MacOS Xの再インストールは諦めてプランBを実行に移す、つまりLinuxを導入することにしたわけですが、現在サーバで使用しているCentOSは困ったことに既にサポートが全て終了してしまっており、さらに困ったことに以後のCentOSはRHELのテスト版という位置付けとされ、安定性、継続性に劣る状況となってしまいました。
そこでこれまでのCentOSと同じ立ち位置にある新しいディストリビューションを探さなくてはならないのですが(これはいずれサーバのOS更新のためにも必須)、事実上これはAlma LinuxとRocky Linuxのいずれかということになるようでした。
どちらでもよかったのですが、調べてみた感じではCentOSの後継としての位置付けにより適切なのはAlma Linuxのようだったので、僕もそれに従ってAlma Linuxを導入することにしました(だからここの画面で作成しているのはAlma Linuxのインストールブートメディアだったのです)。
Etcherで作成したAlma LinuxのブートメディアをMacbook AirのUSBポートに挿し、電源ON。起動音がしたら「option」ボタンを長押しし続けて、起動デバイスの選択画面を呼び出します。
この画面になるので、ここで「EFI Boot」をクリック。そうするとUSBメディアからインストーラが立ち上がります。
すると(比較的)見慣れたLinuxのインストーラー画面が出てくるので、インストールを開始します。
しばらくするとグラフィカルなインストーラが立ち上がるので、タッチパッドでクリック操作して必要な設定を施していきます。
パーティションの切り分けがなかなかうまくいかず、何度か試行錯誤してようやくOKになりましたが、この辺りのよくわからなさ具合はあまりユーザフレンドリーとは言い難いですね〜。
それでも必要な事項を全て設定すれば、「インストールの開始」ボタンが押下できるようになります。
インストールが始まれば、あとは待つだけ。プログレスバーがボンボン伸びていくのを見て待つもよし、何か他のことをしながら待つもよし。
そしてインストール作業が終わると「システムの再起動」ボタンが青くなっていますので、これをクリックしてマシンを再起動。
どのタイミングでUSBメディアを抜き取るのかがはっきりしませんが、どのみちoptionボタンを押し続けなければブートメディアの選択画面にはならないはずですからひとまずそのままで再起動させてみます。
しかしここで困ったことが。
再起動させると画面は真っ白になり、そのままこの時と同じ症状になってしまうのです。そう、つまりはシステムが見つからないということ。インストールはつつがなく終了しているのに、ブート時にOSが見つからないということはつまり、いわゆるMBR(MacではMBRというのはないそうですが)にブートローダー(GRUB)がインストールできていないということですよね・・・?
インストールする種類を変えてみたり(例えばバージョン9をバージョン8にしたり、DVD.isoをMinimal.isoにしてみたり)したのですが、状況は変わらず。
でも、こうして何度かインストール作業を繰り返していくうちに、ふと気がつきました。それは、インストール途中で必ず出されるダイアログ。
mactel-bootというパッケージがないけどいいか?という確認のダイアログなのですが、インストールメディアにそれがないならどうしようもないわけで、「はい」するしかなかったんですよね。なので当然に「はい」してインストールを進めてきたわけですが、よくよくパッケージ名を考えると、bootに関する何らかのファイルなんじゃないかと・・・。
そしてこれがないから(いわゆる)MBRにブートローダーがインストールできていないのではないかと・・・?
しかしこのパッケージが何を意味しており、どのようにすればインストール時にこのパッケージの欠如が防げるのかはいくら検索してもわからずじまい。
ということで、プランBの第一歩は早速頓挫です・・・orz
(追記)
なお、Alma LinuxのLiveOSでは作動することを確認。なのでMacbook Airのハードウェア的な問題ということではなさそうです。そのままLiveOSで使用することも考えましたが、やっぱり設定の変更を保持できなかったり、ファイルの保存等の問題を考えればこれはあくまでお試し版ですよね・・・。
現実的ではないのでそれはやめました(笑)