昨日判明した痛恨のミスが尾を引いて(?)投稿できませんでしたが、昨日もいつも通りお参り散歩してきました。
昨日訪れたのは、万年山の青松寺(せいしょうじ)です。
こうやってみると、そろそろ芝界隈での大きな神社仏閣は完全制覇・・・かな?(笑)
まずはいつも通り東京タワー(笑)
でも今回の東京タワーは、御成門側から芝公園越しに覗いた構図です。プラス補正での撮影ですが(EV+0.7)、プラス補正したことで結果的に東京タワーがより綺麗に映えたような気がします(^-^)
やっぱりスカイツリーより美しいですよね。
さて、御成門交差点を一つ越えた先で虎ノ門方面に目をやると、もうすぐそこに今回訪れた青松寺が見えます。比較的大規模なお寺さんなのに、その横にはチョー近代的な「愛宕グリーンヒルズ愛宕MORIタワー」と「愛宕グリーンヒルズ愛宕フォレストタワー」がそびえ立っていて、ちょっと不思議な感覚です。
こんな風に、お寺のすぐとなりに超高層複合マンションが。どんな人が住んでいるんでしょうね。
東京の新名所でもある虎ノ門(虎ノ門ヒルズもすぐそばにあります)なので、街路樹も整備されているのでしょう。
桜の季節になったら見栄えがしそうですね♪
青松寺の山門。何となく新しっぽく見えますね。作り替えたのかな??
山門から本堂を覗く。全体的に綺麗(というか新しい)印象。公式HPによれば、本堂の建立は昭和5年とのことですから、もうかなりの年数が立っているはずですが・・・。
ちなみに山門の両脇には仁王さまではなく、四天王が鎮座しています。
これがとても珍しいことだそうなのですが、なぜその写真がないかというと・・・(理由は後ほど!)。
山門をくぐり、境内に入ります。平日の真っ昼間ということもあって、参拝客は(ほぼ)ゼロ!!
撮影にはうってつけですね(笑)
この内側の門のまわりには小さなお掘(というか、水路)が刻んであります。この日はうららかな暖かさ(風は冷たかったけど)だったので、何となく水辺もほっこりした雰囲気でした。
ちなみに、この水路に生き物は見当たりませんでした(だから水が透き通っているとも言えるわけですが)。
水路を渡って内門をくぐり、やってきました本堂。屋根瓦の並びが美しい!!
そしてこの本堂の両脇に仁王さまが。こちらは吽像ですね(口を閉じているし)。
そしてあちらが阿像。
両者の真ん中にお線香をお供えできるようになっています(既に何束かお供えしてあった)。このお供えのお線香は阿像のまん前に置いてあって、一束50円とのことでした(お墓参りには使わないでください、と注意書きが・・・^ ^;;)。
しかしその50円は一体どこに支払えば・・・?
だって、あたりを見回しても、いわゆる賽銭箱がないんです。
天井にも・・・あるわけないですね・・・(^_^;;
ちなみに「山門」をくぐってきたのは、青松寺が「萬年山(ばんねんざん)」の山号を持つからみたいですね。
ちなみにここは本堂。ということは堂内というものが当然にあるわけで・・・。
よく見ると、扉に貼紙がしてあって、そこには「開けて入ったら閉めてください」みたいな文字が。ということは入れるのか・・・。
なんか締め切ってあるから入り辛い上に、入ってはいけないのかと思ってました。
これがその異世界堂内への扉。
取っ手を軽く回して扉を開けると・・・ここでギギギ~~~ッみたいな音がすれば趣きもあるのでしょうが(笑)、扉は軽く、何の音もせず、力を入れなくても簡単に開いてしまいました・・・(^_^;;
特に撮影禁止とは書いてなかったので、広い堂内に立った一人、シャッター音を反響させながら撮影開始♪
誰もいないのでじっくり撮影に望むことができたおかげで、自分好みの絵になるような設定になるまで試し撮りを続けることが出来ました~~~(^-^)
でもその前に、お参りお参り!
堂内にきちんとお賽銭箱があったので、いつも通り10円を支払ってひたすらお願い事をします。
一般庶民にはデフレ脱却の恩恵など感じられない(物価上昇というデフレ脱却の弊害だけが実感できる)ため、お賽銭の額はいつまでたってもデフレ状態のままなのです・・・と言い訳してみるテスト。
きらびやかなはずの金の装飾も、柔らかい光が微かに差し込むだけの堂内では、むしろ重厚な印象を与えますね。見た目に近い絵になっていると思います。
その母君がご自身のお腹に白い象が入ってくる夢を見たところ釈尊を身ごもった、という言い伝えがあるからでしょう、白い象が奉られていました。何かの催しの時に使うのかな?
その象の背中の匣。窓越しの淡い光に、柔らかい感じに仕上がりました。うん、これは上出来!(笑)
マンダラか・・・?と思ったら、涅槃図でした。もうちょっと近くに置いてあれば、じっくり見ることが出来たのに。残念です(本堂の一番奥に掛けられていました)。
ここでお坊さんが読経するわけですね。そうした会(え)が開かれるときならば、こちら側に上がることができるでしょうから(今は何もやっていないからでしょう、「上がらないでください」という札が立っていた)、そうしたらもっと間近で見られますね。
動きのない空気に満ちた堂内に描かれる光と影のコントラスト。いいですね~。「和」の空気が満ちている感じがします。
奥までずっと続く畳。何か支えがあれば水平がきちんと出せたのに~~・・・と自分の技量不足を転嫁してみる・・・(^-^;;
それにほら、宿泊勤務明けの眠くて重い頭と体を抱えての撮影ですから・・・と、さらに恥の上塗りですね、これじゃ。
さて、そんなこんなで堂内にてお参りと撮影を済ませたら、外にでます。
すぐ外には白州・・・というのでしょうか、枯山水を作るような砂地があり、そこに葉を落とした木々が影を落としていました。水も木も枯れていて、これがホントの枯山水・・・なのか?
石碑などを眺めつつ境内をぶらつきます。どこからともなく、梅の甘い香りが漂ってきています。
気になりますねぇ。
先ほどの水路に水を供給しているのが、なぜか人目を避けるように作られていたこの龍。西洋ならライオンの口が水を吐き出しますが、そこはそれ?東洋なら龍ですよね~(多分水路の水は循環しているのでしょう。なお、循環にはこの龍だけではなく、吐水量の多い排出口が別にきちんとありました)。
枯れ枝に残る枯葉(種子?)。二羽の鳥が戯れているみたいですね!
鐘撞堂。
梵鐘は時をつげるもの なので、無闇に撞かないでください、みたいな貼紙が橦木(鐘撞き棒)につけられていました。残念、せっかくなので鳴らしてみたかったのに~(笑)
ところで、この鐘撞堂のまわりは本堂のまわりよりも梅の香りが強く漂っています。香りの元を探してあたりを見回してみると。
かわいらしい花が列を作って綺麗に並んでいます。いいですね~(^-^)
これから花開く蕾もちらほら。
梅の花はしばらく楽しめるのですかね?
毎日毎日くる日もくる日も終日眺めて花開く様子を眺めながらフレームに収めることが出来たらどんなにか幸せな事でしょう・・・なんて思えるほどまだ老いてませんが(そんな暇があったらRVFでどこへでも行きたいですもんね!)、バイクを降りるときがもし来たのなら、そうして緩やかに時間をやり過ごすのも悪くないかも、なんて気分になっちゃいます。
しかし、実はこの梅の木はたった一本だけ。この一本だけでこんなに梅の香りがたつとはちょっと考えがたいな~・・・。もしかしてどこかにもっと梅の花が咲いているのかな?
山門の龍も、この香りを嗅いで入るのでしょうか(^-^)
ところで、隣接するヒルズは観光スポット(というか商業スポット)でもあり、そうした人向けに案内板が至る所に設置されています。
そこで何気なくMORIタワー側に設置されていたその案内板を見てみると、青松寺に接する形で他にも(お寺の?)施設があるようです。それによるとどうも裏手に梅の名所があるっぽいのですが・・・。
これは青松寺の公式HPにあるマップ。
これと似たような案内板があって、どうもこの智正庵というところにたくさんの梅が咲いている模様でした。
なので裏手の道をてくてく登っていくと(途中、大きな観音像などもありました)・・・。
鐘撞堂にあった一本梅よりもたくさんの花が咲き誇っています。また、梅の木も一本ではなく(大量とは言えませんが)複数の梅の木が花を咲かせています。
きっとここの香りが、今日の強風にのって境内にも漂ってきていたんですね。
鐘撞堂の梅を撮影していた時は、実は石垣の上に立って、非常に不安定な体勢での撮影だったのでものすごく苦労していたのですが、こちらは普通に大地の上に立って撮影できるので、ついついたくさんシャッターを切ってしまいます(^_^;;
しかし、白い梅の花はやっぱりプラス補正をかけると明るく、かわいらしく写りますね~~(EV +0.3補正)。
智正庵には白だけではなく、赤い梅の花も咲いていました。赤い方がよりかわいらしく見えるのは、ピンクっぽい色=女の子の色、みたいな先入観があるからでしょうか。
赤い梅にはマイナス補正(EV -0.7)。赤が締まって見えますね。ちなみにこの写真のタイトルは、「見返り美人」(笑)
あえて奥の後ろを向いている梅の花に焦点を合わせてみました。
日の光を透き通して薄く輝く赤い梅の花の花びらは、まるで桜の花びらのよう。これから春に向かって、色々な花の写真が楽しめそうですね♪
さて、こんな風にして撮影を(それも主に梅の花になってしまいましたが)楽しんだら、そろそろ帰路につきましょう。
今日は(結果的に失敗してしまった)アントライオンが届く日なので、指定時間までには家にたどり着いていなければなりません!
ところで、冒頭で青松寺は四天王が珍しい・・・と書きましたが、なぜその写真を撮らなかったのかというと。
こうなってしまうからです・・・(~_~;;
わかりますかね、実は山門の四天王はガラス張りの内側にあるんです。
だから、撮影しようとしても僕の機材ではこういうことになってしまうんです。
というわけで、山門の四天王の撮影は諦めて青松寺を後にしたのでした。
青松寺をでたら、ここから虎ノ門方面にしばらく進みます。
というのも、それがそこにあることは知っていましたが、間近でそれを見たことがなかったからです。
その「それ」と言うのは・・・。
これ!(笑)
虎ノ門ヒルズです。
新虎通りがオリンピックに向けて整備されていることは知っていましたし、新虎通りと桜田通りの交差点からすぐに見えるので少し遠目に見ていたのですが、直近まで寄ったことがなく、せっかくコース上にあるので立ち寄ってみました。
いやー、ほんとそびえ立つ!って感じです。
雲が多くなってきましたが、まだまだ青空が覗く空をそのガラスの筐体全面に写しとっていて見応えアリ。
でも、こんなにガラスが多いと、有事の際はきっと大変・・・。
その足元にはカーシェアならぬ自転車シェアが。ここで借りたらここに返さなくちゃいけないのかな?詳細がよくわからないのですが、この界隈を散歩しながら写真に撮ろうと思ったら、これをうまく使えばかなり色々楽しめるかも。
自転車もさすが港区だけあって(?)、心なしかおしゃれな感じ。ま、虎ノ門ヒルズに止めるんだから、きっとその造詣には気を遣っているんでしょうね~。
さすがに虎ノ門ヒルズの建物の中には入りませんでしたが、大体の印象はつかめた・・・かな?
○○ヒルズ、って建物は東京の(というか、このあたりの)至る所にあるわけですが、大体どれも似たり寄ったりの施設といったところでしょうか。
ま、一家言ある人にはそれぞれの微妙な違いが大きな意味を持つのかもしれませんが。
ちなみに虎ノ門ヒルズにはドラえもんならぬトラのもんがいます。
「トラのもん」が名前なのかどうか分からないですけど・・・(^_^;;正式名称でした。
と、こんな具合でぶらつきながら虎ノ門界隈から皇居周辺へ向かって歩き、地下鉄を目指します。途中、違法占拠の判決がでてしまった、経済産業省敷地内の脱原発テントの前を通り、現状を確認。
いずれ強制撤去されてしまうのですかね。もう一悶着ありそうです。
原発の可否や賛否など、高度に政治的・社会的な事柄に(僕なりに見解は持っていますが)ここでコミットするつもりはありませんから、この問題をどうこう言うつもりはありません。
ただ、うまい落としどころが見つかるといいですね(と当たり障りのない日和見的な意見で閉じてみる・・・)。
芝公園のあたりにある有名な場所はこれで大体訪れたことになりますが、これから桜の季節になっていけばまた違った表情がみられるのかもしれません。
新しい場所も探しつつ、既に訪れた場所のこれからの景色も楽しみつつ、今後もお参り散歩を続けていこうと思います!
・・・今回は(も?)写真が大量だ~。
だからbackWPupで2GB越えしちゃうんだな・・・(^_^;;
お寺と高層ビルの違和感が半端無いです( ̄▽ ̄;)
この間、テレビでTRFのコウ!?って人が東京タワーの近くの高層ビルに住んでるのを見て、あ~…この辺にboota_chanさん♪が歩いてんだ~…なんて思ってみたり(^_^;)ちょっと話しがズレましたね(汗)
Black angelさん
あのあたりは本当に現代的な(超)高層ビルと歴史的な社寺が入り乱れていて不思議なスペースです。
都心の一等地ですから(近くには麻布十番や六本木などもありますし、銀座や霞ヶ関も近い!)、
やっぱり芸能人などのいわゆるセレブが住んでるんですね・・・。
しかしテレビでその界隈を映していたということは、もしかしたらいずれカメラ片手にうろつく怪しげな僕も
さりげなく映ってしまうかも知れません!?
気をつけなくてはっ!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ オーット!