昨日、東京は大雪が降りました。
都内の各交通機関は大きく乱れ、道路もノーマルタイヤの車両でずいぶんと渋滞が生まれたようです。
そんな荒天だった昨日ですが、なんとせっかくの公休だったりしました。
さすがにこんな天気ではRVFでどこかへ・・・というわけにもいかず（都内にはあの天気の中バイクで走っている人がいましたが、何を考えていたのでしょう？）、さてどうしたものか・・・(~_~;;
この空いた時間を無為に過ごすのももったいないですよねー（何もしない、という贅沢もアリなんですけどね）。
そういえば、昨年末は大晦日まで仕事だったため新年を散髪したさっぱり頭で迎えられず、髪はぼさぼさの伸び放題になっていました。
こんな天気だし、きっとお客はいないだろうと考えて、あの大雪降りしきる中、車で近所の行きつけの散髪屋に行って参りました（笑）
最新モデル（だったはず）の新しい相棒FREED HybridはFFですがABS、TCS、ESCを搭載していて、しかも履いているタイヤはDUNLOPのDSX-2！
WinterMAXXがリリースされたとは言え、当時のモデルとしては最上位のスタッドレス！
とくれば、この大雪でもさほど問題なくいけるだろう、とかるーく考えたわけですよ。
実際のところ、その読みは少なくとも往路ではあまり外れることもなく、ずいぶんと電子制御に助けられながらも車体の姿勢を制御することができ、車線を逸脱することなく安定して走ることができました。
DSX-2も現在2シーズン目で脂ものっている（？）のか、雪道を十分にグリップしてくれていたようです。
こんなカンジだったので、さほどの緊張を強いられることもなく無事に散髪屋に到着。入り口をくぐると・・・。
案の定お客はゼロでした（笑）
もしかしたらその日の最初のお客が私だったのか、ものすごーく時間をかけてじっくり散髪、ひげそり、肩たたき（←床屋さんはこれがある）をしてもらったり。
ちなみに散髪、シャンプー、ひげそり、肩たたきでお値段締めて1,900円！（散髪のみだと1,000円！）
リーズナブルだと思うのですが、いかがでしょ？
これでようやくさっぱりした気分で新年を迎えられるなぁ、とココロは晴れやかにFREED Hybridに戻ります。
この行きつけの散髪屋の最もいいところは、駐車場完備というところなんですよねー（しかも４台くらい止められる）。
ちなみに散髪は大体1時間くらいでしたが、その間に止めておいたFREED Hybridはまるで白いカバーを掛けられたかのように雪に覆われてました・・・orz
暖気もかねてA/C OFFで暖房をつけてエンジンを回しながら雪を払いのけます。・・・のですが、払った先からつもっていく・・・(-_-x
なんかいやーなカンジだなぁ・・・と胸の中に暗雲たれ込めることしばし。それでも意を決して帰路につくと・・・。
帰路は往路のようにスムーズにはいきませんでした。
まず、FFの弱点露呈。
たまたま上り坂にさしかかったところで停止しなければならなかったのですが、ここからまずスタート時に車体が大きく振られましたー。あきらかにホイルスピン全開！
それでもESCもTCSも目一杯作動していることをインパネに確認しながら、ハンドルやアクセルを小刻みに操りながらなんとかスタート。
車体が少しずつ上り坂を上り始めます。そうして上り坂がその角度を増しつつあるところで右折すると実家の駐車場にたどり着くのですが、この右折がとんでもなく大変でした！
右折するために減速しますが、タイヤが右方向を向いたところでアクセルを少しずつ開けていくと・・・一気に駆動輪がグリップを失い、タイヤが空転。この空転が車体を右前方に押し出す代わりに全くの右方向に車体をスライドさせる力として働いてしまうのです。
さらにまずいことに、もともと道が狭い上にその右方向には自動販売機がありやがるんです。
何度か後退、前進を繰り返し、やっこらせーと右折を完了し事なきを得ましたが、いやー、どうなることかとひやひやしました・・・(^-^;;
現在履いているこのDSX-2、実は乗り換える前のガソリン車のFREEDで履いていたやつをそのまま付け替えてもらったんです。
で、このガソリン車のFREEDではしょっちゅう越後湯沢に行ってましたし、少し前は山形県最上町にも行ってきました。つまり、このタイヤを履いて（ほとんど）同じ車種で雪国をよく走っていたので、今回の東京での大雪もそうした雪国での走行と同じキモチで運転していました。
でも、違うんですね。
そりゃ確かに北国でもタイヤを空転させることはありましたが、こんなに頻発することはありませんでした。
同じ雪道なのに・・・と思うのですが、おそらく今回東京で降った大雪は、北国のそれと違い、水分の多い湿った雪だったというところに原因があったのではないかと推測中。
実際、今回の空転を振り返ってみれば、いずれも雪がずっぽり積もっているくせに、ある程度車が通った後があり、路面はまるで溶けかけたかき氷のように雪とも水たまりともつかない状態になっていましたから。
そこへ、上り坂で前方は重さが抜ける、でも駆動輪は前輪・・・という条件が重なって頻発したんだろうと。
装備がどれだけ充実していても、それだけで雪道を（ドライ路面のように）走り抜けることはできないんだということを改めて実感した次第なわけです（どういうわけか、北国で同じようにホイルスピンさせてもあまりこういうことを感じてこなかったんですよね。やっぱり旅先という意識があるからかなー？）。
そして実感したことがもう一つ。
やっぱり、オールスチールの平スコップは、必須アイテムだよなー（笑）
先端がとがっているスチールスコップを持っていたのですが、これ、苗場の小部屋に持って行ってしまっていて（一時ココで生活していたため）、手元になかったんですよね。
せめてこれだけでもあれば、もう少し容易に状況を打破できたであろうに。
近場のスーパー等では午前中のうちにスコップはすべて売り切れてしまったようですが（イトーヨーカドーで午後3時頃尋ねたら、もう売り切れましたと言われた）、こういうところで売っているスコップって、プラスチック製のヤツで使っているうちに割れちゃうんですよねー（短いけれど雪国で生活したことがある私にとって、これはまったく役に立たない、言うなれば遊戯用のシャベルに等しい）。
・・・でも、今日はもう日が照っていたし、夜は星も出ています。
のど元過ぎればなんとやら。
こうしてきっとまた今回もスコップを調達することなく終わらせてしまい、次回同じように後悔するに違いない・・・そして（BLOGで）公開するに違いない・・・orz