フリードハイブリッド、ブレーキパッド交換!

パッド本体もそのための専用工具も用意したので、いよいよブレーキパッドの交換作業を行います。本当は昨日のタイヤ交換時にまとめて行いたかったのですがお天気の関係でできなかったので、まずは昨日取り付けたばかりのホイールを外して作業開始です。
・・・マッチポンプ・・・?

いや〜、サビサビだな、まじで。キャリパーボディがちゃんと動くといいけれど。

インターネット上でもパッド交換の動画なんかが公開されていますが、なにぶん初めてなのでサービスマニュアルの手順に従って作業を行います。
ホイールを外したら最初にブレーキホースクランプボルトを外し、ブレーキホースの自由度を高めます。

続いてキャリパーボディを上げるためにボディを固定しているフランジボルトを外します。共回りするのでキャリパピンをレンチ等で押さえるよう但し書きがありましたが、結論から言うと外すのは特に押さえることなく外せました。
フランジボルトを外すとキャリパーボディを回し上げることができるようになるので、そのまま紐などで上部に固定します。

キャリパーボディを持ち上げるとブレーキパッドにアクセスできるようになるので、穴にはまっているだけのパッドスプリングを外し、その後ブレーキパッドも外します。
ブレーキパッドの外し方にちょっとコツみたいなものがあってなかなか外れず大変でした(笑)
最後は力技!

ブレーキパッドが外れたら、パッドとの接点になるリテーナー(上下)を外します。
これでブレーキディスク周りに付随する部品が全て取り除かれました!ここから折り返しですね。

リテーナーが接するキャリパーブラケットを金属ブラシやパーツクリーナーで気持ち綺麗にします。
それからリテーナーの清掃と、キャリパーブラケットに接する面をグリスアップ。ブレーキは高熱になる部分なのでここは万能グリスではなくシリコングリスを使用しました。

薄くグリスを塗布したリテーナーをキャリパーブラケットにはめ戻します。
ついで、持ち上げておいたキャリパーボディのピストンを戻します。AB-10がここで大活躍するわけですね!

AB-10をピストンに合わせたら少しずつピストンを押し戻していきます。ぐいぐい押し戻しながら、ブレーキフルードの液面をチェック。
この時、横着してこの状態で目視チェックだけにしてしまったのが間違いの元でした。四輪だし、それなりにゆとりがあるだろうとタカを括ってました・・・orz
結論から言うと、おそらくゴムチューブの挿入部分からフルードが漏れました・・・(T_T)
そして漏れていたことに気づいたのは反対側(助手席側から始めたので運転席側のブレーキパッド)の交換時になってから。
四輪だから大丈夫だろうとか、シングルピストンだから大丈夫だろうといった慢心が引き起こした事象。これを教訓に、次からはどんな作業ももっとゆとりを持って行わないと!

助手席側のこの作業時にはまだこの事態に気がついていなかったわけですが、それはともかく。インナーブレーキパッド(ウェアインジケータという突起のある側)から作業を始めましょう。
古いブレーキパッドからシムを取り外します。インナーパッド側はシムが2枚。どちらも爪で引っ掛かっているだけなので簡単に外れます。

新旧ブレーキパッド比較。
形状は全く同じですね(笑)対応車種も調べて購入しているので当たり前なのかもですが、実際に合わせて見るまではやっぱり不安なものですから・・・。
そしてパッドの残量を合わせてみると、おぉなるほど・・・ずいぶん違うぜ!
この厚さのものがこの薄さまで減っていくのか〜。最も、この状態になるまで10年近くかかっていますが。

インナーパッドとシムそれぞれの合わせ面に満遍なく(でも可能な限り薄く)シリコングリスを塗布し、それぞれの面を合わせていきます。
シムを取り付けたら、パッドの両端(リテーナーと接する部分)もグリスアップを行います。この部分は緩やかに動くからでしょうね。
そしてもう一つ、押し戻したピストンの口部分にも同様にシリコングリスを薄く塗っておきます。

アウターパッドも同様にシリコングリスを塗布。
ただし、インナーパッドのシムは1枚ですが、このシムの両面をグリスアップするように指定されていましたのでそのようにします(キャリパボディと接する面にも塗布するということ)。

アウターパッドもインナーパッドと同じようにグリスアップしたらいよいよブレーキパッドを組み戻します。
そして不器用な私は案の定組み戻すのにも結構な苦労が・・・(^ ^;;
それでもなんとか両側のパッドを組み戻せたので、パッドスプリングを穴に通してはめます。

そうしたら紐で止めておいたキャリパーボディを下ろして被せます。
微妙に左右方向にずれていたので(そういう構造になっている)、必要に応じて手でキャリパーボディを押したり弾いたりしてブレーキパッドに被せていきます。
きちんとはまったらフランジボルトを規定値で締め付けるのですが、取り外しはそのままでいけたものの、取り付け時はやっぱり共回りが発生してしまいました。
これを防ぐためにキャリパーピンをレンチ等で押さえなければならないのですが、手持ちの工具の最大サイズ17mmでは入らず(19mmなのかな?)。幸い、フランジボルトの締め付けトルクがさほど高くない(23N・m)だったので、これまた力技ですがコンビネーションプライヤーで押さえて対処しました(笑)
これでもちゃんと規定トルクで取り付けることができました。
キャリパー本体の取り付けが完了したので最後にブレーキホースクランプボルトをこれまた規定値で取り付けて、助手席側のブレーキパッド交換は終了です。

ピストンを目一杯押し戻しているので、反対側の作業を行う前にブレーキペダルを踏んでピストンを押し戻しておきます。
そうしたら同様の手順で運転席側のパッドも交換。そしてこの時にフルード漏れを発見することに・・・。

それでも両方のパッドを交換し終え、ブレーキがきちんと動作することをチェックした段階でブレーキフルードのリザーバータンクを(蓋を開けて)確認したところ、液面はマックスラインまであった(正しくは少しオーバーしてる)ので、差し当たっての問題はない・・・だろうということで、見えるところを可能な限りウェスで拭き取って作業を終えることにしました。

塗装面を傷めるという話は聞きますが、金属を腐食するという話は聞いたことがないですし、どのみち下回りは錆と汚れでガッツリ覆われているのでまぁ大丈夫だろうと・・・。

一年点検時にディーラーで診てもらいましょうかね。
なんにしても、年末から気になっていたブレーキパッドが交換できたので気分的には(ややもやもやが残るものの)そても満足!
これで安心して洗車に勤しむことができそうです(笑)

2件のコメント

    1. いひら さん

      ちょっといい加減な作業をしたことも包み隠さず(?)書き記しちゃったので、
      お恥ずかしい限りです・・・orz
      でも、このためだけに購入した工具もパーツもきちんと使い切ることができたので
      概ね満足しています。
      ブレーキパッドは交換すると見えなくなっちゃうのが残念ですね!

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