはだいたい15分くらい。
ここから練馬車検場まではRVFで1分もかからないくらいですから、予約した4ラウンド(14:00受付開始)には十分に間に合います。
支払いを済ませ、お礼を言って中島モータースさんを後にしたら、一路車検場へGO!です。
受付の前に重量税や検査代などの支払いを済ませなければなりませんから(これらの支払いは車検場内で行います)、14:00よりも少し前に車検場についていたいからです。
なお、書類の記入はすべて完了しています(事前に書類だけ購入して書き上げておいた)。
車検場での検査の手順はまた次の投稿で!