第6回 復興支援の旅3 新潟県→長野県→東京都

昨日の荒天が一転してこの好天に恵まれた、最終日の苗場。

雲ひとつない、まさに音がしそうな青空です!

昨日の疲れが全身にくまなく残っていて、なかなかお布団から出る決心がつきませんが、今日の予定を再確認し、必要なら再計画しなければなりません。時刻はぼちぼち7:00AMになろうかという具合ですから、気合いを入れてもそもそと布団から這い出し、まずはコーヒーで目覚ましです。
昨晩購入しておいたパンやサラダなどで手早く朝食を済ませつつ、今日のコースをどうするか検討します。
訪れる場所はもう決まっているのでそれはいいのですが、そこから最後東京に戻るときのルートをどうするか、で迷っていたのです。

ところで、2011年3月12日って何の日かご存知ですか?
どうしても同年3月11日の大震災の陰に隠れてしまいますが、この日は実は長野県栄村を中心とした一帯に震度6強の大地震が襲った日です。
その被災の中心となったのが、今日これから訪れる秋山郷(長野県栄村と新潟県津南町にまたがる一帯)。日本最後の秘境と呼ばれる場所です。
同地へは実は過去に数回訪れたことがあります(初めて訪れたのは、その大地震の発生するちょうど一月前でした)が、復興支援の旅(プチ)として訪れた最後の訪問から随分と日も経っていますし、いつもいつも復興支援の意識を東北地方だけに向けるのではでは片手落ち(一昨年は御岳山に向けましたが)。

そこで今回の復興支援の旅は、東日本大震災の復興だけではなく、長野県北部地震の被災地、つまり秋山郷の復興も計画に入れたのでした。

なので訪れる場所は確定しているからいいんです。問題は、秋山郷を訪れた後のルートなのです。
元々の計画では秋山郷を来訪したら、そのまま林道を通って奥志賀高原方面に抜け、嬬恋村、草津から暮坂峠を走って中之条を経由、そして国道17号線に入って渋川伊香保ICで関越道、そして東京へ・・・という周遊ルート。
しかし現在の疲労度(昨日の天候や恐怖は想定外でしたから・・・)、そして起床した時刻等を考え合わせると、そのルートではまたまた時間に追われてバタバタとひたすら走り続けることになってしまいそう。
今日が最終日ですし、ここでトラブルがあったのではせっかくのツーリングが台無しになってしまいます。

パンをもそもそと口に運びながら考えました。
無理な計画は中止し、不本意ですが苗場から清津峡脇を抜けて十日町、津南、秋山郷というコースを往復し、帰路はそこから群馬県に入り三国峠を超えて、月夜野ICや昭和ICあたりから関越道に乗って東京に戻ろう、と。
これなら秋山郷でもちょっとゆっくりできますし、清津峡周辺はこのところよく訪れている関係で距離感もばっちりですし、それゆえ東京に戻る時間を常に頭の片隅に置きながら(都度再計算をしながら)走ることができます。
よし、これでいこう!

そうと決まれば出発です。

荷物をフィールドシートバッグに詰め込んだら、それをまたまたRVFに搭載します。

なんかちょっと雲が出てきたな〜。でも、苗場のあたりはいつもこんな空模様という印象があります。山頂付近にあるから雲ができやすいんですよね、きっと。

ところで、前回でお役御免になるはずだったフィールドシートバッグの台座部分ですが、延命処置をして今回も活躍してもらっています。ですが、もうこういう状態に。
昨日の雨でいたが水を含んだこともあるからでしょうね、綺麗に反り返っています。いよいよこのツーリングで、この板も引退ですね〜(笑)

さて、苗場を出発したら国道17号線で越後湯沢に向かい、そこからさらに進んで国道353号線に入るのですが、越後湯沢で給油をしておきます。昨日苗場に向かう途中で入れるはずだったのですが、リザーブも使えば苗場から越後湯沢までまた戻ってくることができると踏んで、給油しなかったんです(第一、ものすごく寒かったし、早く部屋に入りたかったですから!)。

給油を済ませたら塩沢で国道353号線(十二峠)に折れ、十日町市に入って清津峡の脇を抜け、国道117号線との交差点まで一気に進み、その交差点を左折、長野方面に進路をとります。

国道117号線との交差点あたりは、またまた雲ひとつない(とまではいかないけれど)快晴です。日差しが気持ちい〜(^ ^)

国道117号線を長野方面に向かって走るとやがて津南町に入ります。そしてしばらくすると、国道405号線との交差点が見えてきます。これを左折すれば、そこから始まる国道(酷道かもです)を通って、秋山郷まで一本道なのです。
途中、どう考えても車がすれ違うことができないよな・・・という道幅、それも結構長い区間を進みますが、いつ来ても驚くのはこの道を路線バスが走っているということ。
今回もバッチリ路線バスとすれ違いましたが、運転手さん、ほんとにプロフェッショナルだよな〜・・・。

透き通った青空の下、木々のトンネルをくぐりながら酷道405号線もとい国道405号線を走り続けること40分。
とうとうたどり着きました秋山郷。RVFで来るのは2回目。車でも来たことがあるので、トータルすると・・・5回目の訪問です。最後の訪問からも4年近くの時間が流れているのですが、見た目に変わったところは全くなく、ここだけ時間が止まっているかのようです。

ところで秋山郷には幾つかの源泉があります。
有名なのは、川岸の石をどけて自分で温泉を作る切明温泉でしょうが、僕のお気に入りは秋山郷(栄村)に入ってすぐの、小赤沢温泉(施設名は楽養館)。
古びた建物が(この辺りの建物は全体的に古びていますが)なんともいい雰囲気です。早速中に入って、(まだ午前中なので)朝風呂だ!(笑)

受付で入浴料の支払いを済ませたら、細い通路を通って温泉へ。
小赤沢温泉はその名が示す通り(なのかな?)、温泉の色が赤褐色です。写真だとちょっと泥水っぽい色合いになっていますが、実際はもうちょっと赤錆色です。これがまたぬるくて気持ちよくて、いつまでも入っていたい感じ。
手前の大きな浴槽の奥には寝湯もあって、ここでグダグダゴロゴロダラダラするのが最高なんです。
しかもナイスなことに、今は貸切!(その後2人ほどお客さんがきましたが)

あ゛〜〜〜〜、じあわぜ・・・。

じっくりたっぷり温泉を味わえば、時刻はちょうどお昼すぎ。
楽養館は食事処も備えているので、せっかくだからここで食事も済ませていこうかな・・・と思い受付に戻ります(受付に併設される形で食堂がある)。
とりあえず火照った体を冷たい飲み物で潤しながら、ちらっとメニューを確認しつつリアルタイムBLOG更新(笑)

食堂のテラス席に座りながらのんびり過ごします。日差しは暖かいし、青空は透明だし、木々の緑は色濃いし、風は爽やかだし、小鳥のさえずりが聞こえてくるし。
・・・本当は昨日の樹海ラインだってこういう感じを想像していたんですけどね・・・(^ ^;;

さて、それじゃそろそろお昼ご飯に・・・と思って食堂内に戻ったところ、先ほどお風呂で会った2人組が戻ってきました。地元の人なのか、受付のおじいさんとおしゃべりしながら食事を注文しています。
食堂が営業していることがこれで確認できたので、じゃ僕も・・・というタイミングでその二人組が喫煙を始めました。
今の時代の流れから取り残されたような鄙びた感じがとてもいい雰囲気の秋山郷ですが、こういう面でも残念ながら時代について行っていないんですよね・・・。
せっかくお風呂に入ってさっぱりしたのに、ここでタバコの匂いなんかもらったのでは意味がありません。
残念ですが、ここで食事するのは諦めましょう。

さて、ではお昼ご飯はどうしましょう?
昔からある建物(施設)では禁煙や分煙は見込めないことも多々ありますが、この地にも(比較的)新しい建物はあるのです。なので、そちらで食事をいただくことに変更することにしましょう。

秋山郷の中での目抜き通り、すなわち国道405号線を進むとすぐにその新しい施設が見えてくるのですが、それでは面白くありません。ここはあえて脇に逸れて、登山者はハイカーのために整備された(舗装されている)山道を進み、ぐるっと回ってその施設に行くことにしましょう(その細道はYahoo!地図やGoogle Mapではつながっているように表示されないけれど、実際は環状につながっているのです)。

目抜き通りは仮にも国道ですから、まだちらほらと民家があります。しかし、ついぞ村人に遭遇することはありませんでした(笑)

登山道のような側道に入ると、一気に山の中という感じが出てきます(道路は舗装されているのでRVFでも普通に走れます)。そして細道に入って少し登ったところには滝が!
大瀬の滝という滝で、苗場山登山道の1合目に位置するそうです。登山者にとっては、最初の息抜き場・・・なのかな?
昨日立ち寄った月待の滝も、普通の日はこんな具合の流れだそうです。とすると、昨日ここを訪れていたら、この滝も大瀑布になっていたのかしら?

山道をトコトコ進みます。完璧に整備された舗装道・・・とまではいきませんが、RVFで普通に走ることができるくらいには舗装がしっかりできています。足元の安心がきちんとあれば、上を見上げて走らせることも可能?
緑が綺麗〜(^ ^)

以前訪れた時は無かったジオパークができてました。苗場山麓ジオパークの一環らしいですね〜。
写真最後の池は天池という天然の池。白樺林の中にあり、水面が鏡のように穏やかで、iPhone5Sの手持ち撮影でも池に青空や山麓の稜線がくっきりと写ります。ほんっと、きれー♪

こういう場所こそ、パノラマですよね!(笑)
ただ、リサイズされてアップロードされてしまう(設定にしている)ので、ちょっと物足りないかもですね〜。

この登山道の頂上辺りでのパノラマ撮影を(横着してRVFに跨ったまま!)楽しんだら、あとはほぼほぼ下り一直線です。
そしてたどり着きました、こちらの施設(山道側には案内板がなく、行き過ぎて国道405号線まで出てしまい、そこから戻ってきたのはここだけの秘密です)。

のよさの里です。温泉あり、食事処ありの施設なのですが、よくよく調べてみると、そもそもこちらは宿泊施設だったんですね(笑)

目の前にそびえる鳥甲山。
かつて真冬に車でまさにこの場所を訪れた時は一面が雪で真っ白、しかもなんの音も聞こえず、その無音で耳が痛かったくらいだったのですが、今は自然が奏でる生命力で満ち満ちていますね!
のよさの里に入ってみると、平日の昼間ですが(ご年配の)観光客がちらほらと。みなさん、温泉に入るようでした。
次はここで温泉に入ってみようかな?(笑)

受付で食事のみであることを伝えると、食事処に通されます。食事処には囲炉裏がありました。冬場にはこれが実際に使われるのでしょうか。あれ、でもたしか冬場は閉鎖されちゃうんじゃなかったっけ・・・?

宿泊客用にはコースっぽい料理が提供されるようですが、日帰りなので一般メニューから料理を選択します。選択するほどレパートリーがあるわけではないので(失礼!)、無難に山菜そばを注文。本当はイワナだかヤマメだかの天丼というのをいただきたかったのですが、メニューの中にそれが見当たらなかったんですよね。ちょっと残念。
でも、山菜そばはおいしかったです。山菜が大きい!

そして最後の(ちょっとミイラっぽい)写真は、この地を日本中に知らしめる契機となった『北越雪譜』の著者、鈴木牧之です。
恥ずかしながらこの地を訪れるまで彼のことはまったく知らず、三国街道沿いに彼の名を付した通りがあるのですが(彼は塩沢の生まれ)、「ぼくし」とは読めず、「まきゆき」だと信じていたくらいですから・・・orz

余談ですが、iPhone5Sの(写真撮影における)顔認証機能は、この鈴木牧之像でもちゃんと機能しました(笑)

お昼ご飯を食べ終わったら(お蕎麦だけなのできっと後でお腹すきますね、これ)、いよいよ秋山郷を後にして東京へ戻るプロセスに入ります。
さらば、のよさの里!

のよさの里から国道405号線はすぐ。国道405号線に出れば、あとは津南方面へ一直線で帰れるのですが、まだこの日の高さ。せっかくですからもうちょっと秋山郷を満喫しようと考え、車両で行くことができる苗場山3号目まで行ってみることにしました。

のよさの里に来るのに使った登山道を再び戻り、麓(小赤沢温泉方面)に降りる道との分岐の先に苗場山3号目駐車場があります。
分岐を進むとこの清流!この緑!この青空!

そして辿り着いた苗場山3号目駐車場。駐車場というより、砂利が敷き詰められた広場と言ったほうが適切かも?(笑)
パラパラと車が止まっていましたが、中にも近くにも人の姿が見えないので、おそらく皆さん登山者かハイカーなんでしょうね。
周囲に全く灯りがともりそうなものがないので、ここで星空撮影したらものすごいことになりそう。
あ〜、ちょっと来たいな〜。

そんなことを考えながら、苗場山3号目でプチ撮影会。
その間にもマイクロバスが来たり乗用車が来たりして、登山客が途切れずにやってきます。皆さん、ぱっと見ご高齢でしたが、大丈夫なんですかね・・・(^ ^;;

そして時刻は13:30を過ぎました。
もうぼちぼち帰路につかないとだめそう。明日は仕事、しかも早番ですからね〜(4:00AM起床だっ!)。
身支度を整えたらRVFに跨って元来た道を戻り、さっきの分岐を今度は麓方面へ。小赤沢温泉のすぐ脇に出たら秋山郷の目抜き通り、国道405号線を津南町方面に向かって戻っていくだけです。
行きと違って帰りは距離感がよりはっきりとつかめてますから、ペースも確保しやすいですね。

でも。

こんな絶景が見渡せる場所にお土産やさん(兼食事処)があったら、普通立ち寄りますよね(笑)

立ち寄ったのは新潟県との県境を越えてすぐの「へいけ茶屋」。食事は先ほど済ませたばかりなので、ここではお土産を買いつつ、撮影会です。というのも・・・。

何を隠そう、この場所は絶景ポイントに指定されているからです(笑)緑深い山の中に、近未来的な建造物である橋(前倉橋)の赤が、好コントラストですよね!
へいけ茶屋の人に後でお土産を買いに来るのでバイクを停めさせてもらうようお願いし、まずは撮影しなくちゃ!
つくづくD80のバッテリーアウトが悔やまれます・・・。

清流中津川の水音を聞きながら、ほとんど車通りのない国道405号線を独り占めして撮影しまくります。
撮影中に発生する可能性のある問題は、iPhone5Sのバッテリーがもうそろそろ限界を迎えつつあり(4年近く使ってますからね)、残量が十分にあっても充電不足と判断されていきなり電源が落ちてしまい、再起動不能になることがあること。
それが発生したら撮影手段がなくなってしまいます。気を使いながらの撮影です(笑)

ところで前に田代の七ツ釜を訪れた時も思いましたが、この辺りは本当に見事な岩石美ですよね〜。ずっと見てても飽きないです。
この清流が(全部ではないにしても)この岩肌を削り取って行ったのかと思うと感動すら覚えます。
そしてその川の水の綺麗なことといったらもう。
清流、と表現するのは簡単ですが、さざ波を立てて流れる川の水面から川底が綺麗に透けて見えるって、ものすごいことだと思いませんか!?
・・・霞ヶ浦の水とはちょっと違いますね(笑)

一通り撮影を堪能したら、最後に会社と自宅にお土産を購入。忘れられているかもしれませんが、このツーリングの趣旨は復興支援です。現地でできるだけお金を使う、というのがマイルールなのです。

お土産の他にもう一つ。
それは、僕用に甘いもの(笑)
栃大福という和菓子を買って、しばしのコーヒーブレイクです。へいけ茶屋では、絶景を堪能しながらお茶できるように絶壁沿いに簡易な椅子とテーブルが設置されています。そのうちの一番の絶景ポイントを選んで着席、暖かい日差しを浴びながら絶景に目を奪われつつ、甘いあんこに舌鼓です(^ ^) サイコー!

さて、お土産も買ったし、甘いもので体にエナジーを補給したし、それでは重い腰を上げて、東京に向けて進路をとりますか!
(重いのが腰なのか体なのかはツッコまないように!)
散々撮影した前倉橋を渡って津南方面へ進んでいきます。何度か中津川を渡ったり並走したりしながら少しずつ標高が下がっていきます。

もうだいぶ標高が下がっているはずですが、まだ平野部に到達とまではいかず、国道405号線のちょうど真ん中あたりでしょうか。このあたりも山間のため、既に日は影を落とし始め、山の緑もその分色濃くなっています。
下流域に降りてきたにもかかわらず、それでも中津川の流れは綺麗なまま。そんな清浄な空気に囲まれたRVF。古い排ガス規制ですみません・・・。

中津川の清らかな流れを見るのはこれが最後。
国道405号線が終わったら、そのまま続けて国道117号線も国道353号線も駆け抜けて、越後湯沢まで一心不乱に(?)進みます。
今回のツーリングで、ここだけ一筆書きルートにならないのがちょっとだけ残念(笑)

国道17号線にぶつかって越後湯沢に入ればいつものスーパーNOGUCHIが見えてきますが、今回は素通り。スーパーNOGUCHIのすぐ先にある関越道の湯沢ICもスルーして、三国街道をぐんぐんと駆け上がっていきます。

三国街道を進み続けると、朝方まで自分がいた苗場の小部屋前に到着、でも立ち寄らずにこれも通過。そのまま直進して三国トンネルを抜けて群馬県側に入り、続く三国峠をこれまたノンストップで駆け下りていきます。
天気もいいし、車の通行量は少ないし(トラックはいるけれど)、順調に三国峠を下っていき、あっという間に三国峠の麓にあたる、みなかみ町までやってきました。

利根川を渡る月夜野大橋を越えれば、そこには関越道の月夜野ICがあります。しかし今回はここもスルーします。というのも、月夜野から赤城、場合によっては渋川伊香保のあたりまでは一般道(国道17号線)もかなりのペースで流れるから(沼田のあたりはバイパスになっている)。
そしてなにより、高速に入る前に給油を済ませておかなければならなかったからです。

沼田の市街地を超えた少し先にあるENEOSで最後の給油をします。ここで満タンにしておけば、自宅まで無給油で全く問題なく帰れますからね〜。
ENEOSで給油を終えたら再び国道17号線で利根川の荒々しい流れとしばらく並走します。
しばらくしたら国道17号線を離れて、最終的には県道65号線を経由して関越道の昭和ICへ。そう、そこから高速道路に入るのです。
高速に入ったら、もうあとは文字通り一直線!

なのですが、時刻はもうほぼほぼ夕方。このまま東京(というか、僕が降りるのは埼玉の所沢ICですが)までは距離的に一気にいけないことはないものの、実はそうすると渋滞にはまる可能性が高いんです。そもそもこの日は金曜日、そして時刻は夕方ですから普通に考えて車の数は多いでしょうし、それより何より高速道路上の電光掲示が東京方面は結構びっちり渋滞しているっぽい表示を出しているから。

とすれば、どこかに立ち寄って、早めの晩ご飯を済ませてしまうのが得策というもの。そうすれば家に帰ってから荷物の整理をしてすぐに休めますもんね!
で、立ち寄ったのは上里SA。上り方面から見ると、ちょうど群馬県を終えて埼玉県に入ってすぐ。ちょうど県境にあるSAというロケーション。
ここまでくると、なんか「帰ってきた〜」という印象が生まれ始めます(笑)
僕は都民ですけどね・・・(^ ^;;

少し長めに立ち寄りたいので、ファストフードやフードコートでの食事ではなく、いわゆるレストランにて食事をとることに。

上里SAの「GRILL 膳 -ZEN-」というレストランに入りました。
そしてオーダーしたのは、「黒毛和牛×黒豚ハンバーグ御膳」!そういえば常陸牛を食べて以降、肉らしい肉を食べていないなということに気がついたからです!
お昼ご飯がお蕎麦だけでお腹もすいてきてましたし、ここはがっつり食べておくことにしたのです。

いや〜、大変美味しく頂きました(^ ^)

食事そのものもゆっくり味わって行いましたが、食後には少しBLOG更新なんかをさせてもらいながら、今食べたハンバーグだけではなく時間も消化させてもらいます。

さて、ぼちぼち渋滞も解消されつつあるのでは?という頃合いを見計らって、再度SA店内をぶらつき、明日会社に持っていくお弁当になりそうなものなどを物色(カレーパンを購入しました)。

電光掲示を確認すると、もう渋滞は解消した模様。ですがここは念のため、もう一押し時間を潰しておくことにします。
併設のスタバで(生まれて初めて)ラテなんか飲んじゃったりもしました(笑)

ちょっとまったりしすぎたかも?

夕方が過ぎてもうそろそろ宵闇となってきました。もういくらなんでも渋滞は完全に解消していることでしょう。
出発前にシールドをクリアに交換して、さぁ、いよいよラストランです!

結論から言うと、上里SAから所沢ICまではまったく渋滞もなく、結構なハイペースで周りの車は流れていました。あまり大きく遅れない程度にペースを保ちながら、なんだかんだで1時間かからずに所沢ICに到着することができました(笑)

でも、ここから川越街道(国道254号線)が混むんだよな〜、東京都下の方に逸れていこうかな〜・・・なんて悩みつつ、最短距離となる川越街道を選択。
そしてこちらも全くと言っていいほど渋滞することはなく、気持ち悪いほどスムースに自宅にたどり着いてしまったのでした(笑)

自宅に帰ってきてメーターを見たら、距離にして960kmくらいの走行。2泊3日のツーリングとしては、まずまず?(笑)

復興支援の旅と称して始めたこのツーリング企画も今回で6回を迎えました。初回が東日本大震災の年でしたから、あれからもう6年が経過したわけですね。
その後も各地で様々な天災が毎年のように発生しており、その都度この度の趣旨に従っていずれはそれらの地にも足を踏み入れようと思う一方、新しい被災地の復興を支援しに行くということはつまり、かつての被災地への支援をやめることにもなっているわけで、ちょっと複雑な気持ちになったりもします。

それでも、できることをできるだけする!そしてその中で最大限楽しむ!
それが大事なんだろうと信じて、また次回も復興支援の旅を計画したいと思います!

最後まで閲覧いただき、ありがとうございました!(^ ^)