名古屋・あわらツーリング(Day4:苗場、赤谷湖)

ホテルや旅館のような贅沢感こそないものの、目覚めてそこが自分の部屋というのはやっぱりのんびりできるものです。たとえそこがペラペラの敷布団に、同じくペラペラの羽毛布団であったとしても(笑)
というわけで、目覚めてまず行うのはストーブの火入れ!
ストーブの上に載せたヤカンのお湯が沸くのを待つ間に窓から外の様子を確認してみると。
おぉ、結構いい天気じゃないですか。

お湯が沸いたら早速コーヒーを入れ、前日に用意しておいた朝食を済ませます。
今日はもう東京に帰るだけか〜。楽しかったツーリングもいよいよ終わりなんだなぁ〜。

しんみりしつつも朝食を終えたら続いてお部屋をざっとお片付け。洗い物を済ませ、ゴミをまとめて集積所に捨ててから、まとめておいた荷物をRVFに積みこみます。向かうはこのツーリング最後の温泉!

と外に出ると、あれ!?さっきまで晴れてたのに!山の天気は変わりやすいと言うことを、結構な頻度で体感している気がします・・・。

ちなみに、昨晩D750のバッテリーが切れてしまったため、最終日の撮影は全てiPhone11で行なっています。

雲行きを見ても止むかどうかは微妙なところ。
ここで危険な賭けをしても仕方がないので大人しくレインウェアを着用し、フィールドシートバッグにもレインカバーを被せて出発。通い慣れた国道17号線を通って毎度お馴染み「宿場の湯」へ。

緊急事態宣言の解除が近づいているためか、コロナ禍で閉鎖されていた大広間が再び開放されていました(ソーシャルディスタンスを保つため、一部テーブルは使用禁止になっていますが)。
せっかくなので大広間の窓から外の景色を覗いてみると、まぁ色づいているほうなのかな?

もちろん浴室の大浴場からも外の景色が見えますから、のんびりと紅葉具合を眺めたり、弧を描く鳶の様子を目で追ったり、空模様を見て先々のことを思案したりしつつ温泉を十二分に堪能。
この年になるまでなんだかんだといろんな温泉に入ってきましたが、やっぱり通い慣れたところが一番落ち着きます(笑)
湯上がりに水分を補給して、いよいよ東京へ向けて出発です!

結構長風呂したから、少しはお天気が回復に向かうのではないかなんて甘い期待を持っていたのですが・・・。
やっぱり甘かったです(笑)
相変わらずの雨天。ま、荒天ってほどではないので、それだけでもよしとしましょう!

宿場の湯を出て国道17号線を上り方向に上って苗場方面へ戻ります。
ちらちらと色づいた山肌を両側に眺めながら苗場も通り過ぎて少しずつ標高を上げていき、頂上にあたる三国トンネルを過ぎれば、そこはもう群馬県!
三国トンネルは日本海側と太平洋側の境目でもあるので、このトンネルをくぐるとお天気がガラッと変わることもよくあること。
そして今回もまさにそうで、三国トンネルを出て群馬県側に入ると、まだ少し雨はパラついているものの麓の方は青空が広がっているのが確認できました。峠を降り切ってしまえばレインウェアも脱げそうですね。

三国峠を下り始めると対向車と結構すれ違いました。すれ違いがてら確認すると、対向車はどれもほとんど濡れていません。これは間違いなく進行方向のお天気は良さそうです。
それがわかるだけでもペースが上がるってもんですね♪

そして三国峠を下りきったところで軽く休憩を取るため、赤谷湖畔(赤谷湖記念公園)に立ち寄ります。

そして赤谷湖を見てびっくり!
こんなに水を湛えている赤谷湖は何十年ぶりでしょう!口一杯までなみなみと水が入っています!すごい!(笑)
赤谷湖畔の直上やこれから進む方向はこの青空ですが、通り抜けてきた三国峠は分厚い雲に覆われているのがよくわかります。あの中を走ってきたわけか〜。
こんなふうにちょっとぶらぶらしていたら、これから新潟方面へ進むライダーさんからお天気具合を尋ねられ・・・。
残念ながら今日は麓(越後湯沢の街中)まで降りていないので三国トンネルから苗場周辺の天候しか説明できませんでしたが・・・。

赤谷湖まで降りてきたらもうすぐ先は月夜野町、そして沼田市に入ります。
明日からまた日常に戻らなければならないので、沼田の先にある昭和ICから関越道へ乗って一気に東京を目指します。

しかし、朝ごはんを自分の小部屋で食べてから何も口にしておらず、関越道に入る頃にはもうお昼の時間も過ぎてしまいました。温泉で血行も良くなっているのか、やたらとお腹が空きます。こりゃーどこかサービスエリアに立ち寄ってこのツーリング最後の食事をしなくちゃだめですね!

というわけで立ち寄ったのが、関越道最大のサービスエリア(だと思う)、上里SA。群馬県と埼玉県の県境にあって、結局ここが一番立ち寄りやすい(し、使い勝手もいい)んですよね(笑)

今回のツーリングではずいぶんと美味しいものをたくさん食べたからな〜。最後くらいはやや質素目に・・・というわけで、ラーメンにしてみました。このツーリングでは食べていない料理でしたし。
フードコート内の「那の福」さんで、一押しらしい「炙り豚醤油ラーメン」をいただきました。
まぁ美味しくなくはないですが、正直この炙り豚はあまりラーメンに合っていないような・・・。イメージとしてはポークソテーがラーメンに投入されている、といえばいいでしょうか。
炙り豚単体では確かに美味しいと思いますが、これはどう考えてもご飯のおかずの味付けかな〜。
お値段1,100円はフードコート内の(ご当地?)ラーメンとしてはまぁそんなもんでしょうけれど、価格に見合ったラーメンだったかと言うと・・・ねぇ(笑)
というわけで口直し(?)
ぐんまちゃんが焼き印されたどら焼きとホットコーヒーをデザートにチョイス。上里SAはもう埼玉県なんですけどね・・・(^ ^;;

お腹も十分に膨れたところで上里SAを出発。ここを出たらもうあとは我が家まで一直線!
どこにも寄らずに所沢ICから川越街道に降りて、夕方過ぎには無事に帰宅できました。
関越道を降りたのが比較的早めの時間だったこともあり、川越街道も順調に流れてくれたのはラッキーでした。これ、あと1時間も遅れていたら帰宅ラッシュの渋滞にハマってもっと大変だったと思います。

自宅のバイク置き場にRVFを止めたらエンジンカット。そうしてエンジンが少し冷めるのを待つ間に荷物をおろして部屋に上げてしまいます。そして再びバイク置き場へ行ってRVFにカバーをかけるのですが、その前に最後の写真撮影。
トータル1,126kmのツーリングが終了しました。

1,126kmといっても3泊4日、つまり4日間の合計距離ですから、平均すれば300km/日くらい。と考えればさほどハードなツーリングというほどでもありませんね(もちろん相応に疲れましたけど)。
ただ、往路で47,000kmを迎えたのにそれを見ることはできず、さらに帰路で48,000kmを迎えたのにそれも見損なってしまった、その点ではやや残念感が残ります。次に訪れる大台の50,000kmは見逃さないようにしよう!
しかし全体を通してとても満足度の高いツーリングだったことは間違いありません。一言で言うなら、「楽しかった〜!」ですね(^ ^)

出発前にRVFにコーティングを施してピカピカにしましたが、降雨の中を走ったり、洗い越しを渡ったり、海沿いを走ったりとなかなかにハードな環境を走行したからでしょう、流石にけっこう汚れています。
汚れを落として再びRVFがピカピカになった時が、このツーリングの真の完了となるのかもしれませんね(笑)

お読みいただきありがとうございました。