昨日行った、ホイールナットの規定値での締め付け作業は実はもう一つ行わなければならないメンテナンスの追加的意味合いが強かったりします。
そして本来行わなければならなかった作業というのが、ポジションランプの交換。なぜかというと・・・。
こういう状態だったから!(笑)
運転席側のポジションランプが切れてしまっているんです。これに気づいたのは年末だったのですが、なんだかんだで作業がこの日までずれ込んでしまったのでした。
それでは早速交換作業に入るとしましょう!
交換するためにはポジションランプのバルブが必要になりますが、これはイエローハットですでに調達済みです。
改めて、購入したのはPIAA SELECTブランドのLEDバルブシリーズから、HS40です(底面にはRH30というシールが貼ってあるけど、これはなんの型番だろう?)。いくつか種類がある中からこれを選んだのは、
- 車検対応
- 高拡散
- ±極性フリー
だから・・・ですかね。
明るさ20lmとあったのですが、これがポジションランプとして十分な明るさなのかどうかちょっとわかりません。
なお、数百円違いで車検対応以外の特徴が記載されていない製品もあったのですが、差額を考えればこちらのグレードにしておいたほうが無難かな・・・と。
ではボンネットを開けて、まずはポジションランプのバルブ取り付け位置を確認しましょう。
運転席側は、ここにあります。ウィンドウウォッシャー液の注ぎ口のすぐそばですね。
上から見るとこんな感じ。
なるほど、位置的にも高さ的にもちょうどポジションランプの場所であることがわかります。
しかし、狭いな〜・・・。
こちらは助手席側。
バッテリーの真ん前です。これまたものすごく狭い!僕は手の小さいほうですが・・・それでも入るかどうかちょっと不安・・・。
上から見れば一目瞭然、これだけの隙間しかありませんからね〜。そしてこのわずかな隙間が、この後の悲劇を生むことに・・・。
バルブソケットはねじ込んであるだけなので、ソケット部分を掴んで反時計回りに回せば外れます。
もちろん、この作業を開始するに当たって、ヘッドライトスイッチはOFFにし、通電を停止しておきます。危険ですからね。
これで安心して作業開始できるのですが、比較的固くはまっているのと、手の入るスペースが狭いのとで、取り外すのは結構大変でした。
なお、はめるのはもっと大変でした・・・orz
左側も同様にして外します。
ここまでは、順調!
バルブソケットから引っ張るだけで簡単にバルブは外れます。何かで固定されいたりするわけではなく、電気的接点で挟み込むように固定されているだけだからです。
そして、この構造がまたこの後の悲劇を生むことに・・・。
新旧のバルブ比較。
大きさ的にはほとんど同じですね。って、当たり前か(笑)
ハンドル脇のウィンカーレバー・ライトスイッチを再度チェックして、きちんとライトOFFを目視確認してからバルブを取り付けます。
取り付けたら、はめ込む前にここで点灯確認。
取り付け後に通電させたところ・・・両方とも無事に着きました。
極性フリーなので、向きを気にせず差し込むだけでしたが、極性フリーでない製品の場合、ここで点灯しないと向きの差し替えが必要になるようです。
LEDなので、高拡散とは言っても指向性は電球よりも強く、その延長線上に来ると結構眩しい!
まだ日のあるうちに見ているからかもしれませんが、ポジションランプってこのくらいの明るさで大丈夫なのかな?と思ってしまいます。
ま、これが前方を照射するわけではないですが。
無事点灯することを確認したら、再び通電を停止し、今度はバルブソケットを元どおりにはめ込みます。
バルブソケットにはゴムパッキンと、切り欠きが付いていて、この切り欠きの向きを合わせないときちんとはまらず、締め込むことができない構造になっています。
ここで問題は作業スペースがとても狭いことと、ポジションランプのバルブソケットから伸びている電源コードがとても短いこと。
バルブソケットが所定の場所にぴっちり収まったときにすっきりする長さのケーブルのため、バルブソケットを穴に入れるために少し斜め方向から差し込もうとすると、このケーブル長がネックになり、なかなかうまくバルブソケットが穴に入らないのです(穴の真後ろからバルブソケットを通せれば問題ないのですが、スペースの関係でバルブソケットは真後ろから穴に通せない)。
それでもなんとか右側のバルブソケットははまりました。ほっと一安心です。
では続いて左側も・・・。
そしてここで悲劇が発生します!!!
なかなかうまくはまらないな〜、となんどもバルブソケットの向きを変えたり(切り欠きを合わせないとはまらないから)、穴からバルブを抜き出したりしているうちに、なんとバルブソケットからバルブが外れてしまい、ヘッドライトユニットの中に落っこちてしまったのです!!!
ぎゃーーーーーーーーーーーーーっ!!!
これを取り出すにはどうしたらいい!?
だいぶ日も傾きかけていますし(そもそも作業開始が夕方だったので)、ちょっと気持ち的に焦りが出てきましたが、落ち着いてよーく考えます。
ヘッドライトユニットを眺めることしばし。どうやら同じようにハマっているウィンカーソケットを外せば、そこからピンセットなどの細いものを使って取り出すことができそうなことに気がつきました。
しかし・・・ウィンカーソケットを外すには、現状ではスペースがなさすぎて不可能です。
そこで・・・。
やむなくバッテリーを外します・・・orz
車のバッテリーって、バイクのよりもはるかに重い上に、作業スペースはバイクのそれとほとんど変わらないからやりづらいのなんのって・・・。
でもバッテリーを外すことでウィンカーソケットは簡単に外すことができ、おまけにポジションランプのバルブソケットへのアクセスも容易になりました。
最初からこうすればよかったのかも?
しかし、よりによって一番奥まったところに転がっていってしまうとは・・・。まぁ構造上仕方がないんですが。
残念ながら手持ちのピンセットではここまで届かなかったので、バッテリーを固定していた鉄棒の先端にガムテープを逆巻に巻きつけ、バルブをくっつけて手元の穴付近まで引っ張り出し、そこからピンセットを使って取り出しました。
まったく!
余計な手間をかけさせおって!!(笑)
バッテリーが外れているので、はめ込むのは随分と楽になりました。
きちんと左右のバルブソケットがはまったのを確認したらバッテリーを取り付け、ボンネットを閉じて、もう一度通電確認です。
ちなみに、僕は左右のバルブソケットは当然に同じ向きで切り欠きが付いているものだろうと想定してはめ込もうとしていたのですが、どうもはめ込んでみた感じでは左右のバルブソケットはちょうど上下反転した向きではめ込むようになっているっぽく。
これだと左のバルブソケットは、電源コードが上側に来ちゃうんですけど、本当にこれでいいのかしら?
でも切り欠き(4か所あって、一か所だけ切り欠きの大きさが大きい)を考えれば、これ以外に入れようがないもんな〜。
右側、よし!
左側、よし!
ヘッドライトを点灯させると、こんな感じ。
ヘッドライトのHIDに消されてしまうかと思ったのですが、そんなこともないようですね。
やっぱり電球のようなホワッとした広がりはないですね。
でも、これはこれでシャープな感じがしていいのかも?
というわけで、トラブルはあったものの、ポジションランプの交換作業はこれにて無事に終了。
作業が終わったときにはまもなく地平線に日が沈む頃になっていました。
富士山に沈む夕日。
この後、日が完全に沈み、夜になってから少し走ってみましたが、特に問題らしい問題はなさそう・・・な感じです。
バッテリーを外したことにより、記録されているはずの3回分の過去の走行データ(主に燃費データ)が消えましたが、ナビの登録先などは残っていましたし、多分問題ないのでしょう!
心なしか、ハイブリッドのバッテリー残量表示がおかしい感じもしますが、これはまた走り込んでおいおい見ていくことにします!
お世話になっております。弊車はトヨタ車なのですが、先日は知人より貴社製の御車のポジションランプ交換を依頼を受け、初めて貴社のスモールランプ交換に着手の前に本サイトを参考にさせていただきました。
本サイトにて『(ソケットが)比較的固くはまっているのと、手の入るスペースが狭いのとで、取り外すのは結構大変でした。』との指摘がありましたのでそれ相応の心積もりをして挑んだのですがいざ行ってみると驚きました。
当初、本サイトの画像ソケットに爪が付いていて「なんでだろう・・・」と思っていたのですが、実はソケットはソケットのみで独立していてカプラーオンされているんですね・・・。先に爪を押してカプラーを外してしまえば連結(結線)されていたソケットのみヘッドランプユニットに残るので、一挙に指(手)を挿入でき、更にソケットを回転させるに必要な過重負荷を掛けられるクリアランスが確保され、お陰様でいとも簡単に作業が完了しました。
弊車(弊社製)は配線が直接にソケットに繋がっているので、もし光源の長いバルブを差し込む時は、大なり小なり配線を引っ張る引け目を感じるのですが、貴社製の場合は配線の先にカプラーを経由しているので、バルブを交換する時は配線に気にせずソケットに挿入したバルブのみを先に独立して挿入することができるので便利ですね。
ありがとうございました。
匿名 希望 さま
ご訪問ならびにコメントありがとうございます。
ディーラーの方なのでしょうか、お役に立てたなら何よりです。
私なりに苦労した記録を残しておいただけなのですが、それが他の方の一助になったのだとしたら、
小さなBLOGですが開設して続けてきた甲斐があったというものです(^ ^)
こちらこそ、ありがとうございました!
bootaさん
最近フリードハイブリッドのメンテが増えている様ですね
手探りながらご自分で挑戦するご姿勢は共感いたします
それを踏まえて押し付けがましい様ですがお渡ししたい物があります
宜しければ…ではありますが、どの様な方法がBESTでしょうか?
ご検討下さい
エアNC30 さん
実は先頃ディーラーとちょっとありまして・・・(^_^;;
これまでは例えばタイヤ交換(夏←→スタッドレス)などでも、30年来の付き合いがあるディーラーに任せるようにしていたのですが、
その「ちょっとあって」以降、調べた結果、自分の手に負えそうなら自分でやっていこうと思い始めたところ、
パラパラと(主に洗車ですが)手をかけ(目をかけ?)る投稿が続いちゃいました(笑)
ところで、何かいただけるとのことですが、それは私などが頂戴してもよろしいものなのでしょうか?
元メカニックさんでいらしたエアNC30さんから見たら、児戯に等しいことしかできないのですけれど・・・。
ご厚意に甘えさせていただけるのでしたら、当BLOGの固定ページ(このBLOGについて)に
連絡先(メルアド)を入れておきました。
あるいは、BLOG管理ページにてエアNC30さんのご連絡先を確認できますので、
こちらから(何かわかるタイトルをつけて)メールをお送りすることも可能です。
エアNC30さんにご都合のよろしい方でコンタクトさせていただきますので、よろしくお願い致します。