Windowsだって、インストールしたら次にするのはWindowsアップデートですから(ホント?)、Linuxもインストールしたらyumできるようにしなければなりません。CentOS 5.xの時は特に設定を変更することなくyum updateできましたが、せっかく6.xになったので、きちんと手順を踏んで使えるようにしましょう。
なお、参考にさせていただいたのはこちら。この『CentOSで自宅サーバー構築』さまにはいっつもお世話になりっぱなしです。
さて、そのページを参照しながら、行わなければならない作業を書き出すと。
- yum-plugin-prioritiesのインストール
- CentOS-Base.repoの編集
- RPMforgeリポジトリの追加
の順番で作業を行います。
まずはyum-plugin-prioritiesのインストールから。これは普通にyumでインストールします。
# yum install yum-plugin-priorities
(中略)
======================================================
Package Arch Version Repository Size
======================================================
Installing:
yum-plugin-priorities noarch 1.1.30-14.el6 base 22 k
Transaction Summary
======================================================
Install 1 Package(s)
Total download size: 22 k
Installed size: 28 k
Is this ok [y/N]:
と聞かれるので、yしてインストールします。
インストールが完了すると、複数のリポジトリからyumするときに、競合するパッケージがあった場合の優先順位(プライオリティ)を設定することができる・・・ようになるみたいです。
で、続いて行うのがその優先順位の設定。最後にサードパーティ(というのか?)のリポジトリであるRPMforgeのリポジトリを追加しますが、RPMforgeのパッケージで標準リポジトリのパッケージを上書きしないようにするわけです。
編集するファイルは/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repoです。これをviで開きましょう。
# vi /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo
すると[base][update][extras][centosplus][contrib]というセクションが確認できます。このうちの[base][update][extras]の三つのセクションに、「priority=1」と加筆します。
これで標準リポジトリ優先の設定になっている(はずな)ので、サードパーティのリポジトリを安心して追加できます。
まずはrpmforge-releaseのRPMファイルをダウンロードします。参照先のサイトでは
# wget https://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.2-2.el6.rf.i686.rpm
とあるのですが、よく考えたらうちはi686ではなくx86_64です。なのでちょっと探して見たところ、rpmforge-release-0.5.2-2.el6.rf.x86_64.rpmというバージョンがみつかりました。
なのでこちらをインストールすることにします。これは普通にブラウザでダウンロードしました。
ダウンロードできたらインストールします。
# rpm -Uvh rpmforge-release-0.5.2-2.el6.rf.x86_64.rpm
警告: rpmforge-release-0.5.2-2.el6.rf.x86_64.rpm: ヘッダ V3 DSA/SHA1 Signature, key ID 6b8d79e6: NOKEY
準備中… ####################################### [100%]
1:rpmforge-release ################################## [100%]
これでインストールは終了!
ところで、rpmforge-releaseが最新版であるかどうかの確認が必要です(実はダウンロード先でもこれが最新版出ないことは分かっていた)。せっかくなので、参照したサイトでも行われていたように、rpmforge-releaseをyum updateしてアップデートがあるか確認してみましょう。
# yum update rpmforge-release
Loaded plugins: fastestmirror, priorities, refresh-packagekit, security
Loading mirror speeds from cached hostfile
* base: ftp.tsukuba.wide.ad.jp
* extras: ftp.tsukuba.wide.ad.jp
* rpmforge: ftp.riken.jp
* updates: ftp.tsukuba.wide.ad.jp
base | 3.7 kB 00:00
extras | 3.5 kB 00:00
rpmforge | 1.9 kB 00:00
rpmforge/primary_db | 2.6 MB 00:00
updates | 3.4 kB 00:00
15 packages excluded due to repository priority protections
Setting up Update Process
Resolving Dependencies
–> Running transaction check
—> Package rpmforge-release.x86_64 0:0.5.2-2.el6.rf will be updated
—> Package rpmforge-release.x86_64 0:0.5.3-1.el6.rf will be an update
–> Finished Dependency Resolution
Dependencies Resolved
===================================================
Package Arch Version Repository Size
===================================================
Updating:
rpmforge-release x86_64 0.5.3-1.el6.rf rpmforge 12 k
Transaction Summary
===================================================
Upgrade 1 Package(s)
Total download size: 12 k
Is this ok [y/N]:
yすればアップデートが完了しますが、注目はボールドにしたところ。ちゃんとRPMforgeのリポジトリが入っていることがわかりますね!
RPMforgeのリポジトリが入ると、いろいろなお便利アプリケーションをyumでインストールできたりするようになるのでオススメなのでした。
さ、でもまずはCentOS 6.x自体のアップデートを行っておかなくちゃ、ね!