サイテエの顛末

本日はバッチリの雨天な上に、強烈に寒いというおまけまで付いた最悪のコンディション。
ですが、さしあたって中止の連絡はありませんでしたから、お弁当も用意して(筑波サーキットが会場の時はお昼はつかない)、着替え、飲み物なども全てパッキングして、午前5:50頃に出発。
レインスーツも今のところ雨をはじいていますし、曇り止めはいい仕事をしているようで、シールドを密封にしても全く曇りません。

ということで、意気揚々とまでは行きませんが、RVFに火を入れて軽く暖機したら出発です。
そう、出発したんです。そしてサーキット周辺までは行ったんです。でも、サーキット走行会開催中の本日午前9:30、なぜかこうして自宅でBLOGの投稿をしています。
さて、なんででしょう。

ま、平たく言えば事前の準備不足なんでしょうけれども、事の顛末はこうです。

外環道から三郷JCTで常磐道に入り、下りるICは谷和原IC、そこから国道294号線を直進し、県道56号線を左折する、というルートは頭に入れておきました。
後は、必要に応じて地図で(あるいはスマホで)確認しよう、そういう段取りでした。
どのみち途中で一度給油をしなければならないので、GSに立ち寄ったときに筑波サーキットの位置をもう一度確認すれば問題ないだろう、と。
そしてそのはずでした。

いつもだったら、必ず途中のSA/PAに立ち寄り、コーヒーブレイクがてら地図の再確認を行います。しかし、今回のルートでは谷和原IC直前の守谷SAしかSA/PAがありません。
そして、この天気。
これが判断を誤らせました。言うなれば、これが第一の失敗。そう、立ち寄らなかったんです。

サーキット開場は午前7:30(それ以前には入れない)。谷和原ICを下りたのが午前6:30。谷和原ICから筑波サーキットまでの距離は地図上の目測で大体15〜20km程度。1時間あれば全く問題なく、時間にゆとりを持って現地にたどり着けるはずでした。
しかし。
国道294号線を走っていると、おそらくサーキット走行会に参加するであろうと思われるバイクが2台走っていました(私が参加した走行会は筑波1000でしたが、2000の方でも別の走行会が開かれていた)。
私を含めて3台で併走することしばらく。やがてうち1台が信号を直進していき、1台は直後のGSに入っていきました。
GSはENEOSで、私があらかじめ確認していた情報では、国道294号線沿いに複数ENEOSがあり、その最後のENEOSで給油、という計画になっていたのですが、この1台が入っていったENEOSがその最後のENEOSかどうか一瞬とまどい、確かもう一つ先にENEOSがあったはず、と考えてしまいました。
そして、1台は先に進んでいるのです。ということは、あの1台だってこの先で給油するはずだから、多分GSはあるだろう、という考えもありました。
それと同時に、なんとなく同じGSに入るのが気恥ずかしかったと言うのもあったり。
いずれにしても、これが第二の失敗。

結果的にそこで給油しなかった私は、なぜか県道56号線の交差点にたどり着いてしまいました。
このとき、さっきのGSが予定していたENEOSであることが分かったのです。
さて、UターンしてさっきのENEOSに行くか、先に進んで別のGSを探すか・・・。すでに給油しなかった1台の姿は見えません。これは迷い所です。あの1台がサーキットに向かったのなら、ここを左折して行ったはず。そして、そうだとしたら、この先にもGSがあるのでは・・・?
いつもだったら、道端に止めて地図を確認するんですが、今日はなんと言っても雨。そして、とても寒かった。そんなわけで、バイクを降りて地図を出したりスマホをいじったりするキモチにはなれませんでした。
そして、これが第三の失敗。すでに場所が分かっているENEOSではなく、先に進むことを選択してしまったんです。
もちろん、GSが見つからないかも知れないというケースは考えましたが、ここからサーキットまでの距離がどれくらいなのかが分かれば、最悪さっきのENEOSまで戻る時間を作り出す、というか、ココロのゆとりを作り出すことができるだろうから、とりあえず進もう、と。
サーキットの開場までまだ後30分くらい時間があった、ということもこの判断をさせた理由でした。

ところで、筑波サーキット自体はこの県道56号線に面しているわけではありません。そこからさらに一本左に曲がるのですが、この曲がり角には特に交差点名がありませんでした(地図では確認できませんでした)。
そして、目印になるようなコンビニとか建物とかがあるようにはなっていませんでした。
ここまで書いたら分かりますね。
そう、結局サーキットへ行くための左折すべき道が分からなかったんです。
きっと案内の看板とか出てるだろうと甘く考えてました。
いや、もしかしたら看板があったのかも知れません。そうだとしたら、間違いなく見落としていたのでしょう。
行けども行けどもそれらしい場所にぶつからず、間違いなく通り過ぎてしまったな、と思いはしたモノの、ならとにかくこの県道56号線沿いにGSを探して、給油して戻ろうと進んでしまいました。
これが四つ目の失敗。
コンビニはあったのですから、普段ならそこに立ち寄って地図を確認したでしょう。しかし、雨と寒さが私にそれをさせようと言う気にさせませんでした。
ガソリンは、まだかろうじて半分くらい残っていたのですから、この時点でサーキットに入っていれば、走行できたはずだったのです。仮に最後まで持たなかったとしても、残量を確認しながら途中1本を棄権して給油してくるという方法だってあったのです。

そうしているうちに時間は過ぎ、やがて開場時間が。
もちろん、開場してから受け付け終了までには時間があります。
しかし、私は開場前にスタンバイする予定だったので、受付終了時間をろくにチェックしていませんでした。
これが五つ目の失敗ですかね。
ルールブックやしおりを持っているのですから、本来ならすぐにバイクを止めて確認するべきでしょう。しかし、何度も言うように、雨と寒さが・・・ね・・・。

この時点で焦りと、おまけにイライラが結構たまりました。
別に誰のせいというわけでもありません。強いて言うならば、悪いのは自分。どうしても別の何かのせいにしたいなら、雨と寒さでしょうか。

おまけに、一本道だったハズの県道56号線はやがて二またに分かれ、全く違う県道に。もうこうなってくると、地図の確認なしには現在位置の特定も戻るべき場所の特定も不可能です。
そして、行けども行けどもGSはなし。たまにあったかと思えば開いてない。
コレだから田舎は・・・と心の中で悪態をつきながら走り続けます。

やることなすこと全て裏目。全部がまるで走行会に参加させないようにしているみたいです。
と、ここで少しだけ冷静になりました。
仮にサーキットに戻って受付を済ませることができたとして、このイライラを持ったまま走行すれば、きっとすっころがったり、けがをしたりするに違いない、と。

たまったイライラはそう簡単には抜けません。イライラしている上に、未経験のウェットコンディションのサーキットですから、絶対何かトラブルを起こすであろう事は容易に想像がつきます。

というわけで、もうサーキットに戻ることは諦めて、そのまま東京に帰ってきました。
だから、この時間に自宅で投稿できているわけですね!
しかし、そう決めた途端に現れる数多くのGS。コレだから田舎は・・・ムカ…(;−_−メ)>

バイクをぬらし、ツナギをぬらし。ただそれだけをして、帰ってきました。
無駄な一日になってしまいました。
無駄な高速代を払い、無駄なガソリンを使って、無駄な給油をして、無駄に雨用の装備を購入して、無駄に出歩いて、無駄に濡れただけで帰ってきたというどうしようもない一日。

あ、そういえば厄年だったか。

変な話ですが、雨用のグローブ、諦めて正解だったかも。これで雨用のグローブまで購入していたら、ますますへこんじゃいますよね。。。

でも、これではっきりわかりました。
参加費16,000円を無駄にしないために、雨でも参加しようと思ったのですが、その顛末がこう。
もし次に参加することがあったら(走行会自体には当然参加したい)、そして出発時点で雨だったら、行くのは辞めることにしよう。
・・・天候でキャンセルにならないのはやっぱり痛いな〜。。。

今日の走行会、いったいどれくらいの参加率だったんだろう。ちょっと気になるなー。

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