あまり綺麗な話題ではないのですが・・・。
実はここ数ヶ月、僕の部屋のお手洗い(3点ユニットバスです)で、使用後もずっと水が便器内にチョロチョロと(本当にごくごく微量ですが)流れ落ち続けてしまう問題が発生していました。
ざっとネットで調べたところ、この症状の時にはフロートゴムというのを交換すれば直るとあったので、早速我が家のフロートゴムを取り外して形状を確認したところ・・・。
これが取り外したフロートゴム。
レバーを回すとチェーンが引っ張られ、ゴムの蓋(フロートゴム)が引き上げられることで水が流れる仕組みになっています(一般的なトイレのフロートゴムのように、まっすぐ引き上げる方式ではありません)。
このフロートゴムが劣化し、隙間などから水が抜け落ちてしまうためにチョロチョロと水漏れするそう。実際、よくみるとゴムが結構ひび割れています。
フロートゴム自体には型番などの表記がないので、我が家のユニットバスの型番から検索してみることに。
我が家のユニットバスは「BLCH1216ーTAS(INAX)」という型番であることはすぐにわかったので、これをキーワードにフロートゴムの型番あるいはその互換品を探してみるも、該当する製品は見当たりませんでした。
フロートゴムの交換品自体はたくさんヒットするのですが、そのどれもが「INAX以外のみの対応品」なんですね〜。
ならば、INAXのお客様センター(現在の社名はLIXILになっています)に問い合わせて確認です(フォームで問い合わせできます)!
後日LIXILお客様センターから返信があり、そこには衝撃の事実が!
どうも我が家の型番のユニットバスは一般家庭用の流通ユニットではなく、そのためパーツも一般流通には乗らないとのこと。なんでもホテルなどの商業施設向けの製品らしいのです。
ただ、交換部品は現在でも入手可能とのことだったので一安心です。
しかし、フロートゴムだけの交換というのはなく、パイプユニット(ここにフロートゴムも含まれている)ごとの交換になるとのことでした(当然その分お値段も張ります)。
ですが、背を腹には変えられないので、とりあえずこのパイプユニットを入手しなければなりません。
なお、パイプユニットの型番はTF-810CM。
アマゾンでさえも取り扱っていない、ある意味貴重なパーツなのかも!?
このパイプユニットはホームセンターでもオーダーすることができると説明がありました。
しかし実際に島忠に問合せてみたところ、一般家庭用のパーツではないため、手配に2ヶ月くらいかかると説明されました(年内は無理だそう)。
部品はLIXILのお客様センターに注文することでも入手できると説明されていたので、改めてそちらにオーダーをすることにしました。
ですがこちらの場合はなんと送料は有料、決済方法は代引きのみ、決済手段は現金のみという仕様。
ちょっと、なんだかなぁと思ったり思わなかったり。
しかしLIXILへの注文ならば遅くとも10日後には発送されるとのことでしたから、スピードへの対価として納得することにしましょう・・・。
実際には1週間程度で届きました。
届いたのが、このユニットです。
このゴムだけが欲しかったのですが・・・。
ちなみにTOTOなどに対応している交換用のフロートゴムはだいたい700〜800円程度。
ですが今回はパイプユニットごとですからお値段もお高く、なんと3,240円!(税込)
そして送料と代引き手数料とで結局4,000円ほどになりました(泣)
それでもクラシアンとかに依頼するよりは安く済むか・・・?
さて、実際の交換ですが、届いたパイプユニットの構造から推測して、このパイプはユニットバスのトイレタンクの裏側から樹脂製のナットで締め込んで止める構造のようです。
ということは、現在のパイプユニットを取り外してこれと交換するのに、ユニットバス自体の分解が必要になることがわかります(取り付け説明書のようなものはないので、実際のユニットバスを眼前にして構造を推測)。
幾ら何でもそれは僕には荷が重すぎます(3点ユニットなので、トイレタンク部分を外すには洗面台などもひっくるめて外さなければならない)。
だいたい、必要なのはフロートゴムだけなのですから・・・。
というわけで、結論。
新しくきた交換用のパイプユニットからフロートゴムだけはを外し、現在取り付けられているパイプユニットに取り付ければいいんじゃね?
で実際にこの方法でやってみました。
四苦八苦しながら(ユニットバスのトイレタンクの覗き穴は小さく、仲が良く見えない!)なんとか新しいフロートゴムへの交換が完了。
タンクが空の状態で動作確認してフロートゴムチェーンの長さも適切であろうことがわかったところでタンクに注水。
実際に水を貯め、その水を流して最終チェック。
どうやら水栓としての機能も、放水時の水流も全く問題ないことがわかりました。
これでトイレを普通に使うことができるようになりましたが(実はこの部品交換までバケツに水を汲んで流してました)、経営陣のことでもゴタゴタしているLIXIL(かつてのINAX)の製品をこのまま使い続けて大丈夫なのか、正直不安です。
もしユニットバスをリフォームすることがあったら、その時は絶対TOTOにしよう・・・。
その前に、実家のトイレもINAXだから、これをリフォームすることを検討しようかな・・・?