信州信濃路ツーリング

私のツーリングは一人旅が基本なのですが、会社の先輩に誘われてツーリングに行ってきました。
一人旅の場合は自分で行き先もルートも決めるわけですが、今回は会社の先輩がすべての段取りをしてくれています。なので、いってみないとどんなルートでどこに行くのか全く分かりません。ちょっとわくわくしながら、6:00AMに家を出て、最初の集合場所、関越自動車道の高坂SAに7:00AMに付くように所沢ICから関越道に入ります。

平日の、それも時間的に早いこともあって、ガソリンを入れてから関越道に入りましたが、(途中時間調整をしながら行ったのに)集合時刻の10分前には高坂SAのバイク駐輪場に到着。
駐輪場には数台のバイクが止まっていましたが、果たしてこの中に会社の人たちのバイクがあるのでしょうか?

「会社の人たち」というのは、話が来たときにはだいたい4〜5台で出かけることになるということだったからです。
そうして経つことしばし、無事会社の人に会うことができました。
「会社の人」ということは、つまり、今回参加したのは私に声をかけてくれた企画者と私の2台ということです。
なんといっても天気予報で今日の夕方以降は大雨になるとのことで、参加者が集まらなかったんだとか・・・(~_~;;

というわけで、高坂SAで軽く挨拶を済ませたら、会社の先輩のマシン(BMW Motorrad R1200GS Adventure)にくっついて出発進行!
しかし、1,200ccのフラットツインエンジン(ボクサーエンジン)について行くのは厳しい!こっちはV4とはいえ400cc。あっちはシフトチェンジもなくスルスルッと周りの車を追い抜いていくけれど、こっちはそうはいきません。ひたすらシフトチェンジを繰り返し、8,000rpm〜10,000rpmあたりをキープしながらガンガンくっついていきます。

おまけにむこうは33Lのタンク、こっちは15L。燃費もどうやら向こうの方がよいようで、給油のタイミングが全く合いません。っていうか、向こうはツーリングの最後に別れるまで一度も給油をせずに済んでました。私は(こまめにしたということもありますが)4回近く給油してるのに・・・(^-^;;

天気予報は晴れのち雨ということですが、とても雨が降るようには見えないドッピーカンな晴天の下を、ただただ高速高回転でR1200にくっついていき、たどり着いた藤岡JCTを上信越道方面に入ります。
そしてたどり着いた最初の休憩場所は、横川SAでした。

横川SAといえば、もう決まってますよね。釜飯!
横川SAに着いたのはだいたい8:00AM少し過ぎた辺りですが、その先輩に拠ればこの横川SAに釜飯が届くのが8:00AMなんだそうです。
確かに、頂いた釜飯はほんのり温かくて、おいしかったです。
おまけに、おごってもらっちゃいました(笑)
ごちそうさまでした!

釜飯をいただいて、お腹が落ち着くまで休憩したら、再び出発。碓井軽井沢ICで下りると説明されたので、気をつけながらR1200のお尻にくっついていきます。
碓井軽井沢ICを下りたら県道43号線を走り、軽井沢のオシャレな町並みを駆け抜けて、国道18号線をしなの鉄道に沿って進みます。
そうして今度は国道146号線(日本ロマンチック街道)に入り、そこから鬼押ハイウェー(有料道路)に進みます。
鬼押出の勇壮な(?)景色を見ながらその入り口を駆け抜け、六里ヶ原休憩所で浅間山を眼前に眺めながらコーヒーブレイクすることになりました。

どうです、この天気!
雲一つ無い青空にそそり立つ浅間山、そしてそれを見つめる我がRVF。すばらしい(^-^)

なんだかんだで日本もようやく秋に入ったようで、全体的に空気が冷たくなっています。そこへもって、標高も上がっているわけですから、ますます体は冷え冷え。ホットコーヒーで暖を取り、一息入れたらまたまた出発。
さて、今度はどちらへ?

目の前の鬼押ハイウェーに再び戻ったら、万座に入り、今度は万座ハイウェーに入りました。この辺りは嬬恋になるんですね。
嬬恋牧場 愛妻の鐘というところで再び休憩。愛妻の鐘はいいけど、愛妻のいない独り身の私は、どうすればいいのでしょう。そういえば、一緒にツーリングしている先輩も独り身だったな。
今走っているコースはこの人のよく走るコースらしいのですが、どうしてここを休憩場所に選んでいるのでしょう・・・?

いやー、まだまだいい天気ですね〜。このままずっとこんなカンジだといいのですが・・・。
しかし、R1200とRVF。なんか異色の組み合わせ・・・かな?

ここでも一息入れたら、再び万座ハイウェーを進みます。ちなみに、この道も日本ロマンチック街道なんですね。沼田の方にあったあれ(別名はトウモロコシ街道でしたが)も日本ロマンチック街道でしたが、要するにあっちこっちにあるんですかね、この道は。日本のへそみたいなもんか?

万座温泉周辺の強烈な硫黄臭をかぎながらさらに峠道を上り標高を上げていきます。県道456号線(万座道路)から国道292号線に入り、さらに高みを目指すと、やがて長野県(山ノ内町)と群馬県(中之条町)との県境にたどり着きますが、この県境の場所こそ、日本の国道の中で、標高の最も高い場所、すなわち渋峠となります。

このへんもうっすらと硫黄臭が漂っています。しかし、このところ訪れている温泉はそのすべてが無色無臭のため、こうした硫黄のニオイにノスタルジーに似た思いを感じてしまいます。
やっぱり温泉はこうでなくちゃね〜。

ところで、浅間山を見たときには無かった上空の雲が、少しずつ空を覆い始め・・・。

うーむ、文字通り雲行きが怪しい・・・(~_~;;

この渋峠にさしかかった辺りで、ちょうど時間はお昼ごろ。この渋峠にある、渋峠ホテル(ヒュッテ)で、先輩オススメの「カツカレー」をいただきます。カレーはどちらかといえば甘口でした。このところスパイシーなカレーがお好みの私としては、カレー単体としてはちょっと物足りないカンジ。
でも、ボリュームはあるし、カツとカレーですから、食べ終われば体は十分に温まります。
体にエナジーをチャージしたら、今度は峠の反対側を下って麓を目指します。

慣れない峠道ですが、このところRVFの操作もずいぶんと板に付いてきた(ような気がする)のか、軽快に峠道を下っていきます。
直線の加速では勝負になりませんが、コーナリングならRVFの方が上だぜ!

で、一気に駆け抜け、麓(湯田中温泉の近く。ここ、来週来る予定・・・)にある道の駅「北信州やまのうち」にて一般道最後のコーヒーブレイク。ここに着くまでの間に、実は少ーし雨に降られました。パラパラ程度ですが、さて、ここでレインスーツを着用すべきかせざるべきか。思案のしどころです。

それはそうと、峠もそうでしたが、麓も結構葉っぱは色づいてました。まだうっすらと黄色の色づきが多かったので、来週辺りが紅葉のピークなのかも。所々みた紅葉はきれいだったなー。
桜と違って、雨が降って色が落ちるというようなことがない(ないですよね?)ので、紅葉はその点でいいですね。

コーヒーブレイク(このとき実際に飲んだのはロイヤルミルクティだったので、ティータイムだったわけですが)で体を温め、紅葉で目を潤したら出発です。もうここからはICに向けてひた走るだけ。そして高速に乗ったら後は走るだけ。

ちなみに、レインスーツは・・・非着用で!出発しました。

国道292号線を上信越道のIC方面に向かって走ると、その手前にその存在意義のよく分からない有料道路、志賀中野有料道路を通ることになります。
この志賀中野有料道路の入り口で・・・きました。
いよいよ雨が降ってきたのです。それも、結構な本降りで。

ってなわけで、結局この志賀中野有料道路のゲートをくぐったところでレインスーツを着用。レインスーツを着たということは、つまりこの先はずっと雨だったということですね(笑)

信州中野ICから上信越道に入ります。
本当は高速に入る前に給油をしておきたかったのですが、残念ながらスタンドが無く、入って最初のSAに立ち寄ってもらう段取りとなりました。
信州中野ICから入ると、最初のGS付きのSA・PAは松代PAだったので、ココによってトイレ&給油休憩。

給油を済ませたら、降りの激しさを増す本線に戻り、ひたすらかっとびます。ってゆーか、R1200、飛ばしすぎ!もちろん、後れを取らずにくっついていきましたが、いやー、もうこの時期の雨は冷たかったなー。この辺りはまた高原で涼しい(というか、寒い)からなおさらそうなのでしょうけれども、もうグローブの中の手が冷たい冷たい。
スロットルは離すわけに行かないので左手だけになってしまいましたが、V4の熱気で温められたフレームに密着させて暖を取りつつの高速走行でした。

上信越道で立ち寄ったのはこの松代PAのみ。
次の休憩は、関越自動車道に入ってすぐの上里SA。私のRVFはこの上里SAでもまたまた給油なのに、R1200は一向に給油の必要なしだそうです。33Lはだてじゃない?でも、満タンだと、バイクをこかしたときに一人じゃ起こせないといっていたしなー。痛し痒しだな、うん。

上里SAでまたまたコーヒーブレイクと給油タイムをとり、このまま高速を下りるまで一気に・・・と思ったら、R1200はその次のSA、高坂SAにて再びサービスエリアに入って行くではありませんか。
そのまま後を着いて入り、バイク置き場にバイクを止めます。

先輩は横浜方面の人で、関越は練馬で下りてそのまま目白通りを環七まで進んで帰るそうですが、私は練馬でも所沢でもOKで、行きは所沢ICから乗ってきたという話を覚えていたのでしょう、上里SAで高速道路を下りるときの話をしていなかったからということで、直後の高坂SAによったのでした。

電光掲示板では練馬IC付近で火災による渋滞が発生とか(車が燃えたのか?)。そんなこともあり、私はまた所沢ICで下り、川越街道に入って帰る旨伝え、ここ高坂SAにて解散と相成りました。
集合も高坂SA、解散も高坂SAというのは、それはそれでありなのかもしれませんね。

残念ながら雨は一向に収まりませんでしたが、高坂SAから所沢ICまでは比較的順調に流れ(部分的に車が詰まっていましたが)、高速道路よりもむしろその後の一般道のほうが渋滞がひどかったり。

でも、日が完全に落ちきる前の17:30前後に、無事に帰宅しました。
久しく経験していなかった、他の人と行くツーリングは、こうして無事に終了したのでした。
しかし、今日だけで走行距離が450kmほど。
出かける前に、今日のツーリングで28,000kmに手が届くなーとは思っていたのですが、まさかそれを400km近く上回る値で戻ってくることになるとは思っていませんでした。
このペースのツーリングをしていると、RVFのカウンターも一気に回っていくのかもしれませんね。450kmってことは、(復興支援の旅パート2で最初の目的地となっていた)前沢SAくらいまでいけるってことですからねー。
よくはしりまわったもんだ(笑)

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