六日町登記手続き旅行:01

旅行のときにちょこちょこと越後湯沢方面を訪れているのは、かつてバブルの絶頂期に苗場プリンスホテルの真向かいのリゾートマンションの一部屋を購入し、持っているからということはどこかでお話ししたかもしれません。
それはものすごく小さな部屋ではあるのですが、当時は目の前がゲレンデになっていて、スキーをするには絶好の立地でした(しかしその後、このゲレンデは廃止となってしまいました)。

それから時は流れてバブルも弾け、不況の真っ只中をくぐり抜けた結果、現在の価値はせいぜい数十万円程度と、購入時の1/100近くまで落ち込んでおり、このまま持ち続けるかどうしようか正直迷いどころでした。
しかし、持っていれば温泉巡りなど便利に使うことができますし、何より自分の家であればホテルなどと違って(チェックインなどの)時間的な制約が一切ありません。
第一、手放すにしても本当に二束三文。とすれば、所有している方が得られる利益も大きいだろうとの結論に至って、現在も所有し続けています。

ところでその不動産は現在の名義は当然に私の父です。しかし色々と事情があって(大抵こういう場合の事情とは好ましい事情ではないし、実際に好ましくない)、この不動産の所有権を僕に移転することにしました。
本来であれば相続として引き継ぐのがベリーベストなのでしょうけれども、状況がそれを許さないこともあり(好ましくない事情ですからねぇ・・・)、相続まで待たずに(生前)贈与契約を結んで所有権の移転を行い、その登記手続きを行うことにしたのです。

司法書士に依頼すればお任せで全て完了するのですが、そのための報酬に結構な金額を取られてしまいます。そもそも登記は本来は自分で行うべきもののはず。というわけで、贈与による所有権移転登記を自分で行うことにしたのでした。
前に司法書士事務所で相談したときには、譲渡契約の方が安上がりだという想定だったのですが、先だって税理士無料相談に行ったときには、譲渡、贈与の何れにしてもトータルで支払う事になる金額にさほどの違いは出ないという説明を受けました(その差額を吸収できるだけの蓄えができた、ということでもある)。
だとしたら、具体的な金銭のやりとりの発生しない贈与の方が後々面倒がないかも・・・と考えて贈与による移転にしたのです。

さて、この手続きには建物の所在地を管轄する法務局で行わなければならないため、ちょっとした旅行も兼ねて越後湯沢方面へフリードハイブリッドでひとっ走りしてきたのでした(ちなみに苗場の不動産を管轄するのは新潟地方法務局南魚沼支局で、それは六日町にあります)。

移転登記手続きの詳細はまたいずれ別記事にまとめるとして、今回はその簡単な旅行記です。

終戦記念日の8/15、明け勤務を終えて帰宅した後、残りの家族の仕事が終わるのを待って、夜も更けてから東京を出発します。出発時間から考えて、苗場到着は日付変更前後になりそう。でも、チェックインがあるわけではありませんから!(笑)
いつも通り所沢ICから関越道に入り、新潟方面を目指します。
夜遅くとはいえじっとりとした天候で、空気は湿り気をたっぷりと含んでいます。
だからなのでしょう。

トイレ休憩がてら立ち寄った赤城高原SAの様子は、こうでした。
前橋を過ぎて北関東に入り込んだあたりからだんだんともやが濃くなってきたな〜、とは思っていたのですが、標高が上がるにつれてそれは徐々に濃霧となり・・・。

ポツンと照らしているはずの街灯がまるで超新星爆発のようなあかりになっています(笑)
うちのフリードハイブリッド、フォグランプないんですよね〜。ちょっとペースダウンしよう!

月夜野ICで関越道を下り、三国街道(国道17号線)を進んで三国峠にさしかかると、ここも結構な濃霧!
雨が降っているわけではないけれど、ワイパー必須となりました。
それでも通い慣れた峠道はそこそこのペースで走り抜けることができ、当初の予定通り日付が変わる前に部屋に辿り着くことができました。
部屋で軽くビールで乾杯したら、その日はもう就寝です。明け勤務で帰ってきてから寝てませんでしたからね〜(笑)

明けて翌日。

今日は六日町まで出向かなければなりません。というのも、苗場(住所としては湯沢町三国になる)を管轄している新潟地方法務局の支局(南魚沼支局)が六日町にあるから。
しかし提出書類に実はまだ空白の部分があり、そこを埋めるために、法務局に出向く途中で湯沢町役場に寄って必要書類を受け取らなければなりません。
湯沢町役場は苗場から六日町までの道中にあるので全く問題ないのですが、苗場から越後湯沢の麓に降りるその途中にあるものといえば・・・。

はい。
愛用している日帰り温泉、「宿場の湯」です。もうここの受付の人と完全に顔なじみになってしまってます(笑)
僕らが訪れるのは平日朝一という、ほとんど利用者のこない時間帯ということもあって、(主に母が)受付のおばさんと話し込んで仲良くなっちゃうんですよね(笑)

お風呂は10時開店なので、開店と同時に入浴。地元の人数人に混じり、外を眺めながら湯船にじっくりと浸かります。やっぱり温泉はいいですね〜・・・。

温泉を出たらそのまま越後湯沢の街に降りて湯沢町役場に立ち寄り、必要書類を受け取る手続きをします(町役場の写真を撮り忘れました)。
この書類は窓口で申請すればすぐに受け取れることは事前の問い合わせでわかっていましたので、数分待って無事に必要書類を受け取ることができました。

これで書類は全て揃った(はず)。
ではいよいよ今回の旅行の最大の目的、新潟地方法務局南魚沼支局に向かいましょう!
・・・しかし、ここで問題が一つ。
湯沢町役場で書類を受け取った時間がほぼ11:30。ここから六日町までは三国街道を一直線に進んで30分かかるかかからないかくらい。

そう、このまま六日町に向かうと、法務局到着はちょうどお昼前後になるんです。
役所って、お昼は休みになっちゃう・・・?

ひとまずiPhone5Sで調べてみたところ、特にお昼は受け付けないとは書かれていませんでした。ま、ダメ元で行くだけ行ってみましょう!

ナビ先生の指示に従って進む事約30分。まさにお昼直前に到着しました。
しかし、練馬の支局もそうでしたが、どうして法務局の支局ってこう、わかりづらいというか奥まったというか、寸づまりみたいなところにあるんでしょうね(笑)
もっとも、その不便さゆえなのでしょうが、駐車場は完備です!

入り口にある案内板によれば、登記の受付は2Fのようですね。エレベーターを使うほどの回数でもないので、階段でいきましょう。

本当にお昼休みがないのかどうか一抹の不安を抱えつつ、登記手続きの受付に進みます。

結論から言うと、お昼休みは関係なく営業していました。お役所というのも少しずつ変わってきているのかもしれませんね(笑)

さて、受付では必要な書類を提出し、所定の金額を払ったら手続きは終了です。ちなみに法務局には登記相談窓口も併設されているので、わからないことはそこで聞くことができます。
僕も今回初めてで、提出書類にまだ空欄になっている部分などもあったので、そこの埋め方などを教わりながら提出書類を最終的に完成させました。

無事に提出書類が完成して手続きを終えたときに、提出した書類のうち、再度返却されるものについては法務局で受け取るか、さもなくば郵送でも可能と説明を受けました。
どうせ苗場にはしょっちゅう来ているので、受け取りに来る旨を伝えたところ、書類に不備がなければ、2〜3日で登記手続きは完了するとの事。提出したのが16日でしたから、18日(金)にはできているけれども、週明け21日(月)のほうが確実です、と教えてもらいました。
仕事の関係もあるので、受け取りに来られるのは28日(月)の週かな〜。

こうして手続き(というか、申請)が終われば、一つの大きな仕事が終了、ちょっと肩の荷がおりました(笑)
時刻はお昼を半時ばかり過ぎています。俄然お腹がすいてきました!(笑)

三国街道を使って小出近辺を訪れることがちょくちょくあるのですが、そのときに必ず六日町駅前を通るものの、これまで立ち寄ったことがありません。
せっかく六日町に来たのですから、まずは駅に寄ってみる事に。というのも、駅には大抵観光案内所がありますよね?
ここで、今回の旅行のもう一つの目的を果たそうと考えたからです。
その目的とは、この地方の特産である「八色西瓜」を購入すること。
ひと月ほど前に津南の露店のおじさんに尋ねた時は、もう少ししないと出荷されないよと言われたのですが、それから少し時間が経ち過ぎてしまったかも。まだ入手できるといいけれど・・・。

へ〜、六日町って棟方志功と縁があるんですね〜。

ところで結論から言うと、八色西瓜については、もうシーズンも終盤なので、現在出回っているものしかないだろうとのこと。
農家さんがやっている、いわゆる露店ならば収穫されたものが販売されているかもしれないけれど、さすがにその情報までは持ち合わせているはずもなく、道すがらにそのような露店があったら寄ってみるしかないでしょうとのことでした。
今年は西瓜、買えないかな?

六日町駅には駅ビル・・・とは言わないか、駅直結の商業施設があり、中にスーパーや産直売り場が入っているので、もしかしたらここでまだ八色西瓜を売っているかもと思い、ちょっと覗いてみる事に。
そうしたら、幸いな事にまだ八色西瓜が売られていました!
ちゃんと「八色西瓜」のブランドです。紛らわしいですが、八色西瓜とならんで「八色地方で採れたスイカ」みたいな売り方をされているスイカもあるので、きちんと確認しないと危険です。別にブランド志向というわけではありませんが、ブランドにはそれなりの保証がありますもんね。
とりあえず丸ごとを一つ買い、それからパラパラとちょっとしたものもついでに買ってスーパーを出ます。

これで六日町を訪れた目的はすべて達成されました(笑)

この頃になると、時刻はだいたい13時。さすがにそろそろお腹の空き具合も厳しくなってきます。
この辺りは米どころとして有名ですが、その他にも実はまいたけが有名です。だって、雪国まいたけはこの辺りですからね〜。
そして六日町にはこの雪国まいたけのレストランがあるのです。
というわけで、今日のお昼は雪国まいたけに決定!

関越道の六日町ICすぐそばに雪国まいたけのレストランがあります。

その名も、レストラン雪国!(笑)
もちろんメインメニューは、まいたけです!

シーズンごとなのかはわかりませんが、結構メニューの入れ替えが激しいらしく、少し前(と言っても、もう数年前ですが)に僕の家族が来たときに食べたメニューはもうなくなって、別のメニューが登場しているとのこと。
そんな中、僕がチョイスしたのはまいたけ丼。ご飯の上にまいたけの天ぷらがのった、要するに天丼ですね。

ご飯の上に、大きなまいたけ天ぷらが4つ。ちょっとご飯とのバランスが取れていないような気がします・・・(^_^;;

セットになっていたサラダの器がちょっと可愛い(笑)雪国まいたけのキャラクターがプリントされてる〜(笑)

天ぷらはサクサクで美味しかったのですが、この歳になるとこのサイズの(そしてこの個数の)揚げ物はなかなかに厳しいかも。
小丼もあったので、そっちにすればよかったかな〜とちょっとだけ後悔・・・orz
でも、ちゃんと完食できたのはまいたけもお米も美味しかったから(もちろんお米はコシヒカリです!)。
六日町方面にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。ホント、関越道六日町IC出てすぐですから!

登記手続きという第一目的をクリアし、旅行の目的であった八色西瓜もクリアできたので、今日はこの後の予定は何も決まってません。さてどうしたものでしょう?

せっかく六日町まで来ているので(この辺りでは六日町が一番大きな町です)、レストラン雪国の真向かいにある、巨大モールのイオンに立ち寄って、ブックオフをぶらついたり、31でアイスを買って食べたりしながらノーンビリ過ごします。
ずっと懸案だった件が一つ片付いて少しほっとした事もあって、31のアイスがいつも以上に美味しい!(笑)
ちなみにこの日が真夏の雪だるま大作戦の最終日でした!

雪国まいたけ周辺から八海山(?)を望む。
東京はもう十数日曇天が続いているそうですが、こちらは雲は多いものの青空も覗き、とても快適♪
雷注意報は出ているそうですが、雨の心配はなさそうです。

時折差し込む強い日差しのおかげでアイスの冷たさを心行くまで堪能したら、いよいよイオンモールを出発して三国街道を苗場方面に戻ります。
なお、レストラン雪国から運転は家族に交代して、フリードハイブリッドの後部座席でうたた寝させてもらいました。
僕は寝ていたので知りませんでしたが、家族は途中で塩沢に立ち寄って、名物のハッカ糖を買ったようです。
塩沢を出たらそのまま三国街道を南進して越後湯沢に入り、いつも立ち寄るスーパー「NOGUCHI」で今日の晩酌のおつまみ等を購入します。
このスーパー「NOGUCHI」は苗場に来るたびに買い物に寄るので、本当はポイントカードを作ってしまった方がいいのでしょうけれど、ポイントカードを作るとそのお店に行かなくなることが結構あって、未だにここのポイントカードを作らずにいます。
そして今回、六日町ララ(六日町駅に隣接のショッピングセンター)がうちの買い物ストライクゾーンだったこともあって、もしかしたら今後の買い物は六日町まで足を延ばすことになっちゃうかも・・・?

って、まぁそれは余談ですが(笑)

こうして充実した1日を過ごすことができた満足感を持って無事に苗場の部屋に戻ってきました。
今日は昨日とは反対に、少し早めの夕食(晩酌)となったのでした。

さて、明日は何をしよう

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