CentOS 6.xの仮想環境に、Windows Vistaをセットアップします。
ちなみに5.xの時は32bit版をインストールしていたので(64bit版ではサウンドが有効にならなかった)、6.xになった記念?に、もう一度64bit版を入れてみることに。
まずは「アプリケーション」→「システムツール」→「仮想マシンマネージャ」を起動します。
当たり前ですが、root権限が必要です。
起動すると、最初に仮想マシンを検索しますが、まだなにもインストールしていないので、当然に何も見つかりません。
ツールバーの一番左にある「新しい仮想マシンの作成」ボタンをクリックします。
まずはインストールする仮想マシンの名前を決めます。これは別になんでもいいでしょう。
今回はDVDを使ってインストールするので、インストール方法はローカルのインストールメディアを選択・・・と思ったのですが、どうあってもデバイスを認識できません(/dev/cdromが認識できない)。
しかたがないので、メディアからISOイメージを作成し、それを使ってインストールします。
なお、メディアからISOイメージは次のようにして作成できます。
# readcd dev=/dev/path f=hoge.iso
これでデバイスからhoge.isoが作成できます。なお、この情報を得たフォーラムでは、メディアは事前にumountしておくようにかかれていたので、私も上記コマンドの前にumountしておきました(それでも/dev/cdromの内容を読み込んでisoができるんですねぇ)。
さて、イメージファイルが作成できたら、イメージファイルを指定してインストール作業を続けます。
ISOイメージへのパスを指定してもいいでしょうし、パスが分からないときは参照して探してください。
すると、どうやらパスを検索できないようなので、ここで検索許可を与えます。許可を与えると、メモリとCPUの設定に移ります。
私の環境では、メモリは11405MBまで指定でき、(クアッドコアですから)CPUは4個まで指定できるようですね。
これはお好きな値で設定すればいいでしょう。
さて、今度はストレージですが、これって要するに仮想マシンのイメージファイルを作成するかどうかっていうことなのかな?
よくわかりませんが、imgファイルを作成するのであろうと考えて、「この仮想マシンでストレージを有効に」にチェックをいれ、「コンピューターのハードディスク上にディスクイメージを作成」を選択して容量を指定します。
不要なファイルを削除した結果、/には約6GBの空きが生まれました。なので、とりあえず5GB程度で作成してみることにします。
もちろん、「今すぐディスク全体を割り当てる」のチェックは外します!
どうやらディスクイメージの作成で正解だったようですね。/var/lib/libvirt/images/以下に、hoge.imgでイメージファイルが作成される、ということのようです。
詳細なオプションを見ると、仮想化の種類やアーキテクチャが変更できますが、よくわからないのでそのままで(ちなみに仮想化の種類はkvm、アーキテクチャはx86_64でした)。
そして完了をクリックすると・・・。
見慣れた画面がでてきました(笑)
後は通常のウィンドウズのインストール作業と同じ・・・はずですが、はてさて。
プロダクトキーを入れて・・・。
と思ったら。
Vistaは5GBなんかじゃインストールできないジャン!!
こりゃー早いとこシステムディスクを入れ替えてやらないとだめかなー。
ま、とりあえずインストーラの起動までは成功したということで・・・。