微妙に問題を残しつつも、ひとまずボトムブラケットとクランクの嵌合まではクリアしたので、続いてホイールの振れを調整しておくことにします。
結構大きく振れているため、その振れ幅に合わせてVブレーキの開口具合を大きくとらなければならず、その結果ブレーキレバーをかなりの量引かないと制動力が発揮できなくなっているのです。
ところでこの「振れ」を取るにはスポークのニップルを回して締め込んでいく必要があるのですが、ニップルにはいくつかサイズがあるらしく、適合するサイズのものでないとトラブルの元になってしまうとのこと(モンキーとかペンチとかで回すのは絶対やめた方がいいそうです)。
で、一応ノギスを使ってサイズを計測してみたものの、どうにも微妙なサイズで正確なところがわからず(不安)。
なので、ホーザンの複数径のニップル回しをチョイス。レビューも好意的なものが多かったですし、金額的にも高額ではないことから、お試しも兼ねて買ってみることに。
購入したのはC-120という製品で、10〜15までのサイズ(11は無い)が揃っているものです。
14だけ二つあるのは、一番良く使うサイズだからかしら??
実際、14サイズのようでした。
ちなみにホーザンのHPによれば、2面幅3.4mmのニップル用がJIS #14/15、2面幅3.9mmのニップル用が#12なんだそう。ナンバーの小さい方が幅が広いってのも良くわかりませんね(笑)
リアホイールはメンテナンススタンドに乗せて振れを確認。左ブレーキシューに接してしまうところを見つけ出し、その前後の右スポークを締め込んでいくことで引っ張り力を上げて振れを収めていきます。
ニップル回しを少し回しては振れを確認してまた回し、また確認して・・・を繰り返して大体真っ直ぐになったところでOKとします。
深入りするときっとはまって抜け出せなくなるから・・・。
だいたいこんな具合で軽やかに回るようになりました。
RVFがらみの作業も行っていたりするので、部屋がごちゃごちゃしているのはご愛嬌ということで!
そうしたらフロントホイールも調整します。こちらはスタンドがないので・・・。
こんな感じでひっくり返して。
しかし、フロント側はどうにも振れが取りきれず。しかも該当箇所のニップルが舐めてしまったようで張れなくなってしまい・・・。
タイヤを外せばリム側から締め込むこともできるようなので、ちょっと考え中です。ただ、経年を考えればホイール自体もそろそろ交換しておいた方がいいのかも・・・と思わなくも無い・・・。
いずれにしても調整をしたおかげなのか、今まで以上に軽やかになった気がします。こんなことならもっと早くニップル回しを購入しておけばよかった?
最後に、ニップル回しの回す方向について備忘録。
ネジは時計回り(「の」の字方向)に回すと締め込まれるわけですが、ニップルの場合は「どちら側からネジが入っているか」をイメージしなくてはダメです。
普通にホイールセンター側からニップルを見て時計回りに回してしまいがちですが、実はこれは反対。
スポークはリム外側から差し込まれ、そのリム外側から時計回りに締め込むことでスポークを強く張ることができるようになっているのです。
(つまり、ホイール側からニップルを見た場合は逆ネジの扱いになるということ)
当初これがわからず、あーでも無いこーでも無いと締めたり緩めたりしちゃって、多分それでニップルが舐めちゃったのではないかと・・・。
この、リム外側からスポークを差し込んで締める(=張る)というイメージだけ覚えておかなくちゃいけませんね!