情報セキュリティスペシャリスト合格への軌跡(奇蹟?) その0:今年の決意(?)(了)

昨年(2012年)、私は「情報セキュリティスペシャリスト」試験を受験し、なんとか合格しました。この試験を含む高度情報処理技術者試験は、年一回実施のものと年二回実施のものとがあるのですが、情報セキュリティスペシャリストはこのうち年二回実施のほうに属します。
すなわち春季試験と秋季試験とがあるわけですが、私は昨年この両方を受験しました(つまり一発で合格はできなかった、ってゆーか、普通は一発は無理ですよね!?)。

高度情報処理技術者試験は午前I、午前II、午後I、午後IIの四試験からなりますが、うち午前Iは共通試験(一次試験)に分類され、どの試験でも共通の内容となっています(詳細はIPAで確認してください)。
すべての試験で共通のためか、午前Iは一度それに合格すると、以後2年間は試験を免除されます(資格取得という側面から考えれば、これは結構でかい!)。

そして私は初めて受けた春季試験で午前I、午前IIのそれぞれで基準点をクリアし、午後Iで不合格が決定。ですがこれによって以後2年間は午前Iの試験免除の資格を得ました(どの試験で何点とれたかが分かるようになったのはいいことです)。
それから引き続き受験した秋季試験では午前Iは免除、午前IIから受験し、午前II、午後I、午後IIいずれも基準点をクリアし、(かろうじて、ですよ!)本試験を突破・合格し、無事に情報セキュリティスペシャリストの資格を取得することができました(今月上旬に合格証書が発送されてくるらしい。楽しみ♪)。

学生時代にも情報処理技術者試験(初級システムアドミニストレータ(今はITパスポート?)と基本情報技術者)に合格していますが、その頃はこの試験勉強だけに注力できる環境でした。しかし今は会社勤めの身ですから、それだけにすべてを割くことは現実的に不可能です。したがって、実は当初から一発合格ではなく二段構えでの筋道を描いていました。
つまり、初試験ではとにかく共通試験をクリアし、以降の試験で本試験突破を図る、という段取りで臨んでいたんです。

まさかその段取りの最短で合格できるとは思っていませんでしたが、学生のころから数学の試験で名前しか書けないような非理系の頭を抱えている私でもよもやの(ある意味最短)合格!
もちろん、最終的な合格率が13-14%程度(2012年春季・秋季試験)ですから、相応の覚悟を持って試験に臨みましたし、実際、仕事を終えて帰ってきてから少し勉強したり、勤務の合間をぬってテキストや問題集に目を通したり、休みの日をまるまる勉強に充てたり・・・と、時間を見つけては学習に割り当てるようにしました。

ですが、与えられた時間は限られている(少なくとも学生のころのように試験前の2週間はまるまる試験勉強に時間を使えるというようなことはありえない)ので、可能な限り効率よく勉強しようと意識したことも事実。
じゃあ実際にどうやって勉強して、非理系の頭を抱えて(私なりの)最短で合格に至ったのよ?ということを考えたときに、もしかしたら同じ境遇(あまり理系は得意ではないけれども高度情報処理技術者試験を受験しようと思っている)にある人がいるかもしれないし、それならいっそ、少しずつ私の「情報セキュリティスペシャリスト合格への軌跡(奇跡?)」をアップしていこうかな、と考えた次第。

不定期更新になりますが、とにかくこれをする、とここで宣言します!(そうしないときっと思っただけでやめてしまうから・・・)
途中で投げ出さないようにがんばります!・・・いや、投げ出しません!

情報処理は、情報(データ)をどのように処理するかという手順(アルゴリズム)を考えなければならないので、それに関する資格はどうしても理系の人でなければ合格できないと考えがち。
でも情報処理では、情報(データ)をいかに「適切に」扱うかという環境整備(理念)も考えなければなりません。この二つの側面が車軸の両輪となって初めて機能するわけです(情報セキュリティはそれがもっとも顕著に現れる試験だと思っています)。
とすれば。
もし、後者に力点を置いて試験問題(特に午後)を考えてみれば、必ずしもプログラムがかけるといった理系的な性質がなくとも、合格は十分に狙えると思うんです。
実際、私が数ある高度情報処理技術者試験の中で「情報セキュリティスペシャリスト」を選択したのは、そういった考えがあったからでもあります(もちろん、もっと打算的な面もありますが)。

・・・だって、私はポインタで挫折してC言語をなげだし、今またゆっくりと再学習している最中なんですから・・・orz

最後に、私が実際に使用したテキストの序文から引用します。

「「勉強したい」という志は、「あれ?合格してる・・・」の後でも決して遅くはございません。運転免許と同様、真のスキルや知識は合格後”走りながら”磨くものだと筆者は考えています。そのためには「午前」突破は一里塚、「合格」は次なる舞台のスタートライン。ペーパーライセンスでも良いではありませんか」。

というわけで、私もやっこらせと合格にたどりつきましたが、そこで勉強したことをそれっきりにしないためにも、顛末記という形で復習していこうかと・・・(^-^;;

boota

いろんなモノに、いろんな意味で、ヲタ。なのかも?

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