実世界でもそう人がいるように、インターネットという仮想空間の中でも困ったチャンというのはいるわけで。
で、いろんな困ったチャンに遭遇するうちに、それは大きく二つのタイプに分けられるのではないかと考えるようになりました。
まず一つ目の困ったチャン。
これは(投稿時点ではまだ承認していませんが)僕のBLOGのこの投稿につけられた匿名のコメント。
見ていただけるとわかるかと思いますが、個人がやっている小さなBLOGとはいえ、見ず知らずの第三者に対してコメントという形で会話を始めているにもかかわらず、そもそもその口の利き方(文章の書き方)におよそ知性のカケラもみられません。
得てしてこういう人は、実生活ではこうした横柄な口の利き方をする度胸も実力もない方がほとんど(要出典? 笑)なのですが、要するに仮想空間という実世界の自分を晒さないで済むような場所でのみ強い自分をなんとなく演出できる、いわゆるアノニマスコワード(Anonymous Coward)と呼ばれる人種なんだろうと想像できるわけです(なお、Anonymous CowardはACと略されることもある)。
そもそも、例えば自分が何らかのサイトを所有しているとして、こうした書き込みを見たらどういう気分になだろう、という、小学校の道徳などで習うようなもっともプリミティブな道徳(それは倫理と言い換えた方が近いかもしれません)すら身につけていないわけですから、この手の書き込みに対してわざわざ返答をする必要があるのか、それすら疑問に思ってしまうくらいです。
とは言いつつ、どんな客でもお客はお客。アクセスカウンタを回してくれたわけですから、返信をするのは最低限の礼儀というものでしょう(どんな返信をするかはさておくとしても)。
ちょっと話が逸れましたが、この手の困ったチャンに共通するのは、単に口の利き方(文章の書き方)を知らないだけでなく、自分がコメントを投稿しているその記事の内容をきちんと把握する能力もないということ。
思うにそれは、ざっと上っ面だけ見て、自分が考えていること、知っていることと少しでも違うなと感じるところがあれば(書かれている内容を正確に理解しようとするプロセスを経ることなく)とにかくガーッと頭に血が上って自分の感情を吐き出すことしかできないから。
この例で説明してみましょう。
彼(たぶん。もしかしたら彼女かもしれませんが)はそのコメントを「懸架装置の締め具がザウルスで回せるレベルなら事故起きまくりだわ。」と結んでいますが、ここで懸架装置とは一般的な用語で言うところのサスペンションだと想定されます。
しかし僕が該当する記事の中でネジザウルスを使って回せるかな?と考えて実践してみたのはフロントブレーキのパッドピンプラグ。パッドピンプラグです。大事なことなので声を大にして二回言いましたが、パッドピンプラグというのはブレーキパッドを固定するために強いトルクで締付ける必要のあるパッドピンというピンが露出しないように蓋をするための、マイナスドライバーで回して軽く止めておく(ねじ込み式の)カバーのような小さいパーツです。
パッドピンプラグがその固定に必要とするトルクはとても小さいもので、だからネジの頭がなめてしまったけれどもこれくらいならネジザウルスで外せるかな?と期待したわけです。
ところがこうした簡単な事柄も、この彼(もしくは彼女)の頭の中では話の筋をたどることが難しかったらしく、
フロントブレーキの一部のネジ → フロントブレーキはフロントフォークについている → フロントフォークをネジザウルスではずそうとしている → ありえないだろう
みたいな流れに勝手に(それも多分瞬時に)変換されてしまったのでしょう。
全てのBBTECユーザ(ソフトバンクユーザと置き換えてもいいのかも)がこういう類の人だとは思いませんが(そして実際は違うでしょう)、それでもこういう人が一人いるとそれだけでなんとなくソフトバンクグループの通信回線を使っている人ってなんかこういうダメな人・・・というか、嫌な奴が多いのかな・・・なんて偏見を持ってしまいそう。
(※当該コメントがIPアドレス126.125.55.13からされており、こいつを調べるとそのプロバイダがBBTECであることが確認できます。もっとも、IPアドレスが詐称されていないことが前提ですが)
このような、自己ストーリー完結型で、面識のない相手への口の利き方を全く知らない(もしくは知らないふりをして強い自分を誇示しようとする)タイプ、これがインターネット上にいる困ったチャンのうちの1タイプなわけです(少なくとも僕にとっては)。
さて、これはこれで困るのですが(というか、正直うざい)、インターネット上にはこれとはまた別の種類の困ったチャンというのもいたりします。
今度のは、こういうタイプ。
幸いにもスパムコメントを排除してくれるプラグイン、AKISMETがとてもいい働きをしてくれているのでこれが「実害」となって現れることはほとんどないのですが、それでもコメントセクションの「スパム」はこんな感じになってしまいます。
これが二つ目の困ったチャン。
ようするに、スパムコメントのことですね(笑)
前者が手作業の困ったチャンと表現するなら、こちらは機械仕掛けの困ったチャンです。
普通に考えれば、これらのコメントを実際に投稿しているのは、コメントの投稿を目的としているPCではなく、多分外部から操作されて知らず知らずのうちに投稿させられているというパターンではないかと思います。
なお、今回のスクリーンショットでは投稿されるコメントが全て英語で書かれているのですが、この少し前まではコメントが日本語(それも一応文章の形式にはなっている)ものが延々と投稿されていました。
もちろんこれらの他にも、ログイン画面に何度もアクセスしてログインに失敗している、チカンのような困ったチャンなどもいるのですが、こちらは不正アクセス禁止法違反という立派な犯罪行為で、単なる困ったチャンとは扱いが異なります。
(不正アクセス行為とは「他人の識別符号を悪用したり、コンピュータプログラムの不備を衝くことにより、本来アクセスする権限のないコンピュータを利用する行為」を指し、なりすましやセキュリティホールへの攻撃などを言います)
今回は困ったチャン対策なので、さしあたって対策を取る必要があるのは上記二つのタイプとなるわけです。
もっとも、僕が取る対策で彼らにどこまで効果があるかは未知数ですが、少なくとも後者に関しては一定の実績がレポートされていたりするので相応に有用なのではないかと期待しています。
で、実際どのような対策を施したかについては、また今度の投稿で紹介しようと思います。
・・・世の中善人ばかりでできているわけではありませんが(そして善人ばかりでできていたとしたら、たぶんそこは地獄と呼ばれる世界になるのでしょう)、やっぱりこういう面倒な困ったチャンがいない方が、少なくとも僕のBLOGという閉じた小さい世界にとっては都合がいいので・・・(^_^;;