ひとまず前後ブレーキのオーバーホールはおしまいまで来たので、最後に駐輪場の中でエンジンをかけて軽く走らせ(距離にして10メートルもないくらいですが)、ブレーキを握って(あるいは踏んで)かかるかどうかを確認します。
その試走の前に最後の確認。
特に気になるようなものは見当たりません。
ブリーダーバルブ付近に液体の付着跡がありますが、これは耐油ホースを抜いたときなどについたブレーキフルードが残っているもので、新しく漏れ出たものとは違うようです(後で綺麗に拭き取ります)。
リアキャリパー周辺も、特に気になる漏れなどはなさそうです。
では実際にエンジンをかけて軽く走らせ、ブレーキをかけてみます。
フロント側は全く問題なく、強力なストッピングパワーを発揮してくれました。
しかし、問題はリア。
結構強く踏んでもブレーキが掛かる気配がないのです。
手でタイヤを回す程度の軽い回転運動は止めることができるのですが、自走した時のホイールの回転運動を止めるだけの力が出ないのです。
ブレーキキャリパー自体が押し出せないというわけではないので(実際、軽い回転は止めることができますし)、ということは、ブレーキホース内にエアが混入していて、高回転のものを止めるだけの力を伝達できていないと考えるのが妥当?
というわけで、リアは再度通常の手段でエア抜きを行い、再度走らせてみたところ、少しは状況が改善したように思えました。
好感触を得たので、何度か同様にエア抜きを行ってみたのですが、このある程度の改善が見込めたような気がする段階から先に進む印象がありません。
そもそも、このリアのエア抜きは一人でやるにはものすごく無理な体勢になってしまうため、どうしても抜き切れているのかどうか自信が持てないんですよね〜。
さてどうしたものか・・・(~_~;;
幸いなことに、フロントは普通に力を発揮してくれます。ということは、少なくともマシンを止めることができないという状況にはならないわけで。
それならってんで、軽く近場を回ってみることに(実家まで、時間にして10分〜15分ほどですが走ってみました)。
その際、ことあるごとにリアブレーキを踏み込み、リアの感触を確かめながら走ります。
走りだしてリアブレーキを踏み踏みしていると、すぐにリアが効き始め、これまたその後すぐにスパッとロックさせることができるようになりました。
やっぱりブレーキホースの中にエアが残っていて、ブレーキペダルを強くガンガン踏み込むことでそれが吐き出された・・・という理解でいいのかな?
いずれにしてもこれで前後ブレーキがきちんと動作することが確認できました。
実家から同様にブレーキテストを行いながら帰宅し、翌日に前後ブレーキフルードの残量をチェックしてみたところ、どちらもきちんとマックスラインまで入っていましたので、おそらく問題が起こることはないでしょう。
最終的な確認も兼ねてどこか軽くツーリングに行きたいところですが、いかんせんお天気がね〜・・・。
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