ひとまずmp3ファイルの転送はできるようになりましたし、iphone5s上の画像ファイル(写真やスクリーンショット)をCentOS側に転送することもできるようになりました。
しかし、この「できるようになった」というのが曲者で、なんとmp3ファイルの転送、再生はEZMP3上でしか行うことができず、また写真の転送は写真の転送が行えるアプリでのみ可能なんです。
例えば・・・。
EZMP3でサーバを立ち上げ、CentOS側からmp3ファイルを転送する手順を以前紹介しました(このキャプチャ画像はサーバを実行していません)。
そこで転送されたファイルの保存場所を確認すると、EZMP3上ではこのように表示されます。
どうやらDocumentsというフォルダにまとめて転送されているらしいことが確認できます。
ブラウザ側から転送する際に、ディレクトリの作成もまとめて行えるので必要であれば転送時にディレクトリごとに沸けることは可能です。
ただ、今回のこれは実験的にmp3ファイルを転送したそのままなので、各ファイルを細かくディレクトリに分けなかったんです。だから全部まとめて一つのディレクトリに放り込まれているわけですね。
それはそれで構いません。本運用になったときに、必要ならフォルダ分けを行って転送し直せばいいだけの話ですから。
で、当然EZMP3でこのDocumentsをタップすると、転送したmp3ファイルの一覧が表示されます(現在126個のmp3ファイルが転送されているようですね)。
なお、EZMP3上で新規ディレクトリの作成、転送したmp3ファイルの移動、ディレクトリ削除などは行えることは確認済です(操作しやすいかどうかは別問題デスが・・・)。
で、問題はここから。
iphone5sのどこかのパスにこのDocumentsディレクトリがあるわけですが、まずそのディレクトリがどこにあるのかを確認したいと思いますよね?
できればそのDocumentsディレクトリにsamba経由でファイルを直接転送したいですよね?あるいは指定したディレクトリを作成してそこに関連するファイルを転送してファイル管理を行いたいですよね?
そこでファイル転送用のアプリを複数試してみたんですが・・・。
その1:Documents by Readdle 4.3.2.1
フリーで使えるファイラー(?)。こいつをインストールし、タップして起動すると・・・。
アクセスできるファイル・フォルダの一覧がでます。「写真」をタップし、「カメラロール」をたどっていけばiphone5sで撮影した写真を見たり、コピーしたりすることが可能になります。
が、このDocuments by Readdleには、sambaサーバへ転送する機能がありません!
ネットワークストレージとして登録されているのは、いわゆるクラウドサービスばっかり。
もちろん、設定で追加することができるのかもしれませんが、今のところそれらしい情報にはヒットしません。
なにより、Documents by Readdleのアクセス可能ファイル・フォルダを見ればわかるとおり、EZMP3でmp3ファイルを転送しているはずのDocumentsディレクトリの存在が確認できません。
アクセス可能場所を一通りタップしてみたのですが(そしてファイル名で検索をかけてみたりもしたのですが)、Documentsというディレクトリは発見できませんでした。
その2:FileBrowser LITE
これは有料のアプリであるFileBrowserの無料版です。
これは既に自分で設定済みなのでリモートファイルの送信先としてCentOSのsambaサーバが登録されていますが、つまりこのアプリならばsambaに接続して、androidアプリのESファイルエクスプローラに近い使い方ができます。
ただ、あくまで有料アプリの無料(お試し)版。そのため、ファイルを転送しようとする度に・・・。
こうやって数秒待たされてしまいます。
このあたりは多分有料版を購入すればなくなるのでしょうけれども、いずれにしてもFileBrowserLITEならばCentOSにsamba経由でアクセスできます。つまりiphone5s側にあるファイルを転送したり、反対にCentOS側にあるファイルをsamba経由で持ってきたりということが(シームレスとは言い難いけど)行えるわけです。
しかし残念なことに、FileBrowserでも(というか、LITEでは、というべきか?)先のDocumentsディレクトリを見ることができません。つまり写真などあらかじめアクセスできるファイル(ディレクトリ)以外のディレクトリにはアクセスできないわけですね。
ということはつまり、どちらのファイラーを使っても、mp3ファイルはEZMP3で、通常のファイル転送はこのいずれかのアプリで、と分けなければならないということ。
しかしこれははっきり言って不便きわまりありません。
だって、例えばじゃぁmp4ファイルを転送しようと思ったら、どこに転送すればいいの?
何を使えばいいの?
みたいな話になってしまいます。
androidアプリのESファイルエクスプローラではIS05内の(少なくともmicroSDカード内の)すべてのディレクトリにアクセスできましたし、シームレスにCentOS上のファイルにsambaサーバ経由でアクセスできました。
だからIS05ではこのアプリだけを使ってmp3ファイルもmp4ファイルも自由自在に、それも好きなディレクトリを作成してその場所に転送することができたんです。
この使い方になれてしまっていると、正直iphone5sの使い方はまどろっこしくて仕方がありません(itunesが使えればこれはこれで便利なのかもしれませんが)。
というわけで、ESファイルエクスプローラライクなアプリを目下捜索中です。
一つ目星をつけているアプリがあるので、次はそれでチャレンジしてみます!
それにしても、さすがiphone5s、一筋縄では行かないぜ・・・(^-^;;
って、僕が事前に情報を持っていなさすぎ・・・なのかも?
One thought to “iphone5sとCentOS(問題点)”