お参り散歩・靖国神社♪

前に通ったお散歩コースでその前を通りかかった時に、いずれ来ようと思っていた靖国神社。
もうずいぶん前のことになります。靖国神社の近くに用事があって、当時乗っていたHONDAのオデッセイ(新車で購入して1週間くらいだった)を神社向かいのコインパーキングに止め、出庫時にいきなり車を駐車スペース脇の鉄柵(ガード)に思いっきりめり込ませてしまったというとんでもない経験があり、正直あまりいい思い出がありません・・・orz

そんな靖国神社ですが、なんだかんだでお参りするのは実は今回が初!はてさて、どんな神社なのでしょうか。
終戦記念日も間近となった8/8、ワクワクしながら大鳥居をくぐって行って参りました。

DSC_2444今回も有楽町駅から皇居に出て、外周をグルッとほぼ半周。途中、朝顔(ヒルガオ?)が綺麗に咲いていました。

DSC_2448お掘にそってしばらく進むと、今度は白鳥(だよね?)がお出迎え。人に慣れているのか、目があったと思ったらこちらへ寄ってきました。誰か、(禁止されているはずの)餌をあげているな?

DSC_2449人間の目の前で無防備にくつろぎすぎではありませんか?(笑)

DSC_2451そして優雅に去っていきました。
Please don’t say “you are lazy、だって本当はcrazy、白鳥たちはそう、見えないところでバタ足するんです♪なんて思わず口ずさんじゃったり・・・(^_^;;

ま、皇居という場所柄、まわりにはお巡りさんもたくさん入るし、ボウガンとかで悪さをする不届き者もいないでしょうし、そりゃゆっくりくつろげますよね。

DSC_2452白鳥は鶴ではないのですが、まぁどちらも白い色の鳥ということでセットに扱うとして、だとすれば対になるのは亀ですよね~(^_^;;
でこの亀ですが、これまた人に慣れている!
人影が水面に映った途端にもう寄ってくる寄ってくる。亀だけでなく鯉もバンバンと、そりゃーもう網を入れたら大量間違いなしと言うくらいに寄ってきます。
やっぱり誰かが餌をやっているんでしょうね~。

DSC_2455そんな折、ふと足元を見れば。
植え込みの木柵にセミの抜け殻が。天然の木じゃなくてもこうやって必死で登って羽化するんですね~。元気にひと夏を過ごせよ!

照りつける日差しの下、買ったばかりの帽子の具合を確かめながら皇居の外周をてくてくと回り、今回は武道館の前を通らずに内堀通りから靖国通りに入って進むことしばし。

DSC_2457見えてきました、靖国神社の一の鳥居(大鳥居)。

DSC_2458大きくて立派な獅子がお出迎えです。

DSC_2459逆サイドには高々と日の丸が掲げられています。なお、今回はあくまでお参り散歩として訪れていますから、ここで政治的な話題を取り扱うようなことは致しません。
賛否色々あるでしょうし、その背後には想いも色々とあるのでしょうし、たった一つの解決策というものが存在するわけではないでしょうし。

DSC_2462灯篭にそって参道を進むと、バス・バス・バス(笑)
もうほとんど観光名所と言ってもいい感じですね。

DSC_2463参道から振り返って一の鳥居を臨む。赤錆びた鳥居が、時間の流れを感じさせます。
そこに歴史の重みがあるかどうかはまた別問題でしょうけれど。

DSC_2464一の鳥居と二の鳥居の間、参道のど真ん中に鎮座するのは(座ってないけど)大村益次郎像。その由来を云々するだけの知識は持ち合わせていないので、興味のある方はWikipediaでどうぞ・・・。

DSC_2465訪れたこの日が土曜日であったこと、そしてもうじき終戦記念日であることからなのか、結構な人だかりです。
桜や紅葉などのシーズンでもなく、正直あまり見て回るものが無いこの時期にここを訪れているということは、(僕のようにさしたる信仰も持たない観光客でない限りは)何らかの意図を持ってお参りに来ている人たちなのでしょうね。

DSC_2466大きな神社だけあって、石畳も整然としています。あまりに綺麗に整いすぎていて、なんだかちょっとそれはそれで観光地然としすぎているようにも思えてしまいます。

DSC_2468二の鳥居は道路を渡った先に。その先にある神門をくぐれば、いよいよ靖国神社の境内です。

DSC_2470神門手前の手水場にて。今年は十進法で一つの節目の年にあたるのですね。

DSC_2472手水場脇に寄進されていた「さざれ石」。細石が巌となる・・・という歌詞を表したもの・・・でしょうか?

DSC_2475神門はほんのりと木の香りが漂っていて、とても落ち着く空間でした(真夏の日差しが避けられるという点でも)。そして神門を形作る柱や板戸は、人の手が触るであろう場所を中心にグラデーションを構成しており、何とも言えない重厚感を見せつけていました。

DSC_2478神門をくぐって最初に出迎えてくれるのは桜の森です。東京の開花宣言はこの場所のソメイヨシノにて行われます(標本木がここにあるわけですね)。
もちろん訪れたこの時期は完全な葉桜ですが、木の幹に生えた苔が一つの世界を表現しているかのようでした。真夏の日差しの中にあって、涼しげな世界を見せてくれます(^ ^)

DSC_2479靖国の桜を抜ければ、中門鳥居越しに靖国神社の本殿が見えてきます。いや~、結構な人出ですね~。

DSC_2481立派な建物です。
お賽銭を用意して、二礼二拍手一礼で今回も自分の事をお願いします(笑)
←今年はとにかく自分を最優先にする、と決めていますので・・・(^_^;;

参拝者はひっきりなしに訪れるので、お参りが終わったらすぐに列を外れ、参拝のための石段の端っこに移動、邪魔にならないところで撮影をしようかと思ったら、警備員から拝殿での撮影はできないと言われてしまいました。
別にご神体を撮影するわけでもなく、拝殿脇の水桶(?)に映った神社を撮影したかっただけなのですが、なんだかなぁ。

そりゃまぁ神社は撮影する場所ではないのですから、撮影できない場所があることについてとやかく言うのはお門違いですが、それにしては嫌に観光地として整備されているあたりに、なんか招魂ならぬ商魂を感じてしまったり。
しかしダメというのですからダメなのでしょう。
実際のところ、境内で何か撮影したくなるような素材があるかと言われたら、正直あまりそうした気分にさせてくれるものはないと答えてしまうかもしれないくらいに観光施設しているように思えてしまい、もちろんこれは靖国神社に限ったことではなく、増上寺などのいわゆる著名な仏閣もまた同様なのですが、良くも悪くも「万人受け」する施設という印象なんですよね・・・(^_^;;

もちろん、桜の季節や紅葉の季節に来れば、きっと素晴らしい景色があるのでしょうけれども、それってある意味(観光地としては?)当たり前なのかもしれません。逆に言えば、そのように時期を特定したりすることに、観光地のニオイがしてしまったりするわけで。
これまでお参り散歩してきた場所を思い出してみると、やっぱりこぢんまりとしていて(ほとんど)人が来ないような小さな、ひっそりした神社仏閣の方が心に響く素材に出会えていたような気がします。
そういうところの方がゆっくり撮影できるという条件的な要素も大きいのでしょうけれど(笑)

DSC_2483本殿を出たら少しまわりをブラブラ。
犬好きとしてはここは欠かせないであろう「軍犬慰霊像」。

DSC_2486鉄馬乗りならば訪れておきたい「戦没馬慰霊像」。

どちらも戦時・平時問わず人間のよきパートナー。物言わぬ彼らだって等しく被害者なのですから、等しく祀ってあげなければ片手落ちですものね。

そうしたものをチラチラと見ながら少し奥に進むと、庭園が見えてきます。

DSC_2487神池庭園という小さな庭園ですが、せっかくなのでここも回ってみることにしました。

DSC_2488池の回りを巨石で通路が形作られています。この感じは浜離宮庭園などで経験済みです(笑)
庭園なんですから、基本構造はどれも一緒なのかも知れませんね。

DSC_2491しかし、ふと池の中を覗くと。
なんと神々しいまでに純白の鯉が!これはなんかご利益あるか!?(笑)

DSC_2493小さな滝も再現されていました。手持ちの撮影ではこれくらいのシャッタースピードが限界ですかね(手ブレ補正レンズではないので)。
一応滝の水は流れている・・・かな?

こうして一通りぶらついたら、再び拝殿前を横切って南門から靖国通りへ出て、一路市ヶ谷駅へ。
事前に地図で確認した限りでは靖国神社~市ヶ谷駅はそれほど距離が無いはずだったのですが、実際に歩いてみたら(夏の暑さも手伝って)まぁ思ったより遠いのなんの。
途中にファミマがあったらガリガリ君を買ってしまったことでしょう(笑)

そういえば、途中の横断歩道でいわゆる街宣車が曲がって来ました。正直な話、あまり関わり合いたくはありませんから歩を緩めてやり過ごし、街宣車の後ろで横断歩道を渡ろうとしたら。
たぶんその街宣車を追っているのでしょうね、覆面パトカーが同じく横切って来ました。
なんとなく状況が分かったので立ち止まると、車の中から先に行けとのジェスチャーが。さすが警察官(笑)
横断歩道は歩行者最優先なのですね!(ちなみに覆面パトカーの赤色灯は回っておらず、サイレンもならしていなかった)

靖国神社それ自体に思うところがあるわけではないのですが、神社仏閣も規模が大きくなると相応に観光名所となってしまう、つまり非世俗的要素が大きくなるに連れて世俗的に大規模になってしまうというこれは果たして正比例と言うべきか、いやむしろ反比例と言うほうが適切なのか・・・なんてことを帰りの電車に揺られながら夢うつつに思ったりしたのでした。

そうそう。

購入したサファリハットは案の定ぶかぶかで、頭をかっちりとらえない分暑苦しくなくていいのですが、いくつか困った点も見えてきました。
一つ目は言わずもがなですよね。
ぶかぶか故に、風が吹いて巻き上げられると簡単に浮いてしまい、場合によっては飛ばされてしまいます・・・(^ ^;;

そして二つ目ですが、思っていたより目深にかぶることになるため、カメラを構えたときに大きなツバが邪魔になってしまいました・・・orz
ゆったりとかぶれて、しっかり日差しをガードできるようにと思って大きいサイズ(そしてツバの幅も長いモデル)を選んだのに、こと撮影に関してはそのすべてがことごとく裏目に出てしまったのでした。
ま、撮影の時は帽子を取ればいいだけですし、少なくとも散歩時に歩き回る際には大きな不満もないので、結果的にはいい買い物だったのかな、と思います。

きっと次回以降のお参り散歩でも多いに役立ってくれることでしょう!

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