予期せぬ親孝行旅行:宇都宮で餃子〜津南でトンカツ(翌日)

明けて二日目。
予定として決まっているのは、津南町に出向いて八色すいかの収穫が始まっているかどうかを確認し、始まっていれば購入する、ということだけ。
どうせ津南町まで出向くわけですから、それならそこから近い松之山温泉でお湯をいただいて帰るという計画を立ててみました。

そうと決まれば、ぼちぼち出発しますか!

越後湯沢から津南町に抜けるには、通い慣れた(?)国道353号線を通るのが簡単なので、今回もそのルートを通ります。
となると、前回同様当然に清津峡を通ることになるので、これまた前回と同様の場所に立ち寄って、リフレッシュがてらちょっと撮影。

どんよりと雲が垂れ込め、時折霧雨とも小雨ともつかない雨粒が落ちてきます。湿気が多い分、木々の緑も生き生きとしている感じがします。

前は気づきませんでしたが、大きな桜の木が。春先(といっても、この辺りは東京よりも春は遅いです)に来たら、きっと圧巻の景色が見られることでしょう。

でも、この時期はこの時期で花は咲くものです。紫陽花っぽいけど紫陽花とは違う、これは一体なんという植物なのでしょう?

ところでこの見晴台には清津峡やその周辺の解説板があって、それを見ていた母がそこに紹介されていた「田代の七ツ釜」という絶景を見たいと言い出しました。
車で行ける場所なのかどうかをiPhoneでgoogle先生に聞いてみたところ、どうやらそれは滝のようで、滝の直近までは非常に足場の悪い山道を行かなければならないけれども(トレッキングシューズ推奨だそう)、駐車場もあり、そこからも滝そのものは見られるらしいことがわかりました。

というわけで、八色すいかの調査へ向かう前に、この「田代の七ツ釜」を見学しに行くことにしました。たぶん、ここを見学すればちょうどお昼過ぎくらいで津南町に入れるはず。とすれば、もともと津南町で名産のランチをいただこうという思惑がうまい具合にいきそうです(^ ^)

ナビ先生の案内に従って(ナビの名称検索でちゃんとヒットしました 笑)、どうやらそれらしい場所に無事到着。

ほうほう、釜川という川にある七つの滝だから、七ツ釜なのか〜。

しかしこの場所からは滝を見ることができません。現在地を確認すると、どうやらもう少し先に駐車場があり、そこから滝を眺めることができそうです。
ちなみに、トレッキングシューズが推奨されていた、滝の直近へのルートはこの場所から始まるのですが、なんと現在閉鎖中なんだとか。
それじゃ看板に偽りアリですよ・・・orz

あぁ、なるほど、この奥が七ツ釜の駐車場になるんですね。ちなみに駐車場は無料です。近くにはキャンプ場もあるらしいですね。
オフシーズンだからなのか、雨だからなのかはわかりませんが、ここに来るまでにキャンパーはもとより、住人の姿も目にしていないのですが大丈夫でしょうか!?

なんかあった時に、ここに僕らがいるということを誰も知らないまま救援が来ないかもしれないという漠然とした不安を抱えつつ、先に進みます。

そして駐車場到着。
一応車両用の枠は引かれていますが、人の気配は全くありません。ここ最近車が入ったとか、誰か来たとかそういう雰囲気も全くありません。
ま、ある意味貸切でこのだだっぴろいスペースを使えるのですから、それはそれでいいのかも・・・(^_^;;

駐車場側から今来た道を撮影。
どう頑張っても車一台が通るのが精一杯。ちなみにこの場所に車での道中も同じような感じで、すれ違い困難というよりもすれ違い不可能だろこれ!というようなところをひたすら走ってきました。
対向車と一台もすれ違わなかったのですが(それはそれでありがたかった)、ここに来てその意味がわかりました。なるほど、人がいない(笑)

この駐車場から滝が見えるはずだったのですが、実際に滝を見るためには、駐車場から続くものすごく足場の悪い階段を下りなければなりませんでした。
それならそうと書いておいてくれないと困るんですよね・・・。

それでもなんとか母もこれを下りきることができ、撮影を楽しんでいました。

七ツ釜の説明書きによれば、僕らが今いる側が堆積層なのに対して、沢の向こう側は垂直層となっており、こういう景色は地質学的にも非常に珍しいんだとか。
なるほど、確かに向こう側の岩は縦方向に筋目が入っています。

しかし、googleマップのコメントとかにもありましたが、ちょっと草木が茂りすぎな印象ですね〜。
これが視界を遮ってしまい、上から滝を眺めることが難しいのです。

観光スポットとして売り出すなら、もう少し環境整備が必要ですね。
特に、滝を間近で味わうことができることがウリなのに、そこに至るまでの道が閉鎖されているのはいけません(この日はどちらにしてもそこに行くことはできなかったのだとしても)。
なお、清流なので川の水は(雨模様の天気であるにもかかわらず)とても綺麗でした。

垂直方向に岩が生えている(?)ので、崩れやすくなっている(折れやすくなっている)のでしょう、場所によってはまるでジェンガのように崩れているところも。
いずれ崩れ切ってしまうのでしょうか・・・?

おまけ。岩のそばの樹木は、高松宮殿下がお越しになった際の記念植樹だそうです。

色々と残念なところはあったものの、滝の音や眼前の絶景などを貸し切りで味わえたのはよい経験でした。
しかし、また帰りもあの細い道を走るのか〜。対向車が来ないといいな(笑)

幸いなことに対向車と出くわすこともなく一般道にたどり着くことができましたが、少し歩き回ったのと、すれ違い困難な道を走り続けたのとで(結構長い!)、やっぱり相応に疲れました。

ところで、田代の七ツ釜に向かって走ってきた時に、麓に源泉掛け流しの日帰り温泉施設がありました。
本当は松之山温泉(日本三大薬湯の一つと謳われている)の予定だったのですが、こちらは一度訪れたことがありますし、せっかく初めての観光スポットに来たのですから、その近場の温泉も味わっておくことに。
なんてったって源泉掛け流しですから!(笑)

その温泉とは、こちら。
ゆくら妻有」さん。僕の大好きな露天風呂もある、ちょっとしょっぱめの源泉掛け流し温泉です。お湯の色は薄いモスグリーンといったところでしょうか。
ちなみにお値段600円!(割引あり)

麓に下りてきているので、もう道幅は十分にあります(笑)
こちら方面に来ることがあったら、また立ち寄りたいと思える温泉でした(単独できたのなら田代の七ツ釜の滝の側まで歩くことは難しくないので。もっとも、通行が可能になればですが・・・)。

バス停が設置されているからなのか、お昼頃の時間帯(しかも平日)なのに、地元のご老人方が大勢いらしてました。
内風呂にも外風呂にものんびり浸かり、併設されていた売店でなぜかちょっとしたお野菜も購入(笑)
食事をすることもできるのですが、食事は津南町に予定している場所があるので我慢です。

火照る体に、外の冷気が気持ちいい!
窓を全開にしてこの涼やかさを味わいながら、一路津南町を目指します。

清津峡の展望スポットがある国道353号線からは脇にそれる農道を使って田代の七ツ釜に(ショートカットするような形で)きてしまいましたが、その道を戻らなくてもこのゆくら妻有前の道をずっと進めば国道117号線にぶつかります。
国道117号線に出れば、津南町にきた目的の一つの場所がすぐ側。時刻もちょうどお昼過ぎですし、いいタイミングです。

その場所とは。

津南観光物産館
ちなみに八色すいかはここで求めるわけではなく、ここに来た目的はランチです。
ここ津南はつなんポークが有名なんです。この辺りは全体的に豚肉が名産なんですね。
で、この観光物産館の中に(つなんポークの中の一つのブランドなのかもしれない)妻有ポークのトンカツを出しているお店があり、そこで(久しぶりに)トンカツを食べるのです。

お店の名前もそのものズバリ「とんかつ つまり」さん。はじめて来た時は「とんかつまつり」さんなのかと思いました(笑)

ロースカツ定食をいただきます(母はヒレカツ定食)。なお、食べきれないからということで母からヒレカツ3枚(定食には大判焼き程度の大きさのヒレカツが5枚)とご飯半分くらいが進呈されました。
もう若くないのでそんなには食べられない・・・と思っていたのに、なんだかんだでしっかり食べきってしまいました(笑)

お肉はとても柔らかくジューシーです。衣はかなり歯ごたえがあり、よく言えばサクサク。悪く言えばカチカチ。
母には少し衣が固すぎると申しておりました。
でも、(半分以上僕に分け与えられましたが)母もしっかり食べましたし、やはり美味しいのは間違いないのです。

この津南観光物産館は国道117号線沿いにあるのですが、十日町方面から走ってくると、そこここに露天商が農産物の直売をしているのが目に入ってきます。
もう随分以前に、そのうちの一つの露天から八色すいかを買ったのですが、東京に戻ってきてから食べたそのすいかの美味しかったこと。
それ以来すっかり八色すいかのファンになった我が家なのですが、津南観光物産館への往路でその時買った露天商が今も元気に営業していることを確認できていました。
もうあとは東京に戻るだけなのですが、その途中でその露天商に立ち寄って八色すいかの状況を伺うことに。だって、これが一番大きな目的だったのですから!

結論から言うと、お目当の八色すいかは今月下旬くらいにならないと出荷されないとのこと。残念ながら八色すいかは次回に持ち越しとなってしまいました。
でも、八色すいかではないすいかは売っていて、それをゲットしました。さらには桃を1箱(20個入って1,200円!)、さくらんぼもあったのでこれも一つ購入。
最後にピーマンを、これはおまけとしてつけてくれました(笑)
これだけ買って、3,000円でお釣りがくるのですから、お安いですよね!

桃は早速帰りの車内でいただきましたが、皮は手でスーッと剥けるし、ジューシーで甘いし、とてもいい買い物でした。
しかし、運転しながら桃を丸かじりするのは非常に難しいということもよくわかりました(笑)
結局、途中で脇に車を止めて食べました・・・(^_^;;

露天商を出たのが大体14:00頃だったので、帰りも下道かな〜と想定して、来た時とほとんど同じルートとなる国道117号線から再び国道353号線で国道17号線に戻り、そこからそのまま東京方面に向かいはじめます。
ただ、復路の道中もちょっとパラパラと立ち寄った関係もあって、月夜野界隈に入ったのが15:30くらい。翌日は仕事で早番(始発で行きます!)ということもあったので、まだ少し時間はあったのですが、ここから関越道に乗って時間短縮することにしました。

途中に休憩で寄った上里SA。
気づいたらなぜか訪れてもいない福島の銘菓、薄皮饅頭(柏屋)を買っていました(笑)
美味しいですもんね、あれ!(早速開けて車で一つ食べちゃいました)

所沢ICで降りた後に少しばかり渋滞がありましたが、川越街道があれだけ流れれば十分でしょう。
全体的にスムースにことが運び、日のあるうちに東京の自宅に戻ってくることができました。
あまり予定を立てないでふらっと来た小旅行でしたが、なかなかに充実した内容となったのでした。

・・・次の公休では、RVFで出かけられるかな〜・・・。

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