僕の家は、部屋に風を通すためには窓と玄関の両方を開けなければならないのですが(玄関側に窓がないので)、窓は網戸があるからいいものの、玄関は素のままで開けっ放しにしてしまうとモスキートや、場合によってはGなんかも入り込んでくる可能性が。
なので、今までは玄関付近に自分がいる時のみ開けて風を通していたのですが、エコロジーの観点からもエコノミーの観点からも、日常的に部屋に風を通したいなと考えて、玄関に網戸を設置することを検討し始めていました。
そしたら、たまたま訪れた島忠ホームズに、DIYで取り付けられる良さげな玄関網戸が展示されているじゃないですか!
お値段的にも手ごろ(というほど安くはなかったけれど)だったので、後日ネットで注文し、公休だった昨日、半日がかりで取り付けてみました。
購入したのはこの製品。川口技研の玄関網戸、アルキングというシリーズです。サイズによって幾つか型番があるのですが、うちの玄関先のサイズを測ってみたところ、どうやらこのAK-18という型番のサイズが適合サイズのようでした。
実物は既に目にしていたのでおおよその質感などは分かっていましたが、改めて手にしてみると、オールアルミ製だからなのか、このサイズにしては随分と軽い印象があります。
では、早速開封です!
ネットでも取り付け説明書は見ることができますし、メーカーのサイトでは動画による取り付け説明もされていますから、そんなに苦労することはないかと思います。
取り付けはどこの家庭にも通常置いてある工具でいけるのですが、たった一つ、あまり一般家庭にはなさそうな工具が必要になります。
僕もそれを持っていなかったので慌てて買いに行ったのですが、それは「金ノコ」。
アルミのサッシを玄関サイズに合わせて自分で切断しなければならず、絶対に必要になります。商品が到着する前に買い揃えておいたほうがいいと思います(木材用のノコギリでは役にたちませんので)。
それでは始めましょう。
取り付け説明書に従って、まずはガイドとなる上側のサッシ部分を所定の計算式ではじき出した長さに切断します。
なお、切断する側は指定されています。
指定されていない側を切ってしまうと、後でとんでもないことになりますので!
目印として養生を貼りましたが(罫書きしてもこの色では見えない)、そんなにものすごく神経質になる必要はないと思います。数ミリ程度のズレなら問題ないでしょう。
金ノコ使うのが初めてだったので結構大変でしたが、アルミという(柔らかい)素材ということもあって、結構綺麗に切断できたと思います(でもかなり力が必要でした)。
多少汚くなってしまっても、この部分は玄関枠に取り付けるベース部分(サイドブラケット)で隠れてしまうので、あまり気にする必要はありません。
そうしたら引き続き、今度は下側のガイドレールとなる部品を、上部サッシと同じ長さに切断します。
こちらは金属ではなかったので、多分塩ビパイプ用のノコギリとかでも綺麗に切れると思われます(取説のイラストは金ノコだったので金ノコで切断しましたが)。
これで玄関網戸の上部ガイドと下部ガイドレールが出来上がりました。並べてみても、ほぼほぼ同じ長さに収まっています。上出来!?(笑)
そうしたら玄関網戸を取り付ける玄関の木枠に、ベースをねじどめで取り付けます。
最低地上高は玄関網戸の製品の高さとなり、それ以下にしてしまうと網戸本体を取り付けることができなくなるそうなので、慎重に高さを測って固定します。
もちろん反対側も。
この時、玄関のどちら側に網戸の収納を持ってくるかで取り付けるベースが違ってきますので注意が必要です。
取り付け位置を逆にしちゃうと、玄関の出入りに支障が出かねませんので。
さて、無事に両方に取り付けられました。
左右で著しく高さがずれてしまうと、上部サッシが斜めにつくことになりますから気を使います・・・(^_^;;
なお僕の家では、向かって右側に収納が来ることになりますね。
そうしたら先ほど切断した上部サッシを取り付けます。それぞれのベースにうまく噛ませて、カチッとはめ込むようになっています。
収納しない側にはねじどめ用の穴が空いていますので(だから切断側が指定されていたのです)、付属のビスでねじどめし、サッシを玄関木枠にしっかりと固定します。
もちろん、収納しない側の反対側にもネジ穴があるので、ビスで固定です。
僕の家では室内側にはブレーカーが、室外側には防犯装置(?)があり、これがちょうど固定するためのネジ穴のあたりにあったため、ものすごくねじどめがやりづらかったです。
なお、取説には両方をビスで固定するのが難しければ、一つだけでもOKとありました(僕は頑張って両方ねじどめしました)。
上部サッシの固定が完了したら、続いて下部ガイドレールを貼り付けます。こちらは両面テープで玄関床面に接着する構造です。
このガイドレールの上を網戸がたどっていくので、上部サッシのちょうど中心部分を通るように貼り付けます。
上部サッシと平行になるように気をつけながら取り付けます。上下が平行でないと、網戸がねじれて広がることになっちゃいますからねぇ・・・。
そうしたら網戸本体を仮付けしてみます。
おぉ、なんかいい感じにすーっと動くゾ!(^ ^)
網戸本体には網戸収納部固定用の爪が上・中・下の3カ所に付いています。その爪には両面テープがついているので、まずは両面テープの保護テープをはがし、3つの爪を玄関木枠にガッツリと押し付けて密着させます。
その上で網戸本体を引っ張ると、爪の部分が木枠に残ったまま網戸本体を外すことができます。
ってゆーか、できるって書いてありましたが、僕がやってみた限りでは無理!
網戸本体を手前に引っ張ると、爪も一緒に網戸本体にくっついたまま剥がれてしまうのです。
そこでやむなく、網戸本体から一度爪を少し浮かせ、それから網戸本体を木枠に軽く押しつけ、手で爪部分を木枠に押し付けたまま網戸本体を手前に引き戻すという原始的なやり方で対処です・・・。
でもこれで3つある爪を全て玄関木枠に貼り付けることができました。
両面テープで木枠に固定された爪部分はねじどめできるようになっているのでこれまたガッツリと玄関木枠にねじどめします。ねじどめしてしまえば、網戸本体を引っ張って取り外すことは容易になることでしょう(網戸本体は水で丸洗いできるらしいので)。
網戸本体を爪に押し付けて引っ掛けて固定したら、試しに網戸を引いてみましょう!
おぉ、なかなかいいじゃないですか!サッシとなる部分は全てきちんと密着されていますし、戸当たり側もちゃんと木枠に密着するので、これなら虫が入ってくる心配はなさそうです。
テイルハンガーという強風時に網戸がよれないようにする(らしい)パーツを取り付けます(これは両面テープで貼り付けるだけです)。表側、裏側両方です。
ついで、網戸を収納した時に網戸が勝手に出てこないように、ほんの少しの突っ掛かりを貼り付けます。これも両面テープで貼り付けるだけです。
どのあたりにつけるのかわからなかったので、網戸を軽く収納させた時の位置につけました。
これで網戸本体のセッティングは完了です。
ですが・・・。
現状ではまだサッシの上の部分が空いたままです。玄関扉の構造上、この部分はヒンジ(ドアクローザー)がくるため、サッシの取り付け位置によってはこのヒンジ部分が干渉する可能性があるんですね(僕の家は干渉しない)。
なのでこの部分は後から覆いをつけることになります。
そのための部材もきちんと含まれています(ドアクローザーよけ部品)。
これは樹脂パーツなので、エンピパイプ用のノコギリで簡単に切断できます。
これ用の取説もちゃんと入っているので、その指示に従って所定の長さに切断したら、先ほどの隙間の上下に両面テープで固定します(どのような位置関係でこの部材を使うかは玄関の構造や大きさによって異なります。取説にその説明もちゃんと載っているので、よく読んでから作業してください)。
ついで短い部材を使って縦位置に同じように貼り付けます。
こうやって、この部材で囲いを作るわけですね。
もちろん反対側も。なお、この縦位置の部材の切断の長さも取説に計算式が入っていますので、それに従って切ります。
もっとも、素材は樹脂ですから、仮に長すぎた場合はカッターナイフで削り、適切な長さに調整できます(できました 笑)。
そうしたら最後に、これまた付属の透明パネルを所定のサイズに切断し、両面テープを使って先ほどの部材に接着。
ヨレや隙間ができないことを確認します(ここに隙間ができてしまってはまずいので)。
問題がないことを確認したら、これで網戸としての機能は全て設置できました!
外から部屋を見た時に目隠しの効果はほとんどありませんが、まぁそれは網戸だから仕方がありませんね(笑)
だいたい、おっさんの一人暮らしですし、覗かれて困ることなど(滅多に)ありませんし!?
しかしこの網戸を取り付けるのは、必ずしも一人暮らしのおっさんとは限りません。
もしかしたらうら若き乙女が使用するかもしれないのです。そうすると、今のままではとても不用心過ぎますよね。
そこでアルキング網戸には簡易のロック機能が取り付けられるようになっています。
まずはロック部分を網戸本体にくっつけます。これは両面テープで貼り付けるだけです(この構造だけを見ても、ロック機能はあくまで簡易版であることがわかります)。
そして玄関木枠側に受けとなる部品をねじどめします。もちろん位置合わせをして、あらかじめついている両面テープで仮止めをしてから固定することをお勧めします。
上下もさることながら前後をきちんと合わせないと、爪がうまく引っかからずロックの役目を果たせないことも。
うまく位置を合わせて取り付けると、こんな風にロックがかけられるわけです。気休め程度かもしれませんが、全くないよりはいいですよね!
その他シール類などの細かい部品を全て取り付けて、これで完全に完成です。
ガイドレールの上を網戸は滑るように動きますし、窓を開けると風がスムースに通りますし、これはとてもいい買い物だったと納得です!
取り付けにはちょっと力が必要ですが(ねじどめ箇所がそこそこあるので、電動ドライバはあったほうがいいと思います)、同じようなものを大工さんとかリフォーム屋さんに頼んだら、金額の桁が一つ上がっちゃうかもしれません。
取り扱い説明書の記載がちょっと不親切?と思うような部分もあったりしますが、とにかく自分で取り付けられるというのが僕のDIY魂(と呼ぶほど熱いものではないけれど)と貧乏人魂(?)にぴったりマッチ!(笑)
午後2時から始めてだいたい6時から6時半くらいで取り付けが全て完了したので、不慣れな人でも1日あれば間違いなく自分で取り付けが出来ると思います。
まだまだ熱い日はこれからたくさんやってきますが、そうそうエアコンを使って地球温暖化に貢献するのはどうも・・・というエコ(ロジー)なあなた、エアコン使うと電気代が・・・というエコ(ノミー)なあなた、ぜひとも玄関網戸の取り付けを検討することをお勧めします!
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