さよなら音無、こんにちはPT-650M

ようやく迎えた公休。この日を使って、先日ヨドバシアキバで購入した新しい電源ユニット、PT-650Mへの換装作業を行いました。
これまでの電源は350W、今度は650Wです。供給電力能力はほぼ倍増。これで「いきなり再起動がかかってしまう」という例の現象が収まるといいのだけれど・・・。

というわけで、換装した両電源をご紹介(笑)

まずはこれまで使っていた電源「音無」です。
岡谷エレクトロニクス製で、モデルナンバーOTN-350WOF。完全ファンレス使用のATX電源です。

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もう今となってはずいぶんと昔の事なので、果たして購入したのはいつだったのか定かではありません。ざっと調べてみた限りでは、どうやら2003年~2004年ごろの発売のようですねー。
扱いとしては、どちらかというとキワモノっぽいですね・・・(^-^;;

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電源脇にはPentium4(!)のシールが。なつかしいですね~(^-^)
ちなみに製品のサイトには対応CPUとしてIntel P4 3.2GHz (L2=512k)と
AMD AthlonXP 3200+ / Athlon 64 3400+が挙げられています。
もっとも、僕はPentium 133MHz以降は全てAMDのCPUを使ってきたので(例外は唯一モバイルCore2duoですね)、Pentium4その物に思い入れはありませんが。

しかし見てもらうとわかるように、通常電源ファンがくる位置に、ヒートシンクがズドンと飛び出しています。
黒い筐体と相まって(まぁ電源ユニットは通常ブラックですけどね)、独特の雰囲気を醸し出しています。

ちなみにこの頃の電源は、接続ケーブルは電源側で直付け。

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かろうじてSerial ATAの電源コネクタが一つついています。だって当時のメインはやっぱりE-IDEでしたもんねぇ。
ちなみに現在私が使っているマザーボード(GIGABYTE社製GA-MA785GT-UD3H)は、ATXメイン電源コネクタは24ピンですが、この電源にはATXメイン電源20ピンしかついていません。さらに、8ピンATX12V電源コネクタがついているのですが、この電源にはなんと4ピンでついているだけ!
どちらのコネクタも下位互換があるのですが、例のPC突然再起動現象はこのあたりに問題があったのかも・・・?
ってゆーかそもそもこの電源はマルチコアCPUなんか想定していないはずですからねぇ。。。

何はともあれ、長い間お疲れさまでした。音無が発売されて、ほどなくして購入しているはずなので、仮にそれが2004年のことだったとして、今は2014年間近。足掛け10年使っていたことに!?
この先この電源をどうするかはまだ未定ですが、今はゆっくり休んでください。

で、新しい電源、PT-650Mをケースに取り付けてみることに。

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新しい電源は、こう。
筐体がつや消しで構成されているため、写真で見るとなんとなく安っぽい感じ?実物を見比べると、音無の筐体の方が、こう、金属金属した感じでずっしりとした重みがあって、どちらかというと高級感もある・・・ような。
でもそれはもしかしたらPT-650Mは電源上部に排熱用のファンがついているからかもしれません。
これまで(というか、私にとって)の常識であった後方排気ではなく天井排気になっていて、そこにファンがくるために少なくとも天井面に関しては金属板で塞ぐことはできません。
それが全体的な重金属感を損なっているのかもしれません。
ちなみに筐体後方は吸気として使用されることになっているようです。
音無のような突起(ヒートシンク部分の事)がないぶん、ちょっとずんぐりむっくり・・・かな?

しかしこれ、ちゃんとケースの電源接地部分に収まるのかな・・・?
なにぶん、ケース自体もずいぶんと昔のものだからなー。ATX規格ということで統一されているはずだし、問題はないはずなんですが、やっぱり一抹の不安というものは残るもので。

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PT-650Mを全体的に見回してみると、音無と比べてずいぶんとケーブルがすっきりしていることに気がつきました。
筐体からケーブルがまったく排除されているわけではありません。ATX電源コネクタ接続ケーブルは直付けで生えています。しかも(たぶん)ワイヤーメッシュで被われていて、なんか高級感!(音無もメッシュで被われていましたが、ワイヤーメッシュでは無かった)

でも、その他のコネクタ接続ケーブルが電源から伸びていないんです。

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伸びたATXケーブルの脇には、複数のコネクタが。
今時のケーブルは、必要に応じて接続するようになっているのですね。確かにコネクタに接続しないケーブルがケース内を這い回っていると、それだけでエアフローも悪くなりますし、ファンに引っかかったりする危険も増しますからねぇ。

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ケース後方にくる部分はこんな感じ。真っ平らですね。

さて、せっかくなので両者を並べて見ました。

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どちらもATXという規格に準拠した電源ユニットですので、大きさはほとんど同じです。ネジの取り付け穴も(ほとんど)同じ位置にちゃんとあります。
奥行きはPT-650Mのほうが若干ありますねぇ。

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重ねてみると良くわかります。
上が音無ですが、音無のほうがやっぱり少しだけ短いですね。
まさかこれしきの長さの差でケースに電源が収まらないということは無い・・・と信じていますが果たして!?

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というわけで、ケースにとりあえず入れてみました。
当たり前ですが、問題無しですね(笑)
でも、ホッと一息・・・(^-^;;

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従来排気口として使われていたケース後方。ここがこんな風に真っ平らなのは、ちょっと見慣れないので不思議な感じ。
ま、後方排気ではないので、吹き付けられる壁面にホコリが付着しなくなるのはいいこと・・・かな?

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ちなみに、電源にはちゃんと固定用のネジが入っていました。
これに最初気がつかず、古いネジで一生懸命止めようと頑張ってしまいましたよ。
どちらのネジを使ったところで止められないということは(規格上)ありえないのですが、さすがにケースも10年近い使用年月のためか、微妙に歪んだりしているようで、ネジがうまく収まらず固定できないところも。
電源付属のネジの方が若干ロングなのか、辛うじてねじ込んで固定に成功。
ケースの新調も視野に入れないとダメなのかな。お気に入りのケースなんだけどな。

ところで、この総アルミケースは確かにお気に入りなのですが、やっぱり今の時代にはそぐわないところも。
その典型とも言えるのが、ケース上部。

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このケース(や音無)が流通していたころは上方排熱なんて一般的ではありませんでした。電源の排熱は筐体後方から行うものだったのです。
ですから、ケースの蓋には排熱用のスリットなんてありません。
よってこの蓋を閉じると・・・。

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当然こうなってしまうわけですよ。電源の排熱ファンを天井板がピッタリと被ってしまいます。
これでは筐体後方から吸気して電源内部を通り排出される熱風をケースの外に排出することができません。さてどうしたものか・・・。

とりあえずは、今の季節は冬でケースそれ自体の温度上昇もあまりないこと、電源は80Plus Platinumなので変換効率が高く熱をあまり持たないはずであることなどから、ネジ止めしない状態でケースを閉じてみることにしました。

これでしばらく様子を見て、不都合があるようならまた改めて対策を考えることにしましょう!
(既に2時間以上この状態でマシンを稼働させていますが、今のところ電源周辺を含めてケースは熱を持っていないようです)

しかし、そんなはずはないと思うのですが、電源を換装したらOSの起動にかかる時間が短くなったような気が・・・。
プラシーボ・・・だと思うのですが、それはそれでちょっとうれしい♪

このまま安定的に稼働してくれますように!

boota

いろんなモノに、いろんな意味で、ヲタ。なのかも?

「さよなら音無、こんにちはPT-650M」への4件のフィードバック

  1. 同じ商品を買いました。
    と言いつつ、最近の電源すべてに関してひょっとして勘違いされているかと思いコメントします。
    ファンは吸気に使われはずです。
    ケース上部に電源を取り付ける場合、ファンは下向きでないと・・・。
    蓋を開けた状態で電源を入れられれば、確認できるかと思います。

    1. manabu さま
      はじめまして、ご訪問ありがとうございます!

      ところで、
      > ファンは吸気に使われはずです。
      の件ですが・・・お恥ずかしい、その通りでした・・・orz
      貴重な情報、ありがとうございます(^-^;;

      いやー、私がPCを組み立て始めたのは世の中にDOS/Vという言葉が流通し始めたころで、
      当時の電源ファンってみんな(後方)排気方式だったんですよね・・・(~_~;;
      その後、PCケースの新製品がだんだん天面にスリット(格子穴)がつくようになり、
      電源のファンが後方から上面につくようになっていって、なるほど熱い空気は上に登るから、
      後方から排気するよりも上方に排気した方が効率がいいのか、なんて考えてました・・・。
      (この頃はもうファンレス電源を使っていたので・・・)

      ついでに、製品の写真とかも大抵ファンが上向きで写っているじゃないですか(笑)

      いや、とにもかくにも自分の確認不足でした。
      ちゃんと空気の流入する向きを確認し、なるほど確かに吸気ファンであることをしっかり頭に刻み込みましたです。

      本当にありがとうございました(^^)

  2. もうちょっと補足しておきますと、後方へ排気するのは今も昔も同じですね。
    要はファンが冷却重視になり大型化して、排気ではなく吸気に使われるようになったと云うことです。

    PCケース上部に取り付ける場合はやはり下向き、最近の下部に設置するPCケースでは、場合により上向きになったり、下向きになったりします。
    例えば、電源設置位置の下に空間が設けてあるPCケースでは、ケーブル長のこともあり下向きの方が都合が良いです。

    メーカー製品では、今も排気ファンじゃないかしら?

  3. manabu 様

    またまた遅レスで申し訳ないです・・・(^_^;;
    今日たまたまヨドバシアキバに出向いたので、展示されているPCケースをいくつかチェックしてみました。
    なるほど、確かに今時(?)は電源がケース底面につけられるようになっているのですね。
    そしてその場合、そこから吸気云々とかかれていました。
    ケース天面のスリットには別途ファンが取り付けられているものもありましたから、
    あのスリットは電源ファンで排気(もしくは吸気)を行うためのものでは(必ずしも)なさそうですね。

    私が使っているWindy Jazz + LVは電源をケース上部にしかつけられませんので、この場合だとファンは下向きにつけることになりそうですが、掲載してある写真をご覧いただくと分かるように、これまでの電源(背面にファンがありそこから排気するもの)に合わせた形状になっているので、それに合わせて(背面ファンがこない位置に)電源ケーブルなどを持ってくると、どうしてもPT-650Mのファンは上向きについちゃうんですよね(笑)

    ケース内全体のエアフローもちょっと考えてみて、それから電源をどちらの向きで取り付けるかゆっくり考えて見ようと思います!(^-^)

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