前回試したのとはインストール時のパッケージ選択が異なるためか、KTorrentは素直にRPMからインストールできませんでした。
そこで今回はバイナリパッケージのRPMではなく、ソースRPMを使うことに。ダウンロードしたのは、ktorrent-3.3.4-1.el6.src.rpm。
ソースRPMなので、rpmbuild –rebuildが使えることが前提となります。
で、まずは
# rpmbuild –rebuild ktorrent-3.3.4-1.el6.src.rpm
するのですが、依存性の欠如が表示されました。
不足していると指摘されたのは、
avahi-devel、gmp-devel、kdebase-workspace-devel、kdepimlibs-devel、qca2-devel、taglib-devel
の各パッケージ。これらはすべてyumでインストールできるので、インストールしてしまい、再度rpmbuildします。
するとホームディレクトリにrpmbuildというディレクトリが作成されます。
# cd ~/rpmbuild/RPMS/x86_64
すると、その中に
kde-plasma-ktorrent-3.3.4-1.el6.x86_64.rpm
ktorrent-3.3.4-1.el6.x86_64.rpm
ktorrent-debuginfo-3.3.4-1.el6.x86_64.rpm
ktorrent-devel-3.3.4-1.el6.x86_64.rpm
ktorrent-libs-3.3.4-1.el6.x86_64.rpm
という五つのパッケージが作成されていることが確認できます。
後はこれをすべていっぺんにrpmでインストールします。
# rpm -Uvh k*.rpm
するとインストールが無事に終了し、「アプリケーション」→「インターネット」の中にKTorrentが作成されます。
One thought to “CentOS 6.xにKTorrentインストール設定”