お天気は上々。そして相応に寒いものの路面凍結するほどでもない12/8。
完全に年の瀬になってしまう前に、年内最後のツーリングに出かけることにしました。一年を締めくくるツーリング・・・となれば、やっぱり行き先は富士山でしょう!(笑)
ということで、まだ夜が明けてもいない5:30AM。前日にパッキングを済ませておいたRVFに火を入れて、下道をひたすら西進。第一チェックポイントは「道の駅 たばやま」です!
まずは国道254号線から同463号線で所沢方面へ進み、県道179号線(所沢青梅線)を直進。差し当たっての目印は奥多摩湖ですね。
時間的にも進む方角的にも道路はガラガラ。いいペースで流れます。県道179号線の後は国道411号線、いわゆる青梅街道に乗り込み、JR青梅線の線路と並走しながら奥多摩湖に近づいていきます。明け方の一番寒い時間帯、それも標高を上げていくので、進むごとに寒くなっていきます!
しばらく走行すると、道沿いにセブンイレブン(青梅日向和田3丁目店)が。なんだかんだでここまでひたすら走り続けてきましたから、ちょっとストレッチしてリフレッシュしておいた方がいいのかも。ついでにおトイレを借りてしまいましょう(もちろんプチデザートですがちゃんと購入しましたョ!)。
清算を済ませて店舗の外に出たら、ここからレインウェアのパンツを風除けとして着用することにします(出発時からそうしておけばよかったです・・・)。
直接風を受けなくするだけでも体感温度は随分と違いますからね〜。
ずっと並走してきたJR青梅線と終着駅の奥多摩駅でサヨナラすると、程なく左手に奥多摩湖が見えてきました。気温のほうが水温よりも低いからでしょう、湖面から白い湯気が上がっていました(いわゆる気嵐ってやつですね)。
見てるだけで寒さが強まります!
神秘的な景色に見惚れつつもやがて都県境を越え、ここで奥多摩湖に別れを告げます。
青梅街道はいつしか大菩薩ラインという名称で呼ばれるようになっており、その大菩薩ラインをしばらく走ると、最初の立ち寄り地点「道の駅 たばやま」に到着しました。
時刻は7:30AMあたりでしたから、なんだかんだで2時間近く走ってきたわけですね〜。そういえば水温計が70度を超えることがなかったような・・・?(笑)
山深い場所なので、夜は明けているもののまだお日様の姿を拝むことはできていません(この写真は一休み後、日が照り始めてから撮影)。
人影もほとんどなく、辺りは静寂に包まれています。そして目に映るものといえば・・・。
寒さを際立たせる一面の白化粧。
枯れ木は氷で花が咲き、地面は霜柱がそそり立っています。
そして木の柵には緑の絨毯ならぬ氷の絨毯が・・・。さ・・・寒い・・・。
ところで、ここに立ち寄ることにしていた理由ですが、もちろん一つはおトイレ。ですがメインの理由は腹ごしらえ、つまり朝食です。そして道の駅のお店は当然まだ開いていないので・・・。
今日のために購入したばかりの小さいOD缶に山ケトルをセット、これまた前日に購入しておいたミネラルウォーターを注いで湯を沸かします(もちろん手をかざして一緒に暖も取ります)。
湯が沸いたらその熱々のお湯をカップスープに注ぎ、またコーヒーにも注ぎ・・・。立ち上る湯気が温かい!
メインディッシュは一緒に買っておいたスーパーのサンドイッチ。
言ってみれば、プチキャンプ飯(?)ですね(笑)
誰もいない道の駅のテーブルベンチで、日の光が差してくるのを待ちながらゆっくりと温かい食事を楽しみます(サンドイッチは冷たいけれど)。
立ち上る湯気に癒されながらのんびりと食事をしていると、少しずつ山の上の方に光が当たり始め、やがて光の筋が現れてきました。
さらに待つことしばし。ようやく待ち望んだお日様が!
あ〜、少しあったかくなってきました!
明るくなってきたからなのか、少しずつ立ち寄りの人が現れ始めます。そして道の駅の人も。
ですがここは朝食のために立ち寄ったのであり、道の駅の開店を待つほどの時間はありません。食事が済んだら最後にもう一度トイレを済ませ、寒さで固まった体を照り始めた日の光でほぐしたら、ぼちぼち出発です!
でもせっかくなので、日が当たる駐車場までRVFを引っ張り出して記念撮影。
煙突からの煙が開店準備を表していて、情緒がありますねぇ!
「道の駅 たばやま」から大菩薩ラインをさらに進んでいくと、やがて目の前に大パノラマが広がり、その先に目指す富士山の姿が見えてきました。
いいですね〜、雲ひとつない晴天!このままお天気が保つといいのだけれど。
峠道の下りカーブの途中に、撮影スポットだからなのか車両を本線から退避させて止めておけるような大きなスペースがあり、僕の他にも何人か車から降りて写真を撮っている人がいました。
富士山との最初の邂逅でひとしきり感動したら、再び大菩薩ラインを進みます。
実はこの少し先、大菩薩峠との分岐点を超えたところに「峠の湧水」という水汲みスポットがあって、そこでコーヒーブレイク用の天然水を戴いていく計画なのです。
市販のミネラルウォーターもいいけれど、やっぱり自分で汲む湧水がいいですよね!
まだ午前中の早めの時間だからなのか(しかも平日)、汲んでいる人はいませんでした。結構行列ができるらしいという話だったんですけどねぇ。
普段であれば水を汲むだけではなくこの場で少しいただくのですが、この時期は冷たい水を飲みたくなるような気温でもなく、断念します。残念。
お水を汲んだら三度大菩薩ラインを下っていき、市道に入ったりしながら進んでいくとやがて国道137号線(御坂みち)と交差します。これを左折して、次は河口湖を目指します。が、その前に。
御坂みちに入ってすぐのガソリンスタンドで給油を済ませておくことにしました。セブンイレブンが併設されていたので、ついでにおトイレをお借りすることができますね。
そうして先に進むといよいよ河口湖大橋が見えてくるので、その手前の分岐を側道(というか、御坂みちはこちら側)へ入り、湖畔に出てすぐのところにある駐車スペースにRVFを停めます。
先客の乗用車が何台も駐車していました。
だって、そこにあるのは河口湖から臨む富士山!湖の向こうに富士山ですから、視界を遮るものがないのです!これを見るための駐車スペースなんだろうなぁ・・・。
そして僕はこの景色を見たくてここまでRVFを駆ってきたのです!お天気も良くてサイコー!
まぁ逆光になってしまっているのが難点ですかね・・・(笑)
もう、ずっと眺めていても飽きません。多くの観光客がスマホ片手に写真を撮る中、デジタル一眼のD750+三脚でひたすら撮影に勤しむ私。
いや〜、本当に美しいですね〜。
撮影しながら湖に沿って続いている遊歩道を散策していると、ボート乗り場なのでしょうか、小さな桟橋がある場所に出ました。しかもその場所はスロープ上の坂道になっており、車で湖畔際まで下りられるようです(実際車が停められていた)。
というわけで、急いでRVFをここまで移動させて、可能な限り湖にRVFを寄せて富士山とツーショット!
さらに下の水際まで進むことも不可能ではなかったのですが、そこは舗装された路面ではないこと、そして転回が著しく困難でありそうなことから、そこまで進むのは諦めました。引くも勇気ですから、ね!
河口湖で富士山を満喫できて上機嫌!
幸せ気分いっぱいでRVFにまたがったら、河口湖大橋を渡って国道413号線(道志みち)から山中湖へ向かいます。もっとも山中湖はただ通り過ぎるだけ。山中湖の周遊道路と国道138号線との分岐を右折、籠坂峠を越えて今度は「道の駅 すばしり」に立ち寄ります。
と言っても、おトイレをお借りしただけでしたが・・・。
スッキリしたところで「道の駅 すばしり」から東富士五湖道路(の無料区間である須走道路)に乗り、お隣の水土野ICまで高速移動。
同ICで須走道路を降りて滝ヶ原街道を経由し、再びの富士山スカイラインへ。自衛隊の基地を左右に見ながら標高を上がっていき、間も無く水ヶ塚公園の「森の駅 富士山」へ着こうかというその時でした。
49,000km、目撃!(笑)
あとほんの数キロで水ヶ塚公園でしたから、その手前できちんと気が付いてよかったです。同公園で各のんしていたら、おそらく49,004kmとかになっていたことでしょう(笑)
そうしてほどなく水ヶ塚公園の「森の駅 富士山」に到着。
今回はここでお土産を購入する予定はありませんし、なにより時期的に多分お店もやっていないでしょう。ここに立ち寄ったのは、もちろんここが富士山の絶景スポットだからなのですが、他にもずっと走り続けてきたのでここで少し体をほぐしたほうが良いということ、そしてこのあとのお昼ご飯のための時間調整のためなのです。
というのも、お昼は富士宮で名物の富士宮焼きそばをいただく予定にしているのです。そして水ヶ塚公園到着が大体12:15ごろ。この時間にこのあたりを通過してしまうと、ばっちりランチタイムに重なるくらいに富士宮に着いてしまいそうだったのです(できればランチタイムを少しずらしたい)。
なので少し撮影を楽しみながら時間調整をすることにしたわけです。
この場所自体がすでに富士山の裾ですから、富士山がとても間近に見えます。遠景からの富士山もいいけれど、間近で見る富士山もイイ!
富士山の山肌にあたって雲が生まれ沸き立つ様子などを眺めることができ、図らずも自然の雄大さを目の当たりにできました。むしろこのままここで富士山を眺めていたいくらいです(笑)
が、そうも言っていられません!
程よく時間を調節できたところで、お昼ご飯の場所である富士宮まで一気に駆け降りましょう!
富士山スカイラインを降りて国道489号線との交差をさらに直進すれば、富士山本宮浅間大社脇に出られます。が、大社の駐車場にバイクを停められるかどうかはっきりしなかったのでひとまずここはスルーし、その先の交差点を右折、直後の交差点を左折したところにある民間の駐車場を利用することにします。
利用させてもらうのは「神田川観光駐車場」という、身延線の線路脇にある舗装された駐車場。ここはなんとバイク専用の置き場所も用意されています。
バイクは3時間まで100円というお値段もなかなかリーズナブルですよね。
駐車スペースは少し奥まった敷地内で、通りから駐車車両を見ることはできません(なので必要のない荷物は積みっぱなし)。綺麗なトイレも設置されており、バイクで富士宮を訪れるならここはおすすめです。
駐車場を出てすぐの通りから、もういきなり富士山が見えます。
通りの向かいが静岡県富士山世界遺産センターという建物(休館日でした)で、そこに造られている人口の水場に逆さ富士が!
この朱塗りの鳥居をくぐりながら本宮方面に向かってぶらぶら進みます。
普通に街中から大きく富士山が見える生活って、どんな感じなんでしょうね?
山梨側に比べて雪が少ない気がするのは、やっぱり南向きだからでしょうか?
本宮の鳥居が見えてきました。
境内も含めてこの辺りにたくさんの焼きそばのお店が出ているのかと思っていたのですが、そうでもない・・・ですね・・・?
ちょうど駐車場の整理のおじさんがいたので、しばし談笑がてら名物の富士宮焼きそばの美味しいお店を訪ねたら、いわゆる観光客向けの場所を教わりました。
お参り前に、腹ごしらえを済ませておきましょう!
おしえてもらったのは「お宮横丁」。まぁ観光客向けのお店ですからこんな感じですよね。僕の他に、学生さんのグループと、YOUがちらほら。少しずつ観光客が戻ってきているんですね〜。
ところで焼きそばを撮影するのにD750の撮影モードを変更したのですが、その設定を戻すのを忘れてこのあとしばらく撮影してしまったため、色味がおかしくなってしまいました・・・。いかに普段からD750を使い込んでいないかがバレてしまいますね。
さて、お腹が満たされたら、参拝だ!
お宮横丁というぐらいですから、本宮はすぐそこ。
一礼して鳥居の端をくぐり、境内に入ります。
想像していたよりこぢんまりとした印象です。
お賽銭を握りしめて参拝を済ませてから、しばらく中を散策してみます。
「湧玉池」の鏡のような水面に映る紅葉の残り香もいい感じですね。撮影モードさえ適切だったならば・・・。
このあと場所を変えて池の撮影をしようと思ったら、物陰にいた野鴨が飛び出して水面を波立たせてしまったため、湧玉池の撮影はおしまいです。他に鏡のような水面を狙っている人がいたら、ごめんなさい!
散策を終えたので、神社の脇を通りながらぶらぶらと街中を少し歩いてみつつ、富士宮らしいお土産を探してみることにしました。
するとJR身延線の富士宮駅がすぐそばにあることがわかったので、ひとまず駅へ。富士山の玄関口ですから、きっと駅にお土産屋さんがあるに違いないと踏んでいたのですが・・・。
富士宮の駅前、歩道橋からも富士山がばっちり。
至る所で富士山を目にすることができます。満足♪
が、富士宮駅は期待していたようなターミナル駅ではなく、ローカル線にある普通の駅という感じ。とても観光客を出迎えるような雰囲気ではありませんでした。つまり、駅構内にお土産屋さんのようなものはない、ということですね。
ちょうど身延線が入ってきたのでとりあえず高架の連絡通路から電車を眺めつつ街を見渡すと、すぐ先にイオンがありました。んじゃ、イオンでお土産を買うことにしましょう。
踏切を渡ろうとしたらちょうど電車が。身延線、ちょっとかっこいいなぁ。
この踏切を渡るとすぐに「イオンモール富士宮」があるのです(写真にも写っていますね)。モールだけあって店内はチョー広い!
何がどこにあるかわからないので、インフォメーションで目的を伝えて場所を教えてもらい、まぁ富士宮っぽいお土産(というか、富士山っぽいお土産かな?)を購入できました。
ただお土産買っても袋がもらえるわけではないので、レジでコンビニ袋も別途購入となりました。普段の買い物ではエコバッグを持ち歩いているため、袋を別途購入したのは初めてかも!
あとは駐車場まで少し歩いて富士宮を後にするわけですが、神社を含めてぶらぶらと歩いたのでやや疲れたのと少々喉が渇いたのと。
こういう時、ショッピングモールって便利ですよね!
この先のルートを考えながら、サーティーワンでプチブレイク!(笑)甘くて、冷たくて、うま〜い。
当初の計画ではこのあと「三保松原」まで足を伸ばすことになっていました。行ったことがなかったですし、夕景の富士山を見られるだろうと考えていたので。ですが現時点での疲労度と、現在時刻(15:00少し前)を鑑みてそれは断念。
富士宮から静岡側の富士山の麓をくるっと回って山梨側に戻るコースに変更しました。翌日も公休だったので時間を気にする必要はなかったのですが、夕暮れが迫るとなんとなく時間に追われる感じがしますし、時間に追われていると思うとどうしても焦りますし、焦ると大概なにか失敗しますからね。
というわけで、アイスクリームを食べながらルートを再構築。そして駐車場へ向けて最後の散歩です!
駐車場に佇むRVF(これも写真撮ればよかった!)。そこに先ほど購入したお土産をむりくり積み込んで、駐車料金を清算(ほぼ3時間ぴったりなので、100円!)。
静岡県側の裾野を進むため、今度は国道139号線を目指します。同国道を北上して山梨県側に戻るのです。
国道139号線を北上すると朝霧高原がありますが、その手前にトイレが設置されているだけのパーキングスペースがあります。主に大型トラックの運転手さんが休憩するためのスペースなのでしょうが、一般車ももちろん使用OK(駐車スペースもあります)。
ここに差し掛かった時に、ばっちり夕景の富士山が眼前に。となれば当然RVFをそこに停めて撮影しちゃいますよね!
ちなみにここでD750の撮影モードが戻されていなかったことに気づき・・・。
左の富士山は間違ったモードでの撮影、右の富士山が適切なモードでの撮影。多少構図が変わっているとはいえ、結構違いますよね〜。
ここでしばらく夕暮れの富士山を堪能します。シートバッグの背がだんだん高くなっていく(笑)
ですが、秋の日は釣瓶落とし(12月なので冬ですが)。しばらくすると一気に暗くなり始めました。
朝の富士山、昼の富士山、夕方の富士山まできて、残すは夜の富士山のみ!そしてその夜まではあと少し。
でもここは寒いので、少し進んで「道の駅 朝霧高原」で休憩しながら時間調整することにしましょう。
ちなみに、「道の駅 朝霧高原」に立ち寄るのに、わざわざこの駐車場で撮影をしたのは、こちらの方が富士山を(遮るものなく)きれいに見ることができるからです。
「道の駅 朝霧高原」からも富士山は見えますが、建物があるためどうしてもその分富士山が欠けてしまうんですよね〜。
そして「道の駅 朝霧高原」に到着したら、トイレを済ませてから店内を物色。
ぼーっとしながら時間を潰すのに打ってつけのものがあったので、購入してみました。
それが、これ。牛乳です。もちろん、ホットミルクですよ!
これをチミチミ飲みながら、富士山と空の具合を見つつ、最後の撮影スポットへの目標到着時刻を逆算して出発時刻を決定するのです。
建物の中で待っているからこんなふうにのんびりしていますが、これ、外で待ってたらきっと諦めて帰ってしまっていたことでしょう。
夜の富士山を撮影するスポットはあらかじめ決めておきました。それは、本栖湖。
本栖湖には本栖湖展望公園という撮影スポットがありますが、ここは1000円札にも使われた有名な場所ゆえ、どうしても人が多いもの。
実際、朝霧高原を出発して夕闇の中本栖湖にたどり着いてからその足で同公園に行ってみたところ、案の定チラホラとカメラを持った人影が。
さらにここは公園ゆえに街灯もあったりして、夜景撮影にはあまり好ましい条件ではありません。
でも大丈夫!
以前本栖湖を訪れた際、バイクなら停めて置けるちょっとした路肩(?)で富士山を眺めることができる場所を見つけていたのです(もちろん撮影も)。今回もそこに陣取って撮影を試みることにしました。
ちなみに、暗闇の本栖湖を走ってその場所を目指していたら、道路を占拠するように鹿の群れが!
結構びっくりしますよね、あれ。
そして鹿ってハイビームにしてもすぐに退かず、じっとこっちを見つめるんですよね。まぁ衝突するようなことがなくてよかったです。
撮影場所に陣取ったら三脚をセット。当たり前ですが結構冷えます。そこで汲んでおいた湧水でお湯を沸かして暖をとりつつコーヒーの準備もしてしまうことに。
ところで、寒さの理由はもう一つ理由あって・・・。
実は背後の藪の中を何かが蠢く音がひっきりなしに聞こえ、また聞いたことのない野生動物の鳴き声も響いていたから。そう、怖かったわけですよ!結構な冷や汗ものでした。
ガスの小さな炎とはいえ、あれば野生動物を寄せ付けないくらいの効果は期待できるのではないかと・・・まぁある種のお守りですね(笑)
道路脇ゆえ、バイクと富士山を映すとガードレールが入ってしまうのは仕方のないところでしょう。
そして空が暗くなっていくに従って活発になっていく野生動物の気配・・・。こ・・・怖い・・・。鹿であれだけびっくりするのですから、肉食の大型哺乳類なんて出てきた日にはもぅ・・・。
理想としては満点の星空を背景に富士山を中心据えてのインターバルタイマー撮影だったのですが、この日はなんとチョーきれいな満月!
街灯が不必要なくらいの強い月明かり。星空撮影には悪条件だったのがちょっと残念。しかしもっと残念な事態が!
いつの間にか富士山の後ろを雲が覆ってしまっていたのです!
ちょっと厳しいなぁ。
それでも寒空の下、コーヒーで暖を取り、購入しておいたプチデザートで気持ちを落ち着けながらインターバルタイマー撮影を敢行(撮影を初めてしまえばやることはないので)。
そして撮れたのが、先の投稿でも紹介したこの写真でした。
せめて富士山の後ろに雲がなければもう少し粘ったのですが、雲の流れを見ても天候の回復は見込めそうもなく、ここで撮影を切り上げることにしました。それでも帰宅してから5k iMacで比較明合成をして納得のいく写真となったので、まぁよしとしましょう!
なによりもこれで朝、昼、夕、晩の富士山を全て堪能できたわけですから!
さて、これで富士山づくしという今回のツーリングの大きな目的は無事に達成できました。最後に残るツーリングの目的といえば、そう、温泉!
本栖湖から国道139号線に戻り北上、精進湖と青木ヶ原樹海を通り過ぎて訪れたのは「道の駅 なるさわ」。と言っても、到着時刻はすでに18:30を回っており、道の駅の施設は全て閉ざされていました。でもここに来たのは、併設されている温泉施設「富士眺望の湯 ゆらり」がまだ営業中だからです。
あらかじめ平日の17時過ぎから使えるクーポンがあるのを調べておいたので、この時間になったのはむしろ必然!?
早速温泉に入ると、幾つも趣向を凝らしたお風呂が用意されていました。が、結局のんびり浸かるのは内風呂と露天風呂なんですよね(笑)
ところで、露天風呂からは大パノラマが楽しめるはずなのですが、時間が時間なだけに富士山の眺望は臨めませんでした(すでに真っ暗なので)。
それでもじっくり湯船に浸かり、走り回ってきた疲れと寒さを溶かし出していきます。
体も心も十分にあったまったら、食事処へ移動して夕食です。色々とメニューはありますが、がっつりお腹に溜まるものがいいですよね。この後もまだ走るわけですから。
というわけで、チキン南蛮定食にノンアルコールビールというメニューになりました(笑)
あ〜、疲れた体にビール(風味)が沁みる〜〜。
時間をかけてゆっくりと食事を楽しみ(湯冷め防止でもある)、ラストオーダーの案内を遠慮して食事処を退出、受付で清算を済ませ、いよいよ帰路の準備に入ります。
もう随分と冷えてきましたし、帰路は中央自動車道を使って一気に東京へ戻るつもりなので、再度レインウェアのパンツを着用しての防寒・防風対策。
ただ、ちょっとガスの残量が心もとない感じ(リザーブまで使えばいけるかも?くらいの残量)。
理想はすぐそばの河口湖ICから中央道に入るルートなのでしょうが、道中にENEOSがないためもう少し先まで下道の走行を伸ばす必要がありました。
結果的に三つ峠の手前、富士吉田西桂スマートICから高速道路へ入ることにしました(富士吉田西桂スマートICまでならENEOSがあることは地図で確認済み)。
実際に高速道路に入ったのは20:00を回ってからなので道路はガラガラ。集中工事(?)のためかなり長く一車線区間が続きましたが、それでも全体的にハイペースで流れ、21:00には談合坂SAに到着。
この談合坂SAで最後の休憩を取ります。高井戸ICを降りてからの環八も渋滞しないであろう時間帯まで、ここで時間調整も兼ねての休憩です。
トイレを済ませて、建物内へ。どうしても体は冷えるので、店内のスタバでコーヒーとお茶うけを購入。
体がじっくりと温まるようにゆっくりチミチミとコーヒーをすすり、ビスケットを口に運びます。
あ〜、楽しかったツーリングもいよいよ終わるんだなぁ。
さて、小一時間ほど休憩しながらホットコーヒーで温まったら、最後にもう一度おトイレを済ませ、もうどこにも立ち寄らずに真っ直ぐに帰宅します。
本線に戻ってそのまま料金所までひた走り、高井戸ICから一般道(環八)を左折、埼玉方面を目指します。途中、環八と笹目通りとの分岐を笹目通りに進み、笹目橋方面に進めばうちはもうすぐ。
なんの問題もなく、23:00ごろに無事に帰宅することができました。
トリップメーターは423kmを指していますが、実は前日にRVFの様子見がてら近場の新しいカインズへ行っているため、その分を差し引けばまぁ大体360〜370kmくらいだったんじゃないかなと思います。
日帰りとはいえ、プチツーリングと呼ぶにはちょっと距離があるかな?
いずれにしても、やりたかったことがほぼ全て行えた、とても充実した年内最後のツーリングとなったのでした。満足満足♪
来年はもっと色々と出かけたいな〜。